言わずと知れた、突進、ブレスと並ぶモンスターの基本攻撃のひとつ。
身体を回転させ、その遠心力を尻尾に集中させて振り抜く。
基本的に尻尾があるモンスターの殆どが使用する。
目次
概要
- モンスターの攻撃の中では最もポピュラーな攻撃の一種である。
接近戦時に多用する傾向があり、接近武器はまずこの攻撃を避けられるようになることが攻略の第一歩。
殆どの飛竜、鳥竜、魚竜、海竜、獣竜種などが使用する。
半回転攻撃
- 身体を160°ほど回転させ、それを2回行い1セットとするもの。
しなるせいで1回210°ほどの攻撃判定が発生する。
回転方向はシリーズやモンスターによって固定だったりそうでなかったりする。
怒り状態の場合は動きが少々雑になるのか、回転角度が減少するモンスターもいる。
最も使用モンスターが多い。リアクションは派手にぶっ飛ばされるものから、尻餅にとどまるものもある。- 使用モンスター:リオレウス、ディアブロス、グラビモス、ガノトトス、ドスジャギィ、ボルボロスなど
- 上述の通り、2回1セットが基本だがライゼクスのように半回転した後、
別の攻撃を行うコンボを繰り出すモンスターもいる。
- MHP2Gまでの多くのワイバーン骨格モンスターにおいて、接近戦で最も警戒すべき技の一つであった。
理由は簡単、予備動作が皆無だからである。
後ろや側面から攻撃していたらいきなりふっ飛ばされたハンターは数知れず。
そのくせ反則級の攻撃範囲を持つため、この技が来ることを常に想定して動く必要があり
この時代のプレイヤーに「早めに攻撃を切り上げて離れること」を強く根付かせた主要因として
ノーモーション突進と双璧を成していた。
ぶっちゃけドラゴンの代名詞であるブレスよりよっぽど脅威だった。- 余談でも触れるが、MHP2G以前は理不尽な当たり判定を持っており、
明らかにハンターの身長より高い位置で尻尾が振り回されているにもかかわらず、
尻尾下の謎判定で吹っ飛ばされる事態が頻発していた点も恐れられていた。
- 余談でも触れるが、MHP2G以前は理不尽な当たり判定を持っており、
- リオスなどは右1セット→左1セットと方向を変えてくることもある
(ただし、MH3以降においては両方向に回転するのはリオレウスのみで、リオレイアは左回転固定)。- MHFの特異個体とUNKNOWNは両方の方向転換に対応しており、
急な方向転換後、続けて2回転してくるため、攻撃回数の違いに注意。
総じて予備動作がほぼ皆無なため、接近武器の壁となることが多い。
- MHFの特異個体とUNKNOWNは両方の方向転換に対応しており、
- MH3以降のモンスターはMHP2G以前に比べてかなり尻尾がしなり、その範囲は270°にまで及んでいる。
特にMH3Gで復活したガノトトスにはこの特徴が最も強く出ており、
1セットで同じ位置に2回攻撃判定が来ることもザラと、その範囲は尋常ではない。
また、MHP2G以前のモンスターに多かった「尻尾下の空間に意味不明な判定がある」という意見を反映してか、
ハンターにしっかり当たる低い位置で振り回してくる。
また、高台に逃げ込んだ相手に対しては尻尾を振り上げて繰り出すようになり、脅威性が増した。- ゲネル・セルタスの尻尾は特にしなりが強く、ただの半回転で振り始めの位置まで判定が届きかねないほど。
恐らく現段階で最も尻尾がしなるモンスターであろう。
あまりの強烈なしなりに、半回転ではなく一回転攻撃だと勘違いするハンターもいる。 - MHF産飛竜ではアノルパティス以降のモンスターがこの仕様である。
- ゲネル・セルタスの尻尾は特にしなりが強く、ただの半回転で振り始めの位置まで判定が届きかねないほど。
- MHWorld以降はワイバーン型骨格モンスターの尻尾回転に予備動作がつくようになったため、
不意打ちされることは少なくなっている。- この予備動作は振り向いて後ろを確認するというもの。
MH3のOPムービーでリオレウスが行っていたものが元ネタである。
- この予備動作は振り向いて後ろを確認するというもの。
- 逆にMHFモンスターのエスピナスやベルキュロスは、回転範囲が120°ほどしかなく、
このせいで2回1セットの場合元の方向にまで戻ってこない。
しかし、他のモンスターに比べ判定の発生が早く元の位置からいきなり判定が発生する。
このため、真後ろで尻尾を攻撃していて引っ掛けられることがよくある。- ベルキュロスは尻尾に強烈な電撃を纏わせて3回転する攻撃を持つ。
当たると高確率で麻痺し、続けての尻尾回転でトドメをさされる即死コンボに陥る場合もある。
また、タイプBや特異個体はこの攻撃時にも機雷状の雷球を無数にばら撒く。 - グレンゼブルが使うこのタイプの尻尾回転は、かつて異様にしなることで恐れられていた。
おまけに剛種だと一撃のダメージがシャレにならないほど高く、一層嫌われる要因にもなっていた。
特異個体は当たり判定の改善により、だいぶ避けやすくなっている。 - オオナズチ特異個体は一回で終了するが、威力が桁違いで予備動作・隙ともに少なく脅威。
ゴゴモアやドスガレオス特異個体も同様に一回転のみで終わる。 - アノルパティスの尻尾回転は妙な特性を持っており、一般的なものに加え、
尻尾を振り終えた際にスライドして元の方角に向き直ることがある。
結果的に同じ場所を2回攻撃する場面もあるため注意が必要である。
- ベルキュロスは尻尾に強烈な電撃を纏わせて3回転する攻撃を持つ。
一回転攻撃
- 遠心力を利用し、そのまま1回で振り抜いてしまうもの。
当然攻撃は素早く、ダメージも半回転に比べて大きい。- 使用モンスター:ウラガンキン、ドボルベルク、ナルガクルガ(MHP3以降)、ジンオウガ、ディノバルド、
アクラ・ヴァシム、アクラ・ジェビア、剛種アビオルグ、クアルセプスなど
- 使用モンスター:ウラガンキン、ドボルベルク、ナルガクルガ(MHP3以降)、ジンオウガ、ディノバルド、
- メインシリーズではMH3以降に多く見られるようになった攻撃。
獣竜種が得意とし、ウラガンキンやドボルベルクが多用する。
ウラガンキンは回転と同時に爆発岩を複数ばら撒き、G級個体や亜種はそこから即座に起爆してくる場合もある。
ディノバルドは長い溜め動作の後、広範囲を一瞬で切り裂く必殺技として持つ。
- MHFでは早期に実装されたアクラ・ヴァシムやアクラ・ジェビアが使用。
回転が終わりに近づくほど尻尾がしなって攻撃範囲も広くなっていく。
クアルセプスは少し特殊で、角を地面に突き刺し、時計の針のように身体ごと高速で回転してくる。
上記のモンスターが繰り出す攻撃は、尻尾のみならず全身に攻撃判定がある。
アビオルグは剛種専用モーションとして使用する。
噛みつき回転攻撃
- 身体を捻じるようにしてまず口で噛みついてきたあと、そのまま尻尾を振り回してくるもの。
首や尻尾のリーチの違いにより範囲の幅が大きく、大きさを見誤るとまず被弾する。
また、噛みつきと尻尾で多段判定になっている場合が多いので、フレーム回避する場合は注意したい。- 使用モンスター:ロアルドロス、ラギアクルス、アグナコトル、イビルジョー(MHP3以降)、
ゴア・マガラ、アカムトルム(MH4以降)、ウカムルバス(MH4G)、リオレイア(MH4G)、
クアルセプス、シャンティエン、グレンゼブル、UNKNOWN、ゼルレウス、ドスランポス特異個体など
- 使用モンスター:ロアルドロス、ラギアクルス、アグナコトル、イビルジョー(MHP3以降)、
- MH3から登場した海竜種が主な使い手。
MH4以降は様々なモンスターが用いるようになり、作品を経るごとに使用者が増加している。
- UNKNOWN戦では、懐にもぐりこむ剣士にとって大きな脅威。
UNKNOWNは最終盤まで尻尾が切断不可な上、この攻撃も例外なく即死級の攻撃力を持つためである。
- ドスランポス特異個体も使用するが、そのスピードは全モンスター中でもトップクラスであり
変種ともなれば剣士でも体力を6割ほど持っていかれる場合もザラにある。
しかもこれを方向転換の代用として連発してくるためタチが悪い。
8の字振り回し
- 尻尾を立てて身構えたあと、∞を描くように尻尾を振り回して攻撃する。
尻尾が伸びたり、高速だったり、追加効果もあったりして厄介な要素も多い。
その代わり、1回ガードすると当たり判定が消えるため、ガードできれば逆に攻撃チャンスとなる。
ただし、作品や相手によっては個別に判定があるケースもあり、
一連の攻撃を二度食らうなんて言う煩わしい事も。
鎧竜系のモンスターのほか、海竜種やドス古龍が主に使用した。- 使用モンスター:ゲリョス(MHP2G以降、特異個体)、バサルモス、グラビモス、
モノブロス(無印)、ディアブロス(無印)、
テスカト、チャナガブル、アルバトリオン、ディスフィロア、セルレギオスなど
- 使用モンスター:ゲリョス(MHP2G以降、特異個体)、バサルモス、グラビモス、
- MHP2Gでは、鎧竜のモーションをそのままゲリョスが受け継いだ。
ゴム質の尻尾が非常にしなるため、見た目以上に範囲が広く接近が困難。
MHFでも、ゲリョス特異個体が習得している。
- ナナ・テスカトリ、テオ・テスカトル特異個体、アルバトリオンの場合は
叩き付けと同時に爆発(爆炎)が発生するため、範囲外に逃れなければ回避は困難、
ガードしようものならスタミナをごっそり削り取られる。- テオ・テスカトル特異個体のソレは爆破エフェクトがかなり多い為、
使用PCによってはたったこれだけで処理落ちする場合もある。
- テオ・テスカトル特異個体のソレは爆破エフェクトがかなり多い為、
- MH4以降のテオ・テスカトルは怒り時のみ爆発性の粉塵をばら撒く。
判定は広範囲に及び、接触してしまうと爆破やられに陥る危険な攻撃。
ぶっちゃけた話、振られる尻尾よりも振りまかれる粉塵の方が遥かに厄介である。
類似攻撃
- 回転と呼べるものの他にも、尻尾を巧みに使った攻撃は山ほどある。
サマーソルト
- 後方宙返り。詳しくは該当項目を参照。
尻尾なぎ払い攻撃
- 速度は様々だが、唸り声を上げたあと、尻尾を左右どちらかになぎ払ってくる。
レックス系、若しくはアカム体型の四足歩行型飛竜の得意技でもある。- 使用モンスター:アカムトルム、ウカムルバス、ナルガクルガ、ベリオロス、ディノバルド、
オディバトラス、ヒュジキキ、ルコディオラ、ミ・ルなど
- 使用モンスター:アカムトルム、ウカムルバス、ナルガクルガ、ベリオロス、ディノバルド、
- 多くのモンスターは繰り出す方向が決まっているが、
ナルガクルガやベリオロスなど、左右に対応した尻尾なぎ払い攻撃を持つ種も存在する。
- ディノバルドも似たようなモーションの技を用いる。
レックス系モンスターと比べて発生が異様に早いが、威力はかなり低い。
- MHFではティガレックス特異個体やアカムトルム特異個体などが使用する。
ティガレックス特異個体のものはかなり脅威で、
怒り時では戻ってくる尻尾にもそのまま判定が残っているので要注意。
また、ヒュジキキは状況に応じて4種類もの薙ぎ払い攻撃を使い分けてくるので非常に厄介。
二段なぎ払い攻撃
- 左→右(若しくは右→左)と尻尾を振り回したりバシンバシンと続けざまに叩きつけたりする。
角竜系モンスターのアクションとして馴染み深いが、
ワイバーン骨格以外の種も繰り出してくる。- 使用モンスター:モノブロス(MHG以降)、ディアブロス(MHG以降)、ヴォルガノス、ギギネブラ、
ディノバルド亜種、ドラギュロス(特異個体)、UNKNOWN、ゼルレウスなど- 実は角竜系は無印では使ってこなかった。
無印では一段目の薙ぎ払いを無くしたような攻撃を使っていた他、
バサルモスやグラビモスと同じモーションの尻尾振りを使っていた。
- 実は角竜系は無印では使ってこなかった。
- 使用モンスター:モノブロス(MHG以降)、ディアブロス(MHG以降)、ヴォルガノス、ギギネブラ、
- ドラギュロスのものは叩きつけるというより、ゆっくり振り回すといった感じである。
ハンターが後方にいると多用するが、ゆっくり振り回している割に実は判定時間はかなり短めで、
回避性能を発動させたランスなどで連続ステップ等をすると意外なほどあっさりと回避できる。
- アレンジとしてリオレイア特異個体及び紫毒姫リオレイアは三段薙ぎ払い攻撃を繰り出すが、
予備動作が短く攻撃範囲が広いのに加え、毒属性とかなり厄介な技となっている。
紫毒姫の場合は最後の一振りで毒の結晶を地面に配置する。
- 飛竜種ではないが、ディノバルド亜種も独特な構えから派生する技の内の一つとしてこれを行う。
構えからそのまま尻尾を咥え、デコピンの要領で力を溜めてから一気に解放し、
素早い二連の斬り払いを行う。
尻尾は叩きつけるのではなく、二回ともハンターに向けて刃を立てているのがポイント。
ビターン
- ナルガクルガの必殺技。詳しくは該当項目を参照。
大回転攻撃
- ドボルベルクの必殺技。詳しくは該当項目を参照。
垂直尻尾打ち
- 水中で主に使ってくる攻撃。打ち上げるように尾を振るい、水流を起こしつつハンターを狙う。
- 使用モンスター:ラギアクルス、ロアルドロス、ガノトトス、アマツマガツチ、ナバルデウス、レイギエナなど
- 海竜種やアマツマガツチ、ナバルデウスは尻尾を下から上へ叩き付けるが、
ガノトトスのみモーションが異なり、体全体を捻りつつ尻尾を上から下へ叩き付けてくる。
また、レイギエナは空中にもかかわらずガノトトスと同じようなモーションで叩きつけを行う。
空中尻尾振り上げ
- ルコディオラの用いる攻撃。
空中にフワリと浮かびながら後退した後、そのまま尻尾を振り上げてくる。
尻尾にも判定はあるが、一応この攻撃の主力は磁力による地面隆起となる。
ハンターが磁力やられ状態となっている場合、フワリと浮かぶときに引き離し、
尻尾を振った瞬間に今度は引き寄せてくるため、
引き離されてから引き戻されるまでの合間に急いで磁力の効果範囲外から脱出したほうがよい。- 使用モンスター:ルコディオラ、レビディオラ
振り向き
- 尻尾が長すぎるが故に、振り向いたりちょっと移動しただけで尻尾によってダメージを負ってしまうもの。
主に長大な海竜種、超大型モンスターに見られる。- 使用モンスター:アグナコトル、クアルセプス、ディノバルド、ザボアザギル、ナバルデウス、ラオシャンロン、
ミラボレアス、グラン・ミラオス
- 使用モンスター:アグナコトル、クアルセプス、ディノバルド、ザボアザギル、ナバルデウス、ラオシャンロン、
- 海竜種の場合ダメージは微々たるもので吹っ飛び判定も発生しないのだが、
超大型モンスターたちの尻尾はちょっと引っかかっただけでぶっ飛ばされた挙句超大ダメージを食らうことになる。
特に移動ステージが存在するナバルデウス、ラオシャンロンの尻尾にハメられるハンターは後を絶たず、
またその一撃一撃に唖然としながら力尽きたハンターもまず多い。
- MHP2Gまでのミラボレアス種はそれなりの速度で振り向くにもかかわらず、
あの長大な尻尾すべてに判定があるという極悪仕様だった。
尾の細い先に引っかかっただけでふっ飛ばされ驚愕した人も多いだろう。- MH4で復活した際には小ダメージに変更された。
またMHW:Iでは振り向き時に攻撃判定はなく、明確に別の攻撃モーションとして置き換わった。
- MH4で復活した際には小ダメージに変更された。
- 番外編として、ディノバルドの場合は尻尾で地面を擦り、火花を散らしながら振り向く。
明らかにハンターを巻き込もうとしており、吹っ飛び判定まで持つ。
また、ザボアザギルは氷纏い時にハンターが後ろに来ると、
構えと同時に勢いよく振り向いて刃尾でハンターを引き裂こうとする。
- ちなみに、MHP2Gまではティガレックスとナルガクルガも振り向き時の尻尾に判定があった
(ティガレックスは現在でもMHFで振り向きの尻尾に判定がある)。
尻尾振り回し
- ラヴィエンテが用いる攻撃。
その超絶な長さを誇る尻尾をもって、エリアのほぼ全域を薙ぎ払う(尻尾を曲げる軸付近のみが安全地帯)。
生半可な防御では言うまでもなく即死であるが、
一度薙ぎ払った後、さらにもう一度薙ぎ払ってくるため、
生き残ったからといって呑気に回復薬などを使っているとラヴィエンテの思う壺である。
実際、情報が不足するラヴィエンテ実装直後はこれに引っかかったハンターが続出した。
また、地面潜行時にもフィールドに無数の岩隆起を伴いながら全方位を薙ぎ払ってくる
(尻尾ばかり見ていると隆起で吹き飛ばされるので注意)。- 使用モンスター:ラヴィエンテ
尻尾突き(突き刺し)
- 尻尾の先端が固く発達しているモンスターが行う。
- 使用モンスター:ディノバルド亜種、イヴェルカーナ、マガイマガド、メル・ゼナ、バルラガルなど
- ディノバルド亜種のものは構えの後、尾を軽く引いて溜めを挟んでから突きを行う。
- イヴェルカーナのものは飛び上がりと前方と後方の三種類あり、
飛び上がりでは尻尾を地面に突き立てた後、
尻尾を刺したまま地面を抉りつつ自身の周囲を大きく薙ぎ払う。
前方のものは槍の様に前方を尻尾で突き、大きく身を翻して距離を空ける。
イメージとしてはナルガクルガの噛みつきからの尻尾薙ぎ払いが近いか。
後方のものは狙ったハンターがいる左右どちらかの後方を確認しつつ、
1回ごとに軸合わせがある突き刺しを2~3回行う。
更に、後方パターンは途中で標的がイヴェルカーナ前方に移動した場合、
空中に舞い上がって、正面下方に向かって突き刺すパターンに派生することも。
- マガイマガドは尾の先端をこちらに向け、急速で突進しながら尻尾を突き刺してくる攻撃を持つ。
速度・精度・威力の三点に優れた高性能技で、初見では回避が困難。
さらに尻尾に鬼火を纏っている状態では突きと同時に鬼火ガスを発生させ時間差で追撃してくる。
その凶悪ぶりは操竜においても十二分に発揮され、
鬼火纏い状態での突進突きの連打は操竜最強クラスのダメージを叩き出せるともっぱらの評判である。- また、鬼火纏い時限定の技として距離を取るようにステップしながら尻尾を振り回した後に突き出し、
円柱状に鬼火を放出するという大技「尾槍・鬼火螺旋突き」も存在する。
リーチが長く凄まじい威力を誇るが横への範囲は狭いので平行に動けば避けやすく、
攻撃前に接近できればチャンスとなる。
- また、鬼火纏い時限定の技として距離を取るようにステップしながら尻尾を振り回した後に突き出し、
- 三叉の槍のような尾を持つメル・ゼナは空中で前転して尻尾を地面に置き、
そのまま素早く突き刺してくる攻撃を有する。
血氣活性状態では1回目の直後に別方向からの突きを繰り出す2回連続攻撃となるため、
回避方向を見誤らないようにしたい。
- バルラガルのものは後方を確認しつつ、尻尾を恐るべき速さで地面に突き立てる。
左右2回ずつと中央の計5回を攻撃するため、後方では回避は厳しい。
引っ掻き・殴打・投石攻撃等
- 厳密には尻尾を使った攻撃ではないが、引っ掻きや殴打、投石などの前脚を使った攻撃の際には、
その慣性で振られる尻尾にもダメージ判定のあるものがある。
この点を最大限に活用して戦闘を行うのがデュラガウア。
デュラガウアの近接攻撃にはほぼすべて二次攻撃として尻尾が振り回されるため、
ただ前転等ですり抜け回避するだけでは避けられない。
ダメージは、前脚と同等のものから微弱なものまで様々で、
接触した際のリアクションも吹っ飛ばされたり尻餅をつくだけだったりと一貫性がない。
とはいえ、いずれの場合も極力避けるべきであることは言うまでもない。
特にエスピナス亜種の溜め振り上げは尻尾の先端に掠っただけで即死級ダメージとなる。
以下にその例を挙げる。
余談
- 当然ではあるが尻尾を切断すると回転攻撃のリーチは短くなる*1。
基本的に向きを変えるだけでその場からは動かないので、リーチの分だけ接近するチャンスが増える。
切断可能な相手ならば、戦略的にも剥ぎ取り的にも積極的に狙っていきたい。
ただし、切断しても威力はまったく変わらないので注意したい。
- 遠心力だとか当たり所とかは一切お構いなしである。
明らかに遅そうな根元に当たろうが例外なくぶっ飛ばされるものは飛ばされ、
逆にグラビモスの重そうな一撃はSAで無効化でき(てしまい、知らず知らずにバリバリ体力を削られ)るなど、
にわかには全く理解出来ない大人の事情も起こる
(グラビモスのそれについてはMH4で受け身を取る吹っ飛びに修正されている)。- とはいえ、かなりの質量を持っているのだから付け根だろうとそれなりにダメージは入りそうではある。
尻尾の高さによっては、首がへし折られるような当たり方にもなるだろう。
- とはいえ、かなりの質量を持っているのだから付け根だろうとそれなりにダメージは入りそうではある。
- また、アタリハンテイ力学の影響を大きく受けている技の一つであり、
シリーズや相手にもよるが、基本的に尻尾の下を擦り抜けたと思っても当たってしまうことがよくある。
ダメージの影響も恐らくこれが作用しているのだろう。
回転する際に動く足に蹴られてもダメージを受けるが、尻尾で打ち据えられるのに比べれば軽い。- MHP2G以前の半回転攻撃や8の字振り回しでは
「モンスター側を向いてガード体勢を取ったランスが後ろからめくられる」
というトンデモ現象も散見され、モンハンの代表的理不尽要素として非難されることも多かった。
ランスのガード判定が270度程である事を考慮すれば、確かに理不尽としか言えないだろう。 - なお半回転攻撃にこんな亜空間判定が設定されていた理由は、こうでもしない限り
ハンターに掠りもしないサービス行動になってしまうためであると思われる。
- MHP2G以前の半回転攻撃や8の字振り回しでは
- MH3以降では実際の判定はさほど変わっていないのだが、
尻尾の高さを下げて地面に擦るように回転するという物理的に説明が付く手段で攻撃してくるようになった。
強引な解決手段ではあるものの、見た目と違う詐欺判定と言われることはほとんどなくなった。
更にはっきり尻尾がハンターに重なるようになり、回避タイミングの見極めも行いやすくなったため、
この仕様変更は概ね高評価を得ている。- MHWからは当たり判定がかなり正確になり、見た目以上の判定というもの自体がほぼなくなった。
尻尾が高い位置にある相手だと、ちょっとした高低差で外れることも。
- MHWからは当たり判定がかなり正確になり、見た目以上の判定というもの自体がほぼなくなった。
- 乗り状態に移行すると、
魚竜種、ワイバーン型骨格の鳥竜種と飛竜種、及びセルレギオスは
暴れ中に尻尾回転を繰り出すことがある。
この行動中はモンスター側のゲージが追い掛けて来ないので、乗っているハンターは安全にナイフで攻撃ができる。
しかし振られている尻尾にはちゃんと判定があるため、周りにいる他のハンターやオトモは攻撃に晒されることになる。- MH4Gまでは怯ませてしまうと乗り状態が強制解除されてしまうので
周囲のハンターは基本的に近づかないのが鉄則だったが、
MHXでは攻撃で乗りを支援できるようになったため、
この尻尾回転を潜り抜けつつ攻撃を与える技術も求められるようになった。
- MH4Gまでは怯ませてしまうと乗り状態が強制解除されてしまうので
- MHSTでは、半回転攻撃をはじめとする尻尾を使った攻撃の多くがテクニック攻撃としての扱いを受けている。