【邪竜ウルナーガ】

Last-modified: 2024-03-23 (土) 20:23:29

DQ11

本作の【ラスボス】最終形態……の片割れ。
【魔王ウルノーガ】【魔王の剣】の力を解き放つことで変化して生まれたモンスター。
魔王の剣の出自ゆえか【命の大樹】の力を宿しているとされる。
英語版での名前はMordragon。
 
見た目は竜の頭に人型の上半身、そしてヘビのような細長い胴体を持つ、全身が骨と化した怪物。
過去の【鳥山明】デザインでいえば、ブルードラゴンのパッケージのドラゴンと類似している。顔の輪郭は【ダッシュラン】等に近い。
名前は見た目の通り、インド神話に登場する蛇神「ナーガ」とウルノーガを組み合わせたもの。
「邪竜」というのも「蛇竜」とのダブルミーニングかもしれない。
3DS版の2Dモードでは、【天空魔城】の壁にこいつの顔に似た像が飾られている場所が幾つかある。
どうやら魔王ウルノーガと一体化しているようで、3DS版の討伐モンスターリストの3Dモデルでは魔王ウルノーガまで映っている。
これは逆も同様で、魔王ウルノーガのほうにも邪竜ウルナーガが映っている。
 
討伐リストの説明では「魔王の剣が変化した物」とある。勇者の剣に大樹の力を注ぎ込めば後述の攻撃力になるのも納得である。
ドラゴンの姿をしているのは、このモンスターが魔王によって変質させられた【聖竜】のなれの果て、もしくはその一側面だからだろうか。ちなみに魔王ウルノーガは【指の数】が5本だが、こいつは4本になっている。
また、主人公は戦闘後に魔王の剣を入手するのにも関わらずその後のムービーには登場しているという設定との矛盾点がある。
 
モンスターの系統はドラゴン系では無く【???系】である。

テリワンSPには「大魔王ウルノーガ」名義で原作通りウルノーガにくっつく形で登場した。

戦闘

HP5500。魔王ウルノーガと共に現れる。ナンバリング史上初の「二体同時に相手をするラスボス」。
最初はこいつが前に出て、魔王ウルノーガが後ろに下がった状態から始まる。
奇数ターンは2回、偶数ターンは1回行動を取り、【しゃくねつ】【メラゾーマ】などを使うほか、【あまいいき】【ぶきみな閃光】で状態異常にしてくることもある。
偶数ターン時は後ろに控える魔王ウルノーガからも呪文攻撃が飛んでくるので注意。
1500程度ダメージを与えると【いてつく波動】の後、魔王ウルノーガと配置を入れ替える。
後ろに下がっているうちは攻撃対象に選択できないが、偶数ターン時はメラゾーマで攻撃してくる。
 
魔王ウルノーガのHPを1500程度削ると、再び前に出て一緒に襲ってくる。
ここからは行動パターンが変化し、まず最初に食いついて誰かを一人飲み込んで戦闘から除外してしまう。
このとき飲み込まれた仲間は動けないうえに吐き出されるまで戦闘に復帰できず、吐き出された後も更に休みと猛毒状態がついてくる。
邪竜ウルナーガ自身がかなり素早いため、飲み込まれたターンと吐き出されたターン、休みで消費するターンの最低3ターンは動けなくなる。
飲み込まれているうちは魔王ウルノーガしか攻撃してこないので、落ち着いて残りの3人で行動を組み立てよう。
次の行動で吐き出すことが多いが、たまに口の中で転がして吐き出さないこともある。
その後は1回行動と2回行動とを交互に繰り返し、以下の行動パターンをとる。

ぶきみな閃光 → メラゾーマ or 通常攻撃 → しゃくねつ or甘い息 → メラゾーマ or 通常攻撃 → 不気味な閃光 → しゃくねつ or 甘い息 →いてつくはどう → 食いつき → …

これに加え、魔王ウルノーガを先に倒していると【ザオラル】で蘇生させることがあるので、こいつを先に倒すかできるだけ均等にダメージを蓄積させる必要がある。
属性を調整してダメージを与えていきたいが、魔王ウルノーガが明確に「“炎”に弱い」のに対し、邪竜ウルナーガは「“氷以外”に強い」。したがって、全体攻撃を撃ちまくると必然的に魔王ウルノーガへのダメージが偏り、確実に魔王ウルノーガが先に倒れてしまう。
よって全体攻撃以外の攻撃はなるべく邪竜ウルナーガに向けるようにしていきたい。
また先述の通り氷には全く耐性を持たないので【マヒャド】を全体攻撃の主体にしたり、高倍率の【氷結らんげき】でこっちを狙う戦法もアリ。
ちなみに、この2体は性能的には概ね対等だが、こっちがパーツで魔王ウルノーガが本体と見ると、ラストバトルでパーツが本体を復活させるというのは前例がある
 
ウルノーガ第二形態の崩しの役割を担っており、ぶきみな閃光で魔王ウルノーガの呪文ダメージを大きくし、食い付きや甘い息で足止めを図るなど要所要所でこちらの戦術を狂わせてくる。
 
だが一番怖いのはなんと通常攻撃。
こいつの攻撃力は、DQのラスボスとしては最高の675もあるのである。
これはあの【闇ゾーマ】の550はおろか【黒鉄の巨竜】の613(数値はいずれもオリジナル版)をも超える値。
更には今作の真のラスボスである【邪神ニズゼルファ】の570すらも上回る。
頻度こそあまり高くないが、こちらの守備力が320ほどあっても約260ものダメージと、メラゾーマがサービス行動に思えるくらい凄まじいダメージを叩き出す。
しかも、こいつの通常攻撃は【カウンター】出来ない仕様になっており、【うけながしのかまえ】で高い攻撃力を逆手に取るという戦法は出来なくなっている。
とはいえ、攻撃力が影響するのは通常攻撃のみなので、一撃死してしまうケースは稀なので落ち着いて回復しよう。
 
魔王ウルノーガが完全一回行動・ほぼ属性攻撃一辺倒ということもあり、こいつさえ倒してしまえば勝利は目前。

DQ11S

【時の破壊者】撃破後に黄金化した【失われし時の災厄】が忘れられた塔の上空に出現する。
また、英語版での名前が変更され、魔王ウルノーガ第二形態がMordragon、こちらはMordragon's Tailとなった(怨念&災厄の場合も、後者が「尻尾」扱いされている)。

ライバルズ

第9弾にて、魔王ウルノーガと共に「ウルノーガ&ウルナーガ」として実装された。