Book7:<私>によって書かれた言葉。この世界について考察している。

Last-modified: 2008-11-15 (土) 20:48:20

この世界について考える。
穢れなく揺らぎもせず、永遠に朽ちることのない世界。
私はなぜ、此処にいるのだろう。そして、何処へ行こうとしているのだろう。
たしかに、私は喚ばれている。けれどそれは、海の彼方にみえる陸地からの呼び声ではないように思う。
そもそも、あの陸地には誰かがすんでいるのだろうか?そうではないという気がする。

この世界は、王が織り上げた夢の回廊ではないだろうか。私は自分の夢から、別の夢へと移動しただけではないのか?
泉――それをぬければ、私は今度こそ夢から目覚めるのだろうか?
いつ、どのような場所で?