ジェッド

Last-modified: 2016-01-19 (火) 02:55:21

ジェッド

ミリガディアの幼きスラム王。その不可思議な力はすべてを支配する。
ミリガディア王国のスラムで暮らす少年で、因果に干渉し現実を改変する能力を持つ特殊能力者。
その能力故、公式ではスラム王、または盗賊王と呼称されることもある。
性格は、一言で言うと、小生意気な少年といったところ。
ジェッドは自分が「負ける」という現実を「改変」できるため、どんなことがあろうとも自分の勝利は揺るがないという信念をもっている。
(もちろん他にも強力なヘラルドがそろっているのでそんなことは全くないのだが)
また、スラムで貧しい暮らしていたせいか、食べるものに執着する面があり、公式でも彼の趣味は「大食い」と設定されている。

 

性能は一言でいうとトリックスター。全体のステータスは他のキャラクターより低めに設定されているが、手札奪取、対戦相手の攻撃力の緩和、奪った手札による反撃攻撃など、それを補ってありあまる性能を持っている。
ただし確率に左右される面も大きいので、うっかり防御に失敗して事故死するのもご愛嬌、そこはアンライトである。

 

ノーマルカードでは「因果の糸」「因果の輪」「因果の刻」などで相手の攻撃力を削り反撃する、後攻が有利に働くディフェンダーとして使用する面が多くなるだろうが、
唯一の攻撃スキル「因果の幻」を習得後は、先攻でアタッカーとして動くことも可能になる。また各技の発動条件が優しいためデュエルでも活躍できる。

 

R3から使える「EX因果の輪」は対戦相手の手札の回転率がランダムから100%に変更されるため、
クエストにおけるCPUの大半の敵の攻撃を無効化することができるのは注目すべき点といえるだろう。
(終盤の敵はジェッド対策のためなのか、アクションカードをわざわざ上下逆に出してくる敵も出現するようになった為、必ず勝てるとは言えなくなった)
R4から使用可能な「EX因果の刻」は特殊8という大量の特殊カードを要求されるが、相手の提出した攻撃アクションカードに加え、自分が提出した防御アクションカードも手元に回収することが可能となるため、大量のHPを持つ協力なボス戦、レイド戦などでは彼の力は非常に頼りになるものとなる。育成は大変だが持っておいて損はないカードとなるだろう。

 

入手は、MoonLandの「夜歩く影の道」から入手可能。
クエスト・デュエル共に有力なキャラクターなので、可能であれば早めに入手して育成をおきたいキャラクターの一人である。

 

因果の糸

MOV/全/特1↑
相手の手札を1枚奪う

  • 移動フェイズで相手のカードを1枚奪うことができるスキル。移動フェイズに特殊1だけで発動可能なため、積極的に使用していきたい。
  • また、デュエル開始時のカードはイベントカードを含め6枚しかないため、その相手のカードをいきなり1枚奪うだけで、相手の技の発動を事前に防ぐことも可能。

Ex因果の糸

MOV/全/特3↑
相手の手札を2枚奪う

  • EX化すると、移動フェイズで奪えるカードの数が2枚に上昇する。条件は特3と難化しているため、これを出してしまうと、因果の輪、因果の刻の特殊カードが確保できない面もでてくるが、それでもいきなり2枚カードを奪えるメリットは大きい。
     

因果の輪

DEF/全/特2↑
相手のドロップカードの上下をランダムで入れ替える

  • 通称「くるくる」。あくまでランダムなため、全く回転せず相手の攻撃をもろに受けてしまう場合もあるが、うまくいけば相手の必殺技を無効化、運がよければ全カードが逆さになるため、攻撃力を0にすることも可能という、運に左右されやすい技。
  • しかし、ジェッドと対戦してこの技に苦しめられた導き手は多いだろう。

Ex因果の輪

DEF/全/特4↑
相手のドロップカードの上下を全て逆にする

  • EX化する前と比べ条件は重くなり、ランダムで入れ替えが100%入れ替えになったため、ジェッドR3以上を使用した場合、対戦相手は回転させられても攻撃できるように、あらかじめ半分のカードを逆に提出してくる場合が多い。
    これによって因果の輪とは違って、技発動や攻撃力0を狙うことが難しくなっている。
  • ただし、こちらにEX因果の輪の手札がなくても、相手側はEX因果の輪を意識したカードの提出を行ってくる場合が多いため、こちらがEX因果の輪の発動ができなくても、相手の攻撃を半減できるというメリットもある。
     

因果の刻

DEF/全/特4↑
ダメージ計算後、相手の使用したカードを手札に加える

  • 手札に加えたあとは自分の攻撃に使用できるため、ジェッドは基本的には後攻が有利なキャラとされる所以となる技。
  • なおダメージ計算後、ジェッドが死亡した場合でも因果の刻は発動するので、次のキャラの攻撃につなげることは可能。
    (ただし相手に所持している手札はバレていることを念頭におかなければならない)

Ex因果の刻

DEF/全/特8↑
ダメージ計算後、相手と自分の使用したカードを手札に加える

  • 自分のカードも回収できるようになったため、盾カードも心おきなく防御に使用できるようになった。
  • EX因果の輪と必然的に同時発動となるため、相手の攻撃力を半減させつつ、盾カードも思う存分使用できるため、防御性能が大幅にアップし、次につなげる攻撃力も大幅にあがったといっていいだろう。
    また、その性質から、一度条件を整えれば、理論上、毎ターン技EX因果の刻を使い続けることができる。
  • ただし必要となる特殊は8と、ヴォランドの「ジ・ワン・アボヴ・オール」の特9に次いで多い。
    やたらめったら出せる技ではないので、イベントカードでの調整や、時にはハッタリが必要となってくる扱いの難しい技である。
     

因果の幻

ATK/全/移1↑
ATK+4
ダイスを2回振って良いほうの結果が選ばれる

  • 攻撃補正こそ微々たるものだが、2回振ることにより、ダイス事故の確率は大幅に減り、運がよければダイス暴投も期待できる技。
    この技を習得することにより、ジェッドの弱点の一つである火力不足が緩和されることになる。
  • また、この技は発動条件が非常に軽く、特殊カードを必要としないため、特殊カードがないときに、移動フェイズで因果の糸を発動すると見せかけて、イニシアチブとりにいき、やられる前に殴る、という選択肢も増えてくる。

Ex因果の幻

ATK/全/特2↑移1↑
ATK+14
ダイスを2回振って良いほうの結果が選ばれる

  • ただでさえ大量に特殊カードを使用するジェッドだが、ここにきてEX因果の幻にも特殊カードを要求するようになった。(特殊カード大食いっぷりはさすがである)
  • ただしかわりに攻撃力も大幅上昇したため、ダイス暴投のロマンはさらに増えたといったところだろう。
    そのため、EX因果の刻が発動できなくても、安定して20~30代の攻撃力を叩き出せるのがこの技の特徴である。
 

イベントカード

  • ジェッドに装備するイベントカードはR3までは特1~3、もしくは移動1~2がおススメ。
  • R4以上は可能な限り高数値の特殊カードを装備し、チャンス3、移動2も可能ならば装備したいところ。
    限られた手札の枚数の中で特殊8をそろえていかなければならないため、特殊1などの低数値の特殊カードはかえって邪魔になるケースもある。
  • R2あたりまではジェッドは本人のコストもさほどでなく、技の条件も軽めのため、コストなしのイベントカードでも十分な働きをしてくれる小回りのきくキャラとなるが、R4以上は、本人のコストより、技に使用するための特殊イベカのコストが大変かさむようになる。
    (ちなみに特殊2~3のコストは1、特殊4~5のコストは2である)
    ジェッドR4以上の対人デュエルでの運用が難しいのはこの点にあるのだろう。
 

運用と欠点

ジェッドは素のHPが低めに設定されているため、固定ダメージだけで簡単に削りとられてしまう。
また、攻撃フェイズ以外でダメージを与えてくる敵に極端に弱い。
(例:アーチボルトのランドマイン、コッブのベガーズバンケット等)
また、回転した結果も攻撃力が同じになる単色カードの攻撃は因果の輪でも防げない点も欠点となる。

ジェッドの強みの一つである移動フェイズで手札を奪う「因果の糸」が通用しない相手も苦手。
(例:コッブのアシッドイーター、ヴォランドのザ・ギャザラー等)
Rのレベルが上がってくるにつれ、弱点のひとつであるHPの低さは緩和され、固定ダメージに対する耐性もあがるが、反面、大量の特殊カードを必要としてくるため、ハンデス系や手札奪取系の技に弱くなってくる。
(例:クレーニヒの狂気の眼窩、クーンの汚濁の嘆き、グリュンワルドの精神力吸収等)
また、R4以上は必然的に高コストでの運用になるため、そもそもクイックマッチでは対戦相手がみつからない、という事態もありえる。

しかし、レアカードはコストを問わないクエストやレイドでは大きな戦力になるし、ノーマルカードは技の発動条件が軽い故にトップバッターとして優秀な性能を誇るため、デュエルでも存分に仕事をしてくれるだろう。
状況に応じてノーマルカード、レアカードを是非使い分けていってほしい。#br