VK 16.02 Leopard

Tier 5 ドイツ 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

詳細

解説

• 概要
  Tier5ドイツ軽戦車。
  Pz.Kpfw.II Luchsからの乗り換えとなるドイツ製軽戦車。
  PantherをSD化したようなスタイルが特徴的。
  サイズは軽戦車とは呼び難く、大きな車体を隠しきれる茂みも少ないため偵察戦車としてはやや扱いづらい。
  Pz.Kpfw. II Luchsから引き継げるパーツも少なく、初期状態では機動力も無線も今一つ。
  傾斜装甲のおかげで軽戦車らしからぬ防御力を持ち、Tier4の軽戦車よりも生き残る事もある。
  アップデートにより初期砲が3cmに,マッチングがTier6までに変更されたので以前よりは戦いやすくなっている。
• 火力
  Luchsで開発した主砲のうち3cm機関砲と5cm砲の2種を引き継げる。
  砲性能自体は向上したが、大型化と隠蔽低下で見つからずに攻撃できる場面は減っている。

• 3 cm M.K.103A
  2 cm Flak 38がなくなったため、初期砲となった3cm機関砲。1マガジン約360ダメージ
  3連射×4回になり、1セットの攻撃力が増加。弾倉交換時間や精度、照準時間も改善されている。
  しかしTierが上昇したため対峙する戦車の装甲やHPも上昇しており、以前ほどの威力は発揮できないことが多い。
  闇雲に撃っていくのではなく、側面や背面を狙っていこう。
  課金弾にすると110mmの貫通力を得られ貫通させやすくなるが、お財布に厳しいのでお勧めできない。
• 5 cm KwK 39 L/60L
  Luchsの5cm KwK 39 L/60より発射速度や照準時間、精度が大きく改善されている。
  さらにアップデートによりAP貫通力が67mmから100mmへと大幅向上。
  貫通力が3cm機関砲より上となったため、以前と違い砲選択肢に入るようになった。
  しかしTire6はまだしもTire7が相手では、最悪課金弾の130mmですらドアノッカー化することもあるという厳しい現実も忘れないように……。
• 体当たり
  重量がLuchsの倍近くになり、軽い相手なら削りきれなかった時の攻撃手段として使える。
  その代わりに、こちらがダメージを受け、ほぼ確実に履帯が切れるので乱用は禁物。
  状況によっては有効なので頭の片隅に入れておこう。

• 装甲
  軽戦車のなかではやや厚めの傾斜装甲をもち、昼飯の角度を保てば同格以下の攻撃なら多少弾いてくれる。
  しかし頻繁にマッチングされる格上戦車の主砲貫通力は150mm～200mm程度なため、それら相手には装甲自体無いものと考えたほうが良い。
  車体は50mmの傾斜装甲なので、10榴を非貫通で抑える事が可能。万が一の時に命拾いできる、かもしれない。
   
• 機動性
  • エンジン
    アップデートにより初期エンジンの出力が350→460に、改良エンジンの出力が440→550へと向上。
    最初から以前の改良エンジン並の出力が出せるようになり、乗り出しが楽になった。
    その代わり出力585あった最終エンジンはなくなってしまった。
  • 履帯
    性能は上がったものの、方向転換を繰り返し過ぎると速度が低下してしまう。
    スペック上の旋回速度はLuchsより向上しているように見えるが、実際は圧倒的にLuchsの方が上。
• 索敵能力
  380から360にアップデートで低下した。
• 総論
  Luchsと同程度とはいえ隠蔽が軽戦車全体で見てやや低めで、大型の車体を隠しきれる茂みが有るなら置き偵も可能だが、場所は限られる。
  逆に装甲と耐久力は中戦車に近い域まで達しており、更に3cm機関砲の貫通力＆総ダメージが高めで軽戦車としては高い戦闘能力を持つ。
  中戦車寄りの軽戦車と捉えた方が良く、偵察任務に重点を置くならば拡張パーツは必須である。
  3cm機関砲なら、火力・機動力・視界を生かし、自走砲・駆逐戦車キラーとして中戦車寄りの動きをしてみるのも悪くない。
  味方の状況をみて偵察として動いたり、中戦車よりの動きをしたりと幅広い運用が可能ななんでも屋な車両になっているとも言える。

史実

1941年、Pz.Kpfw.II Ausf.J(VK 16.01 1943年に第12戦車師団に配備され、東部戦線で実戦参加)に基づいた新たな偵察車両の計画が立ち上がった。1942年3月に車体はMIAG社、砲塔はダイムラー・ベンツ社の担当で同年10月までに設計・生産が予定されていた。更にこの新型偵察車両には2つのバージョンが提案されていた。18tの軽装甲高速型と26tの重装甲型である。
同年の夏頃、26t車は却下され、18t車に許可が降りた新型偵察車両VK 16.02のデザインはPz.Kpfw.II Ausf.J、Pz.Kpfw.II Ausf.M（2cm砲搭載型はPz.Kpfw.II Luchsの原型。試作は4両のみ)に基づいた設計になる予定であったが、出来上がった外観はまだ開発途中であったPz.Kpfw.V Pantherに酷似していた。足回りはPz.Kpfw.II Luchs同様トーションバーサスペンションと挟み込み転輪を採用していた。モックアップも同年5月(6月説も有り)に完成しており、最初のプロトタイプ製作も9月1日に予定され、量産も1943年4月に予定されていたが、結局はVK 16.02 Leopardよりも軽いPz.Kpfw.II Luchsが採用されプロジェクトは廃案となった。

コメント