【聖城の巻物】

Last-modified: 2022-06-05 (日) 21:56:32

トルネコ3

買値400G、売値200G、【重さ】は軽い。
【聖域の巻物】の紛い物アイテムとなる「巻物アイテム」の一種。
読み方は「"せいしろ"のまきもの」で、「聖域の巻物」と字面が似ていて紛らわしい。
要するに紛い物で、「域」によく似た「城」でトラップらしさを演出したネーミングなのだろう。
 
貼り付くタイプの巻物で【トルネコ】が読んでも消滅するだけなのは聖域の巻物と同じだが、こちらは貼り付いた部屋にあるアイテムが1ターンに1マスずつ勝手に飛び跳ねて動いてしまうという迷惑極まりない効果を持っている。
効果の発動タイミングは【ワナ】が作動した直後。そして落ちているアイテムは最大25個まで同時に動く。
動いたアイテムの中で床に貼り付く巻物が存在した場合、この巻物の効果で動いた直後に床に貼り付いてしまうので注意が必要。
但し【ワナ】等のアイテムが自然には置かれない場所や、【山脈の尾根】【異世界の迷宮】【浮遊ゾーン】の様に【谷】がある場所には飛び跳ねないので安心していい。
【ガーゴイルの店】の商品や、既に床に貼り付いた巻物と、モンスターが入って床に貼り付いた【とじこめの壺】は飛び跳ねずに動かない。
 
なお【水路】に落としてしまったアイテムを水路の外に移動させて拾う等の荒技もある。
が、通路の水路に落としてしまったアイテムを回収する際は【つるはし】【中部屋の巻物】等で部屋を長方形か正方形に拡幅し、部屋自体を広くしなければならない。
聖域の巻物とうっかり間違えて床に貼り付けて、モンスターに襲撃される等の被害が怖いので、発見し次第さっさと読むか【火柱の杖】等で燃やして廃棄処分してしまうのが得策。
水路に落ちたアイテムが床に出てきたら回収し、その後に読んでこの巻物を消滅させればOK。
 
貼り付く巻物の共通ルールとして、【祝福】かつ貼り付いた状態で読むと貼り付きが解除されて再利用でき、【呪い】状態だと読むことも貼り付けることもできず、また【ひとくいばこ】が化けていた時は読むか貼り付こうとした瞬間その周囲8マスのどこかに姿を現す。
なお、この巻物に限り、未識別の状態で床に貼り付くと、なぜかすぐに識別される。
他の貼り付く巻物は識別されないのに、なぜこの巻物だけ識別されるのかは不明。設定ミスだろうか?
 
入手手段が【異世界の迷宮】で普通に拾うか、【封印の洞くつ】の壁の中から【発掘】するかのみ。
凶悪効果の割には何気にレアなアイテムとなっている。
見つけたら地上へ持ち帰って【倉庫】【倉庫の壺】の中に入れてコレクションするのも良いだろうが、ご利用は計画的に。
 
元ネタは『N64版風来のシレン2 鬼襲来!シレン城』から輸入されたアイテムの一種。
あちらでは貼り付いた部屋内のアイテムのみならず、「現在のフロアのアイテムと【階段】まで勝手に飛び跳ねて動く」という遥かに恐ろしい効果だったため、こちらへ輸入する際に一応弱体化はしている。
 
DQシリーズの不思議のダンジョンにおける「紛い物系アイテム」は、この巻物と少年ヤンガスに登場する【サギの杖】くらいである。
余談だが、この手のバッタモンのアイテムは風来のシレンシリーズだと「まがいもの道具」、『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズだと「そっくりどうぐ」と呼ばれている。
シレン5にはこうしたまがいもの道具が多数登場したが、何故かこの道具は登場しなかった。