T49

Last-modified: 2023-12-24 (日) 20:13:44

usa.T49.png

Tier 9 アメリカ 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)25/25/19
最高速度(km/h)65
マッチング範囲(戦闘Tier)9~11
本体価格(シルバー)3,550,000
派生元車輌M41 Bulldog

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期状態Continental AOSI-895-5A90 mm Gun T132E3T49T491,300AN-GRC-3
80042 / [37.08]25/25/25410
33.120.9/1.1/1.840400
152 mm Gun-Launcher XM81 (conventional)開発時Continental AOSI-895-5B152 mm Gun-Launcher XM81 (conventional)XM551 test bedXM551 test bed1,400AN-GRC-7
84044 / [36.96]38/16/16745
37.080.8/1.0/1.744410

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
90 mm Gun T132E3APCR
HEAT
HE
390
10G
255
212
250
45
240
240
320
10.532,5272.100.38
3.12
0.96
46+19.50
-9.50
0.38
2.60
1.00
46+20
-10
152 mm Gun-Launcher XM81 (conventional)HE
HEAT
HE
750
770
13G
76
152
85
910
700
910
2.611,827
(HEAT)
3.600.60
3.90
10.03
22+20
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier9アメリカ軽戦車
    軽戦車でありながら大口径の砲を搭載可能で、良好な機動性とアメリカ車らしい優れた俯角を備えている。
     
  • 火力
    標準的な90mm砲と単発火力特化の152mm砲の2つが搭載可能。
    • 90 mm Gun T132E3
      初期砲。以前は搭載できる弾種がHEとHEP*1、金弾のHEATだったが現在はHEPが使用できなくなり、通常弾のAPCR、HEと金弾のHEATという構成になっている。
      HEATは単発威力240、貫通力250mm。充分実用レベルの貫通力だが、高Tier車両の前面装甲を安定して撃ち抜けるとは言えないので過信は禁物。
      下記の152mm砲は相当に癖が強いので、扱えないと感じたらこちらを使おう。
    • 152mm Gun-Launcher XM81 (conventional)
      HEの単発火力910(KV-2と同じ)を誇り、高Tier重戦車の前面に対してもダメージを与えることが可能。
      貫通力はHEで76mm、金弾の強化HEでは85mmあり、高Tier中戦車に対しても弱点に当たれば貫通による大打撃が期待できる。一方で、当たり所によっては軽戦車の前面装甲すら貫通できないこともある。
      なお、強化HE弾は貫通力に加えて爆発範囲もやや大きくなっている。(M12自走砲の強化HE弾と同程度)
      HEATは単発火力700、貫通力152mm。この程度の貫通力では貫通できずノーダメージに終わることが少なくないので、HEとの使い分けは慎重に判断したい。なお、このHEATは金弾ではなく通常弾扱い。
      HPが400~500程度残っている軽装甲の相手を確実に一撃で仕留めたい時やLeopard 1等の軽装甲Tier 10相手に大ダメージを狙いたい時などに使おう。
      高火力の反面、精度は0.6と極めて悪い。加えて収束もとても遅く、少しの段差や砲・車体等を僅かに旋回させるだけでも一気に照準が拡散してしまう。このため、行進間射どころか殆ど接射と言える程まで近づいても外れる時は外れる。この砲の射撃は常に外れるものと考えて行動すべし。
      また、照準を最小まで絞ろうとすると停車時間が長くなり、ダメージをもらう危険が高くなる。
      リロード時間は20秒強と重戦車並に長い。突撃して近接射撃する場合は命中しない、又は命中しても削りきれなかったものと考え、味方の到着を待ったり退路を確保するなどの万が一の際の保険を確保した上で実施したい。
      残党狩りをする際に狙いを甘くしたら明後日の方向に弾が飛んでいき、逆に駆られるなんて笑えない話が起こったりするので油断は禁物である。
      状況によっては、距離を取る事で狙いを絞りきるための停車時間を確保する事も考えよう。
       
  • 装甲
    装甲は軽戦車としても薄い部類であり全く役に立たない。
    軽戦車としては大きめな車体を撃ち抜かれると正面からでも弾薬庫損傷が発生しやすく、誘爆による一撃爆散が発生することも多い。
    弾薬庫保護スキル・湿式弾薬庫などで補強していない場合、損傷状態で105mm口径以上の砲弾によって弾薬庫にモジュールダメージが発生するとアウト。もしくは口径152mm以上なら無傷の状態からでも一撃爆散が起こる。
     
  • 機動性
    派生元のM41 Walker Bulldogとほぼ同等ではあるが、若干加速が悪くなっている。
     
  • 偵察能力
    視界は改良砲塔で410mとかなり良好だが、大柄な車体ゆえに軽戦車としては隠蔽率が非常に低く、中戦車並の値。
    移動中も隠蔽率が下がらない分中戦車よりマシだが、見つかりやすい事に変わりは無いので注意。
     
  • 総論
    152mm砲は極めて癖のあるものなので使いこなすには時間がかかるものの、重戦車で使われる大口径砲をLTらしい快速で振り回せるというのが最大の特徴となる車両。
    拡張パーツに砲か偵察どちらを重視させるかが選択となってくるが、お好みでどうぞ。
    上手くこの車両を使いこなすことができれば、偵察と火力支援の両立が可能となり、終盤に残っても逆転する可能性すら出てくる。
    しかし、使いこなせなければ豚に真珠である。特に15cm砲は貫通すれば軽戦車とは思えないほどの大ダメージを叩き出すので軽戦車や装甲の薄い中戦車に撃ち込みたくなる。
    が、本車は車体が大きく隠蔽率が低い上に精度は極めて低い。
    欲をかいたら砲弾はあさっての方向に飛んで行ったのに自分は開幕から致命傷を食らった、なんて事になりかねないので気をつけよう。間違っても開幕から敵の軽戦車を追いかけまわすなんて事はしないように。
     

史実

アメリカ陸軍が提唱した、M41 Walker Bulldogと空挺部隊用のM56 Scorpionを統合し代替する、AR/AAV(装甲偵察/空挺突撃車両)計画により開発が開始されました。
特にM56スコーピオンの防御力はオープントップの自走砲故に、薄いブラストシールド以外皆無に等しく、これを早期に交代させる必要がありました。
そこで、まとめられた新型空挺戦車の基本構想は、水陸両用で空中投下に耐え、さらに既存の軽戦車をしのぐ機動力と火力を持ち、車重は10t以内に収めるという厳しいものでした。
また、火力の強化に関しては、当時開発が進められていたM81 152mmガンランチャーの搭載が要求されました。
T49試作軽戦車は、M41軽戦車にM48中戦車と同じ50口径90mm低圧滑腔砲M41を搭載したもので、1958年(1951年?)に1両が試作されたのですが、M551空挺戦車の前身XM551の採用により、こちらは開発が中止されています。

XM551は、ゲームに登場するモデルは計画に応募した12社の案の1つで、おそらく正式になるキャデラック社のXM551車両であると思われますが、史実の写真とは細部に違いがあるので、WGによるいくつかの変更を受けていると思われます。

正式化されたM551は別名シェリダンとも呼ばれ、M41の後継として開発が開始され、途中でソビエト連邦が開発した水陸両用の軽戦車であるPT-76に対抗できるように計画が変更されて、空中投下もできる戦車として開発されました。

本車両の特徴として、M81 152mmガンランチャーがあります。なんと言っても開発の目玉であるMGM-51 シレイラ(英: Shillelagh)対戦車ミサイルを主力武器として、戦車以外の標的や損傷でシレイラを発射する事が出来無い時にはHEAT(正式採用時は多目的HEAT、HEAT-MP)を撃つ事が出来る(WoTではこのシレイラミサイルは登場しないので、152mm砲弾のみ)のが特徴です。
シレイラミサイルは、152mm砲M81/XM150用対戦車ミサイルで、1956年からフィルコ社で開発開始されたもので、誘導方式に赤外線ビームで、砲手が直接照準器で目標を捉えれば、ミサイルがこれを追尾する方式が取られました。
152mm砲弾はミサイルと兼用の都合上、燃焼式薬莢と言う排莢が不要な専用の砲弾を使用しています。(陸自の90式戦車の砲弾も似た様な方式の燃焼式薬莢を採用しています)
正式採用されM551として実戦に出ましたが、車両が軽い割には走破性が悪かったり、軽量化の為に採用した軽合金装甲は敵の攻撃に対して非常に脆弱であったそうです。

何故か某ディスカバリーなチャンネルではべた褒めされ、最強戦車ランキングで9位となっていました。
(日本戦車は完全無視、ティーガーでなくパンターがランクインする等、ランキングとしての信頼性はまったく無いものですが)

コメント

  • 15榴運用で3優等とってるバケモノに出会った! -- 2019-02-22 (金) 01:13:41
  • HT乗ってる時こいつの152ミリではカスダメしかもらわないからNDKされても無視してる。20メートル以内でもはずしてくれるし。 -- 2020-02-29 (土) 02:09:59
    • 傾斜装甲だと実装甲厚は薄めだから真正面から撃ってもそこそこダメ出るんですが、ドイツとか日本みたいに実装甲厚が厚い、スパコンみたいな空間装甲があるとゴミダメですね。その辺しっかり考えて撃つ場所考えたり、そもそも撃たないとかしないとダメ稼げないでしょうね -- 2020-03-02 (月) 23:39:45
  • やっとこさシェリダン開発。15榴高速配達は中々面白かった。開幕格下軽を出逢い頭に軽く車体の角を擦るようにぶつけながらブッパしてガレージ送ったり、味方に絡むバッチャやレオの前に姿現すだけで蜘蛛の子散らすように逃げるし。 -- 2020-03-03 (火) 15:37:43
  • 本当に砲精度0.60か?中距離から行進間射撃でアホみたいに当ててくる榴弾マンおったんだが? -- 2022-07-26 (火) 22:21:50
  • 15榴仕様で活躍って無理ゲーでしょ。ここまでリロード遅いとHEダメ1200くらいなきゃ帳尻合わないのよ。かといって90ミリだと隠蔽ゲロカスだから全LTの劣化版に成り下がるし。 -- 2023-12-19 (火) 12:29:52

*1 粘着榴弾:通常の榴弾より貫通力が高い。HESHと同様の物