中谷育たん

Last-modified: 2021-12-24 (金) 18:44:37

中谷将大(阪神→ソフトバンク)の成長が感じられない阪神ファンの嘆き。

 

概要

福岡工大城東高時代、強打の捕手として評判だった中谷は2010年ドラフトで阪神に3位指名され入団*1し「ポスト城島健司」を期待をされる。ルーキーイヤーには二軍でまずまずの成績を残すが捕手としては出番がなくオフに捕手登録のまま外野手転向。翌年に入団した伊藤隼太共々金本知憲新井貴浩らの後釜たる和製大砲候補として期待されるも2015年までは二軍でもスラガガーと化し、一時期は「和製メンチ」などと言われるありさまで一軍での出番はほとんどなかった。
監督が和田豊から金本に代わった2016年、64試合の出場で、4本塁打、14打点、打率.266という成績を残し原口文仁髙山俊らと共に「超変革」の象徴になった。
2017年には公式戦の開幕を初めて一軍で迎え、一塁手や外野手として4月中旬からスタメンに定着。5月には4番に起用された。また7月には2006年の濱中治以来11年となる、阪神生え抜きの右打者としてチームの中で一軍公式戦2桁本塁打のシーズン一番乗りを果たした。この年は最終的にレギュラーシーズンで自己最多の133試合に出場し打率.241、20本塁打、61打点、99安打、OPS.751という成績を叩き出し、当時新人の糸原健斗大山悠輔共々チームの2位浮上に貢献し飛躍のシーズンとなった。
とは言えこの年の終盤から打撃不振に陥ってしまい、翌2018年は右打ち教の影響を特に受けてさらに悪化。以降も打撃不振から脱却出来ず矢野燿大政権では外野守備力の高さからすっかり守備の人と化してしまう*2
2021年は二軍でも不振に陥った上に近本光司佐藤輝明ジェリー・サンズメル・ロハスJr.、さらに島田海吏糸井嘉男江越大賀らにも及ばず*3完全に一軍での出場機会を失ってしまう。そして、7月に二保旭とのトレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍することとなった。
 以上の点を踏まえてブレークした2017年の終盤以降、不振から立ち直れず阪神ファンをガッカリさせてしまう事が多かったことにより、この嘆きが言われるようになったとされている。

 

前例「中谷育たんかった」

奇しくも中谷将大から遡ること13年前、阪神タイガースには同じ苗字の中谷仁(なかたにじん)*4が1997年ドラフト1位指名で入団*5した。こちらも捕手で守備に定評がある傍ら現役時代は一貫して非常な打撃難であり二軍でも打率2割を超えない有り様だった上に怪我に悩まされる*6等の面から最後まで目立った活躍をすることなく選手生活を終えており、見事なまでに「中谷育たんかった」という前例を作ってしまっている。
反面スコア的には目立った活躍こそなかったものの、97年の入団から阪神、楽天、巨人と3球団を渡り歩いた現役生活は15年*7を数えるなど細く長い現役生活*8を歩んだほか、原辰徳の推薦でWBC日本代表に選ばれブルペン捕手を務める、母親*9や後輩投手を労わる*10など人格的には優れた面もあることから、全く評価されていない選手という捺印は押し難く、その点を原は「中谷がスコアブックに残らない面で残していったものを我々は受け継いでいかねばならない」と評している。

 

余談「なかたにそだたん」と「なたかにいくたん」

ソーシャルゲーム「アイドルマスターミリオンライブ!」*11には「中谷育(なかたにいく)」というキャラクターが登場するが、上記の中谷将大が思うように成績を残せていないという内容のスポーツ記事において、「中谷育たん…」(なかたにそだたん)という見出しがつけられた際、「なかたにいくたん」*12と読めるとしてその方面のファンの中で話題になったことがある。更に当ゲーム中*13でもアイドルのスキルレベルを最高まで上げる際には運が絡む為、こちらもゲーム中で「中谷育たん…」という呟きが生じることもあるなど、さらにネタ度が上がった。

 

関連項目


*1 ドラフト同期に榎田大樹らがいる。ちなみに3年後に阪神へ入団した梅野隆太郎は高校の1年先輩。
*2 2019年~2020年の阪神外野陣はサンズや髙山は元々守備に不安があり、糸井や福留孝介は加齢で守備力が大幅に低下したことから中谷の外野守備力が重宝された。
*3 加えて内野手である陽川尚将板山祐太郎植田海・熊谷敬宥らも外野を守るためなおさら出番は無くなっていた。
*4 現・智弁和歌山高校硬式野球部監督。なお中谷将大と中谷仁の両者に血縁関係は無い。
*5 同期に井川慶や坪井智哉らがいる。
*6 特に入団2年目には同僚選手の投げた携帯電話が目に直撃して失明寸前の大怪我を負った。なおこの同僚は素行不良で知られた中込伸とされるが処分されなかった模様。
*7 ただし15年中8年は一軍出場なしであり、現役の半分以上を二軍で暮らしている事になる。
*8 プロ野球選手の平均現役年数が2021年の統計で概ね7.7年である事を加味すると中谷の15年はかなり長い部類に入る。
*9 母子家庭であった中谷は当初プロ野球入りをする予定は無く大学進学を考えていたが、その矢先唯一の親である母が病に倒れ「家族を守れる男でありたい」という決意を元に進路をプロ野球入りへと変更した結果ドラフト1位指名され、母や実家の家計を助けることも視野に入団へ踏み切った経緯がある。
*10 当時中谷は同じ阪神の捕手である山田勝彦(現日本ハム1軍バッテリーコーチ)と浅井良と口を揃えて「藤川球児藤田太陽にプロ初勝利をプレゼントさせてやろう」を合言葉にしていた。
*11 ちなヤクおばさんヤバイわよ!ご本人、なの者の嫁などが出演している『アイドルマスターシンデレラガールズ』とは、同じアイマスコンテンツだが別ブランド(別の事務所)という扱い。また、ちなヤクおばさんのページで触れられている阪神ファン声優の渡部優衣が関西弁キャラで出演している。
*12 中谷育は作中最年少の10歳で、子供扱いされることを嫌うものの見た目も台詞もかなり幼い印象を受けるため、「なかたにいくたん」と呼んでも違和感がない。
*13 本家の「ミリオンライブ!」はすでにサービス終了しており、現在稼働しているリズムゲームの「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」を指す。