ビルダーズ2
【モンゾーラ島】に存在する大樹。本作における【世界樹】と呼ぶべき存在で、作中では3種類の大樹が登場する。
なお、名前は似ているがDQ11の世界樹的存在である【命の大樹】とは別物である。
かつての大樹
島の中心の小島にそびえ建つ、意思を持った大樹。【かぜのマント】がなければ辿り着けない。
このエリアに入るとBGMが【ほこら(曲名)】に変化する。
小島自体はイベント以外でモンスターが湧くことはないが、周囲の浅瀬には【マリンスライム】がよく湧く。
【ヒババンゴ】の軍勢によって蝕まれ、【ババンゴの実】を実らせる胞子を含むくさり風を発する「破壊の木」と化してしまった。BGMも相まって非常に物悲しい雰囲気を醸し出している。
大樹のある小島は【ハーゴン教団】の聖地となっており、副総督の個室には【マギール】が遺した日記や島の歴史を記した書籍も存在する。
実は【伝説のビルダー】によって人工的に造られたものであり、これに目をつけたハーゴン教団はくさり風の発生の原因が【ビルダー】にあると捏造、大樹のおかげで豊かになると同時に争い事を起こすようになった人間達に破壊の教えを信じ込ませた。
しかし、恵みの大樹が人の手によって造られるという事実は、大樹を破壊されてしまったモンゾーラの住人にとって豊かな恵みを復活させる最後の希望ともなった。
新たな大樹の再建の情報を求めてやってきた【主人公(ビルダーズ2)】と【少年シドー】に対して自身を破壊するよう願い、【命の原木】を遺して完全に朽ち果てた。
新たな物を「創造」するためには「破壊」も必要であるという本作のテーマの「創造と破壊は表裏一体」を最初に実感することになるイベントである。
ちなみにこの小島に配置されている【けがれた泥】、【枯れた樹皮】、【枯れ大木の葉】は現在では再入手が容易だが、アプデ前だとここを始めとしたごく一部でしか入手できないレアブロックであった。詳細はそれぞれの記事を参照されたし。
DLCで【釣り】を解禁していれば、ここの深海でのみ【ジンベイザメ】が釣れる。
2本目の大樹
モンゾーラ島のストーリー序盤で【チャコ】から貰った【ふしぎなタネ】から芽吹く。
【マギール】の助力によって農園の復活と共に成長していくも、最終的にヒババンゴに破壊されてしまう。
新たな大樹
ヒババンゴに破壊された大樹の代わりに造ることになる大樹。
大量の【大木の樹皮】やかつての大樹の命の原木、【きれいな水】、そして三色島に保管されている白・黄・桃の三色の花が必要。
これらすべてを揃えて完成させても農園を覆うくさり風をはらうだけで精一杯であり、完全な大樹の完成にはヒババンゴが持つ【はじまりの一葉】から作る【風のしずく】が必要となる。
なお、くさり風を払う際に範囲内にある泥系ブロックが全て土系ブロックに変化する(部屋の壁や床に使われているものは除く)。泥系ブロックの色合いを利用したドット絵などを作っている場合は注意。
ヒババンゴ撃破後、風のしずくを使うことで大量の葉が茂ると共に大樹の意思が復活、農場の周辺の緑も蘇る。
モンゾーラ島再建の道筋が整ったことで、ようやく【からっぽ島】を開拓する仲間を連れて帰ることができるようになる。
【おおねずみ】など、各地の反ハーゴン教モンスターNPCは「島を吹く風が変わった」と喜んでいる。
ちなみに大樹が復活した直後に島全体が奇麗になるかのようなムービーが流れるが、これはただの演出であり、実際は前述の通り農場周辺しか綺麗になっていない。
拠点の地面を少し深く掘ると泥系ブロックになるのも変わっていない。(もう少し掘り進めると【白い岩】やグレー系になるが。)
いや、何故…。まあ、メタ的に言えば広大な島全体の泥系ブロック全てを置き換える等という事をしたら処理が膨大になりすぎるので、難しかったのだろう。
もしも拠点外のエリアを故意に汚染ブロックでビルドしまくるプレイヤーがいたら、その物好き極まる苦労を水の泡にするイベントにもなりかねないので…。
また、この大樹の最終的な頂上から10層上あたりがビルド可能な最上層になる。
デフォルトの拠点地盤から高さ60層以上の空間があるが、拠点面積が狭いので重層建築にならざるを得ず、ローディングの負荷も避けられない。【部屋レシピ】の初達成を拠点内にこだわるなら【すぐに壊れる部屋】の作成はお早めに。
なお大樹の周囲には溝が掘られているが、これは大樹の上部から流れる水を受けられるようになっている。
移動の邪魔だからと埋め立ててしまうと最終的に拠点が水浸しになってしまうので注意。
どうしても埋め立てたい場合は【格子の床】であれば水を通せるので便利。