光の世界を支える7人の特別な少女たちのこと。「純粋な光の心」を持ち、心に闇を持たない。
白雪姫、シンデレラ、アリス、オーロラ、ベル、ジャスミン、カイリの7人。
実際に「プリンセス(王女)」かどうかではなく、選ばれた7人全員が少女であり、その7つの心を集めれば全ての世界が手に入ると言われているところから、「セブンプリンセス」と呼ばれている。
- この中ではアリスとカイリがプリンセスではないが、その他は自身が王家の一員だったり、後に王子と結婚して王家の一員になっている。
- 上の二人はツムツムでも「プリンセスツム」としては扱われていない。
- なお下記にもあるがディズニー公式のプリンセスもムーランやポカホンタスのように王家の一員でないものもいる。逆に「コルドロン」のエロウィー、「ライオン・キング」のナラ、「アトランティス」のキーダのように王女や女王であってもカウントされない場合もある(理由は後述)。
- 野村ディレクターによれば、「ディズニー作品におけるプリンセスとは『プリンセスのような高貴な心を持つヒロイン』という意味」ということなので、選出に当たっては実際に王族や姫である必要性がなく、高貴な心さえ持っていれば一般人や普通の少女であっても良いのだろう。
- しかしそうなると、なぜ「プリンセス」と名付けられたのだろうか。選定の条件が少女である理由も不明である。
- 後述のように、異称として「セブンハート」というものもある模様。
- ちなみに彼女たち7人の年齢は白雪姫は14歳、シンデレラは19歳、アリスは原作児童小説だと7歳、オーロラ姫は16歳、ベルは17歳、ジャスミンは15歳、カイリは14歳(KHI時点)。
各々が闇を押さえ込む力を秘めているが、彼女たち7人の心の力によって、世界の中心であるキングダムハーツに通じる「闇へと通じる鍵穴」が呼び出される。
さらに、彼女たちの心を集めると、「人の心のキーブレード」を作り出すことができる。
またKHIIアルティマニアの情報では、「闇の扉(キングダムハーツの扉)」もセブンプリンセスの力によって開かれるとされているが、細かい関連は不明(人の心のキーブレードの誕生が、闇の扉が開くきっかけになっているか、闇の扉も同時に出現するのならば色々つじつまがあう)。
- ゼアノートレポートには、「プリンセスを集めれば人の心のキーブレードは完成しキングダムハーツへの扉が開かれる」と書かれているため、闇に通じる鍵穴と人の心のキーブレードは、セットで誕生すると考えられる。
- 3Dのキーワードグロッサリーでは、キングダムハーツへと続く入り口と人の心のキーブレードが生み出されたと書かれている。闇の扉は、プリンセスの力で開かれるわけではないようだ。
やはり、人の心のキーブレードの完成の有無が関わっていそうである。 - セブンプリンセスに選ばれた少女達には自分がそのような存在だったという自覚は全くなかったようで(KHIホロウバスティオン2周目の彼女達との会話より)、何か特別な儀式を経るわけでもなく本人の意識しないところで力が宿り、力を失う(他人に継承する)場合も同様だと考えられる。
普通の人間が心を失った場合、残された肉体と魂はその場から消滅するが、彼女達の場合は心を失っても消滅することはない。
また、心に闇がない彼女達がハートレスになる事は起こり得ないためノーバディが生じる事も起こり得ないが、ナミネという非常に特殊なケースが存在する。
KHIではマレフィセント達に攫われて心を抜き取られてしまうが、ホロウバスティオンでソラ達によって救われる。
その後、カイリを除く6人は闇の力を抑えるべく、ホロウバスティオンに留まる事になる。この時、彼女らと会話が可能。
- ちなみに、FM版では謎の男が出現すると会話が変化する。
アンセム撃破後、闇に飲まれていた世界もほぼ全て戻り、それぞれ元の世界へ帰っていった。
3Dにて、世界が再編された時に子供たちの心から7つの純粋な光の心が生まれたと判明。
その心がプリンセス達の心に宿ったことでセブンプリンセスが誕生したのではないかと推測できる。
- この推測が当たっているのであれば、7つの純粋な光の心とセブンプリンセスの心は元々は別物ということになる。
この心は、闇に飲まれた真のキングダムハーツの代わりとして誕生したものであり世界の根源とされている。この心が失われれば、世界は再び闇に包まれてしまうだろうとイェン・シッドは語っていた。
- また、この時の影響で、同時に砕けたχブレードから別れた光の数が、この心を守護する7つとなった。
つまりχブレードを作るためには、χブレードから別れた光と同じ数の純粋な光の心(セブンプリンセスだとなお良い)と、13の純粋な闇をぶつける必要があるわけである。または、それに取って代わる7つの光の心があれば代用できるとマスター・ゼアノートは考えている。
キーブレード戦争が起こった時代が舞台のχやUχでは上記の場面が描かれておらず、純粋な光の心が誕生する経緯や人の心のキーブレードが生まれるような仕組みができる経緯などの詳細は不明のままとなっている。
また、Uχにてマスター・オブ・マスターが語った計画によると、データ世界に逃れたダンデライオンが現実世界で消滅しバラバラになった世界のルクスを回収し、ダンデライオンの心の光を標とすることで世界が再生するようになっている。
- セブンプリンセスを失えば世界が闇に包まれるとされていること、後述のニューセブンハートのようにセブンプリンセスが存命でも"力の継承"が行われることから、ダンデライオンが集めた各世界の光であるルクスが力としてセブンプリンセスの候補者の心に宿るようになっていると考えることができるかもしれない。
世界が再編された時期や本編の時間軸、カイリの年齢からして、7つの光の心は時や世界を超えて宿り先を変えていると考えられており、KHIIIで次代のセブンプリンセスといえるニューセブンハートの存在が明かされたことで確定的となった。
- とはいえ、ゼアノートの修行時代にオーロラがおり(この時から純粋な光の心が宿っていたのかは不明)、それから50年以上経ったKHI時点でそのオーロラが(上記の通りの年齢だとすれば)20歳にもなっていないこと、また同じくゼアノートの修行時代に再生が完全でなかった世界があったことを考えると、個々の世界の時間の流れがかなり幅広いことが分かる。KHIのセブンプリンセスの中にも何人か「初代」がいたのかも。
その起源からしても7人の純粋な光の心を持つ人間には欠落が出ない仕組みだと考えられ、もしその内の誰かが命を落とすようなことがあってもすぐに別の人間の心に光の心が宿り、自然に空席が埋まるようになっているのだろう。イェン・シッドや王様もセブンプリンセスは必ず7人存在する前提で話を進めている。
また、ニューセブンハートを見るに、たとえ当代のプリンセス達が死んでいなくてもプリンセスとしての力、そして恐らくは純粋な光の心そのものの「代替わり」自体は行われる様子である。
- 代替わりが行われれば彼女達の心は純粋な光の心ではなくなるため、普通の人間と同じように心に闇を持つようになるのだろうか。
余談だが米国で公式に「ディズニープリンセス」と認定されているのは 白雪姫、シンデレラ、オーロラ、アリエル、ベル、ジャスミン、ポカホンタス、ムーラン、ティアナ、ラプンツェル、メリダ、モアナ、ラーヤの13人である。そのうち、白雪姫からジャスミンまでの6名は特に商品展開が多いため、日本では「6姫」と呼ばれている。6姫にゲームオリジナルキャラクターのカイリを加えたのがセブンプリンセスなのだろうか。
- アリス……。
- 第1作目発売(2002年)時点では上記のうち「ムーラン」(ムーラン)までが公開されていた。「プリンセスと魔法のキス」(ティアナ)は2009年11月公開*1。
- 「塔の上のラプンツェル」が公開されてからは6姫にラプンツェルを加えた7名が日本におけるディズニーを代表するプリンセスとして扱われ、現在ではその7人は「神7」と呼ばれている。
- 「アナと雪の女王」のアナとエルサは、プリンセスではあるものの「ディズニープリンセス」に加入していない。これはディズニーが定義している「ディズニープリンセス」という枠組みが、マーチャンダイジングのためのものだからである。
アナとエルサに関しては、映画の大ヒットにより単独での商品展開が行われているため、現状では「ディズニープリンセス」加入が見送られている。 - 映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」ではプリンセス専用部屋と呼ばれるものが登場。ここには上述のモアナまでの12人とアナとエルサの計14人のプリンセスがおり、これに加えて同作ヒロインであるヴァネロペもプリンセスである、と認定されていたりする。
ちなみにKHIの開発初期において、ホロウバスティオンに捕らえられたプリンセス達を助けにそれぞれの作品の王子達が助けに来るというシーンを入れたいというプランがディレクターにあったが、ディズニーとの協議の結果NGになり、プリンセスの部分だけは今の形で残すことができたのだと語られている。
KHIIIにて、新世代のセブンプリンセスであるニューセブンハートが登場。
上述のキャラクターの内、引き続きプリンセスに含まれているのはカイリのみで、残り6人は新たなキャラクターに代替わりしている。
- つまり、カイリを除いたプリンセス達はもう純粋な光の心の持ち主ではないということである。
これについては、世代交代という考え方ができる。白雪姫やシンデレラ、オーロラはBbSの時代から明らかに見た目が変化していないが、いつまでも存在する訳にはいかないのだろう。- アリスの場合は、彼女はそもそもワンダーランドの住人ではなく別の何処かから来ている上に、推定だが恐らく既に元暮らしていた世界に帰っていると思われるので、帰った時にセブンプリンセスの座を降りたのかもしれない。
- 別にアリスはよその世界から来ていたというのがわかるだけで「キングダムハーツ世界の外から来た」とは限らない。ただ「元の世界に戻ったからセブンプリンセスの座を降りた」のであれば、カイリもホロウバスティオンに来た時点、心が元に戻った時点、デスティニーアイランドに戻った時点のいずれかで力を失うはずである。
- アリスの場合は、彼女はそもそもワンダーランドの住人ではなく別の何処かから来ている上に、推定だが恐らく既に元暮らしていた世界に帰っていると思われるので、帰った時にセブンプリンセスの座を降りたのかもしれない。
- カイリ以外の6人は人の心のキーブレードの素材となったことが原因の一つと考えられている。簡単に人の心のキーブレードを生み出させないための抑止力のようなものが働いているのかもしれない。
- とはいえ、目的を考えるならば闇へと通じる鍵穴の完成に使われたことの方が継承の条件になってもいいはずであり、カイリの心は少なくとも鍵穴の素材には使われているため、他にも条件がある可能性がある。
- あるいは、本来ならばカイリも他のプリンセス達と同様に力を継承するはずだったが、何らかの理由により例外的に継承していないのかもしれない。
- とはいえ、目的を考えるならば闇へと通じる鍵穴の完成に使われたことの方が継承の条件になってもいいはずであり、カイリの心は少なくとも鍵穴の素材には使われているため、他にも条件がある可能性がある。
- イェン・シッドはこのことについて「継承」という言葉を使っているが、この継承という行為は前述の通り彼女らの意思とは無関係に行われると思われる。
キーブレードが自らの意思で資格のある者の所へ現れるのと同じようなものだろうか?- このことから、7つの純粋な光の心にはUχに登場した「闇」と同じように意思があり、それを保つためにプリンセス達の心と同化・分離を繰り返しているのではないかと推測される。
Uχにおいて「セブンハート」という呼称も出てきたが、こちらについては登場するワールドや時系列や話の流れ的に恐らくセブンプリンセスとイコールであると見ていいだろう。
- 恐らく「セブンハート」はセブンプリンセスの別称だと思われる。