【ゆめみるルビー】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:57:18

DQ3

【エルフ】たちの宝である美しいルビーで、綺麗な装飾の施された六角柱型の宝石の中に妖精が囚えられたようなデザインをしている。
吸い込まれそうなほど美しいと感じられる品で、これを覗き込んだ者は身体が麻痺してしまうという。
 
エルフの姫の【アン】が人間の男と駆け落ちする際に持ち出したものなのだが、なぜ駆け落ちする際にこれを持ち出したのかについてはゲーム中では語られていない。
【ノアニール西の洞窟】の最深部、アンと男が入水自殺した池の近くに、遺書と共に置いてある。
後述のようにルビーを覗き込んだものを麻痺させる効果があり、心中の際に利用された可能性もある。
これを【エルフの隠れ里】に居る【エルフの女王】に渡すと女王は考え方を少し変え、【めざめのこな】を貰うことができる。
 
また、移動中・戦闘中を問わず、使用すると使用者は麻痺状態に陥ってしまう。
移動中に使用した場合、そのまま戦闘に入っても当然麻痺した状態のまま。
あらかじめ移動中にパーティ全員をこれで麻痺させても移動中は全滅しないが、戦闘に入るとその瞬間に即全滅となる。
ちなみに、麻痺した状態のまま移動する事も出来るが、全員固まったまま行進する光景はなかなかシュール。
 
なお、このアイテムと引き換えに手に入る目覚めの粉で【ノアニール】の住人は目を覚ますことになるのだが、シナリオ進行上この行程は必須というわけではない。
そのため、その気になればこの夢見るルビーをずっと持ち歩くことも可能。
特に何かの役に立つというわけではないが、一応任意で全滅できるという点は【デスルーラ】に利用することもできる。
この場合は死ぬわけではないので、仲間の蘇生料を気にせず全滅できるという利点がある。
ただし、上述の通り、移動中には全滅にならないので、敵とエンカウントするために歩く必要がある。
4人パーティだと1歩ごとに4人それぞれに回復判定が行われるため、大抵はエンカウントする前に数歩歩くだけで誰か1人は回復するため、あまり実用的とは言えない。
一応、生き残ったキャラが1人だけであれば戦闘中に使わせることで確実に全滅できる。
なお、これを手に入れる手間があるため【タイムアタック】に利用することはできない。
ただし後述のような棺桶バグを許可したタイムアタックであればその限りではなく、手間のかかる船入手や最後の鍵の入手を経てランシールバグを起こすよりも、早期に棺桶バグを行うことができる。
【電源ON/OFFバグ】が周知されてからはその価値も減ってしまったが、本体バージョンによっては電源ON/OFFバグができないので、これに頼るのが次善の策になるだろう。
 
ちなみに、FC版で先頭キャラが死んだ状態で、残りの3人が死亡またはこれを使って麻痺した状態でアッサラームの【ぱふぱふ】を行うと、先頭キャラがぱふぱふ宿の建物内を棺桶状態のまま1人で単独行動できるようになる。
これを利用したものが【棺桶バグ】。興味のある人は検索してみよう。
 
棺桶バグの効果は場所によって異なるが、アッサラームのぱふぱふ宿2Fで行う場合、大まかな傾向としては以下のような感じだろうか。

  • 階段からベッド下へ直行(最短距離)でぱふぱふを行って直行(最短距離)で階段に戻ってきた場合、2人目の道具欄の先頭のアイテムIDが合計マイナス4されていることが多い。
  • 各人のその他の持ち物も道具欄の奇数番目(特に1番目)のアイテムIDがマイナス2されることがある。
  • キャラの名前も1文字目(まれに3文字目)がマイナス2されることがある。
  • それらの影響は先頭キャラに近いほど起こりやすいようで、隊列最後尾は比較的変化しにくい(それでも変わるときは変わる)。
  • まれに各人の道具欄2番目の持ち物が【ひのきのぼう】に変化することがある。
  • 隊列3人目の経験値がとんでもないことになる可能性が高く、その状態では1回戦闘に勝つだけで経験値カンスト(9999999)になる。
  • 1人で行動しているはずなのに、なぜか2人目が出現することがある。その場合、持ち物やステータスは2人目、名前は3人目が参照されているっぽい。
    • その状態で隊列を入れ替えると、キャラのデータが交換または上書きされる可能性がある。

また棺桶バグに共通の特徴として、生き返らない死亡状態になったり、所持金がカンストすることがある。
既に覚えた呪文をいくつか忘れることが多く、ルーラの行き先を忘れることがあるというリスクもある。
ごく稀に、行ったことの無い場所がルーラ登録される場合もあるが、忘れた呪文はレベルアップしても覚えなおすことができない場合も多い。
例えば戦闘中と移動中の両方で使える呪文が、移動中だけ使えなくなった場合は、既に覚えている扱いになるのかレベルアップしても覚えなおせない。
これは、逆にまだ覚えていない呪文が戦闘中の呪文欄にだけ出現した場合も同様である。

リメイク版

【遊び人】にボス戦で味方が不利になる遊びをさせないために、戦闘前に遊び人だけを任意に麻痺させておくという利用法ができた。
 
【商人】鑑定させると、男商人は

美しい宝石ですが 見ていると 気がとおくなっていくような感じが します。

女商人は

キレイな宝石ね… なんだか すいこまれて しまいそう。

とコメントする。
入手後にエルフの女王と話すと失われるので、その前に鑑定させる必要がある。

小説版

盗んだのはアンではなく【カンダタ】なのだが、アンの駆け落ちと偶然同じ夜に盗まれたために彼女が犯人だと誤解された。
カンダタはせめてもの侘びとして、アンと駆け落ち相手を【ロマリア】まで送って行ったという(つまり2人は心中せず生存している)。
…要するにノアニールの村人が呪われたのはゲーム本編以上のとばっちりである。小説版のカンダタは義賊という設定だが、ノアニールをとばっちりから救うためにルビーを返すとは考えなかったらしい。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.251
レアリティトレジャー
カテゴリーヒストリー
コレクションだいじなもの
標準価格1,300,000G

DQMSL

DQ3コラボイベントで手に入る装備品。
装備するとMPが10増える。
しかし、後に開催されたDQ10コラボイベントで実装された【セトのアンク】が(強化の手間こそ掛かるものの)これの上位互換の性能であり、この装備の価値が大幅に薄れてしまった。