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【少年シドー】

Last-modified: 2019-05-15 (水) 21:16:09

本項ではDQB2に登場するキャラクターの「シドー」を扱います。
DQ2などに登場するモンスターは【シドー】を参照。





DQB2 Edit

概要 Edit

本作の主要人物。CVは津田健次郎。DQB2の物語は、主人公と彼の壮大な冒険と物作りにより進んでいく。
船の難破で【主人公】【ルル】が漂着した【からっぽ島】に、ひとり佇んでいた謎の人物。
鋭い目つきに、エルフのように尖った耳、黒髪を後ろで束ね二本角のように跳ね上がった前髪という独特な外見の少年で、自分の出自に関する記憶を失っている。
 
DQ2を知るプレイヤーなら、あるいはDQ2の知識が無くともサブタイトルから、名前を聞いただけで狂乱の破壊神を連想せずにはいられないが、がさつな言動や強大な戦闘力、破壊による素材集めは得意だが物作りができないなど、さらにその連想を補強するような特徴を備えている。
彼を破壊神と呼び覚醒させようとする謎の声も現れ、物語を通じ主人公や旅先の仲間との友情、物作りへの羨望、破壊の衝動、謎の声の誘い等による葛藤に苦しめられる。
創造の力の権化【ビルダー(職業)】である主人公と並び、破壊の力の持ち主として強くスポットの当たるキャラクターである。
 
感性が人間離れしているせいで主人公とは別の意味で独特のセンスの持ち主らしく、水死体が広がる光景を面白いと言ったり、気に入らない相手に対して軽々しく「息の根を止めてやろうか」などと言ったり、モンゾーラ犬【アニマルゾンビ】だの【デスジャッカル】だの名付けようとしたり、暗い独房で居心地良さそうにしていたりする。
主人公との【必殺技】を編み出した時にも、主人公が提案した「(主人公名)とシドーの すぺしゃる ふぁいてぃんぐ こんびねーしょん あたっく」という名前を気に入るあたり、ネーミングセンスも主人公と張り合えるレベル。
ただし決して非常識なばかりの人物というわけではなく自身を「立派な髭を持つ自分こそ町長に相応しい」と自薦する【ドルトン】に対して
「リーダーは皆に認められてなる物だろう」と至極真っ当な物言い(ドルトン曰く「恐ろしいほどの正論」)で窘めたり、鉱石掘りにやる気がでないとぼやく【マッシモ】に「仕事だろ、ナメるな」等と言ったり、作中でも「乱暴な物言いの割に言ってることはまとも」と評されている。
からっぽ島での開拓中は「シドー帝国」を築こうとしており「ルル王国」を築こうとするルルとしょっちゅう口論になるが、まさに「ケンカするほど仲がいい」譲らない二人の姿勢に微笑ましい光景ができあがる。
ここに主人公であるプレイヤー自身も参加した気でいようものなら、それこそ仲良く喧嘩する3人組の構図ができあがるだろう。
他の島に渡る時はいつも舳先に腰掛けており、【ミト】は「いつか落ちてしまうのではないか」とヒヤヒヤしているらしい。
 
そんな彼の苦手な物は何と【ヒトデ】
【ゼセル】曰く、色合いとブツブツとした感触が嫌なんだとか。

NPCとしての能力 Edit

戦闘においては棍棒、斧系の専用武器を使用する前衛戦士型のキャラクター。主人公とは比較にならない攻撃力で三連続攻撃を繰り出し、物語が進むと赤いオーラを発して更に攻撃力を増し、大振りながら会心の一撃を確実に繰り出す。
前述の通り自身はモノを作り出せないが、主人公が木や岩などを破壊すると、周辺にある同じオブジェクトを遥かに早く破壊して素材にしてくれる。他にも、そざい島で付近に動物がいたり、犬が地中のタネを発見すると知らせてくれる、設計図を置いた場所の邪魔なブロックを破壊してくれるなど、冒険と開拓全般をサポートしてくれる、とても頼りになる相棒である。
ムーンブルク島中盤~ラストバトルまでの間、イベントで一時離脱してしまうが、
ムーンブルクでは大勢の兵士を引き連れることができるし、破壊天体シドーの敵は彼がいない前提で数やパラメータが調整されているため、戦力低下に関してはあまり気にならない。
 
クリア後は彼をパーティから外しての冒険も出来るが、他のNPCより頭一つ抜けた攻撃力から最強クラスの戦闘系メンバーなのは間違いなく、探索時に外していく理由はほぼ無い。
からっぽ島ならパーティから外していても兵士NPCと同様に敵モンスターの撃退を積極的に行ってくれる上、同じ開拓地内にいれば主人公の近くへ様子を見に来るので、建築中の護衛役としても輝く。
もともとからっぽ島にシドーの攻撃力が要るほどHPが高い敵は少ないが、鬱陶しい【アイアンアント】【おおさそり】を楽々と片づけてくれ、夜中限定の強敵【しにがみ】を敢えて排除したい場合などにはとても頼もしいので、作業する開拓地にシドーの住所を割りあてておくと良い。
 
単体の戦闘力で見ると、一撃の重さを重視し独自の攻撃パターンを持つシドーは他のNPCよりも攻撃タイミングが遅い。
三連攻撃やフルスイング攻撃の後には少しだけ動きを止めてしまい、動きの激しい魔物は追いきれない事もあるので、主人公がシドーの方へ敵を引き付けるように動くと無駄がない。
ちなみにシドーの次に強いNPCは【将軍】?の職業に就き動きに隙の少ない【アネッサ】
手強い大型モンスター撃破などが目的のときは、二人共パーティーに入れて行くのも良い。
 
【かぜのマント】入手後は、パーティーに加えた人間NPC全員が装備して滑空できるようになるのだが、なぜかシドーだけは主人公の足につかまる。
【ポンペ】からは「実は高所恐怖症なのでは?」と疑惑もかけられているが、主人公との冒険で高い山に登ることは日常茶飯事で、それを嫌がっている様子は無い。終盤で一時的にもの作りの力を得た際のみマントを使っているので、ひょっとしたらもの作りの力がないとマントを使えないのかもしれない。
ゲームプレイ上、プレイヤーが着地前に滑空を止めたり、落下攻撃を発動したり、空中でマントを再使用したりするとシドーだけそのまま落っこちてしまう。さらに、到達場所の距離や高さがぎりぎりだった場合はシドーだけが崖に正面から激突したりする。シドー自身は文句一つ言わないで済ませてくれるが、高所なら落下ダメージはきっちり入るので注意したい。

少年シドーは他の人間の島民と違い、食事を全く摂らず【ヒース】が言うところのアレもビルドしない。
飲み物のオブジェクトがあれば飲料を嗜む姿も見られるが、たとえそこに【ルビーラ】【ブラックコーヒー】を収納していてもスタミナ持続アップや眠りガードなどの追加効果は一切発生しない。体内で吸収されず消滅(破壊)しているのだろうか?
【かんごく島】では囚人に一日一つ配給される【キャベツ】抜きでおよそ2週間ほど活動できていたため、生命を維持するのに飲食の必要がないと思われる。
彼が純粋な人間ではないことのさりげない描写である。
ただし、作中のストーリーで食べ物(?)を頬張るシーンもあるにはあるので、身体が食べ物を全く受け付けないわけでもないらしい。
  
作業系のボタンと会話ボタンが同じになる関係上、前作では作業しようとして近場のパーティメンバーや住人に話しかけてしまう事が多々あり、今作では主人公のそばに居る事の多いシドーがこの仕様によく巻き込まれる。
2019/1/31のアップデートで、ビルダー道具の切り替えと会話ボタンを別に設定する事ができるようになったものの、収納箱を開けたり、作業台を使ったりする時は相変わらず同じボタンなので、今日もシドーは主人公に不意に話しかけられては律儀にモノ作りへの期待を語ったり、時には間違って話しかけた事を見越したメタ発言をしてくれたりするのであった。
 
からっぽ島に住まわせれば、他のNPCと同様に部屋の好みを提示してくる。
好みの部屋は広さ(4)と豪華さ(4)、【ムード】はクール。なんとなく想像しうるというか、広くてゴージャスな部屋がお好みらしい。
一見難易度が高そうに見えるが、部屋に十分な広さがあるならばクールと豪華さを両立するのは簡単なので、達成難易度は低い。
これまでの労いも兼ねて、満足できる部屋を作ってあげるのもいいだろう。

正体(?) Edit

途中に何度か示唆される通り、その正体はやはりドラクエ2のラスボスである破壊神シドー本人。と言っても勇者に倒され肉体を失った結果、ほんの少しだけ残った状態であるらしく、記憶とチカラを殆ど失い、少年の姿となっていた。
真実の姿を映し出す【ラーの鏡】を向けられるシーンもあるが、そこには破壊神の姿どころか何も映らなかった。
 
ロトの勇者により殺害されてもなお自らの野望を諦めきれなかったハーゴンは、彼の死後も残っていた「3人の勇者たちを惑わせるために作った幻の世界」(DQ2本編でハーゴンの神殿内に作られた幻のローレシア城の外に広がる世界)を利用。
少年となったシドーを保護し、チカラを蓄えさせ、破壊神として目覚めさせる事で再起を狙った。
その一環として、破壊と対極にある創造の力を高めるのに利用されたビルダー見習いの若者が、本作の主人公である。
 
相反するお互いの能力を駆使して数々の冒険を繰り広げる2人が、名コンビと呼べるほどの間柄になったのはほぼ偶然だったが、ハーゴンはそれさえも利用する。
シドーは物を生み出せる事への羨望や、破壊しかできない自分の能力への焦燥を少しずつ募らせ、更には【ムーンブルク島】で住人達がスパイによる疑心暗鬼に駆られる中、あまりに高い戦闘力と単独先行しがちな性格から慎重派の住民との間に距離が生まれる。
さらに信頼していた主人公にラーの鏡を向けられた事で友情にも亀裂が生じ、内通者【リック】の策により主人公が作った牢屋に入れられた事で不信感は完全に爆発。
幽閉されている間中ハーゴンに揺さぶりをかけられ続け、スパイが判明し疑いが晴れて牢から出されるが、大総督【アトラス】の襲撃を前にしての解放だったため、都合が良い時だけ頼るのが気に食わない、元より破壊しかできない自分とビルダーでは相容れなかったと、とうとう絶交を宣言。
本心では主人公との友情を完全には否定してはいなかったものの、主人公によって創造の力が増した事で同時に自身の破壊の力も増大し、からっぽ島に戻ってくるころには制御しきれなくなり錯乱し始めていた。
そこにハーゴンの幻術で仲間たちや主人公を自身の手で殺める幻覚を見せられ、ついに破壊神として復活を果たしてしまう事になる。
 
しかし、主人公たちと育んだ友情は心の底に残っており、「暴走しそうになったら殴って止めてくれ」という約束を果たしに現れた主人公により、呑み込まれていた破壊神の内面世界から飛び出す事に成功。
この時、少年シドーと分離したことによってより凶悪になって顕現した破壊神シドーの攻撃により主人公は傷つき倒れてしまう。主人公はこれまでシドーがモノ作りできなかった事は承知の上で「やくそうを作って欲しい」と頼んでくる。
最初は「破壊神である自分にモノづくり出来るわけがない」と諦めを滲ませ、それでも必死にやくそうを作り上げようとする姿は涙なくしては見られない。
度重なる失敗に心折れることもなく、主人公がいつも楽しそうに作業台に向かっていた姿から「モノづくりは楽しくて面白い」事だと思い出したことでついにモノづくりの力に目覚め、傷ついた主人公の為の【やくそう】を作り出すことに成功。
主人公を治療した後、お互いに言いたいことを伝えあいムーンブルクから続いていた仲違いも解消。絆を取り戻した二人は世界を滅しようと侵攻を開始した破壊神のシドーとハーゴンを倒す為、共に【超スーパーカー】に乗り込み最終決戦へ挑んだ。
 
性格こそ荒っぽいものの、少年シドーは仲間を意識したり魔物から人を匿ったりするなど、破壊一辺倒ではない多面的な部分を備えている。
これは「破壊神シドー」にとっては自身の弱い部分の象徴でしかないようで、実際に少年シドーが宿っていた時の破壊神シドーは、戦闘系の職業ではないビルダーが生身で打ち勝てる程度の力しか出す事が出来なかった。 
そうした面もあり、ハーゴンは破壊神から抜け出したゴミクズなどと見下しているが、少年シドー自身は、そのハーゴンの真意を看破した上で同情しているような言葉で返す。
これまでの主人公との冒険や人々との関わりから、「破壊も創造も、今ある何かを変えるという意味では同じ」という真理に辿り着いたシドーは、
主人公と出会う事ができた幻の世界を「悪くなかった」と評して、その世界を作ったハーゴンに「来世ではいい仲間に出会えよな」と労りの言葉を投げかけ、会心の一撃で引導を渡した。続く破壊神シドー戦でも巨岩放り投げ攻撃を打ち返すなど活躍し、主人公との連携により自らの半身をぶっ壊して、神の力を取り戻した。
 
決戦後は主人公と力を合わせ、「世界を壊して新しく作りなおす」事で、消滅しかかった幻の世界を新たな世界として繋ぎとめた。
現実世界にまで進撃しかねない破壊神を撃破したことも合わせて、現実と幻、二つの世界を救った事になるだろう。
この時に神としての力は失われたようで、ルルが言うところの「破壊好きのきかんぼう」に戻ってしまったようだ。
このイベント後も、キッチンや工房での手伝いは身に付けられず、
【アネッサ】によるとその後もモノづくりの特訓はしているようだが、見るに堪えない様子らしい。

余談 Edit

「シドーていこく」は島の名前に付けられないもよう。
シドー専用装備は、過去verで【武器庫】?経由で【あらくれ】【兵士】にも装備可能だったが、これはバグであったらしく現verで修正された。