Tier 2 イタリア 軽戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 30/15/15 |
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最高速度(km/h) | 42.3 |
本体価格(シルバー) | 3,800 |
派生元車輌 | Fiat 3000 |
パッケージ
┏ | M15/42 E:1,275 S:45,400 | |||||
L6/40 E:270 S:3,800 | ━ | L6/40 MOD 42 E:195 S:1,520 | ━ | L6/40 CAL.20 MOD 44 E:345 S:4,420 | ┛ |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
L6/40 | SPA 18VT v2 | Cannone da 37/40 | L6/40 | L6/40 | 170 | R.F. 1.C.A. | |
70 | 52 | 30/15/15 | 310 | ||||
10.20 | 42 | 320 | |||||
L6/40 mod 42 | SPA ABM 2 | Cannone da 37/40 | L6/40 mod.44 | L6/40 | 170 | R.F. 1.C.A. | |
108 | 56 | 30/15/15 | 310 | ||||
15.55 | 42 | 320 | |||||
L6/40 cal.20 mod 44 | SPA ABM 2 | Mitragliera Breda cal. 20 mod. 35 | L6/40 mod.44 | L6/40 | 170 | R.F. 1.C.A. | |
108 | 56 | 30/15/15 | 310 | ||||
15.61 | 42 | 320 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
Cannone da 37/40 | AP AP HE | 7 3G 9 | 39 60 18 | 40 40 45 | 24 | DPM | 2 | 0.42 | 68 | +20 -12 | |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 [装填時間:単] [装填時間:倉] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
Mitragliera Breda cal. 20 mod. 35 | AP AP | 3 400 | 38 49 | 11 11 | 発射速度 単[装填時間] 倉[装填時間] | DPM | 1.60 | 0.47 | 300 [12×25] | +20 -12 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
俯角は12度と優秀で十分な地形対応力を持つ。- Cannone da 37/40
初期砲。
Fiat 3000の最終砲。
精度、貫通力は最終砲より優れているが、低弾速で動く目標には当てにくく、DPMも低い。 - Mitragliera Breda cal. 20 mod. 35
最終砲。
1トリガー3発×4セット、計12発の機関砲。
Tier2車輌としては通常APの貫通力が高く、弾倉火力もそこそこ。
精度やDPMも良好で、相手を選べば非常に強い。
ただし、強化APの貫通力の伸びが悪いため、格上や重装甲車輌は他の機関砲以上に苦手。
- Cannone da 37/40
- 装甲
- 車体
前面30mmあり、車体下部が10mm程度で弱点になる。
その他の部分は傾斜も相まって実質装甲は30mm前後となっている。 - 砲塔
前面30mmの装甲があるためハルダウンの体勢を取れば同格の弾を弾く場合もある。
- 車体
- 機動性
初期はわりともっさり気味。SPA ABM 2になればそれなり。
旋回速度はかなり優秀。
- 総論
史実
L6/40(Carro Armato L6/40)は第二次世界大戦中にイタリア陸軍で運用された軽戦車である。
1941年から1942年末までに283輌が生産された。
1930年代、イタリアはL3豆戦車を開発、量産して装甲部隊の基礎を築いたが、無砲塔・軽装甲・弱武装のL3は偵察用としても力不足なのが30年代末にすでに明らかであった。
フィアット・アンサルド社ではL3を拡大発展させた輸出用戦車として1936年より5t軽戦車を試作していた。
最初の試作車は無砲塔で車体左側に37mm砲を搭載、2つ目の試作車は車体の37mm砲に加えて小砲塔に8mm機銃を連装で搭載、3つ目の試作車は砲塔に37mm砲を備えていた。
この5t軽戦車試作3号車が原型となり、L6軽戦車が開発された。
L6の車体の基本的デザインは砲塔を持つほかはほぼL3豆戦車のままだが、足回りは機構を一新、転輪2個のボギー2組を長大なスイングアームを介してトーションバー・サスペンションで懸架した。
接地長を稼ぐため、後部誘導輪も接地する型式であった。
L6に先だって採用されたM11/39中戦車の足回りはリーフスプリング型式で、その後も量産されたイタリア製中戦車・重戦車はすべて同型式を踏襲したので、結果的にL6はイタリア戦車中最も特徴的な足回りを持つことになった。
試作時には武装が決まらず暫定的に砲塔にブレダM38車載機関銃を連装で搭載したが、生産型では試作車に比べ大型化した砲塔にブレダM35 20mm機関砲が搭載された。
この砲塔設計は同時期に作られたAB41装甲車にも流用された。
なお、5t軽戦車の試作と同時期の1937年にスペインの国民戦線ではL3/35を基にC.C.I. Tipo 1937(1937年型歩兵戦車)というブレダM35 20mm機関砲を旋回砲塔形式で搭載した軽戦車が試作された他、ドイツから供給されたI号戦車A型4輌が砲塔にブレダM35 20mm機関砲を搭載するよう改造されている。
L6はL3の代替として開発されたものの、生産は結局開戦後の1941年からとなり、この時にはすでに能力的に見劣りするものとなっていたため、生産は翌1942年末で打ち切られた。
その後はda 47/32自走砲用に車台のみが1943年まで生産された。
L6は主に偵察任務の騎兵師団に配備された他、ドイツ軍も対パルチザン戦に使用した。
残存した車輛はイタリア軍によって1950年代初頭まで使用された。