超変革

Last-modified: 2020-12-31 (木) 12:50:59
  1. 阪神タイガースの2016年チームスローガン
  2. 1から転じて金本知憲元阪神監督の采配を指す言葉
  3. 2から転じた金本の蔑称の一つ
     

概要

2016年より阪神の監督に就任した金本はシーズン開幕から破天荒な采配を敢行。
序盤こそ鈍足のパワーヒッターであるマウロ・ゴメスによる盗塁や、前年のベテラン重視だったオーダーから一転、高山俊原口文仁ら若手選手を多数抜擢し勝利を収めるなど「超変革」のスローガンに恥じない功績を築いた。

 

しかしその快進撃も束の間。金本監督の超変革采配にも陰りが見え始める。
経験不足による継投ミスや選手達の失調などが重なり、阪神の勢いは急激に失速。連敗に連敗を重ね、ついに7月末には最下位にまで転落してしまう。
そして「超変革」の言葉は専ら阪神ファンへの煽り、もしくは阪神ファン本人による自虐ネタとなってしまった。また金本の山ほどある蔑称の一つになった。

その後

連敗が続く中、阪神は7月24日の対広島戦でついに鳥谷敬の連続フルイニング出場も途切れさせ聖域に終止符を打つと、それを皮切りに阪神は快勝を重ね、わずか10日程度で4位にまで浮上し3位DeNAとの好相性を生かし一時0.5ゲーム差まで迫る善戦を見せるも、最終的には4位でシーズンを終えた。

初年度の時点で若手選手の起用には一定の評価はあったが、逆に中堅組への度が過ぎた冷遇ぶりを批判されることもあった。2017年オフの大和FA流出はこれも原因とされる*1

2017年からは中堅組にも目を向け、燻っていた秋山拓巳桑原謙太朗伊藤隼太梅野隆太郎らを一軍戦力に仕立て上げ2位に躍進するが、今度は若手育成が疎かになったと一部から批判されてしまった。若手を積極的に起用する方針は前年度と変わらなかったものの好調は長続きせず、コーチ陣の責任を問う阪神ファンも多かった。*2

2018年は打倒広島の一番手と期待されるもオープン戦から投打ともに不振であった。中でもウィリン・ロサリオは大誤算だった。2017年ドラフト組や大和の人的補償として阪神に入団した尾仲祐哉ら新戦力も期待外れで開幕からの故障者や不振者の多発が響き、さらにベンチの采配コーチングなどがことごとく裏目に出た。特に9月中旬以降はほとんど勝てず最終的には5位中日とわずか1.0ゲーム差の最下位でシーズンを終え、金本は責任を取ってこの年限りで監督を辞任(事実上の解任)した。

そして再評価路線へ

これらのように監督としての采配や選手運用に対する評価はお世辞にも良いとはいえない金本ではあるが、2015年のドラフト5位でローテーションの一角である青柳晃洋、2016年ではドラフト1位で大山悠輔、ドラフト5位で糸原健斗と下位指名であるにも関わらず主力級の選手を見抜いており、「選手を見る目」については高く評価されている。
またいずれも金本が決定打を押したのではないかという噂があり、監督ではなくGMとして戻ってこいとの阪神ファンの声も少なくない。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2016/12/18/___split_147/index_4.php
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/10/06/kiji/K20161006013484890.html

関連項目


*1 ただこれは大和の打撃が向上しなかった事(打率.231、OPS.594)や小技や盗塁の精度が落ちたこともある。
*2 これに関しては前任監督の和田豊が「力量が同じなら経験のある中堅やベテランこそ使うべき」という考えだったため、若手育成が疎かになっていたことが一番の原因とも言われた。