モバイル版OHOL「非公式」騒動

Last-modified: 2020-01-24 (金) 15:32:34
このページは2019年3月9日現在進行中の出来事について記述しています。

モバイル版OHOL「非公式」騒動は、ゲーム「One Hour One Life for Mobile」における提供の表示をめぐり運営と原作者の間で議論された一連の出来事である。

 

概要

 MMORPG「One Hour One Life」(以下、OHOL)の原作者であるJason Rohrer(以下、ジェイソン)はOHOLをパブリックドメインに提供している。当初よりジェイソンはDual Dicade社によるスマホへの非公式移植版である「One Hour One Life for Mobile」(以下、モバイル版OHOL)の運営(以下、モバイル版運営)に対し、提供元の事実をユーザーが誤解しないよう求めてきた。
 しかし、実際にはユーザーの間で混同が生じていた。そして中国のアプリ配信サービスTapTapにおいてモバイル版の運営が独自にモバイル版OHOLを開発したかのような説明をしたことをきっかけに、2019年3月1日ジェイソンはモバイル版運営に対して公開状を提示し、3つの要求をした。その中にはタイトルに「非公式」を含むよう変更することがあった。モバイル版運営はTapTapで起きたことについて謝罪した。ジェイソンは3つの要求の一部を実行する期限を72時間と定めたが、モバイル版運営の代表者Cristoffer(以下、クリストファー)は議論をするも要求を受け入れず期限が経過したため、ジェイソンはモバイル版OHOLの削除申請を出したと発表した。モバイル版運営の具体的な行動はないまま、削除申請はまもなくジェイソンの個人的な理由により取り下げられた。
 これまでのことに対しモバイル版運営は公開状のパート1として見解を発表した。同日、モバイル版OHOLの中国版(以下、中国版OHOL)の出版者(以下、中国の出版者)が他のゲームの画像を無断で使用したこと、及びOHOLの翻訳に近い中国版OHOLのタイトルが商標登録を申請中であることがジェイソンに発覚した。これに対してモバイル版運営は対応に追われた。
 モバイル版運営は公開状のパート2としてモバイル版運営が行うことを発表した。この中にはモバイル版OHOLのタイトルを変更することが含まれていた。ジェイソンはこれを却下しなかった。このときにジェイソンが提案した長期的計画にモバイル版運営は同意した。モバイル版運営は日本語Twitterで今後について告知し、今回の不祥事について謝罪した。ジェイソンは短期的にはモバイル版運営が今すぐに行動する必要性を感じている。

 

経過

  1. ジェイソンはOHOLをパブリックドメインに提供した。
  2. 2018年3月頃、Dual Dicadeがジェイソンにモバイル版の話を持ちかけた。Dual Dicadeは最初OHOLがパブリックドメインにあることを知らなかった。
  3. Dual DicadeのOne Hour One Lifeやそれに似たタイトルを含めていいかという質問に対し、ジェイソンは著作権や商標などを含めてパブリックドメインにあると言うと同時に、誤解させないために非公式移植版であって元のソースがパブリックドメインであるからこれが可能なことを明らかにすべきだとも言った。
  4. Dual Dicadeは公式の移植版とするために利益の一部を渡すことを申し出たが、ジェイソンはこれを断った
  5. モバイル版運営はジェイソンのパブリックドメインへの貢献に対しギフトを送ると申し出たが、ジェイソンはこれを断った
  6. ジェイソンは2018年の10月によりストアの記述とスプラッシュ画面により正確な説明を書くように求めた。モバイル版運営はこれを少し変えたものを提示した。ジェイソンはこれを承認した。
  7. サンタクロースやユリや新しいインターフェースがジェイソンの作ったものと混同されることにジェイソンは不満を募らせた。
  8. モバイル版のバグレポート、ユリの改善、返金要求がジェイソンに届くことがあった。
  9. 2019年2月のTapTapにおける中国版の10万人以上が見たデモでのスプラッシュ画面と、ストアの動画内でDual Dicadeがすべて開発したと思わせる説明が出たことがジェイソンに今回の要求を決意させた。
  10. 2019年3月1日の金曜日にジェイソンが公開状として、モバイル版運営に①タイトルに非公式を含めること、②ストア記述の最初に非公式と未承認の説明、③メニュー画面の非公式と未承認の説明の3つを要求した。①の一部と②は72時間後が期限。
  11. クリストファーがジェイソンにTapTapで起きたことについて公式に謝罪した。
  12. クリストファーは非公式の代わりにMODとすることを提案するも却下された。なお、これ以前にジェイソンはまったく異なる名前はより混乱を招くとも言った。
  13. クリストファーがまだジェイソンがメンバー登録していなかったモバイル版アップフォーラム内で「非公式ではない」と主張し、直ちにメンバー登録したジェイソンに指摘された。
  14. クリストファーがジェイソンに他のいくつかの提案を出した。
  15. 72時間が経過しても要求した行動がなされかかったことから、3月4日の21時、ジェイソンは各ストアへ削除申請を出したと発表した。要求した説明に変更すればこれを取り消すとした。
  16. クリストファーが今の心境と解釈を返答した。この内容は今回初めて英語のTwitter上でも公表された。
  17. 3月5日の6時、ジェイソンは家族やGDCトーク、OHOLの更新に力を注ぐために削除申請を取り消したと発表した。「この時点で私は諦めていると思う」とも言った。ここでOHOLとモバイル版に対する思いがまとめて述べられた。
  18. 3月6日、クリストファーが「モバイル版開発者からの公開状」のPart1を発表し、見解を述べた。Part2ではジェイソンが受けている損害に対処するためにモバイル版運営がすることを書くとした。
  19. 中国版の、OHOLと類似した翻訳タイトルが商標登録を申請中であること、ゲーム「Don't Starve」の画像を中国の出版者が無断で使用したことがジェイソンに発覚。ジェイソンは中国版がすべての権利を有していると表示していることも指摘。
  20. クリストファーは中国版のタイトルは今のものと異なるものにするよう中国の出版者に提案し、商標申請を撤回した。
  21. クリストファーは今までその無断使用した画像を見たことも承認したこともないとし、中国の出版者にすぐに削除するよう言った。その画像は実際に削除された。
  22. モバイル版運営は公開状パート2として行うことを発表。この中にはモバイル版OHOLのタイトルを変更することが含まれていた。
  23. ジェイソンがこれを却下しなかったため、モバイル版OHOLのタイトルが変更されることが事実上確定した。
  24. ジェイソンが出した長期的な提案内容にモバイル版運営は同意した。
  25. モバイル版運営は日本語のTwitterで今後について告知し、今回の不祥事について謝罪した。
  26. ジェイソンは長期的計画には満足したが、短期的には損害をなくすためにモバイル版運営が今すぐに行動する必要性を感じている。

変更前の記述

参考として、変更前のGoogle Playのモバイル版OHOLの公式版に言及する記述とスプラッシュ画面の記述を引用する。ストアの記述は冒頭からジェイソンに言及していた。

 

Google Play

Android に対応した Jason Rohrer のデスクトップゲーム「One Hour One Life」の非公式拡張バージョンです。新しいゲームモードが追加され、タッチスクリーンでプレイしやすいように改善されました。私たちは独立した開発者で、モバイルゲームワールドは当社のサーバー上で動作します。

オリジナル版で遊んだことがあるなら、Jasonのかわいくて風変わりなグラフィックスとサウンドにもう一度出会えるはずです。また、他のプレイヤーと一緒に、いくつもの世代に渡って文明を一から築くという、オリジナル版の素晴らしいシステムも健在です。

 

スプラッシュ画面(約2秒間表示)

ONE HOUR ONE LIFE
FOR MOBILE
The Unofficial Expanded Adaptation
Runnning on Dual Decade Servers
 

ジェイソンの3つの要求

要求は公開状を出す直前にモバイル版運営に送ったメールを引用する形で提示された。[]内は原文。

 

  1. すべてのアップストアのアプリのタイトルに”非公式 [Unofficial]”の単語を含めること。
    文字数制限がある場合”for Mobile”を省略してもよい。
     
  2. それぞれのアップストアの説明文の最初の2行を次のように変更すること。
    非公式拡張版 [Unofficial Adaptation]
    原作者Jason Rohrer未承認 [Not approved by original author Jason Rohrer]
    この2行の下に、モバイル版運営が書きたい真実の説明を含めることができるし、それについて何も言わなくてもよい。もちろん他のことを記述してよい。
     
  3. 次の2行をメイン画面(アプリ自体のメニュー画面)に加えること。
    これは他のスプラッシュ画面などで表示する必要性を排除しない。
    非公式拡張版 [Unofficial Adaptation]
    原作者Jason Rohrer未承認 [Not approved by original author Jason Rohrer]
    このテキストは少なくとも”家系図”のヘッダーフォント(“・・・として生まれました”)と同じくらいの大きさで表示すること。 みんなが視覚的に異なることが説明されていると分かるように書体は他のインターフェースとは異なる書体にすること。
    任意として、真実の説明へリンクする”もっと詳しく”ボタン含めることができる。
 

アプリストアの記述とGooglePlayストアでアプリのタイトルはすぐに変更できるため、その箇所は72時間以内に上記を変更すること。
十分かを知らせるために1週間以内にアプリ内のメニューの記述のスクリーンショットをジェイソンに送ること。新しい記述とタイトルの「非公式」という言葉を含むアップデートされたアプリが今から3週間以内にリリースされること。


 

削除申請取り下げ

削除申請を出してからモバイル版運営の具体的な行動はないまま、まもなくジェイソンは削除申請を取り下げた。*1
その理由を、「4日以上も続いており、私には家族・GDCトーク・OHOLの更新という精を出すべき差し迫った多くのことがある」からだとしている。同時に「だから、この時点で、諦めていると思います。」とも述べた。

 

このときにジェイソンはすでにデザイナーとしての評判と遺産が大きな損害を受け、モバイル版がこのまま変わらなければ将来計り知れないほどの損害が加えられるだろうと感じていた。
加えて、OHOLはジェイソンの中で最も個人的で最も誇りに思っている、最も大きなプロジェクトであると述べられた。
このゲームを遊ぶ人はどこからこのゲームが由来したかが分からないというのは恐ろしいことだとする一方で、ジェイソンは著作権がそのような害を防ぐための正しいツールではないと思っていた。ジェイソンは「真実は著作権を必要としません。真実はそれを伝えても構わないと思っている人を必要とするだけです。」と語った。

 

当時の真実として、ジェイソンはモバイル版OHOLが「”非公式で特に承認されていない”から”特に承認されておらず、原作者としての私の願いに直接反する”に」なったと述べた。
ただ、モバイル版運営が進んでこれを是正するという希望を捨てた訳ではなかった。

 

モバイル版運営からの公開状

ジェイソンの公開状への返信としてモバイル版運営からの公開状が2パートに分けて発表された。
公開状のパート1の冒頭にはモバイル版運営による要旨が示された。以下はその翻訳である。

ジェイソンはここ数日、私たちを修羅場に連れていき、私たちを中傷しようとフォーラムに手を差し伸べ、アプリストアに私たちのアプリの削除申請を出しました(今は取り下げられました。ありがとう神様!)。私たちに対する運動は真実を認識できないものに強引に曲げ、彼が欲しいものを手に入れるためにゆすることを含みました。
そして正当な理由はありません。私たちは彼による正当なことを行いたいのです。感情を脇に置いて、私たちは彼が要求していたものよりもよい解決策を用いて、(彼が私たちと話すことを拒む間私たちが理解することができる最高の)彼が望んでいる結果を達成することに努力を注いでいます。そしてもしジェイソンが本当の遺産について気にかけるなら、非常に単純かつ客観的に”真実ではない”ことに基づく誹謗中傷運動に似つかわしいものにメディアや一般大衆を誤解させることを彼は阻止するべきです。

 

モバイル版運営が行うこと

モバイル版運営からの公開状パート2の中で、モバイル版運営は以下のことを行うと発表した。

 

  1. アプリの名前
    アプリの名前を異なるものに変更する。
     
  2. アプリの中
    • アプリをインストール後、及びメジャーまたはマイナーなアップデートの後で、最初に情報画面を表示する。それを閉じるためには「理解しました」ボタンをタップしなければならない。同じ情報がメイン画面の設定メニューから開ける。
    • アプリ内からバグレポートをする方法を追加。登録やメールアドレス不要でレポートを送ることができる。
       
  3. アプリの外
    ストアの記述を更新する。新しいメッセージは、読んだ人はこれがPC版に基づいているけれども、ジェイソンから特に承認されていないことを知れることを確実にする。異なるサーバー上で動作することなどは明確なままにする。
     
    メッセージとして3つの候補がある。(短くした例)
    A案 - ジェイソンによるPCゲームOHOLに基づいていると言う。
    B案 - PCゲームOHOLに基づいているとだけ言う。
    C案 - 名前を言わずに、PCゲームに基づいているとだけ言う。
     
    現在の最善策として、ストアの記述とアプリ内にB案を表示しようと思う。

 

ジェイソンの返信

ジェイソンはこの具体的な行動への返信*2で「それはたぶんうまくいくと思いますが、なじむのに時間が掛かり、途中で明らかにたくさんの混乱を招くと思います。私は当然これがモバイル拡張版をますます紛れのないあなたたち自身のものにする道を敷くものであり、誰にとっても長期的にはよいことだと思います。」との見解を示した。

 

ジェイソンは選択されるタイトルがほとんど異なることを望んでいる。具体的にはタイトルに「One」、「Hour」、「Life」の概念を使うべきではないとした。
また、ジェイソンはオリジナルのイブ(アイコンの女性)の代わりにモバイル版OHOLの「マスコット」を考案することがいいアイデアではないかと言った。唯一のタイトルとアイコンがあれば、外見からは異なる製品に見えるようになる。
しかし、内面はかなり似ているためまだたくさんの混乱を引き起こす。ジェイソンは前に言ったように、手っ取り早い方法は背景のテクスチャをモバイル版の運営自身が描くことだとした。
最終的には「ハードフォーク」(互換性のないシステムの分岐の発生)を行い、本当に異なると感じられる製品を作ることが提案された。
しかし、ジェイソンはモバイル版運営が他の変更(アイコンやゲームの見た目など)をし始めない限り新しいタイトルだけでは不十分だとの考えを強調した。

 

ジェイソンは当面の間、提示された候補のうちA案を選ぶと言った。将来、もし異なるように派生していくならA案はもはや必要なくなる。

 

最後に、パブリックドメインの作品には混乱を鎮めるためにタイトルの変更や更なる差別化をする要求はないとした。それはたくさんある選択肢のうちの一つだと言った。
しかしながら、モバイル版運営が混乱を鎮める必要はあると言った。
ジェイソンは初めに異なる選択肢を提案したが、それは同じか似ているタイトルの下でジェイソンのゲームとほとんど同一のクローンを続けることを仮定していると語った。

その後のやり取り

上記返信の後、モバイル版運営はA案を選択し、新しい「マスコット」キャラクターとアイコンを作り、背景のレイアウトについてなども従うつもりだと言った。分化に向かって積極的に制作する長期的な計画にも同意した。

 

このときの「満足しているか」という質問に対し、ジェイソンは「はい、私はその長期計画に満足しています。」と返答した。その上で「まだ短期間での損害がなされていると思います。あなたに今損害を終わらせるプレイスホルダーの行動をして欲しいのです。」と付け加えた。
ジェイソンは十分と感じる例として、以下の2つを挙げた

  1. 今物事を明らかにするために、私がもともと「プレイスホルダー」として提案した3つの変更を実装すること。(何が続いているか、より多くの変更がくることなど何でも説明できる)
  2. これらすべてを中国の出版者と一緒に解決する間、中国版を一時的に停止すること
     

ジェイソンはモバイル版運営がたった今何かをする必要があると感じている。

モバイル版運営の告知と謝罪

モバイル版運営は日本語Twitterツイートにて、ゲームの名称を変更すること、モバイル版独自のグラフィックを増やしていくこと、そのさきがけとしてアジア系のキャラクターが登場すること、その他アプリ内の情報画面とバグ報告について告知した。また、「この度の不祥事を心より反省しお詫び申し上げ、この改変と今後の改善に向けしっかり行動に移し実現して参ります。」と謝罪し、今後について述べた。

中国の出版者によるタイトルの商標登録申請

議論の過程で、Appフォーラムのメンバーの指摘により中国版OHOLが著作権登録され、そのタイトル「一小时人生」が商標登録申請中であることが明らかとなった。*3 *4
クリストファーによれば、ほとんどの国で著作権は作品が作られた時点で自動的に発生するが、中国ではアプリ市場を通してアプリを配信する前に国に登録する必要がある。この登録はアプリのソースコードの一部を寄託することを要求する。アプリのコードは1行ごとにモバイル版運営によって作られ、ジェイソンのクライアントコードは一切使用していない。また、中国版OHOLの著作権を有するということはそのバイナリを許可なく配布することができないというだけであって、誰かがジェイソンの派生作品を公表することを排除しない。
さらに、クリストファーは中国の商標法について正確には知らないが、「一小时人生」はOHOLの正確な訳ではなく「One Hour Life」を意味し、もしジェイソンが中国でOHOLのモバイル版を配信したいならOHOLの中国訳で商標を登録することもできると述べた。
しかし、メンバーからその名前はすでに中国でPC版OHOLを指すものとしてwikiやガイドで用いられていると指摘された。クリストファーはこれは明らかに問題であり、中国の出版者に異なる名前を用いるよう提案するつもりだと言った。*5
後からこれに気がついたジェイソンは商標の主張を直ちに取り消すよう要求した。*6同時にジェイソンはモバイル版運営らが中国版OHOL全体の著作権を所有しているわけではないとして、著作権の登録がこれを詳しく説明することを望んだ。
クリストファーはこれに対してメンバーとのやり取りを引用する形で返信し、商標登録は商標権が発生する前に撤回されたと付け加えた。*7
ジェイソンは、前にも言ったように、区別されたタイトルはより混乱させると思うと述べた。モバイル版OHOLの運営らはOHOLまたはどんな似ている名前も商標にする権利を持っていないとも述べた。

中国の出版者による画像の無断使用

モバイル版運営が公開状パート1を提示した日、ジェイソンは中国版OHOLのホームページのトップ画像の一部がゲーム開発社Kleiのゲーム「Don’t Starve」の画像と似ていることを発見した。*8。この画像はジェイソンによってツイートされ、これにKlei公式が使用に同意したことはないと返信した。ただし、返信の中でKleiはコミュニティーの創作ガイドラインに違反しているか調査中としており、違反しているかの判断を明らかにしていない(最終確認日時:2019/03/08)。
ジェイソンはOHOLフォーラムでこれと同時に、中国版OHOLがSteam版OHOLのロゴをほぼコピーして用いていること、及びTapTapにおける中国版OHOLのヘッダ画像にとても変な箇所があることも指摘した。

 

Don’t Starveの画像を無断使用した画像を見たクリストファーは「これまで一度も見たことがありませんし明らかに承認したこともありません。」と述べた。*9クリストファーは中国の出版者が故意にやったようだとして、中国の出版者にすぐに削除するよう言った。その画像は実際に削除された。

 

本題とは関係のない話

  • 議論はほとんど英語で行われた。
  • これまで日本のOHOLコミュニティ内でonetechPC版wiki(英)はジェイソンが運営する公式サイトだと思われていたが、議論の過程でどちらも有志による非公式サイトであることが周知された。*10
    • onetechはMITライセンスで提供されている。*11
  • 現在のモバイル版OHOLのアイコンに使用されている女性(プレイヤー外見の名称Female001 D)はジェイソンの母親がモデルである。*12
 

出典

ほとんどの出典は以下に挙げるOne Hour One Life Forums(OHOLのフォーラム)とAppフォーラム(モバイル版OHOLのフォーラム)のスレッドである。
“Open Letter to the Mobile Developers”, One Hour One Life Forums
“Open Letter From the Mobile Developers”, One Hour One Life Forums
“A developing situation with Jason”, Appフォーラム
“Further discussion of a developing situation with Jason”, Appフォーラム
“Chinese publisher is now stealing from Don’t Starve”, Appフォーラム
“Chinese Trademark on translated title”, Appフォーラム