FF4
ポーキーの魔法や、「ささやき」をくらうとなる状態異常。
ダイエットフードか万能薬、またはエスナかポーキーで治療できる。
MPを消費する特殊コマンドが制限されるが、ステータス面に影響は無い。また、フラグ周りの仕様により、魔法や特技による戦闘中のみ続く状態異常を一部防ぐことが出来る。
魔道士系キャラのローザやリディアなどには厄介だが、脳筋男組にとってはそうでもないあたりがなんともはや。
本来は悪性の状態異常であるためか、グラフィックは少なめで魔法の詠唱や一部のコマンドで見られる姿が、豚ではすべて見られなくなる。
- 魔法以外のコマンドも使えなくなってしまうので、カインやヤンは意外と不便になることも。飛ばない豚はただの豚。
- SFC版だと普通に飛べる。どのバージョンの話だろうか?
- エッジの盗むや投げるも可能。忍術は魔法と同じ扱いのようで不可、不発する。また、ヤンのコマンドも豚だと使えなくなる。
- ただし、一部のコマンドは入力後の1回のみ豚のままでも発動するものがある。もちろん次ターン以降は豚を治さないと再度選べなくなる。
これらを発動する際の専用グラフィックも豚にはないため、バンザイしたまま闇の気を放ったり、敵に突っ込んだりするシュールな光景が見られる。パラディンのセシルが瀕死の味方をかばった場合もバンザイで体を張る。戦闘勝利時やアイテム使用時もこれ。 - 喰らわなくなる状態異常は魔法、特技による睡眠、狂戦士、混乱、呪い、麻痺、暗闇、沈黙
- 特に、おうじょのうたを防げるのは、投げるのが主力のエッジにとって非常に大きい。カインはまあ、ブラッドランス持たせて放置でいいだろう。
- 逆にこちらが使う際に影響を受けるのは、ホールド、スリプル、コンフュ(妖精のロッド)、バーサク程度なので気にならない。
ただし、バッカスの酒を受け付けなくなるのは地味に難点で、豚のままバーサクを上手く利用したい場合は戦闘後に適宜治すかバーサクが強制的にかかるアヴェンジャーを装備させる必要がある。
なお沈黙との違いはくろまほうをポーキーに限り使用できる点、しろまほうのエスナを移動中に限り使用できる点、など。
あと見た目が面白いのも大きな特徴か。
- 但しカエルや小人は防げず、複合する(逆に、SFC版では小人時は豚を、カエル時は豚と小人を防げる)。いずれも移動中は対応する魔法の再使用で解除可能だが、戦闘中では各状態異常に耐性があるとエスナ以外の魔法では解除出来なくなる。
小人+ブタの状態だと小人の姿が、カエル+ブタの状態だとカエルの姿が優先され、豚だけを解除しても見た目は変わらない。
この場合、SFC版では小人+ブタだと「ポーキー」「エスナ」の2つの魔法を、カエル+ブタだと「トード」「ポーキー」「エスナ」の3つの魔法を、GBA版・PSP版ではエスナのみ使えるようになる。
なお、戦闘中では小人+ブタだとポーキーしか使えず、カエル+ブタだとトードしか使えない。
ブタにされてもフィールド上や戦闘中はきちんと2本足で立っている。ミスリルの町にいる豚も2足歩行だが。
- メニュー画面では四足歩行の普通のブタなのに…。
- 毒をくらうと黒豚ならぬ青豚になる。まあ人間の時も同じ色になるのだがw
- 豚なのにフィールドでてくてく歩く姿はなんとなくかわいい。全員豚にすると微妙にカラフル。(主に手足と耳が)
- 武器は人から変わらず普通に前肢の蹄で持っているが、素手だけは人の拳と赤い腕のグラフィックがそのままなのに、前肢と腕の位置は両方ともズレているという違和感が凄まじいことになる。
治療アイテムがダイエットフードというのはなんか変で面白い。
- 哀しいかな、「ポーキー」の語源がポーク(Poke)…「豚肉」に近いと思われるため、
「豚になる」よりは「豚のように太った状態になる」方が近いかと思われ。 - むしろ「ダイエットフード」が治療手段になっているあたり、「ブタ」というのは比ゆ表現で、
実態は本当に「女性の敵な状態異常」なのではないかと邪推できなくもない。 - FF4TAでは「食べ過ぎてこんなに太っちゃった」と話す豚グラの住人が居るためその可能性は高いかも。
- FF4は女性キャラが全員魔道士系なので、どっちにしろこれにかかると嫌な気持ちになる。
- ローザとリディアなんて特に露出度高いしな。あんな露出の高い衣装でムチムチに肥えた二人なんか見たくない……。
- てか戦士系でも普通に嫌や。
- むしろ鎧で身を固めてる暗黒セシルとかカインの方が偉いことになるなwキチキチになって脱げなくなったりして。
- しかしバンド技のコールミークイーンでの演出と効果を考えると、鞭で散々シバかれた後にいきなり敵が肥え太るってのもなんか変な気がする。
- あれはあれで違う意味の「豚」にされてるのかも……。
- 別ゲーだが、魔法で初めて豚に変身したときは自身の身体が肥え太るような形で変化していた。あちらでは豚だと蹄のせいで武器が、太った身体のせいで防具が使えないため、豚でも武器や防具が使える4の主人公たちは実はかなり器用で、見た目は裸だが防具が機能するなら人のときからあまり肥えていないのだろうか。
- FF4は女性キャラが全員魔道士系なので、どっちにしろこれにかかると嫌な気持ちになる。
GBA版でのパロムとポロムが挑む試練ではこの状態異常も活用しながら進んでいく。
もっとも、カエル化と小人化を含めてダンジョンのスイッチ一つで状態異常を切り替えられるので殆どお遊び。
カエル同様キャラごとに毛色が違う(SFC・PS版)。妙なところにこだわりが…。
- GBA版ではメニュー画面の姿も違う。
- DS版は皆が同じ(勝利ポーズも同じになる)、残念。
- 暗黒セシルとパラディンセシルでも違う。パラディンは白豚になる。
普通にプレイしている限り、一番早く見られるのは、ミシディアで騙された時。パブの踊り子に話しかけると、眠っている間に踊り子から化けたと思われる老婆にやられてしまう。
フィールド上でポーキーを使ったとき同様、強制的に発生してしまうため、戻るのは面倒だが再度話しかけて状態異常を解いておきたい。そのまま長老に話しかければカエル同様、雰囲気台無しだろう。
しかし、老婆からは「ファファファ 修行が足りんの」と言われるが、一体何の修行なんだろうか…。
- 時々子供リディアにフレアやメテオを覚えさせる猛者もいるので、その場合はファブールまでに見られないこともない。
戦闘中ひらがなで「ぶた」と表記される。ちょっと気が抜ける(笑)。
セシルを豚にすると、赤い翼の隊長なだけに、ちょっとした「紅の豚」気分である。
- 豚だけに「ブタいちょう」ってか?
- 因みにパラディンになると、セシルが豚でも小人でもカエルでも瀕死の味方をかばえる。豚はともかく姿の小さい小人やカエルだと無敵にしない限りセシルの方が被ダメージ的に無事じゃないことになるが…。
敵キャラとして小人 & カエルは登場するが、豚は登場しない。
FF4TA
前作とほとんど効果は同じ。
ただし戦闘中のドットパターンが通常時と比べて少ない。
さらに、移動中はどんな状態異常にかかっていても、グラフィックは健常時のまま。
豚さんが歩くところを見たかったよ、ブヒブヒ。
- 開発中は全員豚だったらしい。
- アダマンの豚は生きている。
- 前作と同じく、豚になっているときは一部の状態異常が効かない。
麻痺も防げるので、ラスボスや裏ボスでは打撃キャラは豚になっておくといいかも!?
攻略本には「5人豚でオメガを倒す」という特集ページがあった。
FF14
デバフ名は「ポーキー」で、文字通り豚となり通常のアクションが全て使用不可能となる。敵味方共に付与手段や効果詳細が異なる。
初出は紅蓮のリベレーターのリスキーモブ。この状態になると捕食の対象となる。
プレイヤー側は白魔道士がPvPアクション「ミラクル・オブ・ネイチャー」で付与可能。
また、ミニオンや見た目装備の豚の着ぐるみが登場しており、デバフ同様FF4の立ち姿に準拠している。
余談
デブの象徴であるブタだが実際のブタの体脂肪率は食肉用に太らせているのでさえ14~18%で、むしろガチムチのようだ。
- 元がイノシシな事からも分かる通り力は強く、体当たりはかなり強烈。人の指位なら簡単に噛み千切ってしまえる。
豚にされても身体能力が落ちないのはこの辺りに起因しているのだろうか。
またデブと併せて汚いイメージもあるが、それは家畜の飼育環境が汚いだけで、
豚自身は綺麗好きで知能も高い。「汚くても生きられる」ぐらい、強く賢い生き物なのである。
そして上で言われているように、結構な量の状態異常を防ぐ副作用もある。
これらの実態を知ると、むしろ良性状態変化なんじゃないかとすら思えてくる。- 実際メリットとなる特質を持たせているあたりには当時の開発スタッフの豚へのリスペクトを感じてならない。
- 世の中見た目が9割
- ちなみに、家畜の豚は「野菜中心の食生活」「良く寝てよく動きよく遊ぶ」生活のため、
下手な社会人よりよっぽど健康的な生活を送っている。
いずれ食われるためとはいえ、ちょっとうらやましくもある。 - 基本的に泥塗れになっているがこれは飼育環境の問題ではなく防疫のために自分でつけている。例えるならば泥パックのようなもので衛生観念としては清潔である。
- 知能は犬よりも高いとされている。訓練すればしつけの覚えもよく芸もできる、迷路も解ける。定説ではないがチンパンジーよりも高いとする研究報告もある。
- 余談だが嗅覚も犬より優れていてトリュフ豚は有名。麻薬捜査にも使われていた記録もあるが食べ物をすぐ食べるので犬に変更になったらしい。
- 人間の男性の平均体脂肪率は10~19%なので人間と比較するとまあまあな筋肉質寄り。