ビアギッテ

Last-modified: 2016-11-11 (金) 11:50:34

ビアギッテ

永遠の命を持っているという、美しき闇の支配者。美を希求する悪魔クーンを従え裏社会で暗躍する。
異名のFemme Fatale(ファム・ファタル)は『運命の女』あるいは『破滅させる魔性の女』の意。その名に違わず、ほとんどがナイスバディなアンライト女性陣大人組の中でも一際色香を振りまいている危険なお方。各種イラストやカットインにはセクシーながらどこか残酷さが漂っている。
なお、趣味はぬいぐるみ集め。

 

とても極端なステータスをしており、ATKが非常に高い代わりHP・DEF共に最低クラス。L5時点でHP7・ATK13・DEF4である。当然キャラの方向性も攻撃偏重で防御は苦手なものとなっている。
その圧倒的な攻撃力を活かした二つの必殺技、死にやすさを逆利用した防御技、ただでさえ少ないHPを削りながら手札を差し引き三枚増やすドロー技を使う。

 

ドロー&トドメ役として優秀で、先鋒や次鋒として時折現れながら相手をかき乱したり痛烈な一撃を与えるのに適している。反面、打たれ弱すぎるので戦場に常駐したり大将として動かすのは向いていない。
表に出すタイミングさえ間違えなければ扱いやすい。攻撃力の高さやドロー能力の便利さもあり運用難度は低め。最初のうちはドローさせているだけでも十分仕事をこなせる。運用に慣れてきたら攻撃させたり、防御するときどれくらいの攻撃までなら耐えられるか感覚を掴んでいこう。

 

余談。アレクサンドル等で自動マッチングをしたとき一定時間経過するとNPCとのデュエルになるが、その中にはビアギッテを主とするパーティが含まれている。そのデッキ名は"沈魚落雁閉月羞花"。
これは中国に伝わる四大美人を称える言葉で、それぞれ女性のあまりの美しさに圧倒され、魚は水底に沈み、雁は地に落ち、月は雲間に閉ざされて、花は羞恥に萎れた、という逸話が元になっている。それを独り占めするとは、ビアッギテはどれだけ美人だというのだろうか。

 

無縫天衣

MOV/全/無1↑移0=
HP-3
カードを4枚ドローする

  • HPと引き換えに手札を増やすドロースキル。
  • 同じく四枚ドローできるベリンダメリーに比べて優れているところは以下の三つ。
    • 相手のHPに関わらず最大枚数引けること。(ベリンダ比)
    • 全距離で発動可能なこと。(メリー比)
    • 条件が無1↑と軽く、常に差し引き三枚手札を増やせること。
  • 反対に劣っているところは以下の二つ。
    • ダメージを受けること。
    • 移動を提出できないこと。
  • ダメージを受けるタイミングは各種移動行動、つまりステイよりも前。HP3のときステイしながら無縫天衣すると、HPが回復する前に3ダメージ受けて死亡してしまう。
  • ダメージは基本的にデメリットだが逆利用するテクニックも存在する。
    • カードを引きながらわざと死亡して、別のキャラに多量の手札を持たせたまま、安全に移動フェイズを迎えさせる。別の言い方をすると攻撃&防御フェイズを1ターン分スキップさせる。
    • ぎりぎりまでHPを減らして往生極楽(後述)を成功させやすくする。
  • 移動0という条件のため先攻を取りづらいが、特殊を使用すると光彩陸離(後述)も同時に発動し移動力1を得られる。

Ex無縫天衣

MOV/全/無1↑無1↑移0=
HP-3,カードを5枚ドローする

  • 提出枚数が1枚増えた代わりにドロー枚数が1枚増える。移動の提出条件が変わらないため、一見価値は薄いように見える。
  • のだが、ビアギッテは中遠距離で高火力を出すキャラである。ブラフとしてカードを多めに提出することで相手にとってのプレッシャーになるのだ、故にブラフをしてたらカードドロー枚数が1枚増えた。くらいの気持ちである。
  • ブラフをしないとしてもドローするアクションカード5~7枚の全てが使えるなんてこともほぼほぼないので、いらないカードを捨てる感覚で発動しよう。エヴァリストと違いHP減少のデメリットがああるので無理に発動することはない。
     

光彩陸離

MOV/全/特1↑
移動力+1
この移動で相手の移動力を上回ったとき、対戦相手を最もHPの低いキャラへ強制的にキャラチェンジさせる

  • 移動力増強かつ強制キャラチェンジスキル。移動力が相手のものを1でも上回れば強制キャラチェンジ効果が発生する。
  • 強制キャラチェンジの例に漏れず相手の前進・後退・ステイはキャンセルされる。
  • 引っ張ってこられるのは現在HPが最も低いキャラに限定される。言い方を変えると、最も死亡させやすいキャラを表に引っ張り出す。ここが味噌である。
    • 後述する転生輪廻は相手にトドメを刺したとき真価を発揮する。つまり光彩陸離で倒しやすいキャラを表に出し転生輪廻で仕留める、というのがこのスキルの狙い所。
    • ビアギッテ単体だけでなく、他のトドメを刺しやすいキャラとの連携に使うのも良い。例としては各種直接ダメージキャラやヴォランド等の先攻で強力な攻撃手段を持つキャラ。
  • 移動カードを出した分だけ強制キャラチェンジは狙いやすくなる。一方、特殊のみで発動すると無縫天衣の効果も得られる。
    • 相手が移動0のときに特殊1だけ提出して無縫天衣と光彩陸離の同時発動を決められると大変有利。併せてステイも出来ていると尚良し。

Ex光彩陸離

MOV/全/特2↑
移動力+2,この移動で相手の移動力を上回ったとき、対戦相手を最もHPの低いキャラへ強制的にキャラチェンジさせる

  • 条件が僅かに重くなったことを引き換えに移動力が+2に強化された。毎ターン発動は少々難しくなったが、ビアギッテで相手を倒すというコンセプトで動く場合はかなりの殺傷力を発揮するようになる。
    発動自体にデメリットはないので可能な限りは発動したい。なお、このスキルを発動するとほぼ確実に中距離は取れないので注意が必要。
 

転生輪廻

ATK/中・遠/剣3↑銃3↑
ATK+6
この戦闘で対戦相手が死亡したとき、対戦相手の最大手札を1枚減らす

  • そこそこの補正だが、ビアギッテは素のATKが高い。L5だと最低条件での使用でもその攻撃力は21に及ぶ。武器や銃カードでどんどん火力を高めよう。
  • このスキルで相手にトドメを刺すと、相手の最大手札減少効果が発生する。普通ならキャラが倒れたとき最大手札は1枚増えるのだが、このスキルの効果によって1枚減りもするため、結局最大手札は増減せず現状維持のままとなる。
    • キャラが死亡しても最大手札が増えないというのは単純に辛い。しかし最も辛いのは、最大手札が増えてから戦うこと前提のキャラを使っていたときだ。例えばメレンディノ等は致命的な痛手を被るだろう。そうでなくてもマルセウスコッブのように重い技条件を持つキャラは苦戦必至となる。
  • 強力な攻撃技であるが、ビアギッテ自体の脆さを忘れてはいけない。ビアギッテで攻めるときは原則先攻である。光彩陸離で先攻を狙いつつ、常にキャラチェンジで逃げることも考えておこう。
 

往生極楽

DEF/近・中/特3↑盾3↑
この戦闘で自身のHPが0以下になったとき、対戦相手のHPを0にする

  • 自分が死ぬとき相手も道連れにする防御スキル。そのコンセプト上、当然ながらDEF補正はない。……防御?
  • 相手のHPが1だろうが15だろうが0にする。レベルやコストにどれだけ差があろうが0にする。いわゆる即死技の一つで、受け身なタイプである。
  • ビアギッテ自体が死にやすいのでこれ(防御失敗でスキル成立)を狙うのは比較的容易。問題点は以下の二つ。
    • テキストの書き方だと誤解しやすいがダイスダメージによる死亡のみが対象となる。直接ダメージでHPが0以下になった場合は道連れにできない。
    • 遠距離では発動できない。遠距離を主戦場とするビアギッテとはこの点でやや不一致。死に掛けのビアギッテが全力で近距離に寄ろうものなら、往生極楽を目論んでいることなどバレバレだ。
      • まあ素のATKが高いビアギッテは近距離での殴りも普通に痛いので、相手としては往生極楽が待っていると分かっていても殴るしかない場合が多いのだが。
      • あるいは、相手が表のキャラを死なせたがらず、往生極楽のある近中距離では攻撃してこないと読んだなら、近寄って往生極楽のフェイントを掛けるのは有効な手段となる。運が良ければビアギッテの延命ができるだろう。
 

イベントカード

特殊か銃が基本。
特殊は、光彩陸離を発動させれば移動力が+1されるので、実質移動1を積んだ場合と同様のスピードアップを狙える。無縫天衣と光彩陸離を確定で同時発動できる点も素晴らしい。往生極楽の手助けにもなるだろう。
銃は火力および転生輪廻の発動率アップが主な目的。特殊と比較すると先手は取りづらくなるものの、安定した攻撃力を得られるのが魅力。キャラチェンジを多用するタイプにおすすめである。

 

一番向かないのは盾。
元々の防御が薄すぎるので多少盾を増やした所で焼け石に水だ。完全にドローと往生極楽させるだけのつもりなら、他のメインにするキャラ次第ではないでもない選択だが。なんにしろビアギッテ単体で見たときは使いづらいイベントカードである。

 

組み合わせキャラクター

高火力アタッカーとしても高性能ドローとしても使いやすいため使い道には困らない。

 

ドロー性能を当てにするつもりならビアギッテはサポート的なポジションとなる。シェリのような手札枚数が多いほど強くなるキャラ、アベルのような難しいスキル条件のあるキャラ、アスラのような手札次第では一撃必殺も可能なキャラと組ませて強力な攻撃を繰り出そう。
ドローの自傷で弱ったら往生極楽や自決ドローで最期まで貢献できると素晴らしい。
リュカと組ませるとHPを回復してもらって無縫天衣の回数を増やしたり、無縫天衣でHPを減らしながら夢幻の弾になれたりと良い仕事をする。

 

転生輪廻のトドメ効果を狙ってアタッカー運用をするつもりなら、弱った相手の用意とビアギッテの脆さを補うキャラが必要となる。
相手を弱らせるのはビアギッテ自身でも良いのだが、確実さを増すなら別のキャラにお膳立てしてもらった方が良い。
コッブブロウニングアリアーヌフロレンスといった全体攻撃持ちが第一候補。
アスラで倒さないように傷付けながら烈風で無傷のキャラを表に出すのも良い。似たような挙動ではクロヴィスなんかも候補になる。
非常にリスキーだが、ネネムの高火力で適度に殴り頃合いを見てひみつのお薬、というのも成功さえすれば強い動き。同様にビアギッテとネネムの要素を併せ持つノエラも好相性。

 

関連キャラクターであるカレンベルククーンは、どちらも攻撃力頼み(ビアギッテ)では倒せないキャラを倒す事をコンセプトとしている。
カレンベルクは自壊という状態異常による即死と、回復を伴う高い防御力が持ち味。
クーンは攻防低下の状態異常とイベントカードへの妨害、デッキの枚数により出せる即死級の直接ダメ―ジが持ち味。
難点はどちらも近距離ではほぼ無力なところ。仮にビアギッテ、クーン、カレンベルクで組んだ場合、遠距離での戦闘能力は非常に高いが近距離では無残に蹂躙される超尖ったパーティとなる。