概要
世界の中心で天地を貫くもの。
古の言語魔術師たちがオリジナルである【紀元槍】のコピーとして生み出して、位相の異なる世界同士を無理やりに繋げるために幾つも地面に突き刺したのが全てのはじまり。
所有権が放棄された【世界槍】の中では無秩序なドメインの占有が行われ、絶え間なくコピーアンドペースト、改変、アップデートが繰り返された。
空間構造や創造物は複雑化の一途を辿り、無数の小宇宙や文明が勃興しては衰退していった。あとは皆が勝手に住んだり乗り物にしたり武器にしたりして、色々な衝突とか発展とか衰退とかがあって、最終的には地上と地獄の戦争の舞台として使われるようになった。
現在の階層掌握者を倒して階層ごとの掌握権限を奪い合うっていうルールは、後からやってきて勝手に審判を名乗ってるヲルヲーラが作ったものなの。
元々ここでは、無秩序な空間掌握合戦を繰り返す陣取りゲームが行われていたんだよ。それをあいつが勝手に、ええとそうだな、チェスとか将棋? にしちゃったわけ
そもそも掌握権限は本来誰のものでもない。
言語魔術師たちはこの【世界槍】を作るときに一つの理念を示した。それは『あらゆる呪術はオープンソースであるべき』ということ
(「2-8 その視座の名はゆらぎの神話」)
世界槍ごとに周辺に展開する文明圏が異なる。
槍として認識されているのは、作中の舞台が槍神教の影響下にあるためで、
軌道エレベーターや山として認識する世界観もある。
第一世界槍・天頂霊廟エルネ=クローザンド
光と雲でできている。死人の森とガロアンディアンが争う裏で『水晶の司書』?による『統合進化計画』実行のための
禁呪テロが実行され文化圏消滅の危機だったが阻止された。
『統合進化計画』は、人類を融合させ完全で幸福な上位存在にシフトさせるという、どこかで読んだことがあるようなもの。
閉鎖次元に閉じ込められた完全な生命群は、何故か一箇所から自己崩壊を起こし連鎖的に死滅していったらしい。
槍神教の枢機卿団によれば、救世主が降臨したはいいものの、融血呪の暴走と自壊で計画が白紙に戻った、というのがその内情であるようだ(転章『それは素朴で純粋な当たり前の』)
第一世界槍(偽)・神滅天廊メクセスバハル
『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』
穂先が半ばでへし折れている塔。
第一の世界槍に攻め入り、しかし敗れ、上方世界から切り離された敗北者たちの古戦場。
そして、『白』の都市国家クロウジャナスが誇る観光名所。
あるいは呪術的資源。都市の象徴。
一部は改装されて行政区画内に組み込まれてさえいる。
第二世界槍・虚構日咎針ノーモン=プシュケ
ヘレゼクシュ地方とスキリシアを繋ぐ超巨大な最古の日時計。夜の民の聖域。
死人の森とガロアンディアンが争う裏で倒壊した。
枢機卿団によれば、第二世界槍は物質の楔を砕かれた上に本体をスキリシアに奪われたらしい。
第三世界槍・妖精回廊アリスガルド
北辺帝国リーヴァリオンと地底都市をザドーナを繋ぐ世界槍。穂先が地底側に、石突は地上側に存在している。
死人の森とガロアンディアンが争う裏で上下の和睦が結ばれたがその直後書物化。更には上下も書物化して書架に吸い込まれた。
枢機卿団によれば、槍神教の文明圏を離脱しつつあるらしい。
アリス・イン・カレイドスピア?の舞台。
『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』では、『妖精回廊アガルタ=アスガルド』と呼ばれている。
Wikipedia>不思議の国のアリス
Wikipedia>アースガルズ
Wikipedia>アガルタ
Wikipedia>伝承地底世界アガルタ
第四世界槍・天象嵐柱テュフォン
南東海諸島から発生する災害。数十年ぶりに複数が到来しそう。
内部は陸地が無い世界であり、異界巡りが出来た。
巨大な魚や亀の上で生活する海の民?の遠い祖先や古代珊瑚人?などがいるらしい(キニスの父による情報)
枢機卿団によれば、更新計画が進行中。
第五世界槍・廃棄世界根ルイン=ロディニオ
死人の森とガロアンディアンが争う裏で、先史文明の遺産を利用して世界征服を目論む闇カード組織・ダークジェネシスが暗躍していた。
封じられていた数万枚もの禁止カード、『嘲笑うものペレケテンヌル』が危うく世に解き放たれるところだったが、十二歳までの少年少女からなる呪札決闘士たちの活躍で世界の危機は未然に防がれたらしい。
朝コルセスカが第一期最終回をリアタイ視聴してたし、グレンデルヒも最後のカード解説枠で出演してた。
眼鏡を発明したのは亜大陸境界域の錬金術師という説がある。
第五世界槍の錬金術は亜大陸の精霊術と相互に影響を与え合いながら発展してきた。
第六世界槍・星海統合環バベル
軌道エレベータ。惑星コーディネートによる開発競争をしている。死人の森とガロアンディアンが争う裏で異次元の神から土塊天を上下間で敵対していたブランドのトップモデルがコラボして防衛し、一時的な休止状態に。
『上』と『下』で敵対しているブランドのトップモデル同士がコラボして異次元の神『来訪者』から天を覆う球層のひとつ土塊天を守り切った。
コロニアとパトリは、ラテン語で植民都市と故郷。
Wikipedia>機動戦士ガンダムSEED
Wikipedia>コーディネイターとナチュラル
コトバンク>コーディネート
Wikipedia>機動戦士ガンダム00
Wikipedia>テラフォーミング
ゆらぎの神話百科事典>超人代
ゆらぎの神話百科事典>ヴィジター
ゆらぎの神話百科事典>土塊天
第七世界槍・砂鐘霊峰アイオーン
御山。武林九大門派による秘伝の奥義書『九紀真経』を巡る争奪戦が死人の森とガロアンディアンが争う裏で行われていたが、運送業の男と美貌の仙人の手で書物が神仙郷に封印して争いは終結。しかし紀仙の介入を招いて新たな戦いが始まりつつある。
枢機卿団によれば、砂時計の更新計画が進行中らしい。
おそらく、常人を越えるための肉体改造を行っている地であり、カーインとメイファーラの修行場所でもあった奉竜山と同じ場所であると思われる。
奉竜山は、ジャッフハリムの東方に聳え立つ、内力を極めんとする武術家たちにとっての総本山。
霊山、『お山』とも。
内家拳の極致と称される青海の教えが、伝えられている。
(0-6 『第九魔将』)(4-41 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ8)
山という形式を採用してる辺り地底に石突、地上に穂先が伸びているのだろうか?
第八世界槍・世界樹ティルブ=ユグドラシル
松明の騎士によって灰になったが復活しつつある。
ティリビナ人の故郷である。
第九世界槍・揺籃命宮アイスナイン
氷槍。エルネトモランとジャッフハリムを貫く。
穂先が地上側に、石突が地底に存在する。
『幻想再帰のアリュージョニスト』の舞台である世界槍。
その正体というか元の姿は第八世界槍であった。
第一階層
表面
エルネトモランの中心部に位置する。比較的安全で地獄勢力の討伐自体は完了しているものの、古代自動人形や凶悪な獣が跳梁跋扈しているので定期的な掃討は必要
裏面
- パレルノ山
- 竜骨の森
第一裏面 - 獅子王の遺跡
- 湖中穴
虹犬種の聖地。世界九大奇景奇所の一つ。
第二階層
- 管区長/掌握者
第三階層
- 管区長/掌握者サイザクタート→
裏面
グラッフィアカーネがイアテムと交戦して金剛杵を取り戻した場所
第四階層
- 管区長/掌握者クエスドレム&魔将(クエスドレムの可能性四分割の内の半数が防衛を担っていたのをそう呼称していた可能性あり)→ヴィティス→ヴィティス(権限は『汚物屋』『葬儀屋』『虫飼い』に委譲)
表面
要塞を中心としており、更にそれを隣接異界を利用した『扉』によるスクリーン状の大壁複数で取り囲む事で守る
裏面
- 第一裏面
凝視水牛が生息していた
- ントゥガの断崖
ントゥガ族の聖地。小高い山程度だが世界槍が存在してもいる(祝祭前夜で破壊された)
第五階層
表面
- 暗黒街
- 天蓋には呪力照明があり、夜でも明るい。
裏面
- 死人の森
- 隣接異界:風の吹く丘
草原の上には天空迷宮が浮かんでいる。草の民の聖地
- 新しく発見された隣接異界
四章終節で世界樹真実が語られるまでは秘匿されていた- 蒼空岩石群
- 白翼海
- 獣将国
- 虫王の庭
槍神教から迫害された虫態のアヴロノとティリビナ人が潜む隠れ里
第六階層
表面
- イェレイド掌握時
毒々しいまでに色彩が豊かで、偏執的なこだわりすら感じるほど徹底して非対称にねじれている
どこか教会音楽を思わせるパイプオルガンらしい荘厳な高音が何処かから響き、壁の各所からは生身の腕が伸びる。
↓ - ラフディ=ガロアンディアン
恐らく第五・第六階層間に『泡の異界』として発生していた『ラフディ王国』の種子が活用されていると思われる
第七階層
管区長/掌握者 ガドール
第八階層
管区長/掌握者 マーネロア
第九階層
管区長/掌握者 セレクティフィレクティ
魔将ハルハハールの生家が存在
関連
#related: relatedプラグインは廃止されました。