ドミートリィ・ドンスコイ級重巡洋艦(65号計画巡洋艦) ドミートリィ・ドンスコイ
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Chapayev |
国家 | ソ連 | 派生先 | [[]] |
生存性 | 継戦能力 | (A) 40,200 (B) 47,400 | |
装甲 | 19mm-100mm ・防郭 45mm-100mm ・艦首/艦尾 25mm-35mm ・砲郭 25mm ・装甲甲板 19mm-50mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 19% | |
機動性 | 機関出力 | 144,000馬力[hp] | |
最大速力 | 36.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 970m | ||
転舵所要時間 | (A) 14.8秒 (B-C) 10.6秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 14.7km | 16.0km | 16.7km | 8.4km | |
航空発見距離 | 8.8km | 12.4km | 11.8km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 14.5km | 0m | |
mod.2 | 16.0km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | (前期)180mm/57 MK-3-180M | 4基×3門 | HE弾 2500(13%) AP弾 4400 | 12.5秒 | 22.5秒 | |
(後期)180mm/57 MK-3-180M | 11.0秒 | 18.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 100mm/56 B-54 | 6基×2門 | HE弾 1400(6%) | 3.8秒 | 5.0km | |
0mm | 基×門 | HE弾 00(0%) | 0.0秒 | 0.0km |
魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 533mm PTA-53-68-bis | 2基×5門(5門) | 14,400 | 117秒 | 8.0km | 55kt | 1.1km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
A | 25mm 2M-3 | 10基×2門 | 59 | 3.1km | |
45mm SM-20-ZIF | 6基×4門 | 124 | 3.5km | ||
100mm/56 B-54 | 6基×2門 | 59 | 5.0km | ||
B | 0.0mm | 基×門 | 0 | 0.0km | |
0.0mm | 基×門 | 0 | 0.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | ||
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
魚雷発射管改良3 | -15%:魚雷発射管装填時間 +50%:魚雷発射管の損傷(機能停止)の発生率 | ||
射撃管制装置改良2 | +5%:主砲最大射程 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (-) | ━ | モジュールスロット2 (-) | ━ | モジュールスロット3 (-) |
船体 | ||
---|---|---|
Dmitri Donskoi 船体B | 5,000,000 | |
主砲 | ||
180mm/57 MK-3-180M | 625,000 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 VIII mod.1 | 625,000 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:60 秒 | |
十字キー上 | |||
水中聴音 | 2 回 | 消耗品の動作時間:98 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:3.3 km 敵艦発見:4.7km | |
対空防御放火 | 2 回 | 平均対空ダメージ:+200% 消耗品の動作時間:40 秒 消耗品の準備時間:150 秒 | |
十字キー右 | |||
警戒レーダー | 2 回 | 消耗品の動作時間:25秒 消耗品の準備時間:180 秒 敵艦発見:11.7 km | |
十字キー下 | |||
修理班 | 2 回 | 消耗品の動作時間:28 秒 消耗品の準備時間:55 秒 回復:0.7% HP/秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ドミートリィ・ドンスコイ(プロイェークト65)は、チャパエフ級軽巡洋艦の発展型です。チャパエフ級に比べ、本艦は兵装および推進機関の強化が図られていました。また原型に比して、大きさ、速力、砲力、対空能力、雷装という、主要な性能が全て向上していました。
設計年:1951
解説
- 概要
ソ連ティア8巡洋艦。*1
Chapayevから開発できるソ連の巡洋艦。いろいろな面で、ネタには事欠かない。
前級まで6インチクラスだった主砲は久々に更新され、Tier4キーロフ以来の180mm砲となる。
- 主砲
180mm砲を3連装4基で計12門搭載している。キーロフと比べてAP弾の最大ダメージと弾速が向上しており、貫通力はドイツの8インチに匹敵する(12km以遠ではドンスコイが勝る)。HE弾も弾速は向上しているが、キーロフとダメージ・火災発生率は同じ。
装填時間は12.5sと軽巡洋艦としては遅く、投射量では同格に見劣りする。また、このティア帯では6インチ砲の貫通力が口径/5に設定されているため、貫通力でも並ばれてしまった。
まとめると軽巡砲と重巡砲の悪い所取りをしたような砲性能であり、HE弾だけを使っていては軽巡砲を重巡砲の装填時間で撃っているようなものである。幸いAP弾は重巡のそれに近いため、通常貫通・バイタル貫通を狙える相手がいれば積極的に使っていきたい。
射程は17.8kmと優秀。独巡並みの数値である。
- 魚雷
射程8km五連装。Chapayevと比べて門数と射程は向上したものの、威力・装填・雷速は悪化している。
これを主体に戦うという訳にはいかないが、前Tierと比べてワンチャンある性能となっている。
- 対空火力
隠れた長所であり、B船体まで開発すれば、Rigaを上回るそこそこに高い数値を得る。
- 防御力
装甲厚は防郭最大厚で100mm+45mmと一般的。船体は25mmなので15インチ以上の砲弾を弾くことはできず舵も重いが、船速が早いため加減速重視で回避するのが良いだろう。
- 機動力
最高速力はChapayevや同格のRigaと比べて高速の36ノット。陣地転換などの移動には困らないだろうが、旋回半径は970mととにかく曲がらない。舵も重めなので、島付近での操艦は注意されたし。
- 隠蔽
同Tierと比較しても悲惨なレベル。バフはよ
Kronshtadtを除く大型巡洋艦よりも悪い。もちろんLionなど高隠蔽戦艦に劣る。
艦長スキルやアップグレードを利用しても最高でも12.6kmであり、位置取りには細心の注意を払う必要がある。
- 特殊装備
消耗品として、レーダーを搭載できる。12kmの距離まで、20秒間見渡すことができる。なおこのレーダー、島陰の敵艦も探知できる。自艦の隠蔽が良いとはいえないため、敵艦の位置そして援護をくれるであろう味方艦の位置を確認したうえで有効に使用していきたい。敵駆逐艦を一度レーダー範囲内に捉えてしまえば、12kmを6秒程度で飛翔する弾速と12門の投射量で痛打を与えることができるだろう。注意すべきはレーダーの有効時間20秒に対して主砲装填時間が12.5秒のため2斉射分の時間しかない点である。丁寧な射撃を心掛けたい。
- 総評
Tier8ツリー巡洋艦は、Alaskaを筆頭とする強力な大型巡洋艦とマッチングするため不遇なところがある。
中でも本艦は隠蔽に難があり火力も特段優れていないためお荷物となりやすい。遠投ペチペチはジリ貧となる。
幸い12km20秒間のレーダーはマッチング帯でも長所であるため、駆逐ありのマッチではこれを軸に立ち回りを組み立てるとよい。
史実
ドミートリー・ドンスコイこと65号計画巡洋艦はクリーブランド級に対抗するべく152mm砲搭載、8500トンの軽巡洋艦として設計された。ただしこれは海軍側の要望に達していなかったことにより40をこえる計画案が作成され、その中には180mm搭載案もあった。にもかかわらずうまくまとまらなかったためスヴェルドロフ級の設計が優先とされ、1951年に計画は頓挫してしまった。
どうやらゲーム中にある65号計画巡洋艦は数多ある計画案を合成したキメラ的存在であるらしく、実質WG謹製のオリジナル艦艇であると言える。
Tier7プレミアム巡洋艦のPyotr Bagrationも同じ65号計画巡洋艦としてモデリングされた巡洋艦なので、違いを比べてみるのも楽しいだろう。
小ネタ
艦名であるドミートリー・ドンスコイは「ドン河のドミートリー」の意で、1380年にモスクワ大公国の6代目君主である「ドミートリー・イヴァーノヴィチ」がドン川のクリコヴォの戦いでキプチャク=ハン軍を破ったことからそのように呼ばれた。
14世紀のロシアはキプチャク=ハンの影響下にあり、クリコヴォの戦いはロシアの諸公国にとって初めての「モンゴルに対する勝利」であった。この戦いはモスクワ大公国の威信と勢力を拡大させる切っ掛けとなった戦いであると同時に、ロシアがモンゴルの頸木から脱する切っ掛けともなった重要な戦いであると評されている。
日露戦争時にも「ドミトリー・ドンスコイ」という巡洋艦が存在した。
1886年に就役した本艦は日露戦争時バルチック艦隊に所属し、艦齢20年近くになり近代化が施されたとはいえ旧式化が目立っていた。
ウラジオストクを目指した同艦は日本海海戦初日、僚艦「オレーグ」「アヴローラ」「ウラジーミル・モノマフ」「スヴェトラーナ」その他の艦艇とともに主力艦隊に続き交戦した。
その後旗艦を始め多くの艦が沈没、拿捕される中生き延び、最後の主力艦隊であるネボガドフ艦隊が降伏した後の5月28日午後5時過ぎ巡洋艦「浪速」「高千穂」「明石」「対馬」の第四戦隊及び駆逐艦「朧」「曙」「電」、仮装巡洋艦「熊野丸」に発見された。
降伏勧告が行われたが、それに応じず戦闘旗掲げ航行を続けた。その後巡洋艦「音羽」「新高」、駆逐艦「朝霧」「白雲」が合流、午後7時過ぎドンスコイを包囲、集中砲火を浴びせた。
しかし同艦は頑強に抵抗し「音羽」に命中弾、「浪速」に浸水を発生させ巡洋艦隊を退避させた。残った駆逐艦隊による攻撃は続けられたが効果が薄く、ついには見失ってしまう。
退避に成功した同艦であったが、被害は甚大であり艦長を始め多数の死傷者が発生(沈没した戦艦「オスラビア」駆逐艦「ブイヌイ」(この艦にも興味深いエピソードが多くある)の乗組員も乗っていた)し、艦内は血に染まっていた。
その後鬱陵島南岸に接近、投錨し退避のため乗組員を上陸させた後、深い海面に移動して、キングストン弁を開き自沈した。
金塊伝説
沈没から113年後の2018年7月15日韓国建設・海運業者シニルグループによって鬱陵邑苧洞里から1.3km、水深434mの地点で発見された。同艦には金貨や金塊5000箱など150兆ウォン(約15兆)を積載していたという伝説があり、今後調査が行われるという。(うち1つは引き上げられた際の金塊を担保にした詐欺として事件にもなった)。
(筆者の意見としては、ウラジオストクに運ぶとしてもなぜシベリア鉄道等で輸送せず、危険な海路を使ったのか。艦隊の運行資金だとしても額が大きすぎるのではないか。そしてなぜスペースに余裕があり沈みにくい戦艦ではなく、わざわざ防御力が低く逃げ切る速力も無い旧式の巡洋艦に積んだのか等の疑問から非常に懐疑的である)
ちなみに同名の潜水艦「ドミートリー・ドンスコイ」は戦略任務重原子力潜水巡洋艦タイフーン級で唯一現役である。そして、タイフーン級7番艦レッド・オクトーバーは無音の推進システム「キャタピラー・ドライブ」を搭載し後にアメリカに亡命した。
コメント欄
- ジミージミィ-ジミジミイ -- 2022-11-01 (火) 18:05:39
- 速度以外に取り柄と呼べる物がなんにも見当たらないんだけど、この性能でレジェンド艦艇とマッチングするんか… 巡洋戦艦?のクロンシュタットの方が曲がれるてどういうこと -- 2022-12-08 (木) 20:56:00
- クロンの性能が狂い気味なだけでソ重巡としてはこんなもんや。あとソ連らしく貫通力は口径以上にあるで。 -- 2022-12-09 (金) 02:50:01
- もしかしてこいつチャパエフより柔らかくなってないか? -- 2023-01-19 (木) 12:17:00
- このツリーはタリンでAP巡洋艦ハカイチしてる時が最高潮で、ドンスコイはただの榴弾マンとなることが多い -- 2023-01-19 (木) 12:29:26
- タリンは別ツリーやぞ。 -- 2023-01-19 (木) 12:53:17
- そっかチャパエフの後継機か。なら、もう少し機動性が欲しいかな -- 2023-01-19 (木) 17:05:42
- タリンは別ツリーやぞ。 -- 2023-01-19 (木) 12:53:17
- 倍近い速度で重巡砲を連射してくるデモインとマッチングするのにこの性能じゃ流石にキツイわ。腐ってもTier8なんだし、もうちょい強くてもいいと思うんだが -- 2023-01-19 (木) 15:04:51
- ヴァマント最終セグメントで要求されたから買ってみたけどこれ船体と射程どっちを先に改良しよう? -- 2024-04-21 (日) 17:11:52
- 曲がらない、止まらない、進まない、脆い、低火力、低対空etc…。こいつ何一ついいとこないな。甲板の装甲が薄くなってるのに何故か砲を載せ替えただけで3,500tも重量増してるし -- 2024-04-28 (日) 18:06:55