さて、これまで散々言ってきた『後戻りできないポイント』。それは、保留にしてきた<花妖精の魔法液>と3F NORTHの額縁に入れる絵です。
カリスの絵と会話した方は、王の罠に気をつけるよう言われたかと思いますが、それがここに仕掛けられているんですよ。
では、早速分析です。
まずは、ちょっと遡りますが3F SOUTHWESTにあったBook19。この本の15ページに、ユリの花が描かれていたのを覚えてますか?
そして、王が仕込んだと思われる2F SOUTHEASTのメモ。『白き花が……』とありましたよね。更に、中央に置かれた本Book43の扉を開ける為の鍵は、奇しくもⅩⅤ(15)。
つまり、<花妖精の魔法液>はユリを選び、それをBook43に使えという指示が見えますね。
しかし、ルシーヌの記憶を繋いで真実を知りたい場合だと、これではダメです。王の指示に従う事になるからです。
そこで、最初のBreak Timeでも述べたBook1をもう一度熟読してみましょう。実はこの中に、真実を暴きだすヒントが隠れているんですよ。
それは、『たわいない愛の言葉も、わが血によって真実を語る……』という一文。
『たわいない愛の言葉』とは、愛の詩が連綿と綴られたBook43を指します。そして、読むと何となく察しがつくかと思いますが、あの詩はルシーヌに捧げられたものです。その詩中で、『あの方の血は薔薇』と書かれていた事に気付きましたか?
つまり、<花妖精の魔法液>はバラを選び、それをBook43に使う事で真実が見えてくるという意味なんです。
これで、どれを選べばいいか判りましたね?では、<花妖精の魔法液>があるBASEMENT WESTへ行きましょう。3F NORTHの絵は、その後で取り掛かります。
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