城島怒りのテーマ

Last-modified: 2020-10-12 (月) 18:43:28

城島健司の怒りを表す曲…ではなくアメリカのスポーツ専門チャンネル・FOXが、MLB中継の攻守交替時に流す楽曲「MLB on Fox Theme」のこと。

城島がシアトルマリナーズに所属していた2006年5月19日(現地時間)のマリナーズ対サンディエゴパドレスの試合が由来。


概要

5回表一死満塁でパドレスのブライアン・ジャイルズが右翼手・イチローへの飛球を放ち、3塁走者のジョシュ・バーフィールド*1がタッチアップで本塁に突入するがイチローからの好返球でワンテンポ早く城島のミットにボールが収まると、それを見たバーフィールドは本塁ではなく城島に向けてタックルした。
城島は吹き飛ばされたがボールは離さず、走者のバーフィールドはアウト。城島は起き上がりながらバーフィールドに向けて鋭い眼光で睨み付けた。

 

この一連のプレーとリプレイの際に流れていたBGMが城島の様子・表情とどことなくマッチしていたため「城島怒りのテーマ」と呼ばれるようになった。

その後

2013年からはFOX日本法人が福岡ソフトバンクホークス、オリックスバファローズと提携し球団公式映像の制作を担当している。
そこでも「城島怒りのテーマ」と似ている曲(NFL on FOX theme)が攻守交代時やハイライト映像で使われていることから、秋山幸二、森脇浩司両監督の名前をとり「秋山怒りのテーマ」「森脇怒りのテーマ」とも呼ばれている*2
なお城島は件の「怒りのテーマ」以外にも日米問わず走者のタックルを食らうことが多い。2007年5月7日のニューヨーク・ヤンキース戦では城島へのタックルがきっかけでマリナーズ側が報復死球、さらにヤンキース側も死球を返したことから乱闘・警告試合に発展している*3

城島怒りのテーマ~犠牲ツライ(新井タッチアップ事件)編~

城島が阪神に所属していた2010年5月24日の対千葉ロッテ戦(甲子園)での出来事。
4-4で迎えた9回裏、阪神はロッテの抑え・薮田安彦を攻め一死満塁とし城島がセンターへ犠牲フライを打ち上げ三塁走者のマット・マートンがホームイン。これで歓喜のサヨナラ劇…のはずがなぜか青ざめる阪神ナイン。その原因は二塁走者の新井貴浩三塁へのタッチアップを試みアウトになっていたからであった。

マートンのホームインが先とジャッジされ事なきを得たがあわやの大ボーンヘッドをやらかした新井に城島が「オイ! わざとかコラ!*4」と激怒したのも無理はない。

犠牲ツライの再来

梅野タッチアップ事件

新井の一件からから8年以上経った2018年8月30日の阪神対ヤクルト戦(甲子園)で発生。当事者は梅野隆太郎鳥谷敬。0-1で迎えた5回裏、阪神はヤクルトの先発・山中浩史を攻め一死満塁とし糸原健斗がセンターへ犠牲フライを打ち上げ三塁走者の鳥谷がホームイン。これで同点…のはずだったが二塁走者の梅野が三塁へのタッチアップを試み鳥谷がホームインする前にアウトになってしまい8-5の併殺で3アウトチェンジになってしまった*5。捕球位置とセンター・青木宣親の肩に鳥谷の足を考えれば青木が本塁で鳥谷を刺すのは至難でありせめて梅野と才木浩人(一塁走者)の進塁だけでも阻止しようと青木が考えたのも当然である。結果的には梅野と鳥谷双方の走塁ミスとも言えこちらも梅野が絡んだ「申告セーフティスクイズ」事件などと共に低迷に喘ぎ最終的に17年ぶりの最下位に転落した2018年阪神を象徴する事件の一つとも言える。

ちなみに新井と梅野のプレーを両方とも目の当たりにした人物は2018年のもう一方の当事者の鳥谷の他に現役では藤川球児(藤川)俊介のみである。ちなみに金本知憲監督も選手として新井タッチアップ事件を見ていたはずだが「あんなプレー、見たことがない」という発言をするあたりすっかり忘れていた模様。

余談だが、NHKの球辞苑で審判が取り上げられた際、眞鍋審判はこの事件を、審判の連携(審判同士のフォーメーション)が完璧で正確なジャッジができた例として紹介していた。

植田三塁未到達事件

新井が引退した翌年の2019年5月23日の阪神対ヤクルト戦(甲子園)で発生。1対1の同点で迎えた9回裏、阪神は1死満塁のチャンスを作ると糸原がヤクルト5番手のマクガフから右翼手・雄平の頭上を越える安打を放ち阪神がサヨナラ勝ち。阪神ナインは歓喜の輪を作るが、その中には二塁走者の植田海を厳しい口調で叱責する福留孝介の姿が。チームメイトやファンが何が起こったのかと不思議がる中、一部のファンが植田が三塁到達前に走塁を放棄しナインの輪に加わっていたのを発見*6。ここではどう転んでも得点が認められる状況であったため事なきを得たが、このようなプレーは状況次第では大ボーンヘッドとなることがある*7ため、最後まで気を抜かない姿勢を徹底させた福留の行為に称賛の声が上がった。なお、植田は半月たたぬ間に、今度は試合を終わらせる大ボーンヘッドをやらかすのである。
ちなみに藤川と鳥谷は新井・梅野・植田のケースを選手として全て目の当たりにしている。


動画


関連項目



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*1 1993年に巨人でプレーしたジェシー・バーフィールドの息子。2013年で実質引退。
*2 千葉ロッテマリーンズの公式映像もFOX制作だが、この曲は流されず独自のものが使用されている。
*3 このときの走者ジョシュ・フェルプスは本塁を開けて捕球体勢に入っていた城島めがけて突撃している。報復死球という手段はともあれマリナーズ側の怒りも致し方ない
*4 ちなみに城島と新井は同学年である。
*5 鳥谷本人は梅野がスタートを切るという発想にすら至らなかったのか、ホームインする直前にスピードを緩めていた。尚、前述のマートンはスライディングしている。
*6 満塁の状況で打者走者がアウトになっていないため、塁上の全て走者に進塁義務が発生する。このため走者が1つ先の塁に到達前に守備側が触球すれば走者はアウトとなる。
*7 仮にこれが2アウトの場面だったとすると、守備側のアピールで植田の三塁でのフォースアウトや走塁放棄が認められた場合3アウトとなり、三塁走者がホームに到達していたかどうかは関わらず得点が認められない上に、打者の打席結果も安打ではなく外野へのゴロアウトとなってしまう。