M12

Last-modified: 2024-01-07 (日) 16:44:02

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Tier 7 アメリカ 自走砲

公式紹介ページ

スペック

車体

HP790
車体装甲厚(mm)51/19/19
最高速度(km/h)39
重量/最大積載量(t)26.76/27.0
本体価格(シルバー)1,400,000

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期状態Wright Continental R-975C1155 mm Gun M1918M1M12T48M12M4790SCR 510
40018--/--/--325
14.901.4/1.6/2.712370
155 mm Gun M1A1開発時Ford GAA early155 mm Gun M1A1M12T51M12M4SCR 619
50020--/--/--750
18.211.3/1.5/2.512370
 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ爆発範囲発射速度照準時間精度総弾数最高角
最伏角
射程
155 mm Gun M1918M1HE
HE
1,120
13G
85
90
710
710
3.78
5.3
4.236.000.66
13.49
3.96
20+45
-5
1,367
155 mm Gun M1A1HE
HE
1,120
13G
88
90
910
910
3.97
5.34
3.316.500.62
11.67
2.38
20+45
-3
1,412

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier7アメリカ自走砲
    M3 Leeの車体を流用した重自走砲である。
     
  • 火力
    M44と比較して精度、弾速がともに向上し単発火力が増している。
    左右の射界は多少狭くなっているが問題ない程度。敵車輌に近接戦を挑まれた場合、最終砲の俯角が-3度のため位置取りに注意。
    金弾はどちらも爆発範囲を強化したプレミアム榴弾である。
    • 155 mm Gun M1918M1
      射程距離は1367mと十分な距離。
      弾道が低めのため絞りきったレティクルが多少長円になる。
      ちなみに自走砲で同じHEでダメージも変わらない場合、主に貫通力もしくは爆発範囲が高く設定されている。
    • 155 mm Gun M1A1
      射程距離は1,412mと初期砲より飛距離は伸びている。
      こちらも弾道が低めのため照準の中心点をターゲットの砲塔天板へしっかりと狙いをつけ天板をぶち抜こう。
      砲精度は数値上、上がってるはずだが実測してみたところ着弾位置がレティクルの中心より若干それやすい。
      次のM40/M43でも初期砲として使用するためしっかりと砲のクセを覚えておこう。
       
  • 装甲
    大多数の自走砲の例に漏れず、風通しの良い紙装甲。
    身を隠す場所はなだらかな稜線の下に平地を持つ位置取りがどの自走砲でも最高の地形である。
     
  • 機動性
    M44と比べると旋回性能・最高速度ともに低下している。
    旋回性能は悪いが直進時の加速性能は悪くなく、陣地転換の際にも有用である。
    どの自走砲も機動性能はベース車体の性能に依存する。
     
  • 総論
    Tier7となり、高Tierらしい精度・装填時間・火力を伴ってきた自走砲。
    この先、敵車輌の体力も上がってくるため、ターゲットの側面ではなく天板に榴弾を叩き付けるように心がけよう。
    なお初期通信機の性能がまるで足りないので、早急に交換する必要がある。
     

史実

M7 Priestと同じく、M3 Leeの車体を流用して、155mmM1917砲を搭載したのがM12自走カノン砲です。
同じM3中戦車の車体を流用したM7プリーストと比べて、M3中戦車の原形が残っていないのは、155mmという大口径火砲を搭載するには、流石にそのままというわけには行かず、車内配置を一新するしかなく、車内配置を移動させて砲の搭載スペースを確保、操縦手と予備操縦手はエンジンの前に搭乗し、戦闘室を砲架を備える後部へと設ける大改造の結果でした。
車体上部左右には100ガロン燃料タンクがあり、車体後部には駐鋤を装備しています。
オープントップの戦闘室は、周囲に厚さ12mmの装甲板で囲っていましたが、高さが低いのであまり役に立たないと言われました。
搭載された155mm砲は、最新のM1ではなく、もともとはフランス製カノン砲で第1次世界大戦で使用されたM1917系のM1918A1またはM1917A1を左右15度、仰角+30~-3度の視界を持つ砲架に組み合わされていました。
「ロングトム」の通称を与えられた155mm砲は、後継のM1、M2と世代が変わっても呼ばれ続け、何千本のロングトムは米砲兵からメイン・フィールド・ガンとして厚い信頼を得ていました。

M1以前のロングトムは第1次大戦中に開発された為に、砲自体が古いので十分な仰角をとるのが難しく、三角形の当て木を履帯の下に入れ、車体を後方に傾けて仰角を確保したという記録もあります。
そのため、車体後部にドーザーを追加、豪を掘って車体を仰角に取れるようにしていた事もあるそうです。

直接照準器はM53テレスコープ、間接照準器はM6パノラマテレスコープとM1918A1象限儀を使用します。
使用弾はM101榴弾(最大射程18.4km)、M112B1APHE(徹甲榴弾)、M104化学弾で、手持ちの砲弾と装薬は大口径ゆえに、10発しか戦闘室に置くスペースがなく、M1917砲を取り外して砲兵/弾薬運搬のM30運搬車も同時に開発されました。
乗員は6名(車体前部に操縦手と予備操縦手、戦闘室左に2名、駐鋤上のシートに2名)で、残る砲要員6名は同伴のM30弾薬運搬車に搭乗していました。

全長6.73m、全幅2.66m、全高2.69m、戦闘重量26.5t、エンジンはR975C-1(350馬力)で、最大速度38km/h、燃料タンク容量757リットル、航続距離225km。装甲厚は車体前面50mm、上部構造前面25mm、車体側面19mm、戦闘室側面16mm、後面19mm。

1941年6月にT6の名称で開発がスタートし、翌年2月には試作車両が完成し、テストに供された結果、陣地転換に掛かる時間が従来の牽引式砲に比べて1/6で済ませることが出来るという結果に終わり、自走砲最大の利点を関係者に知らしめる事になりました。
ほぼ期待通りの性能でテストをパスしたT6は、さっそくM12自走砲として正式化されて7月に量産に入り、1942年9月には量産第一号が完成、翌年3月まで100両ほどが作られました。
当初は有効性に疑問が持たれましたが、自走できるメリットは大きく、訓練用のものから74両がノルマンディー上陸を果たした米陸軍のもとへ送られました。
1944年2月から5月までに改良(砲弾ラック増設)が施され、6個大隊が編成されてヨーロッパ戦線で使用されました。
直接照準射撃で厚さ21cmの強化コンクリートを貫通できるので、ジークフリートライン突破時には威力を発揮しました。

非公式ニックネームは、キングコングだったそうです。

コメント

  • 昨日の戦闘でだが。 -- 2018-02-05 (月) 13:36:29
    • ぶつ切り失礼!自分が撃破されたあと、他プレイヤーのカメラ覗いていたら。こいつが目の前の味方MTと撃ち合っている敵TDの背後から忍び寄って、ほぼゼロ距離直射かまして撃破したところを見てクソワロ。映像をキャプしなかったのが物凄く惜しかったよ… -- 2018-02-05 (月) 13:41:28
    • 脳汁出るなそれw俺は濡れた -- 2018-02-05 (月) 15:25:57