海くん→植田くん→植田→こいつ

Last-modified: 2021-07-17 (土) 22:14:37

阪神タイガース・植田海(うえだ・かい)の呼び方の変遷。阪神ファンの植田への愛情の移り変わりがよく分かる。


当初の期待

2014年ドラフトで5位指名を受け阪神に入団。新人時代から俊足ぶりと守備力に定評があり、阪神ファンからは期待の若手として密かに注目されていた。
二軍で順調に成長し、2018年はポスト大和(現DeNA)を期待され開幕一軍の座を掴む。開幕後しばらくは代走要員として起用されていたが、大山悠輔鳥谷敬(現ロッテ)・北條史也らの不振、上本博紀の故障離脱という要素が重なりスタメンに定着。4月終了までにチームで僅か1個だった盗塁数を激増させる貴重な活躍を見せた。*1
この飛躍で植田は「海(かい)くん*2」と呼ばれるケースが増え、ファンと知名度を増やしていった。その韋駄天ぶりから「甲賀忍者*3」や「海速急行*4」のあだ名が付けられた。

不調と評価の転落

足が非常に速く、二塁から単打で悠々と生還したり、特に2018年は高い盗塁成功率*5を記録する。打撃でも選球眼が良く、小技にも優れるなど、ファンはさらなる期待を膨らませた。
しかし、試合出場を重ねているうちに元々難があった打撃成績は下降、さらに守備面でも打球反応の遅さ、守備範囲の狭さ、肩の弱さを露呈し、外野守備にも挑戦したが一軍レベルではなかった。
そして阪神ファンをさらに悩ませたのは、得点圏での異常なまでの弱さ
2018年8月末まで得点圏打率.028(36-1)しかも打点0の体たらく。
そして7月17日の読売ジャイアンツ戦(甲子園)で「連続無打点打席数の世界記録(204打席)」を更新してしまった。*6*7
これらの低迷により阪神ファンからの評価も段々と転落、呼び名もそれに伴い扱いが悪くなっていき最終的に「こいつ」呼ばわりされることとなった。

「プリウス植田」の誕生

元々攻守にミスが目立つ植田だが、2019年は走塁面でのボーンヘッドが特に目立った。

  • 5月23日のヤクルト戦(甲子園)
    あわやサヨナラ勝ちをフイにするボーンヘッドをやらかす。試合終了後、福留孝介に叱責される。
  • 6月5日のロッテ戦(ZOZOマリン)
    9回一死三塁、一打同点の場面で高山俊が放ったレフト前ライナーを清田育宏がダイビングキャッチ。この時植田は三塁を飛び出していてホーム付近にいたため、サードに送球されてアウト*8変則ゲッツーで試合を終わらせたため、現地も含めた多方面から熱い罵声が浴びせられた*9
    なお、試合後矢野燿大監督は「ギャンブルスタートのサインをした」と釈明しているが、植田が打球の行方を追っている様子も分かっており、明らかに戻れると判断している者の方が多い。
    これが植田のボーンヘッドにしろ矢野監督の指示にしろ、「その読み、的外れやのぉ~。」と言わざるを得ないプレーだった。

これまでのこともあり、またこの時期トヨタ・プリウスが度々暴走事故を起こしていたことに掛けプリウス植田という蔑称が誕生した。

2020年以降

2020年も内外野兼務するが、どこを守っても致命的なミスを犯している*10。また売りの走塁でも2018年をピークに盗塁も減り成功率も下がり、2020年は13企図9成功で成功率は.692、赤星式盗塁1であった。さらに相変わらずの貧打のためファンからの期待値は年々低くなり、2021年は山本泰寛や中野拓夢の加入もあり代走以外ではほとんど期待されなくなった。

関連項目


*1 同年の阪神の盗塁数は77でセ・リーグ2位
*2 関西方面の実況や解説者には、語呂の良さからフルネームで呼ばれることが多い。
*3 忍者の里で知られる甲賀市(滋賀県)出身のため。
*4 阪神電車に存在する列車種別「快速急行」の捩り。
*5 強肩で知られるソフトバンク・甲斐拓也からも含む21企図19成功で成功率は.905。新庄剛志以来となる高卒4年目以内での2桁盗塁となり19盗塁を記録。
*6 その後、9月5日の広島戦(マツダスタジアム)の216打席目にて、植田のボテボテのファーストゴロの間に三塁ランナーの俊介がホームインしてプロ初打点を記録し、世界記録に終止符を打っている。
*7 世界記録を更新する間、Twitter上では「#植田海プロ初打点チャレンジ」というタグが出回り、植田の打点ネタがよく認知されていたことを示している。
*8 リプレイではこの時清田が三塁付近に誰もいないのに気付いて近くの野手にサインを送ってから送球しており、ハーフウェー程度になら植田の足なら戻れた可能性もある。そもそもレフトの前進ダイビングキャッチなら三塁の状況は頭を上げるだけで丸見えなので、この場合戻れる位置までしかリードをとるべきではないのは言うまでもない。
*9 BS12トゥエルブやチバテレに黄色いメガホンがグラウンドに捨てられたのが偶然写り込んだ。阪神ファンが投げ込んだ可能性が高いと思われる。張本に大事なランナーであることを考えていないとサンモニで喝を喰らっている。
*10 一例を挙げると、7月11日の対DeNA戦(甲子園)で1点リードの9回表に一死一塁からセンター前ヒットを後逸し一塁走者に同点のホームインを許したプレーがある。この後藤川球児がネフタリ・ソトに決勝2ランを浴びた。