【ルドルフ(アベル伝説)】

Last-modified: 2021-08-25 (水) 03:49:30

アベル伝説

アニメ【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】に登場する人物。
古代【エスターク人】であり、DQ5の【ルドルフ】とは全くの別人。
CV:青野武(前期)→岸野幸正(後期)
 
遥か昔、勇者【ガブリエル】との戦いで弱点の喉に【ふぶきのつるぎ】を突き立てられ、長い間【ネザー】で氷漬けにされていた。
新しい武器を求めてやってきた【アベル】に吹雪の剣を引き抜かれた事で、5000年の時を経て復活する。
鉤爪による肉弾戦と【メラゾーマ】を駆使し、最終的には【ザキ】でアベルの命を奪ったかに見えた……
が、【いのちのいし】が身代わりとなって九死に一生を得たアベルに吹雪の剣で喉を切り裂かれ、再び氷漬けにされてしまう。
 
物語終盤に【バラモス】の力によって再度復活し、その借りを返すために氷の大陸【グリンラッド】を制圧する。
その後バラモスの力を試すべく戦いを挑むが、あっさり敗れて軍門に下り、アベルを倒すための力を授かる。
アベルと戦った際は、呪文以外にはろくな台詞もなく野獣のように咆哮してばかりだったが、このシーンではかなり理性的である。
ルドルフとの戦いから更に成長したアベル一行を幾度も追い詰めた【ジキド】が彼にはひるむ様子を見せたことからしても、アベル戦での彼は復活したばかりで実力を出し切れていなかった可能性が高い。
【青き珠の神殿】でアベルに再度戦いを挑むが、アベルに【聖剣】を取りに行かせた【ヤナック】【デイジィ】に阻まれる。
この時はルドルフのみ魔法が使える状態で、ヤナックも「なぜ奴だけ呪文が使える!?」と疑問を感じていたが、理由は語られずじまいだった。多分上述のバラモスから授かった力のせいであろうが。
聖剣の力で魔法が封じられていた当初はヤナックとデイジィを追い込むが、アベルが聖剣を抜いた事で魔法の封印が解けたため、そこから一気に形勢が逆転して左手と左目を負傷する。
それからデイジィに右手を貫かれて動きを止められ、駆けつけたアベルに喉を目掛けて【いなずまのけん】を投擲され、そこからヤナックに【ギガデイン】を撃ち込まれるという流れるような連携攻撃を受けて、完全に消滅した。
 
ちなみにアベル伝説は一旦打ち切りを経て、完結に到るまで様々な設定変更が行われていたフシが【カードダス】などから散見されるが、第一部放映当時発売のカードダス第二弾の時点でルドルフ将軍が再び復活という内容のカード(強化前の姿であるが)もあるので、復活再戦の流れは当初から予定されていたようだ。

余談

「アベル戦での彼は復活したばかりで実力を出し切れていなかった可能性が高い」というのはDQ4の【エスターク】と設定が似ている。
また、DQ5のエスタークに対してふぶきのつるぎが有効な武器であることもルドルフ将軍がふぶきのつるぎで封印させられたのを思い出される。
DQ10のVer.5.1で登場する【ゾブリス将軍】は、将軍の肩書きだけでなく「過去の戦いで魔剣により凍結・封印される」「新たな武器の入手のために封印を解いて戦う」という2つの点が共通している。