ユーリカ

Last-modified: 2016-01-29 (金) 08:46:52

ユーリカ

機械的な修道女。ミリガディア王国の大君に仕える。その美しさと信心深さから、彼女の信奉者も多い。
……というのは世間を騙す表の顔。その正体は超人組織所属の工作員である。機械的というか実際その肉体は機械でできているらしい。道理で重いはずだ(プロフィールの体重が100kg)。
ちなみに骨肉の潰れる音や断末魔が大好きなグロ愛好家。見るのも好きだが自分でやるのも好き。どれくらい好きかと言うと、星幽界初期の記憶喪失状態でも魔物達の死に様に興奮するくらい。ハロウィンイベント2015では恨まれたり憎まれたりする快感に目覚めたとかなんとか。とんだシスターもいたものである。
さらにちなみに、趣味は武器の手入れ。ハンマーに付いた血を拭きながら、その時倒した敵の断末魔を思い出して悦に入ったりしているのだろうか。とんだシスターもいたものである。

 

その強さはL4までとL5からで大きく変わる。コストも初期キャラ並みに低い15から23に跳ね上がる。
L4は至極単純な低コスト戦闘員。3倍数ダメージを無効化したり自分を回復したりしながら、ソードダンス無しのアベル程度の火力で戦う。コストに比してタフだったり状態異常を1軽減させたりするが、地味で正直あまりパッとしない。
だがそんなお淑やかさこそが人を騙す手口だったのである! とばかりにL5からは著しく凶暴化。基本的なところは一切変わらないが、L5から使い始めるオーバードライブが猛威を振るう。
オーバードライブを発動すると既存のスキルが一度だけ強化版になる。加えて専用の状態異常「臨界」で基礎ステータスを段階毎に増していく。最終的には臨界を突破して、レッドグレイヴの「混沌」と同じ攻防二倍状態で1ターンだけ大暴れ。その後は振り出しに戻り、また「臨界」を積み上げていく、という戦法を取る。
ただ、強いか弱いかで言えば間違いなく強いキャラなのだが、使用率はあまり高くない。動きが堅実、悪く言えば単調だからであろうか。ヴィルヘルムあたりに対するメタキャラでもあるので、そういったキャラが流行ると対策として出番が増える(ついでに普通に強いのでしばらく愛用される)が、尖った部分があまりないので段々と使用率が落ちていく。まるで株価のようだ。

 

常に無表情な美人であるが、その顔は虫けらを見るような冷たさだと評判。黒髪ロングでパッツンヘアー、更にはシスター服というのも相まって、案の定その手の嗜好の人には大人気らしい。
また、超人組織でありながら同じ所属のはずの首領同僚とは何故か相性が悪い事もネタとして一役買っている。しかも向こうからすると都合が悪いがユーリカからすると何の問題もないあたりも美味しいポイント。
クランプス2015のシナリオでは最後の方にちょっとだけ登場した。ファンの期待通り(?)上司相手でもさらっと毒を吐く姿は必見である。

 

奸侫の鉄槌

ATK/近・中/剣2↑特1↑
ATK+5
相手の状態異常を1ターン減少させる (L4はここまで)
オーバードライブ時、2ターン減少、更に攻撃力を+5、攻撃成功時「臨界」+0~2

  • 唯一のATKスキル。これのみだと火力はそこそこ。
  • 状態異常を1ターン減らすという特殊な効果を持つ。相手の強化系異常には有効だが、弱体化系異常を解消させてしまう恐れがある。もちろん、状態異常が関係ない戦いだとまったく意味がない。
    • 相手が「自壊」状態だとかなり強い効果に化ける。自力だと無理な使用法なのでカレンベルク等と連携させよう。
    • 「不死」を半ば無視できるのは大きなアドバンテージ。不死を武器に戦うキャラクターにとっては厄介な技になるだろう。具体的にはヴィルヘルム。
  • オーバードライブ発動時はATK+10の高火力技になる。
  • 奸侫の読みは「かんねい」。意味は「邪悪」とか「不道徳」とか、とにかく『邪』な事を指す。
     

不善なる信仰

DEF/近・中/盾3↑
DEF+3
3の倍数のダメージを無効化する
オーバードライブ時、2の倍数のダメージを無効化し、防御成功時「臨界」+0~2

  • THE・鉄壁。盾3という簡潔な条件もさることながら、第二効果が非常に強い。ただしDEF補正自体は低いので過信してはいけない。
    • 単なる肉盾が欲しい場合、これ一つで採用してもいいくらいの優良スキル。
  • オーバードライブ時は2の倍数を無効化するようになる。注意点は3の倍数無効化をしてくれなくなること。
    • 実はこれも強力なヴィルヘルム殺し。彼の「魂魄の贄」は相手の最大HPから自身の出目の二倍を引いた数値をダメージとして与える技だが、これは相手の最大HPが奇数なら奇数・偶数なら偶数ダメージを与えるという仕組みになっている(出目の二倍=偶数であるため)。そしてユーリカL5の最大HPは12であるため、魂魄の贄を食らうとそのダメージは偶数(2の倍数)で固定される。つまり最大HPが偶数のユーリカが使う強化状態の不善なる信仰は、魂魄の贄から絶対にダメージを受けないのである(逆に言うと最大HPが奇数だと絶対に防げなくなる)。
       

曲悪の安寧

DEF/遠/特1↑盾3↑
DEF+6
自身のHP2回復
オーバードライブ時、パーティ全員を2回復し、「臨界」を-1

  • THE・不死身。高いDEF補正と同時にHPを回復する。単純ながら強力なスキルである。
  • オーバードライブ時はなんと、回復対象が自身を含めたパーティ全体になる。デメリットとして臨界が1減るが、それが致命的な欠点となる状況は少ないだろう。
  • 曲悪とは、やっぱり邪悪な事を指す。
     

オーバードライブ

MOV/全/特1↑
「臨界」+1
既に「臨界」が3のとき自身を「封印」(1ターン)、そのターンの攻撃・防御力を2倍にし、ターン終了時に全状態異常を解除

  • 邪悪シスター・ユーリカさんが活動を始める合図。各種スキルを初めに使った一つだけ強化版にする。また臨界を一つだけ進行させる。
  • 臨界は最大で三段階目まで進行する。段階を追うごとにATKとDEFが強化されていく。一段階目で+1、二段階目で+2、三段階目で+5。
  • 臨界が最大の3である時、ターミネーチャンとしての力が開放されATK・DEFが二倍になる。代償として封印状態になってしまうが、臨界3の+5補正は残っているためスキルが使えなくても問題無い。終了時に状態異常が解消され臨界も0に戻ってしまうが、麻痺やら自壊やらも快復するのでメリットにもなる。
    • 一応『聖水』を使う事で攻防二倍のままスキルを使えるようになる。しかし、同時に「臨界」の+補正を失い、攻防共に10も数値が下がってしまうので旨味は少ない。どうしてもスキルの追加効果部分が欲しい時は選択肢に入るだろうか(レアケースだけども)。
       

イベントカード

レベル問わず盾3が大活躍する。ユーリカのタフさに価値を見出すならほぼ一択だろう。
L5以降は特1積みも大安定。防御技を確実に発動とはいかないが、毎ターンオーバードライブが確定発動するのは相手からすれば恐怖だ。
他キャラとの兼ね合いで盾や特積みが難しいならば剣3も候補に上がる。
ユーリカの都合だけ考えるなら聖水の重要度は低い。オーバードライブ最終段階に状態異常解消効果が付いているからだ。つまり特殊1を入れて少しでも早く、そして多くオーバードライブを発動させる方が効率が良い。

 

組み合わせキャラクター

連携を組むという意味なら状態異常「自壊」を活用する者との相性が良い。ずばりカレンベルクウォーケンである。亜種ではドニタノエラ、変わり種ではルートあたりも候補だが、そのメンツなら普通の殴り合いの方が向いている。

 

イベントカードの互換性で言うとC.C.オウラン?マルセウスレッドグレイヴ等が遠距離戦に対応していて組みやすい。全距離型のグリュンワルドヴォランドあたりも悪くないだろう。インファイトに寄るならコッブリーズが安定する。

 

同組織のクロヴィスとは噛み合わない部分もあるが、そこまで相性が悪い訳ではない。彼の「正鵠」は消したくなる事も(稀だが)ある。攻防共に優れた近接型と遠隔型で安定感のあるコンビだ。
一方でギュスターヴとはかなり相性が悪い。得意距離の被りはまだいいが、そこで全力戦闘しようとするとギュスターヴ(上司)の長所をユーリカ(部下)が邪魔してしまう。詛呪の効果自体はタフなユーリカと非常に相性が良いはずなんだけどなあ。