ナーガとは主にインド圏の伝承・宗教・神話に登場する、蛇(特にキングコブラ)をモチーフとした精霊である。
サンスクリット語で「蛇」を意味し、その猛毒は時に神々すら恐れる。
東西の竜への影響、ガルーダとの因縁などで知られるが、ガルーダと比べるとFFではあまり出番がない。
FFでは人面の蛇というかなり強烈なデザイン。
下半身が蛇のラミア、髪が蛇のメデューサと比べて人気も知名度も今ひとつ。
ナーガ系モンスター自体はFF1から出演している伝統ある種族なのだが、何故かそのFF1には「ナーガ」というモンスターがおらず亜種しか存在しない。
後にFF3でもトロル系モンスターが同様の仕打ちを喰らっている。
FF4
バブイルの塔(地底側-6~8F)に出現する人の頭を持つ蛇の化け物。エーラパトラの上位種で、そのまた上位種にナーガラージャがいる。
アイズの警報でしか出てこないレアモンスター。特に特徴は無いが、戦い忘れに注意。
アイスシールドの宝箱にいるアイズに呼ばせないと面倒。
魔法を受けるとカウンターで睡眠効果の「した」を使う。
種族は爬虫類。
弱点はないが、HPは320と低い上に防御力も並。これといった耐性もないので特に苦労せず倒せるだろう。
落とすアイテムも毒消し・ユニコーンの角・毒矢と大したものはない。
FF4イージータイプ
イージータイプでの名前は「へびのせい」。
魔法カウンターも「さいみんじゅつ」に変更。
FF4(GBA版)
月の遺跡には出てこない。
モンスター図鑑を埋めるなら必ずバブイルの塔地底でアイズに呼び出してもらうこと。
FF4(DS版)
通常攻撃で10%の確率で毒に冒されるようになった。
HPが2161に上がった上に防御力も結構あるので、従来のような紙耐性ではなくなった。
ステータス異常耐性についても、GBA版以前までは無耐性だったが、今作では眠り・蛙・小人・暗闇・毒・即死・瀕死・豚・呪いに耐性を持つように。
地味に地底フィールドのトメラの村周辺やククロの家周辺で出現するようになったので、
バブイルの塔で倒し損ねてもモンスター図鑑コンプにおいて問題なくなった。
FF4TA
上位種にナーガラージャがいるが、胴体の色が両方とも緑(違いはあるが)なのでまぎらわしい。
集結編の磁力の洞窟では、混成で出てきたりする。
FF14
古代アラグ帝国により作り出された人工妖異の一種。翼のついた浮遊する巨大な人面から、蛇頭と触腕が生えている、というかなり奇怪な外見をしている。
魔大陸アジス・ラーの一部区画では、試作段階と思われる「プロト・ナーガ」が見られる。
FF15
「シガイ」の一種。女の顔が付いた巨大な蛇で、フォッシオ洞窟のボスとして登場する個体の他、雑魚として登場する個体もいる。
こちらをカエルに変える緑色の煙を放つ。
- ボスとして出てくる個体はどうやら喋る知能があるようで、「子どもを返して」「うちの子知らない?」とか喋る。
- まだ人間としての自我が残っているという証拠だろう。
- プロンプトを攫う事とプロンプトの出生から、プロンプトの実親の成れの果て説がある。
- フォッシオ洞窟の個体はなんと戦闘突入前に「私の子を知らない...?」と話しかけてきて選択肢が出る。
しかし「知ってる」「知らねぇ」どちらを選んでも逆上して襲ってくるので分かり合うことはできない。残念。- 「知ってる」→「連れてったのはおまえか」
「知らねー」→「おまえをあたしの子に」
てなやりとりである。
相手はシガイなのだから説得の余地はないが…
- 「知ってる」→「連れてったのはおまえか」
DLC「戦友」でも登場する。こいつらはフォッシオ洞窟の個体のように話しかけてこないが、
シガイの部品が消えなくなったので、「ナーガのウロコ」という固有のアイテムを落とすようになった。
エネミー図鑑によると、十数年前にダスカ地方に人語を理解できる個体が現れ近隣住民がある洞窟に入ってったところを閉じ込めた、とのこと。
もしかしたら閉じ込めた洞窟というのがフォッシオ洞窟で、説明にある人語を理解できる個体というのが上記の個体だろうか。
上記で、プロンプトの母親ではないか?という説が書かれていたが、
本編のアーカイブの資料を何項目か、照らし合わせて見て見ると、
十数年前に「ゼクサム開拓地襲撃事件」でブッセマンドに子供をさらわれ、このフォッシオ洞窟にまで追いかけてきた母親だと言う事がわかっている。
FFTA
冷たいひとみを持つ怪物。赤い翼とともに異国からやってきた。
ラミア系ではあるが、異国のモンスターとして3匹登場する。
その3匹、名はメーガス三姉妹である。
外見や能力はリリスと同じ。
プリズン免除特権はないので、捕獲してモンスターバンクで飼育することも可能。
FFUSA
パズズの塔に登場するラミアの色違い。
ラミアと同じく「まきつく」「ながしめ」「ゆうわく」の他、「いなづま」や「ちんもくのうた」を使用してくる。