プロじゃない投手

Last-modified: 2021-02-02 (火) 15:33:49

元福岡ソフトバンクホークス・巽真悟のこと。


概要

2012年4月11日の北海道日本ハムファイターズ戦(北九州市民球場)、先発したレニエル・ピントが2回1/3を6失点と炎上して早々に降板すると、後を受けて登板した巽も制球が定まらず、火に油を注いでさらなる爆発炎上。
この醜態に監督の秋山幸二も怒りと呆れからか、大量点差もあって晒し投げとなった巽は稲葉篤紀に満塁弾→3ランと2打席連続で被弾するなど、3回2/3を11安打・4四死球・8失点と「敗戦処理」の役目すら果たせず、打線も日本ハム先発・八木智哉の前に完封され、0-14と大敗。

そして試合後「秋山監督がKBCラジオで『ピントの後の投手はプロじゃないね』と発言」というスレが立つ。以前から秋山監督は醜態を見せる選手を「○○クン」と呼んで二軍送りにする*1ことを知られていたが、もはや名前すら呼んでもらえないという事態に多くのなんJ民が震え上がった。
ただホークス実況スレなどでこのような発言があったという報告はなく、発言のソースは最終的にこのスレだけであったためコメント自体はガセの可能性が高いものの、秋山の恐ろしさをわかりやすく示すネタとしてなんJで定着したのだった。

 

なお、秋山は日刊スポーツに対して自滅でしたな。自滅だよ。自滅、自滅という、ネタである上記の発言に負けず劣らずの恐ろしいコメントを残している。


発祥スレ

速報】秋山「ピントの後の投手はプロじゃないね」
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/livejupiter/1334148022/


動画


巽真悟、その後

巽はこの散々な結果と秋山の叱責(物理)で気落ちしたのか、4月17日のウエスタンリーグ・阪神タイガース戦に先発するも5回途中で4四死球8失点とまたしても大炎上、プロとしてのレベルがより怪しくなる。
後に5月4日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で一軍での先発機会をもらったにも関わらず、与四球や自らの暴投も絡んで4回5失点と試合を作れず敗戦、プロの道から遠ざかる一方であった。

 

しかし3年後の2015年8月12日、オリックスバファローズ戦で9回表に4点ビハインドの場面で登板。三者凡退に抑えると直後に味方打線がオリックスの守護神・佐藤達也を攻め立て、最後は柳田悠岐がサヨナラ3ランを放ち大逆転勝利。巽にプロ初勝利が転がり込み、ようやくプロとして最低限の爪痕を残す。
しかし翌年オフに戦力外通告を受けて引退、人材派遣会社に就職したため、現在は「プロでも投手でもない一般人」である...はずだったのだが。
なんと戦力外通告の翌年2017年のプロ野球合同トライアウトに参加。プロの投手として再起を諦めてなかったことが明らかになった。その後、選手としての再起を諦め現在はBC栃木の投手コーチ(専任)として「プロのコーチ」を務めている。


DH巽

2012年7月26日の二軍戦で起こった珍事*2
内容は4打席2打数1安打(四球 - 一ゴ - 一安 - 三犠)と、打者としてまずまずの結果を残した。
なんJ内では、一軍戦で投手として結果を残すことができなかったため本格的に野手転向か、とも思われていた。

なお、ホークス公式Twitterでのリリースによると「三軍の韓国遠征による人手不足に加え、一軍がビジターゲームで人員補充ができなかったチーム事情による一時的な措置であり、結局野手転向の話は一切なかった」としている*3

翌年の「アホンダラ」発言

ちなみに秋山は翌2013年、今度は山田大樹に対して以下のような発言をしている。

乱調山田に指揮官「アホンダラ」 4回4四球で強制降板
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/item/368612
2年ぶりの中日戦の白星を狙った山田が“アホンダラ”投球で勝利投手の権利をもらう前に強制降板させられた。
5回無死一、二塁の打席で1点リードしている展開ながら代打を送られ、90球でベンチに退いた。
4回1失点、被安打3ながら4四球の内容に、秋山監督は「山田のアホンダラが疲れる投球をして」と猛省を促した。

このため山田に「アホンダラ」という蔑称が付きヤクルト移籍後も使われた。

類似発言

  • 2000年に阪神タイガースに在籍した*4ジェイソン・ハートキーは、島田紳助から「あれはプロ野球選手の助っ人じゃなくて、野球が出来る外国人をアメリカから連れてきただけ」とプロ扱いされていないかのような評価をされていた*5
    反面全く野球が出来てないとも言い難い事や*6、本人の人柄は悪くなかった事*7、同じ2000年に阪神に在籍していた外国人野手であるハワード・バトル*8やマイカ・フランクリンらと比較すると「バトルはただのデブでフランクリンはただの怪我人*9、そしてハートキーはただのおっさん。でも動けてきちんと出場しているだけまだハートキーの方がマシ」という状況であり、当時の阪神にとっては一応戦力になっていた事と、逆を返せば「プロではないが一応野球は出来ていた」という事実が妙な笑いを誘う。
  • 2005年開幕カード2戦目を26-0で落とした直後の楽天・田尾安志監督のコメント。
    「選手達は2軍レベルにも達していない。」
    ただし当時の楽天は創設1年目であった事と、選手層に問題があったという背後要因もあるため一概に非難出来るかは微妙なところ。詳しくはリンク先を参照。
  • 2005年9月10日の阪神タイガース対広島東洋カープ戦(甲子園球場)の翌日に放送された『サンデーモーニング』のコーナー、「週刊御意見番」での大沢啓二のコメント。
    この日、広島は1イニング4エラーを含む大量21失点で大敗を喫した。エラー祭りの惨状を目の当たりにし、「プロ野球じゃないよ。ボロ野球」と酷評した。*10
  • 2012年5月2日、対楽天戦(西武ドーム)に2-12で大敗後の埼玉西武ライオンズ監督・渡辺久信による西武の中継ぎへのコメント。
    Q:昨日と同様、終盤に失点したが?
    A:あそこはバッティングピッチャーみたいな感じだから*11
  • 2013年4月9日、対広島東洋カープ戦(横浜スタジアム)に2-9で大敗した後の横浜DeNAベイスターズ監督・中畑清による、梶谷隆幸(現巨人)へのコメント。
    この日、3回表二死満塁の場面で石川雄洋が遊ゴロを捕球し二塁送球をしようとした場面にて、二塁手の梶谷がベースカバーに入らないというとんでもないミスをやらかす。二塁封殺でチェンジのハズが2点を献上、勢い止まらずこの回5失点という結果に。
    この件について中畑監督は試合後「プロのレベルではない」とコメント、梶谷は即日二軍降格に*12
  • 2014年4月26日の対阪神タイガース戦(横浜スタジアム)で1-7で大敗を喫した横浜DeNA監督・中畑による宮﨑敏郎へのコメント。
    9回表無死1塁の場面で大和(現DeNA)が犠打。投手の山口俊(現ブルージェイズ)が打球を処理、二塁を諦め一塁へ送球したが、一塁ベースカバーに入っていた二塁手の宮﨑は送球が来ないと思い込み、目線を切ってスルーする痛恨のミス。ボールはファールゾーンを転々、一塁走者の俊介が生還し打者走者の大和にも三塁まで進塁を許してしまいこの回2失点。
    この件について中畑は試合後に「野球の世界にないボーンヘッド」とコメント、これまた宮﨑を即日二軍降格に。
  • 2015年、貧打と離脱者多数の読売ジャイアンツが「現役メジャーリーガー」としてホアン・フランシスコを鳴り物入りで獲得も、拙守ぶりを露呈して二軍降格となった際に原辰徳監督が発したコメント。
    その後6月9日に始まるビジターの交流戦に備えてフランシスコをDHとして一軍へ復帰させる計画があったものの、直前に背中の張りで離脱したため頓挫*13
    「DHフランシスコ」について尋ねられた原監督は「フランシスコ?野球選手じゃないでしょ。野球選手になってからじゃないと話にならない」と答えた。上述の「プロじゃない」「助っ人じゃない」「2軍にすら達していない」よりも下を行った辛辣な発言である。
  • 2015年9月16日、対東京ヤクルトスワローズ戦(神宮球場)で1-9と大敗を喫した横浜DeNA監督・中畑によるコメント。
    この日はシーズン途中で入団したデュアン・ビロウの来日初先発だったが、1回1/3を5四球5失点という散々な結果に。川村丈夫投手コーチは「ファームで制球に苦しむと聞いていなかった。これでは話にならない」とビロウの投球を酷評、中畑も「本当に申し訳ない。プロのレベルではない。戦わずして敗れた。私の責任」とコメント。
  • 2017年5月5日、対阪神タイガース戦(甲子園球場)で先発し四球連発で途中降板した広島東洋カープ・加藤拓也*15に対して解説の古田敦也が「プロのレベルじゃない」と発言。翌6日の阪神広島戦の解説を務めた下柳剛もまた前日の加藤のピッチングについて古田同様「プロのレベルじゃない」と発言。
    • また古田は高山俊(阪神)の外野守備について「プロじゃない」と発言したことがある。
  • 2020年8月6日、対阪神タイガース戦(甲子園球場)で4点ビハインドの状況、8回裏に敗戦処理として登板したものの、1/3回を7失点と敗戦処理としての役割も果たせず、野手の増田大輝を投手として登板させる状況を作った堀岡隼人について、巨人の原監督は「あそこで堀岡を投げさせることの方がはるかに失礼なことであってね*16」と発言。堀岡は即日二軍降格に。
  • 2020年10月27日、対広島東洋カープ戦(マツダスタジアム )でのヤクルト・高津監督のコメント。
    2人で計6三振を喫した村上宗隆と塩見泰隆に対して、「4番、5番というところでチャンスでなかなか1本が出ない。『いいところに来ましたから打ち取られました』じゃ、ちょっとプロとしてはね」と発言。
  • 2020年11月28日、対福岡ソフトバンクホークス2軍戦(アイビースタジアム)で11-1*17と大敗した後の巨人・阿部慎之助2軍監督のコメント。
    小学生が守ってんのかと思ったよ。当たり前のことを当たり前にしてほしいよ、それが一番難しいんだけど。イージーなモノは処理して欲しいし、難しいものではないし。」と発言。
    直接的に名前は出していないが、イージーなフライを落球するなど2個のエラーを記録したショートの増田陸に対する発言と思われる。

関連項目


*1 主に「大隣クン」が多かった。
*2 NPB公式
*3 参照
*4 4月からの途中加入。
*5 シリーズ中の成績を見ても本塁打4本、27打点という傍ら14失策、12併殺を記録しており助っ人とは言い難い成績である。
*6 シーズン打率は.272と平凡で決して低いわけではないほか、特段鈍足ということもなかった。また当時の阪神の選手層の薄さもありシーズン後半には3番を打っていた。
*7 少なくとも練習をサボったり無断帰国をしたり年俸でゴネたりという事は全くなかったほか、ハートキー自身は常に全力でプレーに臨んでいた。
*8 詳しくはリンク先の『勝利の大黒様』を参照。
*9 バトル退団後に日本ハムから金銭トレードで入団したものの、怪我により僅か8試合の出場で終わっている。
*10 ちなみにこのカードでの合計は34-3となり、1ヶ月後の日本シリーズでこの試合が含まれているカードをネタにされた模様。さらに14年後、この逆パターンが発生したが勝利したのは4エラーした方の阪神である。
*11 なおソフトバンク打線は後日、このバッティングピッチャーにノーノーを喰らいかけた模様
*12 なお、梶谷はその後8月に再昇格すると、2ヶ月間で16本塁打を放ち、突如打撃覚醒した模様。翌年からは外野手登録となった。
*13 別メニュー調整もせず、7月には腰痛治療で一時帰国するなど結局は.167(18-3)・0本塁打・1打点と戦力にもならなかった。
*14 15日の対横浜DeNA戦(横浜スタジアム)。阪神4点リードの8回裏、2死2・3塁で梶谷の打ち上げた打球を原口文仁マウロ・ゴメス今成亮太がお見合いし、2者の本塁生還を許してしまう。9回には同点に追いつかれ、引き分けとなった
*15 当時。結婚後の2019年シーズンから本名及び登録名を矢崎拓也に変更。
*16 敗戦濃厚な試合であったとはいえ、野手である増田大輝の登板は大きな反響を呼び、巨人OBの間でも賛否両論となる采配であった。詳しくはリンク先参照。
*17 日本シリーズ直後の試合だったため、日本シリーズ第5戦と揶揄されたりもした。余談だが、このスコアを2020年日本シリーズの第4戦のスコアに当てはめると33-4となる。