Break Time

Last-modified: 2009-01-10 (土) 23:52:49

では、ここで頭を整理しましょう。

 

まず重要なのは、思い切って原点に返る事です。ここまで様々な部屋を回り、色々な情報を得てきていると思いますが、その為に一番最初のところを忘れてしまいかねません。
案外ポイントとなるのが、Book1です。この本を、もう一度じっくり読んでください。文章の中に、実はいろんなカギが隠されているんです。

気付きましたか?
『ひとつに繋げてはじめて正しい道筋』、これがルシーヌの記憶の痕跡です。つまり、あの本はルシーヌが書いたものです。
更に、『あのひと』とは王、『あの剣』とは<銀竜の剣>を指します。
そして『この世界』つまり洋館の中は、王の意思が及んでいる事も示唆されていますね。要するに、これまでに読んだKnowledgeのうち、いくつかは事実ではなく、王によって歪められているか、王にとって都合のいい内容の本が置かれている事になります。


続いては、Knowledgeに書かれた話について。似たような話や筋書きの食い違う話もありますが、主によく登場するのは次の2つです。

  • 北方に巣食う魔族を滅ぼした、カリス=ルシーヌ姫の話
  • 聖龍王との婚姻を目前に世を去った、ジュリア=ルシーヌ姫の話

カリスは、画家のルネ=バティストだけを連れて北方討伐へ赴き、そこで命を落としたとあります。その後、ルネはカリスの肖像画を描き、それを北方へ持っていこうとして阻止され、聖龍王に処刑されてしまいます。この筋書きは大体同じですね。
問題は、カリスが本当に闇に穢されたのか、という事。この筋書きが、王に歪められている可能性がある訳です。
そのカギを握るのは、<黄金の林檎>に封じられたカリスの心と、ルネがカリスの肖像画を届けようとし手紙を出した、ティリュアンという人物のようです。

一方、ジュリアは聖公爵と呼ばれ、聖龍王と婚約をしますが、突然この世を去ってしまいます。
その原因は、ある手紙ではオレニア大公のせいだとあり、ある日記では雷の直撃を受けて亡くなったとあります。更に、ジュリアとオレニア大公とは何かしらの関係があったようで……二人の子供だと名乗るルナイアという少年もいますしね。
これも、何処かに王の意思が入っている可能性がありますよ。


そもそも、根本的にルシーヌとは何なのか?王とは誰なのか?それすらも、今は解っていません。
ただ言えるのは、主人公が<銀竜の剣>を持って<泉>をくぐるのを王が望んでいる事、更に、2F SOUTHEASTのメモで本を読むなと警告し、『<銀の刃>を持つ短剣を手に入れたなら、白き花がその短剣の使い方を教える』と言っているのは、間違いなく王だという事です。
何故なら、<銀竜の剣>があった4F NORTHのテーブルの下のメモの、『全ての言葉に耳を傾け、全ての痕跡を辿って欲しい』という依頼に反しているからです。全てを辿るには、当然ながら全ての部屋に行き、全ての書物を読破する必要がある訳ですが、それを阻害しようとするあのメモは、そうされては困るという意味を指しているのです。
つまり、<銀の刃>を持つ短剣を使う事は、王が何かを企んでいるとも取れますね。

 

さぁ、それらを踏まえてあなたはどちらを選びますか?ルシーヌの記憶を繋ぎ、真実を明らかにする道を選ぶのか、それでも王に従う道を選ぶのか……?
取り敢えず、まだ完全な分岐ポイントには到達してませんので、このまま先に進みましょう。

 

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