味方1人の毒状態を回復する白魔法の1つで、ナ系魔法の基礎中の基礎と言える魔法。
最初期に覚えられるだけあり、ランクが下であったり消費MPが少なかったりと気軽に使える。毒消しとポイゾナ、どちらで解毒するかはお好きな方でどうぞ。
ストナ・ブライナといった仲間がシリーズ初期に登場早々姿を消していった中、
しぶとく残り続けるステータス異常回復魔法。
やはり毒というのがポピュラーなステータス異常だからだろうか。
「poisonを治す」でポイゾナ。
poisonous(ポイゾナス)では有毒になり、逆の意味になる。
FF1 
味方1人の毒状態を回復する白魔法。
この頃はまだレベル4と、それなりに高いランクの魔法だった。昔のRPGの名残が伺える。
魔法使用回数のことを考えると、毒消しを大量に購入したほうが便利。
レベル4魔法の購入価格は4000G。毒消しは一個75G。
お値段なんと毒消し53個分とちょっと。単純に値段だけ見ても劣悪なコストパフォーマンス。
最大限に使い倒して、ようやく元が取れるかどうかといった域。
同じレベルの白魔法は微妙な効果のものばかりなので、白魔のMPはほぼこれ専用にできるが……。
参考までに、同じレベルの白魔法はフィアー・バコルド・ボキャルの三つ。
バコルドは終盤の耐性装備が揃うまでなら有用だが、ザコ戦ではまず使わないのでボス戦用に一回分だけMPが残っていれば十分。
フィアーの実用性はあまりにも疑わしい。ボキャルの沈黙解除と比べても、毒を消すポイゾナの方がまだ有用に見えなくはない。
そもそも買う必要がないんじゃないかというのは禁句。
- FC版にはやまびこ草がないので、ボキャルは一応代用不可の専用効果というのも秘密。
- 沈黙になると魔法だけでなくアイテムも使えなくなるので意外と面倒といえども、そもそも沈黙状態にされる機会が少ないうえに、毒と違って沈黙は戦闘終了時に自然に治るので、実はボキャルも覚えなくともほぼ問題なかったりする。
そう考えるとポイゾナがレベル4の魔法の中で一番有用性が高いかもしれない。
FF1が多大なリスペクトをしているウィザードリィでの解毒魔法「ラツモフィス」が僧侶魔法のレベル4。
ポイゾナもそれに倣ったものと思われる。
wizでの毒は放置するとかなり致命的、かつ序盤から頻繁にかかるためこれが生命線になることも多かった。
- 付記しておくならWizのアイテム所持制限はドラクエ型の、限定的な個人管理。
なので毒消しをいくつも持ち歩こうとすると、装備や持ち出す財宝の枠を圧迫する。
またWizの魔法はレベルアップで習得するため、資金を費やす必要がない。 - 一方でFFの毒はWizほど凶悪でないこと、毒消しの所持数制限がないに等しいことから、レベル4相当の価値を実感しづらい。
こと本作の場合、大金を投じ購入しなければ覚えないのが致命的。ほとんどあらゆる要素で毒消しに劣る。 - さらに元ネタのD&DでもLV4白魔法。D&Dの毒は更に酷く、くらうと倒れて何も出来なくなる。その上に数分で死に至る。
FF1(GBA版以降) 
GBA版でもレベル4だが、消費MPは3と非常に低いので、覚えてしまえば気楽に使える。
- もっとも、毒を持った敵の初登場時にはまだ白魔術師でもレベルが足りず、覚えられない場合が多いだろうが。
改善されて使い勝手が向上したものの、
コストパフォーマンスの面から見るとまだ毒消しのほうに分がある気がする。
GBA版の購入価格は毒消し50個分の2500ギル。
- 通常攻撃に付随する毒に関しては、魔術師・魔導師系ジョブの魔法防御の成長率ならおおむねLv20前半~30程度で完封できるようになる、らしい。
あとは前衛の戦士等にリボンが行き渡れば、ほぼ毒の心配は無くなる。
そこまでに購入する毒消しが50個で済むかどうかは、わりとリアルラックに左右される気はする。普通にプレイしていると、序盤は本当によく毒る。
GBA版からは使用価値が高い。
ソウルオブカオスの敵は毒を持っている連中がかなりよく出てくるため。
毒を受けなくなるほど魔法防御が上がれば(もしくは耐性をつければ)問題ないが、
そうでないならしょっちゅう治療の必要性に迫られることだろう。
- しかしSoCの宝箱からはハズレアイテムとして毒消しが頻繁に手に入るので、何周もしているとやっぱり要らない子に……。
- それでもまだボキャルより使い道はある。沈黙が魔法が使えないだけになり全く怖くなくなったうえにやまびこ草まで追加されて、あっちは本当に要らない子と化してるから…。
FF3 
クラス1の白魔法として登場する。味方1人の毒状態を回復する。
ウルの村で100ギルで購入できる。
が、クラス1の白魔法にはケアルが同居しているので、
序盤はポイゾナよりは毒消しを使用した方が良いかもしれない。
- これでもFF1よりはずっとコスパが良くなっている。お値段1/40。
命中率が低めに設定されているらしく、戦闘中に使うと失敗することがある。
- 成功率は移動中が100%、戦闘中が50%となっている。
FF3で(封印の洞窟に戻らければ)一番最初に入手出来る魔法。
何故なら、最初の魔法屋ではこの魔法しか売っていないからである。
移動中なら全体化して使うことができる。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
仕様変更により戦闘中でも失敗しなくなったため、安心して使用できる。
ただし、原作と同様、1人しか毒にかかっていない場合やすぐさま毒を治さないと危険な場合を除き、戦闘中はとりあえず使用するのは我慢して戦闘終了後全体化して使用可能な移動中に使った方が回数が節約できてお得。
FF4 
FF4ではこの魔法自体は登場しなかった(データ内では存在する)が、代わりに戦闘中に「杖」を使用する事で、この魔法と同じ効果を発揮できる。
FF5 
レベル1の白魔法として登場。単体の猛毒状態を治す。
消費MPは2とケアルの半分になった。いまいちコスパが良くないと言う過去作での欠点が改善された。
序盤はセイレーン戦や北の山など、猛毒を受ける機会が比較的多い。
誰でも使える毒消しの方が便利ではあるが、白魔道士が手持ち無沙汰の時などは使って良いかもしれない。
トゥールの村、カーウェンの町、カルナックの町、ジャコールの町で90ギルで習得可能。
FF6 
毒状態を治療する回復魔法として登場。消費MP3。
キリンの魔石から倍率4倍で習得可能だが、それから比較的すぐにエスナが習得可能になるため、
それよりはティナがレベル6で自然習得するものを、コルツ山のテラリウムなどから受けた毒の治療のために使うことの方が多いだろう。
一応セリスもレベル8で自然習得する。
- ティナは魔導研究所脱出後に、最低でもレベルは6に上がってしまう為、嫌でも覚える事になる。
本作では何げにスリップも解除できる。
FF6のスリップは前作5と比べると、なぜか毒状態の下位互換とでもいえるくらい弱体化してしまった。
戦闘中はともかく、移動中なら星のペンダントなど毒耐性のアクセサリを装備するだけで治ってしまうため、
毒消しと並んで出番は少ない。
敵を対象に選べない。エスナも同様。
またリフレクを貫通するので、敵にかけることは難しい。
FF7 
「ちりょう」マテリアでレベル1から使用可能。
毒状態を治療する。
全魔法(てきのわざ除く)最少の消費MP3。
FF9 
ガーネットのアクションアビリティ『白魔法』と
エーコのアクションアビリティ『白魔法』『W白魔法』で使える魔法。
「エアラケット」「ロッド」で使用・修得できる。必要APは15。
消費MPは4。毒、猛毒を治療する。
エスナでも治療できない猛毒を治療できる辺りに専門家の強さを感じさせられる。
FF11 
白魔道士と学者が習得可能な白魔法。回復魔法に分類される。
対象の毒状態を治療する。FF11の毒は受けた技や敵によってダメージが異なり、ものによっては1分と保たずに死に至る猛毒も存在する。
そのため下位の魔法ながら重要な治療魔法である。
詳細はこちら→ポイゾナ
FF12 
猛毒を治す白魔法。
『白魔法2』のライセンス習得で使用可能。
序盤はケアルでMPが一杯いっぱいなので、普通は毒消しを使う。
そもそも猛毒は自然治癒する。
ポイゾナは200ギル、毒消しは50ギルなので5回使えば元は取れる。
しかし、序盤は金欠なので自然治癒に任せてスルーした方が無難。
FFL 
レベル1の白魔法。毒&猛毒を治す。消費MPは3。
アイギス、ディアナ、ダスクは初期アビリティで既に習得しており、最初から使用可能。
FFRK 
レア1の白魔法アビリティ。対象の毒状態を解除する魔法。初期回数は4。
ブラナやボキャルと違い、クエストの対象にならなかったため、生成したことがない人がほとんどだろう。
生成に必要なオーブ(極小)は白3個、闇3個。
チョコボスタリオン 
ライバル牧場の1つに「ポイゾナ牧場」がある。
四天王の一角「ポイゾナキャップ」はここの所属。