Nazario Sauro

Last-modified: 2023-05-20 (土) 03:43:02

ナザリオ・サウロ級駆逐艦 1番艦 ナザリオ・サウロ

Nazario Sauro.jpg

性能諸元

編集時 ver.0.10.10

・基本性能

Tier2種別ツリー艦艇
艦種駆逐艦派生元Taranto
国家イタリア派生先Turbine
生存性継戦能力(A) 8,900
(B) 10,300
装甲6-10mm
・艦首・船尾 6-10mm
・上部構造 10mm
・砲郭 6mm
・主砲 6mm
・重要区画 6-10mm
対水雷防御ダメージ低減0%
機動性機関出力36,000馬力[hp]
最大速力35.0ノット[kt]
旋回半径500m
転舵所要時間(A) 3.8秒
(B) 2.7秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離6.0km8.8km8.0km2.1km
航空発見距離2.9km5.3km5.9km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.18.8km60m
mod.28.8km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A-B120mm/45 Vickers-Terni 19262基×2門
HE弾 1,700(5%)
SAP弾 2,350
6.5秒18.0秒


魚雷船体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
A-B533 mm tubo lanciasiluri2基×3門(6門)7,33395秒8.0km51kt1.1km
533mm Si 270 K/285秒


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A7.7mm Lewis1基×1門21.0km
40mm/39 Vickers-Terni2基×1門112.0km
B13.2mm/76 Breda 19311基×2門41.2km
40mm/39 Vickers-Terni2基×1門112.0km

・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(-)
モジュールスロット2
(-)
モジュールスロット3
(-)
次の軍艦1
(-/-)
次の軍艦2
(-/-)


船体
Hull-min.pngNazario Sauro 船体B2,600
魚雷
Torpedoes-min.png533mm Si 270 K/3320
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 SDT 4 mod.2320

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5秒
消耗品の準備時間:40秒
十字キー上
排気発煙装置.png排気発煙装置3 回消耗品の動作時間:25 秒
煙幕の持続時間:10 秒
消耗品の準備時間:120 秒
十字キー右
エンジンブーストI.pngエンジンブースト3 回最大速度:+25%
消耗品の動作時間:15 秒
消耗品の準備時間:120 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ナザリオ・サウロ級駆逐艦は、前級に比して兵装が強化されており、4.7インチ(120mm)主砲と533mm魚雷発射管を搭載していました。
就役:1926
同型艦数:4

解説

  • 主砲
    他国同格内では比較的大きな口径の120mm砲を連装砲塔に収め、艦首及び艦尾に1基づつ計2基4門搭載。また弾種はSAP弾とHE弾という独自の構成。一見すると口径の大きな砲を連装砲塔に収めている上に弾種も強力に見えるが…実際には日駆並みの砲旋回の遅さと低レートにより期待したような火力は出せないだろう。さらに射程も短い事および後述する艦本体の生存性の問題より、積極的に使っていく砲では無い。それでも使いたい(使わざるを得ない)場合は交戦距離に十分注意した上で駆逐艦にはSAP、巡洋艦以上にはHEという使い分けが必要。
  • 魚雷
    533mmクラスを3連装で2基搭載。単発火力は7,333と一般的な雷駆魚雷(8,000~12,000)に劣り魚雷装填時間もワーストクラスのため、長時間姿を晒しての水雷戦はあまり得意ではない。しかしティア帯を考慮すると破格の射程を誇り、安全距離も長いため隠蔽雷撃が得意。また他国同格の多くが片舷指向可能数4射線であるのに対し、本艦は6射線を指向可能。そして魚雷発射管旋回速度も速いので一撃離脱型の襲撃もこなせる。
  • 対空
    一応あるには…ある。が、このTier帯の駆逐艦に対空を期待する方が間違っている。
  • 抗堪性
    素のHPは10,300台と体力的にはそこそこの値を誇っている。しかしやや直線番長的な機動性により狙いをつけられやすく、容易に体力を削られ易い。しかしこの欠点をカバーできる消耗品を保持しているため、それらを適切に使用すればしぶとく生き残る事も可能だろう。
  • 機動性
    速力は素の状態では35ノット以下だが、特殊なエンジンブーストにより15秒間43.75ノットを出すことも可能。加速力はそこそこで旋回性能も比較的高いが、その速度ゆえに「速度に乗ったままクネクネ曲がれる」とは思わない方が良い。ほんの少しでも舵を切ると速度が低下し、相応の重さを感じさせられる。それでも巡洋艦等でお馴染み「イタリア謹製の重い舵」からは解放されているのでかなり快適。
  • 隠蔽性
    最良で5.1kmとやや悪い。
  • 総評
    速度面のチューニングが非常に効果的な船体に、日駆を思わせる貧弱な砲、ティア帯を考慮すると先進的過ぎる3連装魚雷発射管を2基も搭載した良艦に仕上がっている。
    素の状態においても低ティア帯は機動力の問題とマップの狭さより長距離雷撃を活かしやすい。さらに消耗品は接近戦における隙をカバーできる系なので肉薄雷撃も十分に可能。消耗品を活かして襲撃と生き残る事を繰り返せればかなりの強艦たり得る。ただし速度に優れる艦ゆえのヘイトの高さおよび撃たれだした際に溶けるのが速いという特性より、普段以上に効果的な襲撃タイミングと適切な離脱姿勢を心がけた「一撃離脱」を意識しないとその襲撃は片道切符になってしまうだろう。

史実

格納

 本艦「ナザリオ・サウロ」はイタリア王国海軍が建造した駆逐艦の艦級であり、本艦を含めて4隻が建造されている。基本設計は「クィンティノ・セラ級」駆逐艦の拡大・改修型であり、魚雷兵装を強化(533mmクラスを連装から3連装に変更)している。1番艦「ナザリオ・サウロ」は1924年2月に起工、1926年5月進水、同年9月に竣工・就役している。同時期に起工した2番艦、および遅れて起工した3番・4番艦は1927年4月にまとめて竣工・就役。
 就役後は4隻ともアフリカのエリトリアにあるマッサワ港を拠点とする「イタリア紅海艦隊」に所属。しかし1940年にイタリアが枢軸国側として参戦するとイギリス海軍はスエズ運河とジブラルタル海峡を封鎖してイタリア紅海艦隊が地中海に帰還できないようにしてしまい、事実上孤立無援に陥ってしまう。1940年10月にはイギリス軍の輸送船団襲撃に際して4番艦「フランチェスコ・ヌーロ」が座礁、その後イギリス軍の空爆によって破壊される。
 1941年に入るとイタリア領東アフリカに対してもイギリス軍の攻撃が始まり、1941年4月2日にサウロ級3隻はイギリス軍の拠点であるポートスーダン港の攻撃を試みるもイギリス軍の空襲により阻止され失敗。2番艦「ダニエーレ・マニン」と1番艦「ナザリオ・サウロ」が沈没。最後に残った3番艦「チェーザレ・バッティスティ」も最終的に自沈している。

小ネタ

本艦の艦名は第1次世界大戦期に活躍した潜水艦艦長「ナザリオ・サウロ」に由来する。

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