ビルダーズ2
【ハーゴン教団】が治める【モンゾーラ】地方担当の副総督を務めている【まじゅつし】で、総督【ヒババンゴ】の配下。名前の由来はDQモンスターのダジャレ風名称としての魔法使い「マギ」ールか、はたまた「マ」物を裏「ギル」からか。
一人称が「ワシ」であるなど、古風な口調が特徴。
【主人公】が【ビルダーの鐘】を鳴らし、土地を浄化したことによって【恵みの大樹】の芽が発芽、それによる異変を感じ村へと様子を調査しに来た。
存在するはずのないビルダーによって住民が希望を取り戻したことに驚愕し、火球を放つかと思いきや、「木を見て気が変わったと」言いつつ、より希望を多く持った状態で叩き壊すために一時的に手助けを申し出る。
そして、なんとそのまま大樹育成ミッションの発令・管理者となって村に居着き、土地・植物に対する深い知識を貸してくれるようになる。
以来、事あるごとに詠唱して火球を放つと見せかけて「……なーんちゃって!」とボケるのが定番と化す。
始めこそ「創造する力は滅ぼす」と豪語し、「協力しなければ命は無い」と住民へ農園作りを強制し、大樹が育つたびに「壊しがいがある」「破壊欲求を抑えこむのに苦労する」と物騒な発言をしていたものの、次第に態度を軟化させていく。
大きな転機は、主人公が初の教団による拠点襲撃とくさり風の発生に遭遇した際。
教団撃退後には住民に慌てて駆け寄り、安否を気遣う。
そして翌朝のくさり風によって発生した【ババンゴの実】を主人公が破壊した後には、教団の襲撃を自分の意志では無いとしつつも謝罪し、胸の内に秘めていた村に来る前後の心境の変化とビルダーの能力への期待と関心を語った。
これを聞いた主人公から村の仲間へなれと誘いを受け、お約束の「詠唱→なんちゃって」を経て仲間に加わった。
この際には名前を明かし、副総督ではなく「マギールさん」、何なら「マギールちゃん」と呼ぶように勧めてくる。【竜王のひ孫】(リメイク版)の要素も少し入っているのかもしれない。
正式に村の一員となってからは命令口調や詠唱での脅しも行わなくなり、すっかり知恵袋のおじいちゃんと化していく。
茶目っ気があり面倒見も良い性格らしく、作物に関する冗談で【チャコ】を笑わせる、「自分自身のカラを破壊してから出直せ」と【ドルトン】にリーダーの資質を説く、えっちな妄想を否定する【ポンペ】に同意を求められてうろたえる、若者や特に女性の活躍への期待を【リズ】に語る、収穫祭では「【カボチャマスク】は小顔の自分では被れない」と主人公にボケるなど、住民たちと積極的に交流している。
特にチャコとは繋がりが深く、熱意の割りに知識が少ない彼女を見兼ねて師弟関係を結び、多くの知識を伝授した。
それゆえ当初は恐れられていた彼も、性格と深い知識が相まって住民全員とプレイヤー達から慕われる人気者となっていく。
魔物でありながらも、人間たちの村の事実上のリーダーとも言える存在となった。
最終的には「創造は素晴らしい」という意見を露わにし、総督や他の教団員にも創造の有用性を薦めることを約束。
しかし収穫祭の夜明け頃に、とうとう軍勢を率いた総督ヒババンゴに村を襲撃されてしまう。
約束通りヒババンゴへ進言しようとしたものの、聞く耳を持たれず裏切り者として粛清され致命傷を負ってしまう。
教団撃退後に村へ運び込まれたものの、チャコには恵みの大樹の情報と「夢を諦めるな。夢を諦める言いわけを探すな」の遺言を、主人公には遺物として【かぜのマント】と「一晩だけでもビルダーになれて嬉しかった」の遺言を遺して死亡してしまった。
モンゾーラのかつての大樹がある島には彼の手記があり、それを読むと彼の人(?)となりをよく知ることができる。
実は当初から破壊のみを行うハーゴン教団の教えには懐疑的で、破壊するのみでは魔物達まで餓えて絶滅してしまうことを憂いていた先見性のある魔物。
立場上は作物を育てることなどできはしないのだが、彼が活動していた場所には自宅含めて【キャベツ】がプランターで植えられていたり、各種種の場所や栽培に詳しい原住民の魔物の情報を集めておく、かわきの壺を保管する、部下に種を預けるなど、魔物達を救うために色々と画策していた。
その後、人間達を餓えから救ったビルダーを間近に見たことで、ハーゴン教団を裏切る決意したということが分かる。
今作において初の味方側に付いた魔物として非常に印象に残るキャラクター。
召し使いにメギラがいるほか、【破壊天体シドー】にいる【ジゴック】は彼の師匠である。
破壊天体シドーの終盤でジゴックに話しかけると、彼が師に送っていた手紙の一端を知ることができ、マギール自身物作りには前々から興味を持っていたことが明らかになる。
ライバルズ
ビルダーズ2がモチーフの第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。師のジゴック共々、共通のスーパーレア。
2/2/3
味方建物があるなら、手札のこのカードのコスト-1
建物があれば1/2/3という強力スタッツになる。
特別な効果は無いが、建物を多用するデッキで採用して損は無い。
当初はジゴックなどに比べるとあまり使われていなかったが、その後の真1,2弾で【ダンジョン】【宝の地図】といった建物関連の要素が追加され、【ナイン】で1ターン目から確定で建物を置けるようになったためかなり使われるようになった。