【いのちのいし】

Last-modified: 2022-01-05 (水) 21:25:17

概要

柔らかで暖かい光を発する不思議な小石。
DQ3で初登場して以降、一般アイテムとしては不思議な法則としてナンバリングの奇数作品のみに登場している。
ただしDQ10ではイベントに登場した他、星ドラには色違いの「復活の石」が登場する。
……【追憶のマルチェロ】戦で鬼のような【ザラキーマ】地獄に泣かされたプレイヤーには「なんで8には登場してないんだ」と恨言の対象となったことだろう(ただ、「確実に即死は防げるが使い捨てでアイテム枠を埋める」というデメリットは【せかいじゅのしずく】などもありったけ持ち込みたい追憶の回廊の戦いでは無視できないものがあるが)。
 
DQ9以外では、このアイテムを持っているキャラクターがモンスターから【ザキ系】呪文(作品によっては特技も含む)を受けると、その呪文の持つ即死効果を無効にし、身代わりになってこのアイテムが砕け散るという効果を持っている。
「つかう」コマンドこそ使用しないが、つまりは使い捨てのアイテムの一種に含まれる。
モンスターからの即死効果が発動した時に限って発動するか、その即死効果の対象となった時点で発動するのかは作品次第なので混同無き様。
 
【ザオラル】【ザオリク】の呪文の使用や【世界樹の葉】を節約できる点、シナリオの最序盤から最終盤まで常時驚異となる即死効果を防ぐ点から、持っていれば凄く心強くありがたいアイテム。
しかし、入手性にかなり難があるDQ3やDQ5では安易に使用するのがやや躊躇われるか。
 
ちなみに、このアイテムを捨てようとすると、

「そのアイテムを捨てると 二度と手に入らなくなるかもしれませんが よろしいですか?」

と警告が出現する作品も存在する。
……のだが、【砂漠の村】【道具屋】で市販されていて容易かつ無限に入手可能なDQ7でも、何故かこのメッセージが出現する。
 
英語では"Dieamend"という、Diamond(ダイヤモンド)とDie(死亡する)とMend(治癒する)を掛けた、随分と凝った洒落た名前になっている。
【転ばぬ先の杖】等がある【不思議のダンジョン】シリーズに登場しても違和感の無さそうなネーミングである。
 
後の【堀井雄二】のインタビューでは「あまり反響の無かったアイテム」だったとボヤいていた。

DQ3

入手方法は【サマンオサ南の洞窟】等で入手できる。
またモンスターでは【ホロゴースト】【ばくだんいわ】【まおうのかげ】といった【ザキ系】【メガンテ】の呪文のスペシャリストがドロップする。
非売品であり、売却もできない。
 
上述の通り【ザキ】【ザラキ】【メガンテ】の呪文の効果を防いだ直後に石本体が砕け散る効果を持っている。
ザキ系の呪文は即死効果が発生した際に反応して砕けるのに対して、メガンテの呪文は対象になった時点で砕けてしまう。
これはメガンテの呪文には「効かなかった」という基本的な攻撃の判定が内部システム上には存在していないからである。
しかし「上記の呪文により何らかの被害が発生した時点でその被害を無効化すると同時に砕ける」という処理は共通している。
ただし【せいなるまもり】を装備した【勇者】だけは聖なる守りの装飾品による無効化判定が先に行われるので砕けない。
よって聖なる守りを装備した勇者にはこの石は不必要となる。聖なる守りを入手する時期としてはシナリオクリア目前の最終盤だが。
その他【てんしのローブ】を装備しているとそちらの即死呪文半減効果が優先されるので、この石を持っていると無駄が無く一層安心。
 
メガンテはともかくザキ系呪文の使い手はシナリオの中盤からラスダンの【ゾーマの城】まで頻繁に出くわすので、可能な限り人数分は揃えて持たせておきたい。
だが上述の通り非売品なので数を揃えるのが難しい。
なお「どうぐ」として使用しても何も起こらないのだが、なんと消滅して無くなってしまうので、取り扱いには要注意。
FC版後期製造分とGBC版では「つかう」コマンドを使用してもこの石は消滅しない。
よって、このアイテムの消滅の挙動は恐らくは意図していないバグの可能性が高い。
 
最も効果的な使用方法としては【ネクロゴンドの洞窟】を抜ける際のホロゴーストの使用するザキとザラキの呪文による集団即死事故対策だろうか。
特に【ザオラル】【ザオリク】の蘇生呪文が使用できる【僧侶】【賢者】にこの石を持たせて、パーティ全体の生存率を安定させると良いだろう。

リメイク版

600ゴールドで売却できる様になった。
また【サマンオサ】【地下牢】で、本物の【サマンオサ王】の側に1つだけ落ちており、拾って入手できる。
恐らくは後述する小説版DQ1における「所持者が何日も飲まず食わずで生き延びた」という記述を意識したファンサービスだろう。
 
SFC版・GBC版ではホロゴーストが落とさなくなった代わりに【ジパング】【すごろく場】【よろず屋】で1つ800ゴールドで購入できる。
入手難易度は相変わらず高い部類に入る貴重なアイテムだが、入手できる状勢ならば数多めに入手しておきたい品だ。

DQ5

今作では【ザキ】【ザラキ】【メガンテ】の呪文の効果が命中した時に、石本体が身代わりになって砕け散る。
入手方法は【グランバニアへの洞窟】1Fの外観の【宝箱】の中、【グランバニア城】4Fの寝室のタンスの中、【最果てのほこら】B1Fの宝箱の中から入手できる。
またモンスターでは【ストーンマン】が1/128の確率で、【メガザルロック】が1/64の確率でドロップする。
非売品で、225ゴールドで売却できる。
 
余談だが、メガザルロックを仲間にしようとして勧誘時に大量にドロップする機会が何度も発生するのはお約束とも言って良い。
有用なアイテムだががっかりするプレイヤーも存在するかもしれない。それ程メガザルロックを仲間にするのは至難の業である。
 
本題に戻るが入手時期的には専ら【ザキ系】呪文に対する保険として使用するだろう。
特に蘇生呪文を覚えるがザキ系呪文には無耐性の【スライム】【ホイミスライム】辺りに是非とも持たせておきたい。
 
シナリオ終盤では【ジャハンナ】にて【エルフのおまもり】を購入できるので使用機会が大幅に減少してしまう。
それでも即死攻撃からの万が一の保険になるので、戦闘不能になって欲しくないキャラクターにだけでも持たせておきたい。
またSFC版では「どうぐ」コマンド内の「つかう」コマンドを選択すると、何も起こらないまま消滅してしまうので要注意。
恐らくはFC版DQ3初期製造分の「消滅する命の石(上述DQ3の項目を参照)」のデータの内容をそのまま流用してしまった可能性が高い。
 
ところで「グランバニア城の寝室」とは、ご存知の通りと結婚した妻の出産場所でもある。
後述する「小説版DQ1を意識した配置」だとするならば、とても心憎い演出では無いだろうか。

リメイク版

【暗黒のすごろく場】【謎のすごろく場】【よろず屋】で300Gで販売している。
リメイクを重ねる度にザキ系の呪文は命中率が上昇しているので、存在意義は上昇している。
購入可能な状勢ならば保険として1つでも多く購入しておきたい所だ。

DQ7

表記が漢字表記になり「命の石」になった。
今作から初めて【道具屋】で販売される様になった。
過去現代【砂漠の村】や、【移民の町】【グランドスラム】以外の特殊形態のお店で購入できる。
今作でもザキ系とメガンテの呪文はシナリオ序盤から猛威を振るうので、可能な限り仲間キャラクターに持たせておくと安心。
ただしPS版では【異変後】になると現代の砂漠の村では購入できなくなるので注意。
また【スマイルロック】【ばくだん岩】【ストーンマン】等、もろに岩っぽいモンスターが落とす。
 
効果を発揮した際のメッセージは単に、

「命の石は くだけちった!」

としか表示されない。
よって、複数のキャラクターが命の石を持っている状況で、単体の【ザキ】の呪文の効果を受けて石が砕け散った場合、すぐに持ち物を確認しないと誰が効果を受けたのか分からない仕様となっている。

リメイク版

異変後も現代の砂漠の村で購入できる様になった。
なお、ザキ系の特技である【死のおどり】に対しては防備効果が無くなってしまったので要注意。

DQ9

表記は「命の石」。
……なのだが、他の作品の様なザキ系やメガンテの呪文を防ぐ効果は全く存在せず、完全に別のアイテムと化している。
では何に使用するのかと言うと【錬金】の素材としてや、クエストNo.49【突撃! 石マニア】の達成の際に使用する。
これまでの作品の効果を期待して仲間キャラクターに持たせておき、ザキの露へと消滅したプレイヤーも多いだろう。
しかし上述クエストの依頼人は、欲する石にしっかり「身代わりの石」と説明しており、完全に矛盾が発生している。
逆にドラクエをDQ9から初めて遊んだプレイヤーからすれば、一体何の石なのか困惑したプレイヤーも多いだろう。
 
入手方法は【カズチャ村】の赤い宝箱、【宝の地図】の洞窟の青い宝箱、【グビアナ砂漠】【ジャーホジ地方】のフィールドで採取できる。
またモンスターでは【ガニラス】【だいまじん】【ホラービースト】が通常枠アイテムとして、
【ストーンマン】【リビングスタチュー】【うごくせきぞう】がレア枠アイテムとしてドロップする。
また、クエストNo.176【井戸の封印】の2回目以降のクリア報酬にもなっている。
プレイヤーによっては【リッカの宿屋】地下の【天使の泉】に落ちている場合もある。
今までの作品と比較するとかなり入手しやすくなったが、様々な意味合いで扱いが若干雑になってしまった。
 
このアイテムを使用するレシピは以下の通り。

名前の割には使い道が意外と乏しい。
まよけの聖印⇒【エルフのおまもり】の錬金もそれなりに利用価値があるが、そう何度も作るアイテムとは言えない。
最終的には【ふくろ】の肥やしとなるか、大量に余っている場合は売却に利用されるだろう。
ここまで扱いが雑になってしまっているのも可哀想である。

DQ10

エテーネ王国のストーリーイベントに登場(DQ11よりも登場は後)。
【錬金術】をテーマにしているだけあって、これまでに存在しない使われ方をした。
(詳細はこちらを参照)

DQ11

表記は「命の石」。
非売品。素材なのはそのままに、ザキ系の身代わり効果が復活。ザキ系の特技に対しても有効。
【ネルセンの宿屋】や、【ドゥーランダ山】など一部のフィールドで拾える他、【メガザルロック】【だいまじん】が落とす。売値は225G。
 
ネルセンの宿屋ではリポップの間隔も15分と短く、ルーラで簡単にアクセス出来るので、こまめに通えばザキ系を気にしなくてもいいぐらいに集められるはず。
今作ではザキ系を使う敵に異常に素早い者が多いので持っていると重宝する。道具欄のスペースは余りがちなので、即死耐性が100%ではないキャラにはとりあえず持たせてみよう。誤ってミミックなどを開けてしまってもほとんど事故が起こらなくなるはず。
なお【はめつのリズム】は、即死効果が命中した・外れたに関係無く問答無用で(強制的に)命の石を破壊する困った効果を持つので注意。
命の石を所持した状態で【聖女の守り】の効果を得ている仲間キャラクターが即死効果に命中した場合、命の石が優先して消費される(砕け散る)。
 
このアイテムを使用するレシピは以下の通り。

材料成果物
命の石+オーロラの布きれ×3+アレキサンドライト+だいしんかのひせき+魔竜の皮ゼウスのマント
命の石×2+おうごんのカケラ×2+いやしそう×3命のブレスレット
命の石×3+天使のソーマ+ヘビーメタル×3英雄のブーツ
命の石×3+竜のひせき×2+アレキサンドライト女神のゆびわ
命の石×3+まじゅうのかわ×3+ときのすいしょうりせいのサンダル
命の石×3+オリハルコン×2+せいすい×3+エルフののみぐすり+緑の宝石エルフのおまもり
命の石×3+天使のソーマ×2+ようせいの綿花+黄色の宝石×2+オーロラの布きれ×1セラフィムのローブ
命の石×3+天使のソーマ+ミスリルこうせき×2+ピンクパールいのちのゆびわ

DQ11S

入手方法や素材としての使い道に特に変化は無いものの、ちょっと特殊な利用方法が存在する。
それは「しばりプレイ」の一種【主人公がやられたら全滅】を設定している場合である。
主人公に対して即死攻撃が命中してしまうと、縛りプレイのルールに従い当然一発アウトになってしまう。
その関係上、全ての即死攻撃を未然に防御する必要性が出てくるので、このアイテムの重要度が大幅に跳ね上がるのだ。
勿論【せかいじゅの葉】では防備できない仕様なので、ネルセンの宿屋で大量に入手して、主人公に大量に持たせておきたい。

小説版

DQ1、DQ2とも原作には存在しないが、小説版には登場している。
 
DQ1では勇者アレフがドムドーラで誕生したときに三人の客が訪れ(聖書のイエス・キリストのエピソードがモチーフと思われる)、その内の一人が持ってきたもの。
その直後、ドムドーラは竜王によって壊滅させられるのだが、赤子のアレフはこの石の力で十数日もの間水も乳もなしに生き長らえた。
冒険に出た後は3人の客のうちの1人との再会の証になり、【だいまどう】ザルトータン(【竜王六魔将】)との戦いの際に砕け散る。
 
DQ2では【サマルトリアの王子】コナンが、彼に思いを寄せるルプガナの町娘レシルから送られ、これにより二度までも一命を取り留めている。
1回目は【メガンテ】を使った際に衰弱するに留まる。
2回目は雷(【ベギラマ】?)の直撃を受けてもダメージのみで済ませたが、ここで砕け散る。
 
DQ3では、ゲームには登場したものの、小説には登場しなかった。

アベル伝説

【アベル】【ザナック】からもらうアイテム。
ダイ大の【カールのまもり】のような身代わりアイテムの扱いで、命を落とすような攻撃を受けた際に肩代わりする道具になっている。
 
一度は【ひょうがまじん】の吹雪で致命傷を負ったアベルから吹雪のダメージを請け負う形で助けるが、その後【ルドルフ将軍】が放った【ザキ】からアベルを守り砕け散る。

アイテム物語

【ゴールドカード】のストーリーにて、【福引き】発足当時デラックスな景品の1つとして【リリザ】の三角クジの一等の景品にされた事があり、これの欲しさに大金持ちがありったけの買い物をして三角クジを独り占めするという事態に繋がった。
DQ2の時代より遥か昔のDQ3の時代ではそう珍しいものではなかったが、時代が下がるにつれてかなり希少な品となって行った模様。
 
また、同書で【栗本和博】が手掛けたアレフガルド劇場「ホロゴースト VS 命の石」の4コマ漫画でもネタにされており、DQ3の勇者達メンバー全員が体中にびっしり命の石を装着してどや顔でホロゴーストに威張り散らし、その様子に拗ねて逃げようとする彼にザラキを必死に乞う勇者達の面白おかしい様子が描かれている。