【マルタ王】

Last-modified: 2021-01-22 (金) 20:29:28

概要

DQM1、2、テリワン3D、イルルカに登場する人物。
【マルタの国】の王様。本名は不明。
DQM1と2を比較するだけでも同一人物ではないことだけは確か。
DQM1とDQM2の間に代替わりでもあったのだろうか。

DQM1

白い髭を生やした老年の王。一人称はわし。
Gクラスを勝ち抜いた後、【タイジュ王】と謁見中に現れる。
主催国として恥ずかしくない戦いをして欲しいと、わざわざ嫌味を言いにやって来たらしい。
その後もSクラスを勝ち抜くと再登場してまた嫌味を言う。マルタの国は近い上に暇なのだろうか。
PS版ではわざわざテリーとモンスターを押しのけてタイジュ王の前に出る。

DQM2

舞台がマルタの国になったことで、息子の【カメハ】王子が登場する。
DQM1の時の王とは違ってこちらは穏和な人柄。
南国風のマルタの国にあわせて、南国風の格好をしている。
【雪と氷の世界】クリア後に呼び出され、【てんくうのかぎ】を渡される。
クリア後は【おたずね者マスター】を捕らえてほしいと依頼してくる。

テリワン3D

筋骨隆々で上半身裸の壮年になり、一人称も「私」になっている。
嫌味を言うのは相変わらずで、タイジュ王に「主催国としてはずかしくない戦いをお願いしますよ」と言いに来る他、テリーに「城のそうじ係かと思ったぞ」とか「王さまと遊んでいたか?」と言ったり、
「(タイジュ王に対し)こんな子供と遊んでいるとはよほど自信があると見える」「せいぜいぶざまな負け方をせんように気を付けるんだな!」と高笑いしたりもする。
そんなわけで、タイジュ王は「生意気なマルタの若造」と称している。
ただし、エンディング後はワルぼうがミレーユを拐ったことを詫びたり、自国民を思う発言が見られたりと割と常識的な一面も見られる。
 
今回は裏シナリオで共闘するため、オリジナル版より出番が増えた。
星降りの大会・レジェンドに参加するためジュヒョウの国を訪れるが、極寒の地なのに上半身裸なのは変わらず。【アイスビックル】がいたら同志に感じただろうか。
魔戦士戦ではマジンガ様こと【キラーマジンガ】【オセアーノン】の2匹で参戦。耐えの【カレキ王】チームに対しこちらはガン攻め型。回復技を持たないので、高火力を活かし短期決戦を挑むのがセオリー。
彼のキラーマジンガの特別な特性「マルタ王のわるぐち」は、特に【魔戦士ヴェーラ】戦で効果を発揮する。この特性が発動される際、「フン、貴様らの好きにさせるか!」という専用のセリフが入る。
魔戦士ヴェーラは連れているモンスター共々【ヒャド系】が弱点なのでオセアーノンが覚えている【つなみ】などが大活躍する。
大会の途中で、マルタの国で待っている子を身籠った王妃の話をする。この子供というのは恐らくカメハのことだろう。
ジュヒョウ編を終えるとその子供が生まれたことを嬉しそうにテリーに報告する。
 
ちなみにマルタ王の言いすぎたセリフは、魔戦士撃破時の「よし!これを記念してキミをモデルにした金ピカの巨大な像をわが国に建てるとしよう!」。
セバスチャンに突っ込まれたあとは「おお、私としたことが言いすぎてしまった!たしかにそんな像を建てる金はない!」と発言する。
実際イルルカでは彼の像が銅像(もしくは石像)なので、どうやら金ピカな像を建てるほどの余裕はないようだ。

イルルカ

テリワン3Dでの姿から、歳を重ねより王様らしくなった姿に。一人称も「わし」になっている。
カメハ王子のいたずらに強く言えないのは、自身もやんちゃだった過去があるからだとされている(事実、GB時代も含めたテリワンの作品で嫌みたらしいことを発言したりしていた)。
だからこそガツンと言うべきな気もするが……。しかし、カメハが【狭間の闇の王】を復活させてしまった(厳密には復活を早めてしまった)際には激怒するなど、完全に甘やかしている訳では無いようだ。
また、【雪と氷の世界】クリア後に【てんくうのカギ】を受け取りに行く際、
着ている服によって彼のセリフが一部変わる。興味があれば調べてみよう。
全パターン聞きたい場合はお城の1階にいる兵士に話しかける前にセーブすると良い。
いつもの服を着ている場合は服装の事は言わずイルorルカの顔を見て良い目をしているという。
大通りとみんなの通信広場には彼の像がある。
 
GB版と違ってクリア後におたずねものマスターの依頼をする事はないが、
【格闘場】のイベントバトルの第3戦に対戦相手として登場する。
使用モンスターは【キラーマジンガ】【オセアーノン】星降りの大会・レジェンドの時と同じメンバーを連れている。
倒すと【しんせいの宝珠】5個と【しもふりにく】を6個くれる。
効果に反比例して値段だけは上がったので、ありがたくいただこう。

余談

奇しくも、小説版DQ6の【ガンディーノ】にいる【ミレーユ】【テリー】の養母の名前が「マルタ」だったりする。
いつか二人が帰ってくることを願って、ミレーユの好物であるキンモクセイのお茶をいつも家に揃えていた。
しかし、夫のジャームッシュは青臭いからという理由でこのお茶は苦手とのこと。
 
日本人にとって「マルタ」は「丸太」や「ヨーロッパのマルタ共和国」のイメージが大きいが、国によってはれっきとした女性の名前として用いられている。
ワルぼうの手によって、(養母の)マルタから引き離されてマルタで過ごすことになってしまったミレーユの心境や如何に。