Tier 7 ドイツ 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 100/80/80 |
---|---|
最高速度(km/h) | 40 |
マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 |
本体価格(シルバー) | 1,390,000 |
派生元車輌 | VK 36.01 H |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期状態 | Maybach HL 210 TRM P45 | 8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | Pz.Kpfw. VI H Ausf. H1 | Pz.Kpfw. VI H Ausf. H2 | 1,400 | Fug 5 | |
650 | 24 | 100/80/80 | 310 | ||||
11.72 | 24 | 370 | |||||
10,5 cm Kw.K. L/28開発時 | Maybach HL 210 TRM P45 | 10,5 cm Kw.K. L/28 | Pz.Kpfw. VI H Ausf. H1 | Pz.Kpfw. VI H Ausf. H2 | 1,400 | FuG 5 | |
650 | 24 | 100/80/80 | 310 | ||||
11.65 | 24 | 370 | |||||
8,8 cm Kw.K. 43 L/71開発時 | Maybach HL 230 TRM P45 | 8,8 cm Kw.K. 43 L/71 | Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | 1,500 | FuG 12 | |
870 | 26 | 100/80/80 | 710 | ||||
15.25 | 23 | 380 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | AP APCR HE | 252 8G 252 | 160 220 44 | 240 240 270 | 9.52 | 2,285 | 2.30 | 0.36 | 92 | +15 -8 | |
10,5 cm Kw.K. L/28 | AP HEAT HE | 120 10G 128 | 64 104 53 | 350 350 410 | 7.50 | 3,075 | 2.30 | 0.52 | 60 | +15 -8 | |
8,8 cm Kw.K. 43 L/71 mod.vlt | AP APCR HE | 252 11G 252 | 203 237 44 | 280 280 370 | 7.69 | 2,153 | 2.50 | 0.34 | 72 | +13 -7 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier7ドイツ重戦車。
VK 36.01 (H)からの乗り換えとなる。
第二次世界大戦で戦車大国ドイツを象徴する様な車輌であり、このゲームに登場する戦車の中で最も有名な車輌の一台である。
しかし、数々の神話的活躍(10名以上の戦車長が100輌以上の敵戦車を破壊した事等)や、映画やアニメ等の創作物で見られる様な無双ぶりから、敵の弾を弾きつつ遠距離から一方的に撃破するプレイを期待して戸惑った人も多いだろう。
M4 ShermanやT-34-85ら史実で相手にしていた戦車達は軒並み格下に設定され、交戦機会の多い同格にはTigerに対抗するために作られた試作車輌や戦後戦車が揃っており、圧倒することなどは到底出来るものではない。 - 火力
アップデートにより7.5cm砲は削除され、8.8cm砲が初期砲となった。- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
初期砲であり史実砲。
L/71よりDPMは上だが、精度は落ちるので、接近戦向け。
安定して貫通できる相手には無類の強さを発揮するだろう。 - 10,5 cm Kw.K. L/28
Tire5からお馴染みの10榴。
最初のアップグレードとして開発できるが、このTier帯ではこの砲の榴弾でも敵車輌に与えられるダメージは雀の涙程度だろう。
残念ながらこのゲームに軟目標は出現しないので装備しない事をお勧めする。 - 8,8 cm Kw.K. 43 L/71
Tiger IIの史実砲であり本車の最終砲。この最終砲を搭載してからが本領発揮となる。
同Tier帯の中では貫通力、発射速度、精度に優れる。特にAP弾貫通力が203mmと素晴らしく、7.5cm砲や56口径8.8cm砲と比べて対応できる敵の幅が大きく広がる。
単発火力は280で、同格のT29(単発火力320)やIS(単発火力390)に差をつけられているが、時間帯火力が同格重戦車でもトップクラスなので手数で押し込んでいきたい。
- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
- 装甲
残念な事にVK 36.01 (H)の頃からほとんど変わっていない。
前面100mmだが、あくまで垂直のため、被弾経始による実効装甲厚の上昇はなく同Tier帯の中戦車Pantherの傾斜装甲よりも体感的に薄く感じる事になる。
砲塔は車体よりはましではあるが、それでも信頼出来るほどではないので注意。
尚、同Tier帯の装甲厚は最下位となる。
角度を変えて装甲厚を擬似的に増やす事を心掛けよう。
ただし、車体側面には全体的に弾薬庫が設置されており、側面を晒しすぎるとあっけなく誘爆して爆散してしまうので注意。 - 機動性
最高時速は40km/hとHTにしては速い程度だが、旋回はそれほど良くない。
しかしエンジン出力が高く瞬発力は意外とある。
後退速度は遅めなので飛び出し撃ちの際は気を付けよう。 - 総論
試作、戦後車輌と戦う散々な立場ではあるが、戦時中のTigerが得意とした中~遠距離からの攻撃で十分活躍が望める。
しかしそれは自身がトップTier以外の話。
自身がトップTierにもかかわらず前線に行かないとそれだけ味方に負担がかかってしまうのでそこだけは注意してもらいたい。
この辺りについてはVK 36.01(H)とはあまり変わらないので経験が活きてくるだろう。
史実
1935年、30t級陣地突破戦車として開発が始まった新型戦車は、戦局の推移の中でD.W.、D.W.2、VK 30.01、VK 36.01 (H)と規模が拡大していった。
その後ヘンシェル社、ポルシェによる試作車の設計案を提出し、実際に製作された車両は1942年4月20日のヒトラーの誕生日に、ラステンブルクにおいてヒトラーの前で比較された。この時のポルシェ案のVK 45.01(P)が有名なポルシェティーガー(正式採用にはならなかったが既に90両分の製作部品が用意されており、車体はFerdinandに改造される事になる)である。
最終的にVK 36.01 (H)を拡大し、VK 45.01(P)に搭載されていた砲塔(VK 30.01 (P)のものを拡大した砲塔)を搭載した57tの車両がPz.Kpfw.VI Tigerとして採用された。
これには事情があり、納期が非常にタイトだったことがあり、ヘンシェル社は既存の部品を集めた結果とも言われている。
第二次世界大戦中期より戦局はドイツ不利に傾いており、Pz.Kpfw.VI Tigerを装備する部隊は突破してきた敵を撃退する火消部隊の役割を担っていた。防衛作戦においては機動力がそれほど必要とされない為、圧倒的な火力の8.8cm Kwk 36L/56と100mmの前面装甲が有効に働く結果となった。またミヒャエル・ヴィットマンやオットー・カリウスなど多くのエースを輩出した。彼らの活躍により文字通り連合軍を恐怖のどん底に落としいれた。
これは、「タイガーショック」とも呼ばれ、Pz.Kpfw.VI Tigerを恐れる余りノイローゼに陥る兵士まで現れた。故に、生産数は少ないながらも世界で最も有名な戦車に数えられている。
砲塔後面の脱出ハッチでも80mmの厚さがあり、その重量はうっかり開くと閉じることが困難で、逆に傾斜した状態では開くことが出来なかった。
57tを支える足回りはトーションバーと転輪を千鳥配置で交互に並べた複合転輪を片側2列、1両で32枚使用していた。
その為、泥詰まりや攻撃を受けての損壊が多く、整備はとても大変な作業であった、転輪の位置を間違えないように番号が振られていることが多く、また、第一転輪の外側を外していた車両もよく見られる。(上図)
これに、一コマ30kgの履帯が1列97コマの物と組み合わさる。
操縦は、ハンドル式でパワーステアリングもあり、指2本でも操縦出来るのが特筆する点であるが、操縦を手荒にすると履帯が切れる、足回りが壊れるなどの弱点もある。
特に有名なエピソードとしてあげられるのが前述のミヒャエル・ヴィットマンのヴィレル・ボカージュの戦いだろう。
1944年6月13日、フランスのカーン南方の村、ヴィレル・ボカージュでイギリス陸軍第7機甲師団の先鋒とドイツ軍SS第101重戦車大隊および装甲教導師団が衝突し、ドイツ軍が勝利した戦いである。
この時のドイツ軍の戦力は戦車25台(SS第101重戦車大隊所属のPz.Kpfw.VI Tiger11両と装甲教導師団のPz.Kpfw.IV14両)に対して、イギリス軍は戦車、装甲車両を含め200両という約10倍の戦力を保有していた。
特にイギリス軍の戦力で脅威だったのはシャーマン・ファイアフライ、オードナンス QF 17ポンド砲であった。
結果はイギリス軍の隊列を分断させ、他の車両と共に挟撃しようと単独行動を行ったヴィットマンの活躍と彼を支えた装甲教導師団によりイギリス陸軍第7機甲師団の先鋒の損害は大きく機動力の要である装甲車両を失った事は致命的であったと言われる。
ヴィットマン自身の戦果はクロムウェル5両、スチュアート3両、シャーマン4両(ファイアフライ含む)、ハーフトラック10両、カーデン・ロイド・キャリア4両、スカウトカー1両である。
水を差すようであるがノルマンディー上陸作戦後のドイツ不利の戦局は変わっておらず、ヴィットマンの戦果が士気を上げる為の宣伝に使われ、「単独で戦車を30両以上撃破した」と戦果も上記と異なる結果となってしまった。
現在、第504重戦車大隊所属の砲塔番号131番のPz.Kpfw.VI Tigerがイギリスのボービントン戦車博物館に展示されているが、大規模な改修のおかげで世界でも貴重なPz.Kpfw.VI Tigerの稼働展示を見る事が出来る。
このPz.Kpfw.VI Tigerはイギリス軍の第48王立戦車連隊とチュニジアで戦ったが損傷し、搭乗員によって遺棄されたものである。
尚、稼働展示が出来るという事で2014年11月28日に日本公開の映画「Fury」でブラッド・ビット演じるウォーダディー達が搭乗する76.2mm砲を搭載した後期型M4シャーマンとの戦闘シーンに登場する。
シシリー島上陸作戦(ハスキー作戦)では、連合艦隊を相手に砲撃戦を繰り広げる珍事もあった、たたし、駆逐艦の艦砲5インチ砲(127mm)に敵うはずもなく後退したため、Pz.Kpfw.VI Tigerと米軽巡サバンナが撃ち合ったというのは、誤伝承である。
Pz.Kpfw.VI Tigerは、キューポラに専用のひさし、完全防水が施された上に渡河用の潜水キット(搭乗員は救命胴衣着用)などの専用オプション装備に加え、後方に修理部隊が随伴して砲塔用のクレーンまで用意するほど特別な戦車だった。
オットー・カリウスによれば「Pz.Kpfw.VI Tiger乗りなら誰でも一度は、片方だけの履帯で牽引されて修理部隊まで帰還する経験はしているはずだ」と述べている。
コメント
- ボトムになったらほぼ自走に一撃で吹き飛ばされますな。まぁ状況は限られるけどティア9のソ連重戦車相手じゃ側面すら絞りの遅さのせいもあるが貫通は見込めない。多vs多だと死ぬほど辛い。てか優先的に狙われて実際死ぬ。だがタイマンならクソ強い。初心者時代に色々察して経験積んでからようやくこいつに手をつけたのは正解だったと言わんばかりに色々使いづらい。さっきも言ったけど絞りが遅すぎるから射撃装置つけても攻撃がもたっとする。次まで大して長くないのが救いか分からないが使いこなせる自信がない -- 2019-08-13 (火) 23:20:01
- 頭冷えた。申し訳ない。ちなみに経験なんて偉そうに言ったけど、つまり苦行耐性のことです。でも首相ルートよりストレス感じるとは思わなかった。実際どう扱えばいいのやらさっぱりです。教えてもらえないでしょうか。 -- 2019-08-13 (火) 23:27:22
- 盾役出来るHTに引っ付いて行って、ラッシュかけられそうなときに高体力と高DPMを押し付けて数的有利を作っていく戦車。装甲なんて信じちゃダメ。HTの経験よりMTの経験の方が応用効くと思う。 -- 2019-08-16 (金) 03:53:47
- HTだからって自分が盾役をやる必要はない。他に硬いHTが居るのならそっちに弾受けをしてもらう位でいい。盾役のHTも孤立したら即ラッシュで押しつぶされるからそうならない様に護衛するポジションにいる感じでいいと思う -- 2019-08-16 (金) 10:30:37
- 頭冷えた。申し訳ない。ちなみに経験なんて偉そうに言ったけど、つまり苦行耐性のことです。でも首相ルートよりストレス感じるとは思わなかった。実際どう扱えばいいのやらさっぱりです。教えてもらえないでしょうか。 -- 2019-08-13 (火) 23:27:22
- ↑途中で送信してしまった、押せるタイミングになったら↑2の様に高HPと高DPMで押し切る。ティーガーIの強みは高DPM、高貫通だからそれを活かした立ち回りから考えてみるといいかも -- 2019-08-16 (金) 10:34:22
- 開発終わっちゃった(´・ω・`) -- 2019-08-16 (金) 12:29:00
- 個人的な質問なんですが、tiger1の中期型と後期型は何が違うんですか? -- 2019-11-30 (土) 22:39:14
- それは史実の虎がって事でいいのかな。Wikipediaの虎のページとかに描いてあるけど、初期生産型からキューポラのスコープが間接視認式になったのが中期生産型、そこから転輪を戦時資源であるゴムの消費が少なく、ゴムリングも衝撃で外れづらい新型に交換したのが後期生産型って事になってるっぽいね。 -- 2019-12-01 (日) 12:40:17
- ありがとうございました! -- 2019-12-01 (日) 18:22:03
- PC版の日虎のページにゲーム内画像でそれっぽい説明がされているよ -- 2019-12-01 (日) 21:08:20
- それは史実の虎がって事でいいのかな。Wikipediaの虎のページとかに描いてあるけど、初期生産型からキューポラのスコープが間接視認式になったのが中期生産型、そこから転輪を戦時資源であるゴムの消費が少なく、ゴムリングも衝撃で外れづらい新型に交換したのが後期生産型って事になってるっぽいね。 -- 2019-12-01 (日) 12:40:17
- アプデで史実状態のティーゲルに乗れるようになったな。良き。 -- 2020-12-16 (水) 12:44:25
- 参加したての頃は、この戦車で直ぐにやつけられた。ティガー2を使うと少しずつレベルアップしたように感じた。 -- 家康? 2021-02-21 (日) 15:42:34