・メラ系呪文
概要
DQMJ以降のモンスターズシリーズで初登場し、その後DQ9以降のナンバリング作品にも登場する呪文。
メラゾーマの上を行く、【メラ系】最強の呪文。
敵一体に超巨大な火球をぶつけ、絶大なダメージを与える。
ガイアとはギリシア神話の大地の女神だが、近年は「ガイア理論」を背景に「生命圏としての地球」のような意味合いで使われることも多い。
DQ3に「【ガイアのつるぎ】を火山口に投げ入れると火山が噴火して溶岩が流れ出る」という場面があることから、メラガイアーの「ガイア」も火山が噴火するイメージと考えられる。
また「メラガイア」ではなく「メラガイアー」と語尾を伸ばしてるのは、ダイの大冒険に登場した【大魔王バーン】の超メラゾーマ「【カイザーフェニックス】」とかけているのかもしれない(メラガイア+メラカイザー=メラガイアー)。
海外版表記は「Kafrizzle」。
この表記は元はメラゾーマに対応していたものだが、メラゾーマが「Kafrizz」に改められメラガイアーがこれになった。ただ、メラガイアーのエフェクトは8以前のメラゾーマなのであちらからすると「メラ<メラミ<Kafrizz<メラゾーマ」という感覚なのかもしれない。
DQ9
攻撃魔力 | 480 | 600 | 700 | 800 | 900 | 999 |
ダメージ(100%) | 269~315 | 340~386 | 400~446 | 459~505 | 518~564 | 577~623 |
成長倍率(加算値) | 100%(+0) | 124%(+71) | 145%(+131) | 165%(+190) | 185%(+249) | 205%(+308) |
本編には全く登場していなかったが、DQ9で初登場。【魔法使い】がLv64で習得する【炎属性】呪文。
エフェクトはDQ8のメラゾーマのものに近い(巨大な火球を空中に作り出し、敵に落として巨大な火柱を立てる)。
相手が炎属性が弱点だと更にダメージは増え、テンションやコンボ補正を併用すれば最終的なダメージは2999にまでなる。
消費MPは45ととんでもなく多いが、それだけの威力はあるため、敵のHPを考えてメラゾーマと使い分けていこう。
【宝の地図】の洞窟・氷タイプの高レベルでは炎を弱点とする敵が多いため大活躍する。
逆に火山タイプの洞窟ではやや相性が悪い。
【やまびこのさとり】と【魔力かくせい】の補助掛けをしたこの呪文が、魔法使いの最大の攻撃手段となる。
ただ、この呪文を唯一使える魔法使いはHPや身の守りが最も低いため、防御重視のパーティーを組んでいるプレイヤーにはあまり使われないという悲しい一面もある。
一方、敵が使ってきた場合も威力はかなり高い。
使うのは【バラモス】や【エスターク】などの魔王だけだが、相手のレベルが上がるほど威力も上がっていくため、250程度のダメージだったのが、相手がLv99の頃には700以上までになる。
こんなものをまともに喰らったらHPがいくらあっても足りないので、【ベホマ】が使える【僧侶】をパーティーに入れておくか、【聖なる祈り】で回復役の回復魔力を上げるなりして対処したいところだ。
ただし、威力が高い分跳ね返したときのダメージも大きいため、攻撃に役立つときもある。
DQ10オフライン
【主人公】が【魔法使い】Lv75で習得する【必殺技】(必殺呪文)。Ver.2限定。
消費テンションは75。
敵単体に【こうげき魔力】依存の【炎属性】ダメージ。ダメージ量は(680~1395)±30。
DQ10オンライン
消費MPは18。Ver.1より強敵モンスターが使用していたが、Ver.2.4後期より魔法使いがまほうのスキルポイント150で習得。
開脚ジャンプしながら巨大な火球を両手で放り投げるモーションとなっている。
一度使うとチャージが貯まるまで使えなくなるが、最低でも359~405ダメージ。こうげき魔力416から1500にかけて威力が上がっていく(最大ダメージは1074~1120)。これに様々な強化要素が絡むと1万ダメージを超えるロマン砲となる。
詳しくはこちらを参照。
また、Ver.2終盤よりメラストームの最上位版として【神速メラガイアー】が登場している。
DQ11
【ベロニカ】がスキルパネル解放後に【まどうしょ】スキルで習得。
消費MPは52、攻撃範囲は敵1体、炎属性、ダメージは382±16(366~398)。
攻撃魔力344から威力が上がり始め、攻撃魔力900になるとダメージは764±16(748~780)になる。
同じ最上位の単体呪文の【ドルマドン】の威力を大きく上回り、魔力かくせいを加えれば1撃で1000越えのダメージすら見込める。
PS4版等ではDQ10同様のモーションをベロニカが行なう。
今作ではボス戦でも複数のパーツで登場したり、仲間を呼んだり、分身したりバリエーションが多いため、従来なら活躍できる単体攻撃を使用する機会が思ったほど多くない。
更に、前作同様メラ系はガードできる仕様のため、単体ボスであるはずの【デスエーギル】に使ってみたら見事に武器ガードされた、というような事態に陥ることも。
さすがに【イオグランデ】に威力負けを起こすわけではないが、その差はわずか。
耐性が一段階違うだけで容易に逆転してしまうため、アドバンテージとは言いにくい。
イオグランデの燃費に気を使うにしても、ベロニカは【双竜打ち】や【疾風迅雷】という強力な代替手段を有するために、鞭装備が整ってくると炎が大弱点であることを把握している敵以外には出番がなくなっていく。
ちなみにボイスが追加されたDQ11Sでは、ベロニカが「メ・ラ・ガ・イ…アー!」というように一文字ずつ区切って力強く詠唱することがある。
【フレイザード】が【五指爆炎弾】を使用した際の「メ…ラ…ゾー…マ…!」という詠唱に似ていないでもない。
ジョーカー1~
敵単体に284~300のダメージを与えるが、賢さが504よりも高いと威力が上昇し、最終的に441~457まで増える。
消費MPは30と膨大だが、その威力は魅力的。対戦などで大いに活躍するだろう。
バトルロード
2人プレイの究極必殺技として登場。肩書きは「極大焼失呪文」。
【メラゾーマ】、【ベギラゴン】、【魔道砲】、【火炎竜】、【爆連撃】、【パイロストーム】といった必殺技を組み合わせて発動する。
敵全体を焼き尽くす炎の呪文となり、大ダメージを与える。
特に真竜王に当てれば3000を越えるダメージを与えられる。
また、【バラモス】、【ゾーマ】のとどめの一撃としても登場する。
バラモスがゾーマにかしずいて何かを報告すると、
ゾーマが座ったまま火の玉を掌から出し、巨大化させて放ち、全てを焼き尽くす。
「今のはメラゾーマではない。メラだ」と言わんばかりの大魔王の風格を見せつけるとどめの一撃である。
原作ではゾーマは氷の専門家なのだが、どうやら「メラゾーマ」と「ゾーマ」をかけたものらしい。ちなみに【マヒャデドス】は本来炎魔法が得意の【ミルドラース】のとどめの一撃となっている。
バトルスキャナー
【れんごく天馬】の最後の技。
単体攻撃呪文の中でも高い威力で、耐性が無ければダメージは1000を超えるため、魔王戦で大いに役立つ。
第5章では【ビアンカ】の【スペシャルチケット】として登場。消費SPは3。
【シークレットクエスト】「冥府魔導」または期間限定イベント「天魔強襲」で封印候補に並ぶことがある。
ヒーローズ1
【ヘルムード】が使ってくる。
前方の地面に向けて放ち着弾点で巨大な火柱が発生し広範囲の地面が燃える。
ヘルムードの呪文ではもっとも高威力、かつ回避し難い危険な呪文。まともに食らうと瀕死もしくは即死レベルの威力を誇るため注意。
コレを安定してかわせるようになれば、ヘルムード戦は大分楽になる。
ヒーローズ2
【エスターク】が使う場合は火球を発生させ、剣で眼前に叩きつける。
範囲が広く、かなりよけづらい。また、判定が叩きつけた瞬間ではなく、少し遅れて発生するようになっている。
タイミングよくジャンプでかわせる。
【竜王】が使う場合は火球を発生させ、それを利用して大爆発を起こす。メラ系には珍しく、爆発のエフェクトである。
直撃を受ければ例外なく即死する程の威力、溜め時間が長いため基本は範囲外へ逃げてかわすがこれをみかわしで回避する猛者もいる。
星ドラ
賢者の杖の錬金武器「大賢者の杖」のメインスキルで、ランクはS。
この杖は攻撃呪文Sのサブスキルがあるため、2連メラガイアーなんて芸当も可能。
ライバルズ
第2弾「解き放たれし力の咆哮」にて魔法使い専用の特技のスーパーレアカードとして実装された。また、第7弾では【神速メラガイアー】が実装された。
12コスト
8ダメージを与える スキルブースト:コスト-1
そのままだとコストが重すぎるため使用できるものでは無いがテンションスキルを使う度にコストが下がる。テンションスキルの発動をサポートする【勇者エイト】とは相性抜群。
蒼天のソウラ
4巻で登場。業炎呪文と書いてメラガイアーと読む。使い手は【<早撃ち>ダン】と【魔公子イシュマリク】。
ダンは【ウルベアン・ドール】の魔法吸収障壁を破る為に百発百中の杖で撃ち出し、本来なら無効化されるハズのメラガイアーを通した事で【傀儡匠エストリス】を驚愕させていた。
イシュマリクはただのメラガイアーとして使うのではなく、呪文をエクステンション・ラインで拡大した、拡大業火呪文(エクス・メガ)を使用する。
【フォースブレイク】を拡大したスキルと同時に使うこの技はイシュマリクの奥義の1つであり、「フォースギガブレイク<炎(ジャーマ)>」と呼ばれる。
しかしその威力を発揮する前に、【ソウラ】のドラゴンスクラッチで技を潰されてしまった。