- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 電翼竜下目 電竜上科 ゼクス科)
- 別名
- 電竜(でんりゅう)
- 英語表記
- Astalos
- 危険度
- MHX・MHXX:★5, MHR:S:★7
- 登場作品
- MHX, MHXX, MHR:S, MHSP, MHXR, MH-R, MHST2
目次
生態・特徴
- 主にアルコリス地方の森丘やテロス密林など、温暖な気候の森や高地に生息する大型の飛竜種。
膨大な電気エネルギーを発生させ、それを様々な形で操る事から、
ハンターズギルドでは《電竜》と呼称している。
赤く輝く眼に攻撃的な印象を与える金色と黒色の鋭利な甲殻、鋏のような二股の尾、
そして頭部に存在する巨大な刃の如き鶏冠状の器官が特徴。
また、飛竜種らしい巨大な翼には透き通るほどに薄い被膜が広がっており、
蝶の翅脈のような紋様が通電によって色を変えながら輝く様子は思わず見惚れてしまうほどにまで美しい。
- その美しい姿とは裏腹に、基本的な性質は非常に兇暴で残忍。
ライゼクスは卵から孵化した幼体を自ら育てようとはせず、ほぼ完全に放置してしまうため、
幼体は生後間もない状態から独力で生きていく事を強いられる。
必死に自分の身を自分で守り、獲物を自力で確保する力を付けていく中で築かれるのが前述の兇暴性であり、
自らの縄張りに侵入するあらゆるものを攻撃対象とし、目に入れば大型飛竜であろうが襲い掛かる。
たとえ敵が戦意を失ったとしても攻撃の手を緩めることはなく、逃走を図ろうとも執拗に追撃を繰り返し、
時には同族でさえも攻撃対象とし、空腹であれば共食いも辞さない。
不運にもテリトリーに足を踏み入れてしまったドスランポスを容赦無く殴り殺して貪り食らう姿や、
遭遇したリオレウスやタマミツネなどと激しく衝突する様子も確認されており、
ライゼクスの存在はハンターのみならず、他種のモンスターにとっても大きな脅威となる。
一度暴れ出せば周辺地域の生態バランスを著しく破壊する程の被害をもたらすとされ、
その極めて危険な性質から「電の反逆者」「空の悪漢」の異名を取る。
ちなみに被害を齎すのは雄の個体である場合が多く、雌の個体は滅多に確認されない。
- 飛竜種の中でも著しく発達した巨大な翼を持っており、
その空戦能力は火竜リオレウスや千刃竜セルレギオスのそれにも匹敵する。
また、翼はその強靭さから飛行のみならず武器として用いることも可能であるらしく、
殴り付けるようにして獲物に襲い掛かったり、切り裂くように振るって外敵を吹き飛ばしたりと
ワイバーンとしては非常に珍しい攻撃を仕掛ける姿も確認されている。
鋭利な翼爪は1本が前と下の2方向に伸びた独特の進化を遂げており、
振るっても叩き付けても獲物に食い込み傷つけることができる他、
この翼爪で地面などを抉り、自身の痕跡を残して縄張りを主張することにも活用される。
また、翼は帯電性質を持っており、いざとなれば振るわせて電磁波を発生させることも可能。
発生させた電磁波は周囲の生物にまで影響を与えるらしく、
これによりランゴスタなどの貧弱な甲虫種をショック死させて捕食することもある。
自身にとって最大の武器と言える翼はライゼクスにとっても特に重要な器官であり、
翼爪を地面に擦り付けて研ぎ澄ますように磨いたり、牙で丁寧に手入れをする様子が確認されている。
- 全身を覆う甲殻(棘殻)は触れるだけで獲物を傷つける程に鋭く、
特異に発達した翼爪による攻撃はそれだけでハンターの脅威となり得る。
尻尾は棘が生えた鋏のような形状に進化しており、外敵や獲物を挟み込んで捕らえることが可能。
また、全身の各部に備える発電器官により雷に匹敵する電力を発揮するが、
ライゼクスのそれは他のモンスターとは明らかに異なる翡翠色の電光を放ち、
独特の軌道を描く雷光ブレスや大地を走る電流など、特異な性質の電撃を繰り出す。
温暖な気候の地に生息するのは翡翠色に輝く全身をカムフラージュできることに加え、
ライゼクス自身が静電気が発生しやすい気温や湿度の低い環境を本能的に避けているためと考えられている。
ちなみにその身に滾らせる膨大な電力は周囲の環境にまで影響を及ぼす場合があり、
ライゼクスが訪れた地では電流の影響で変質した特殊な岩石が発見されることがある。
- しかし、ライゼクスの本当の恐ろしさは、「電荷状態」と呼ばれる特殊な能力に他ならない。
ライゼクスは頭部、翼部、尾部の3部位を振動させることで鮮やかな緑の電気を集中させ、
それぞれの部位に膨大な電気を帯びさせる「部位電荷状態」という特殊な形態に移行する。
電荷状態になった部位は通常時と比べて外見が大きく変化し、
その部位を利用した攻撃には大規模な放電現象が加わり威力が増大する。
頭部は鶏冠が前後に肥大化し緑色に光るラインが入るほか、眼光も赤から明るい緑色に変わる。
ブレスの出力も上がり、より広範囲に電撃を行き渡らせるほか、
鶏冠から放出される電気エネルギーを巨大な剣のように振り回して攻撃を仕掛ける。
特に強力な個体はこの頭部から放つ電撃の出力が異常とも言えるほどに高く、
その最大出力を以て繰り出される一撃は『ライトニングブレード』と通称され、特別的に危険視される。
- 翼は翼爪や翼膜全体が美しい翠色に発光し、振り乱す度に強烈な電撃が発生するようになる。
そして尻尾は大きく肥大化し、二又に分かれていた先端がさらに分かれて四つ又となって鮮やかに発光する。
この帯電した尻尾で獲物を直接挟み込んだり、先端を地面に突き立てるだけでなく、
そのまま対象に高圧電流と麻痺性の毒を流し込んで身動きを封じるといった技も見せる。
そして3部位全てが電荷状態に変化した場合、ライゼクスが全身に纏う電力は更に激しさを増し、
全身から大規模な電撃を放出しながら縦横無尽に暴れまわる。
しかし電荷状態となった部位は外部からの衝撃には脆くなる諸刃の剣でもあり、
過度の攻撃を受けると電荷状態が解けるほか、
その影響で転倒してしばらく動けなくなってしまうことがある。
そのため、電荷状態の部位を狙うのは非常に有効な戦法ではあるが、
電荷を纏って苛烈になった攻撃を凌ぎながら的確に狙えるかはまた別である。
また、疲労すると電荷状態を維持できず、通常の状態に戻ってしまうことも確認されている。
概要
- ディノバルド、ガムートに続いて発表された、MHXのメインモンスターの一角とされる飛竜種のモンスター。
特殊個体などは下記の記事も参照されたし。- モンスター/青電主ライゼクス(二つ名持ちモンスター。MHXXにて初登場。)
- 電の反逆者*1のキャッチコピーを持ち、
完全新規にデザインされたワイバーン骨格の飛竜種である。- コンシューマーシリーズにおける新規ワイバーン骨格飛竜種の追加がどれぐらい久しぶりかと言うと、
実に初代モンスターハンター以来11年ぶりである。
同時にコンシューマーシリーズでは、フルフル以来の11年ぶりの雷属性を持つワイバーン型飛竜種でもある。
その後新たに登場した飛竜種はティガレックスなど何れもワイバーン型とは異なる骨格を持つか、
ワイバーン骨格だとしても飛竜種以外(イャンガルルガ)や既存モンスターの亜種・希少種であった。
- コンシューマーシリーズにおける新規ワイバーン骨格飛竜種の追加がどれぐらい久しぶりかと言うと、
- 荒々しい突起で覆われた鈍い金色に輝く甲殻と、
分厚い斧のような形状の鶏冠を生やした猛禽類に似た頭部、そして鋏の如く二又に分かれた尾が特徴。- とりわけ目を引くのが翼の皮膜で、その表面にはきめ細かい線が網目のように刻まれており、
まるでステンドグラスか、あるいは蝶や蜻蛉の翅脈のような模様になっているのが最大の特徴。
この翼膜の一部は向こうが透けて見えるほど薄く、全身の甲殻も光の反射で微妙に色合いが変わるなど、
その物々しさとは対照的などこか美しさを感じる身体を有している。
- 翼膜が透けている設定は、実際のゲーム上でも反映されている。
半透明の表現は処理が重くなるためにモンハンでは(エフェクトを除き)滅多に使われてこなかった*2ので、
結果的にデザインとして異彩を放つものとなっている。
- とりわけ目を引くのが翼の皮膜で、その表面にはきめ細かい線が網目のように刻まれており、
- 電竜の名前の通り、四天王の中でも雷属性を司る電気のエキスパート。
他四天王と違って別名に属性が堂々入っているのが自信の表れと言えよう。
他の一般的な雷属性モンスターの放つ雷撃は多くが青白い色か黄色い色なのに対し、
ライゼクスの放つものは黄緑に近い発光色という珍しいものとなっている。
赤い雷を操る祖龍ミラボレアスや、闇の雷と呼ばれる青黒い電撃を発生させるラギアクルス希少種など、
今までにも変わった色の電撃を扱うモンスターは存在していたが、
大半はゲーム終盤やある条件を満たした後でないと出会えない強力なモンスターであり、
ライゼクスのような一般的なモンスターがこのような電撃を用いる例は珍しい。
- モンハンシリーズの顔である火竜リオレウスのライバルとして生み出されたモンスターで、
火を扱う王道なワイバーンに対し、電気を扱う虫の様なワイバーン、
赤い鱗に赤い炎を吐くのに対し、赤の補色である緑の甲殻に緑の電気を放つ、
夫婦で仲睦まじく子供を育てるのに対し、子育てもせず共食いも起こすと、
実に様々な面で対照的に描かれている。- 棲息地も森林地帯が多いため一部リオスと被っており、
リオレイアやリオレウスと鉢合えば激しい戦いが起こる。
キャッチコピー『電の反逆者』からも察せられるように、
まさしく空の王者たるリオレウスに反旗を翻す暴れん坊なのである。
- 棲息地も森林地帯が多いため一部リオスと被っており、
MHX(X)
- 村ストーリーで初登場するのは、ココット村の村長の依頼を進めると現れるとあるクエスト。
なんとあの伝説のトラウマクエスト、『潜入!飛竜の巣!』である。
恒例のリオレウスが登場するかと思いきや、ライゼクスがエリア5に陣取って堂々と寝ているという、
古参ファンの意表を突くニクイ演出となっている。- 寝ていても卵は取れるので、着地術などの食事スキルがあれば楽々2個納品
…と思われたがそうは問屋が卸さない。
エリア5に到達し、しばらくしてライゼクスは目覚め、通常通り動き回るようになる。
特に2個目の納品の時に鉢合わせる可能性が高いので、事前にペイントしておくなり対策はしておこう。
- なお、このライゼクスは頑張れば狩猟可能である。
ただし通常個体と比較して実に2~3倍近い体力値を誇っており*3、
適正レベルの武具でも初見討伐は(不可能ではないものの)かなり苦しい。
然るべき食事スキルをつけてさっさと卵を納品した方がいいのは言うまでもないだろう。- ただイレギュラーな体力の高さを逆手に取り、尻尾の切断を重点的に回して
このクエストを利用して「電竜の鋏尾」を集めると言う妙手もある。
通常の討伐クエストでは攻撃性に対して低い体力がネックとなり、
尻尾を切る前に早々と討伐してしまうと言う事が多々ある*4。
このクエスト回しでは捕獲は狙わず、尻尾を切ったら無視してさっさとクリアするのが得策。
- ただイレギュラーな体力の高さを逆手に取り、尻尾の切断を重点的に回して
- 寝ていても卵は取れるので、着地術などの食事スキルがあれば楽々2個納品
- 集会所★3に上がるための緊急クエストは、
MHシリーズでは伝統的にメインモンスターがターゲットとなっていることが多いのだが、
MHXではライゼクスがその役目を担っている。
村のストーリーの方ではディノバルドの方が目立っていたが、ここでは立場を譲られたと言ったところか。- なお、残るガムートとタマミツネの方は、集会所★6に上がる緊急クエストを担当している。
こちらはMHシリーズの伝統ではメインモンスター2頭同時狩猟がターゲットにされることが多かったが、
生息地の違いのためか、「緊急クエストが2つある」と言う珍しい形での抜擢となっている。
- なお、残るガムートとタマミツネの方は、集会所★6に上がる緊急クエストを担当している。
- 骨格こそワイバーン飛竜のものだが討伐時の倒れこむモーションは新規のものであり、
なんと吹き飛ばし判定が存在する。ダメージこそ無いが初見で驚いた人も多いだろう。
やはり非常に荒々しい動作となっており、
絶命し地に倒れ伏すその最後の瞬間まで暴れ続ける様子はまさしく「反逆者」と呼ぶにふさわしい。
- MHXではその攻撃判定の狭さや短さ、挙句の果てには麻痺して無防備なハンターにすら平然と攻撃を外すことから、
慣れたプレイヤーには「全然被弾しない」「当てる気が無い」と評されることがしばしばある。
そんな評価をスタッフが知ってか知らずか、
MHXXのプロモーション映像2にて四天王の二つ名持ち個体が公開された際、
よりにもよってライゼクスだけハンターに攻撃を回避されるという扱いを受けてしまった*5。- もっともMHXXのG級個体は翼叩き付けを二連続で行うほか、攻撃を当てようとする動作が増えたため、
前作と同様だと舐めてかかると痛い目を見る。
そして二つ名個体が通常個体の面影が無くなるほどの魔改造を受けていることなど、
全国のハンターは当時知る由もなかっただろう…。
- もっともMHXXのG級個体は翼叩き付けを二連続で行うほか、攻撃を当てようとする動作が増えたため、
- 獰猛化個体のクエストをクリアすると、
報酬で汎用素材の『獰猛な尖角』及び『獰猛な剛角』が手に入ることがある。
しかし、ライゼクスの頭部にあるのは角ではなく、トサカである。にも拘らず何故か角が手に入るのである。
ちなみに角があるラギアクルスの獰猛化個体のクエストでは
角の獰猛素材は手に入らないというチグハグっぷり*6。
戦闘能力
- 骨格こそワイバーン型飛竜そのものであるが、
戦闘方法は従来のワイバーン型飛竜と比べると極めて異質である。
軸合わせのダッシュや回転尻尾など
従来のワイバーンと共通したモーションも一応存在するものの、それらを純粋に出すのは疲労時のみであり、
ベーシックなワイバーンとは似ても似つかぬ攻撃を次々と繰り出し、
従来のワイバーン型骨格の常識は全くと言っていいほど通用しない。
- 体内に発電器官を持ち、口からはその雷のブレスを吐く。
このブレスはフルフルやラギアクルスが使うようないわゆる雷球型の他に、
クシャルダオラの移動竜巻のような、柱状になって地面を走るものもあるなど、
他の雷属性モンスターにはないものも含まれている。- また電撃を利用した技として、尾の先端から雷属性のビームを放出する攻撃も行う。
上記のワイバーン骨格共通の尻尾回転は、疲労時以外は全て半回転→尻尾ビームに繋げてくる連携の一環となっている。
このダメージこそ然程高くないものの、尻尾の直線上にいるとまず被弾するので注意。- この尻尾ビーム、角度は浅いがハンターを狙ってくるので兆候を見たらさっさと回避に移るのが無難。
更に、尻尾の叩きつけ自体にダメージ判定があるので真下を潜ろうとするのもオススメできない。
幸いにも狙いを定めてから僅かに猶予はあるため、素直に横に避けよう。
- この尻尾ビーム、角度は浅いがハンターを狙ってくるので兆候を見たらさっさと回避に移るのが無難。
- G級ではこの攻撃は確定で麻痺するようになっているため、一層警戒が必要。
- また電撃を利用した技として、尾の先端から雷属性のビームを放出する攻撃も行う。
- 通常の攻撃も普通の飛竜とは掛け離れており、発達した翼爪で前方を薙ぎ払ったり、
思いっきり地面に叩き付けたりと、翼を存分に使った攻撃を行う。
滑空で獲物に襲い掛かり、翼爪を連続で打ち付ける攻撃も繰り出すほか、後述する部位電荷状態では、
急降下して大放電を巻き起こす大技も翼の叩き付けがトリガーとなっているなど、
ライゼクスは寧ろその巨大な翼を主力武器としていると言える。- ライゼクスの一部の攻撃は一部の飛竜、古龍種に見られる翼で斬り裂く、叩き潰すなどの攻撃とは違って
翼で殴るという表現が合うものとなっており、その様子はさながら悪漢の暴力である。
多くの種類がいる飛竜種の中でも『相手を殴る腕』として翼を使用したのはライゼクスが初であり、
その翼の発達ぶりがうかがえる。
透けるほど薄い翼なのに大丈夫なのだろうか心配になってしまうが、
素材である帯電膜の説明を見る限りかなり丈夫な作りになっているらしいため、問題はないのだろう。 - なお、この翼は見た目以上に当たり判定が広く、翼の下の空間にも攻撃がよくヒットする。
後述する通り電荷状態では翼を狙うメリットが大きいため、攻撃が当たりやすいのはありがたいことではあるが、
逆に電荷が溜まっていない状態では肉質の硬さもあってかなり邪魔になりやすい。 - G級では翼叩きつけが足元の相手にも対応した2連続翼叩きつけに変化。
二つのパターンがあり、そのまま連続で叩きつけてくるものと、
1回目の後にバックステップを挟んで逆の腕で叩きつけるものがある。
叩きつけたから隙だらけだ! と突っ込む上位上がりのハンター達を次々に吹っ飛ばす光景が見られるように。
- ライゼクスの一部の攻撃は一部の飛竜、古龍種に見られる翼で斬り裂く、叩き潰すなどの攻撃とは違って
- 肉質は頭部と尻尾以外は軒並み20台とかなりの硬さ。
ガンナーだと更に硬くなり、最大弱点の頭部でも30しか通らない。
ただし、後述の部位電荷状態に移行すると電荷状態になった部位の肉質が軟化する。
恐らく電荷状態での軟化を前提とした肉質に設定されているのだろう。
- 弱点属性は氷、次点で水。後述する部位電荷状態になると属性の通りが良くなる。
各属性の効き具合を含め、概ねジンオウガと同じである。
一方で通る部位と通らない部位の偏りが激しく、通常時の頭や翼には氷属性ですら5しか通らない。
電荷状態になれば15まで上がるが、それでも低いほうである。
- 高威力の技が多い反面、多くの攻撃の判定時間・範囲が短く狭く、
大技を使用した後は威嚇などを挟むため隙ができやすい。
下記の肉質の変化も含め、ディノバルドが「地上型リオレウス」なら、
此方はさながら「空中型ジンオウガ」と言える存在である。
また、雷属性の攻撃が大半を占めるため、雷耐性の高い防具で挑むとかなり被ダメージを減らすことが可能。
丁度村★5ではフルフルやゲリョスの連続狩猟クエストやラギアクルスの狩猟クエストがあるので、
ライゼクスに挑む前にこれらのモンスターの防具を作製しておくと攻略がだいぶ楽になるだろう。
- 勿論獰猛化もするのだが、ライゼクスのみ何故か特殊仕様。
獰猛化による部位耐久値上昇は基本的に1倍~1.5倍の範囲で収まっているのだが、
ライゼクスの場合どういうわけか部位耐久値一律1.8倍に設定されている。
しかも黒い霧を纏っている部分に関しては更に耐久値が上がる。
その為、獰猛化個体の部位電荷状態は通常個体と比べて格段に解除しづらい一方、
慣れている人にとっては逆に肉質軟化時間が長く、ダメージを通しやすいボーナスタイムにもなる。
- ピーキーでアグレッシブな攻撃性とは裏腹に、体力が予想外に低い。
単純に狩猟するだけならむしろハンターにとって好都合な性質ではあるが、
逆にこの体力の低さが災いして、部位破壊が極めて困難になる。
特に「電竜の鋏尾」目当ての尻尾の切断は、ハンターの攻撃力が強くなればなるほど不利となる。
尻尾の切断→捕獲で鋏尾を集める際には、他の部位をあまり狙わず、程よく手加減する技量が求められる。
- しかし、これらはまだまだほんの序の口である。
ライゼクスの真髄は後述する電力の蓄積と、それに伴う形態の変化にある。
電荷状態
- ライゼクスは身体を振動させて頭部、両翼、尻尾の3部位に電力を蓄積するという性質を持ち、
その部位に貯められた電力が最大に達するとその部分が部位電荷状態とよばれる形態に移行、
部位全体がライゼクスの扱う電撃を思わせる明るい緑色に発光し始める。
- 部位電荷状態に移行する条件は、ライゼクスがその部位を用いた攻撃を繰り出すこと。
攻撃の際に電気を纏うことでその部位に電力が蓄積していき、
蓄電量が一定を超えると部位電荷状態に移行する。
また、部位電荷状態移行が確定になった時、
電荷していない部位の攻撃が電荷状態のものと同じになるため、それで見極めることもできる。- 電荷状態となった部位は形状、攻撃共に大きく変化するほか、
その部位を使った攻撃に強い雷属性が付与されるようになる。 - その他、怒り状態になると翼なぎ払いが2連続化するなどの変化がある。
- 電荷状態となった部位は形状、攻撃共に大きく変化するほか、
- 頭部
- 鶏冠が展開、膜が蛍光色に発光し、眼の色も明るい緑色に変化する。
この状態では鶏冠の振り回しにビー○○ーベルのような電撃の刃が付属し、
攻撃範囲が格段に増大する。
ブレスから拡散する電撃も4つに増加し、更に単発ブレスに被弾すると
凄まじい勢いで水平にぶっ飛ばされるようになる*7。
- 両翼
- 翼全体が眩い電撃を帯び、飛膜が蛍光色に発光する。
両翼が常に帯電している状態となるため、視覚的にも非常に派手である。
この状態では翼を使った攻撃に放電が発生し、
被弾するとブレス同様猛烈な勢いで吹き飛ばされるようになる。
また、突如として空高く飛び上がり、
着地と共に翼を叩き付けて大放電を起こすという、大技が解禁される。
長い予備動作とド派手なエフェクトから推測できる通り、貧弱な防具では即死するほどの大ダメージを叩き出す。
- 尻尾
- 尾の先端の鋏が電撃を帯び、展開され鋏の様に稼働して対象を掴めるようになる。
この状態では滞空時に尾に電撃を纏わせて外敵を挟み、確定で麻痺させる攻撃を行うようになる。- また、G級からは滞空中に尻尾を地面に突き刺し、放電する攻撃も行ってくる。
地面に突き刺す尻尾に当たると確定で麻痺状態になり、放電攻撃のヒットが確定する。
さらにその後の放電は気絶値が高く、雷属性やられ【大】が付随するため、
雷耐性が高くなければほぼ確定で気絶する。
とはいえ弱点も存在し、この技を使うと尻尾が地面から抜けないのかしばらく無防備になってしまう。
さらに尻尾は地面に刺さっているが、この行動中は飛行している扱いであり閃光玉を使用することで墜落させられる。
前述の通り地面から尻尾を抜いて着地するまでかなりの隙があるため、
放電さえ食らわなければ狙うことは容易である。
- また、G級からは滞空中に尻尾を地面に突き刺し、放電する攻撃も行ってくる。
- 特に全身が部位電荷状態となっている時はかなり危険で、
あらゆる部位から電撃を放出し、範囲にモノを言わせた攻撃を矢継ぎ早に繰り出してくる。
殆どが高ダメージ技である上に全攻撃に雷属性が付与されるため、
いったん後れを取るとそのまま攻め込まれてトドメを刺されかねない。- 起き上がりのタイミングと被りやすい翼叩きつけが特に厄介で、
何らかの攻撃を受けてライゼクス前方中距離へ行ったが最後、
ひたすら翼叩きつけでビッタンビッタンハメられる可能性が非常に高い。
- 起き上がりのタイミングと被りやすい翼叩きつけが特に厄介で、
- 一方で、電荷状態はライゼクスにデメリットももたらす。
特にトサカの展開を見れば察しやすいが、
電荷状態となった部位は、ジンオウガの超帯電状態のそれと同様肉質が軟化する。
故に、元々攻撃後の隙がハッキリしているライゼクスの特性も相まって、
ターンファイト傾向がより強くなると言える。
- 電荷状態となっている部位を攻撃して怯ませると、その部位の電荷状態を解除することができる。
翼の解除に至っては転倒させることができるため、攻撃チャンス的な意味でも非常に美味しい。
戦闘能力が低下するだけでなく落し物もするため、攻撃を掻い潜って積極的に狙っていきたい。
前述の通り、ライゼクスは大技を使用した後は高確率で威嚇の動作をするが、
部位帯電状態でもそれは変わらないため、この間に攻撃を叩きこんで解除に持ち込みたいところ。
- シビレ罠に掛けるとジンオウガ同様に電力をチャージする。
ジンオウガの方は帯電を進めてしまう代わりに罠の効果時間が長かったが、
ライゼクスはむしろ素早く罠を破壊してしまう。
しかし電荷状態になれば肉質が軟化するため、
猛攻を凌げる技術があればダメージを一気に通すことができる。翼怯みを取ればダウンも狙える。
ジンオウガ同様、ハイリスクハイリターンの性質を持つといえる。- ただ、罠時間が短いためシビレ罠による捕獲が狙いづらいという弊害も起こっている。
不安なら捕獲の見極めを発動しておこう。
- ただ、罠時間が短いためシビレ罠による捕獲が狙いづらいという弊害も起こっている。
- 大きな欠点として、電荷状態、非電荷状態を問わず、足元への攻撃手段に乏しい。
そのため、足元への張り付きが可能な武器種であれば、常時優位を保った状態で戦える。
片手剣や双剣、操虫棍等の機動性に優れる手数武器や、それに加えて当たり判定の小さいニャンターでは、
メインモンスターの中でも最も倒しやすい相手だろう。上手く足元に入り込むことができれば、
無被弾で一方的に殴り続けることも不可能ではない*8。
特に咄嗟の保険としてガードも可能な片手剣、及びニャンターについては極めて好相性といえる。
反面、正面からのガチンコ勝負を要求される、またはどう足掻いても足元には展開できない、
といった武器種では相応のリスクが伴う。攻撃は動きが見切りやすい代わりに被弾すれば大ダメージなので、
スタミナに気を配る必要のあるランス系や、双方共に最も得意な間合いとなるガンナーについては、
攻めすぎないように気をつけながらターンファイトに持ち込んでいこう。- ただしMHXXでのG級個体は、上述の2連続翼叩きつけ、尻尾放電という、足元に判定のある苛烈な新モーションが追加。
足元の隙を完全に克服したため、上位までの足元戦法が通用しなくなっている。
もっともどちらも後隙は大きく、他の技の後隙はG級でも維持されているため、
対応を覚えればしっかりチャンスとなる良調整となっている。
- ただしMHXXでのG級個体は、上述の2連続翼叩きつけ、尻尾放電という、足元に判定のある苛烈な新モーションが追加。
MHR:S
触れられれば 命潰えるまでに死に至る雷に打たれ続けてそれは激しき凶性のなせる業数多の命を供されてもなお止むことなく問えば満ち足りぬのだと 答えるがごとくに
激怒招雷電竜ライゼクス
- MHRiseの超大型拡張コンテンツとなるサンブレイクにMHXX以来、待望の電撃復活。
新情報を発信する『モンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム 2022.3.15』
で披露されたプロモーション映像の最後に、少しアレンジされた専用BGMを引っさげ一瞬だけ登場。
そのまま番組内でも復活モンスターとして紹介され、このサプライズに
Twitterでは「ライゼクス」が日本トレンド2位に浮上した。
- 後に公開されたCMでは、大社跡に出現することが判明した他、
2022年6月15日から配信された体験版ではCMで姿を見せた大社跡ではなく、
MHXXぶりの密林において上級者向けクエストの相手も務める。
MHRiseでは同じく四天王を務めていたタマミツネが抜擢されていた事もあり、
今作の体験版の相手が本種になる事を予想していたハンターも多かっただろう。
さらに、発売後には3シリーズから11年ぶりに復活した水没林にも生息していることが判明した。
しかし、草原や森がある城塞高地にはいない模様。- ライゼクスがライバル視しているリオレウスは森や火山や寒冷エリアを含んだ城塞高地に、
リオレイアは砂漠や湿地帯に生息するが、
ライゼクスはこれらのフィールドに登場せず「森林と沼地にのみ生息」とライバルに比べるとやや少ない。
その理由は設定資料集で説明が為されており、
静電気が起きやすい低温・低湿度の寒冷地を本能的に避けているのだという。
- ライゼクスがライバル視しているリオレウスは森や火山や寒冷エリアを含んだ城塞高地に、
- 登場ムービーではドスフロギィと子分を強襲。
雨の降る夜の密林にて、フロギィたちを偵察に行かせたドスフロギィだったが、
そこに冠甲を震わせ電荷状態に移行しながらながらライゼクスが飛来する。
フロギィを感電させて無力化したのち、頭部に続いて翼も電荷状態になり、ドスフロギィ目掛けて急降下、
ドスフロギィも迎撃態勢に入るも、毒霧を吐き出すのも間に合わないほどの速度で殴打を受けて沈黙。
外敵を始末したライゼクスは飛翔し、全身から激しく放電しながら咆哮を上げるカットでムービーは終了する。- なお、このカットではMHXXにおける青電主の公式CGを左右反転させたポージングとなっている。
- 登場ムービーの語りにおける「数多の命を供されても」といった表現から鑑みるに、
今作でのモンスターに与えられる西洋妖怪や海外の伝説のモチーフはシンプルに「悪魔」だろうか。
後述のように、元々英語版の名前が悪魔を思わせるものだったので、しっくりくるところだろう。
今作には劇中でそう呼ばれる本物の悪魔がいるけど
また、卓越した飛行能力と発電能力からして「サンダーバード」の要素も含まれているかもしれない。- ただしそれ以外で悪魔やサンダーバードモチーフが見出せる要素は特にないため、
ティガレックスの「山彦」やナルガクルガの「化け猫」同様、
あくまでフレーバー程度に添えられていると認識した方がよいか。
- ただしそれ以外で悪魔やサンダーバードモチーフが見出せる要素は特にないため、
- 生態表現が多彩になったMHW以降での登場ということで、
未発見状態時には飛竜種特有の座って休むモーションはもちろん、
自慢の翼爪を地面で引っ掻いて磨き、
しばし眺めた後噛みついて整えるという生態行動も見られるようになった。
通常時はかなり乱暴に翼を扱って攻撃するが、
やはりライゼクスにとってはメンテナンスの欠かせない大事な武器なのだろう。- ちなみに翼爪を手入れする際は、爪を噛んだ瞬間に圧電甲が反応し、小さなスパークが発生する。芸が細かい。
- なお、座って休むパターンの場合、休息エリアがリオレイアと被っているため、
戦闘態勢にならないとモンスター同士で争わない今作の仕様上、二頭が並んで休憩する場合がある。
当たり前だがゲームの仕様な上、異種同士なので密会などをしている訳ではない。
なんだったらライゼクスがリオレイアにいきなり不意討ちを仕掛けたり、
リオレイアがサマーソルトでライゼクスを操竜待機状態にすることすらある。
誤解とはいえ、また早とちりしている依頼主が出てくるかもしれない。
- MHRiseにおいて同期のタマミツネにジンオウガとの縄張り争いが実装されていることから、
今作ではライゼクスにリオレウスとの縄張り争いを期待する声も多かったが、
残念ながら両者の縄張り争いは存在しないという結果になってしまった。
その一方で『Capcom Showcase | 2022.6.14』で公開されたPV3にて、
なんと同じ四天王の一角であるタマミツネと縄張り争いをするシーンが映し出された。
実は飛竜種VS海竜種の対決はこれが初の対戦カードとなる。- タマミツネとはMHXの四天王同士の縄張り争いという事で、かなり迫力ある戦いが行われる。
開始早々、ライゼクスが低空飛行の状態から尻尾などで激しく攻め立てるが
タマミツネには全て回避され、逆に水ブレスによって打ち落とされてしまう。
しかし、飛びかかって追撃を仕掛けるタマミツネを紙一重で躱し、
発達した翼を使って下から掬い上げる形で殴りつける。
そのまま両者共に勢い余って転げ回り、上を取ったライゼクスが更に
翼で殴打するが、タマミツネは拘束から抜け出して終了する。
結果としては双方にダメージが入って、どちらかがランダムで操竜待機状態となる。
電荷状態かどうかに関係なく、ライゼクスが雷を使うことはない。- なお、この縄張り争いにおいてタマミツネの使用する水ブレスにはハンターにも攻撃判定がある。
ライゼクスの付近にいると巻き込まれてしまいやすい。
- なお、この縄張り争いにおいてタマミツネの使用する水ブレスにはハンターにも攻撃判定がある。
- タマミツネとはMHXの四天王同士の縄張り争いという事で、かなり迫力ある戦いが行われる。
- MHR:Sと他社のコラボによって、
男性向けシャンプー「CLEAR」のパッケージを飾った。
戦闘能力
- 基本的なモーションはMHX(X)のものをおおよそ引き継いでいるが、
MHRiseのハンターのスタイリッシュさに合わせてか全体的な動きが非常にスピーディーになっており、
当時と同じと思って挑むとその速さについていけないほどである。
お馴染みの翼叩きつけや過去作以上に長時間蛇行しながら駆け巡る電気ブレスなど、
絶え間ない怒涛の連続攻撃や激しい電流攻撃なども健在であり、
MRのモンスターに恥じない強敵に仕上がっている。
その素早さはスキルなしに砥石を使うヒマを与えてくれないほどで、
回復か砥石か攻撃かを迷っていると怒涛の連撃に撃ち落とされてしまう。- 特に低空突進攻撃はスピードが強化された結果、元の横幅の判定の強さもあって
かなりの要注意行動となり、「少し離れておいて見てからの横方向回避」ではかわし切るのは非常に難しい。
スキルが乏しい体験版やストーリー中ではおとなしく一時撤退するのがいいだろう。
- 今作では翼叩きつけの放電の持続時間がやや延びたようで回避性能の弱体化も合わさり、
フレーム回避での対処は難しくなった。
尻尾突き刺しからの放電に至ってはスキルなしだと先駆けを合わせても喰らってしまう。
MHXシリーズでフレーム回避に頼っていたハンターは要注意。
- 特に低空突進攻撃はスピードが強化された結果、元の横幅の判定の強さもあって
- MHXシリーズでは攻撃が終わった後に蓄電が行われ攻撃後に電荷状態に移行していたが、
今作では攻撃の予備動作で発電器官を振動させた時点で蓄電が行われ、蓄電が十分なら攻撃の直前に電荷状態になる。
まだ電荷状態になっていないからと油断した回避をすると、電荷状態の移行と同時の攻撃に被弾する危険性がある。
特に、翼叩きつけが翼電荷状態時に2連続になるので要注意。- 一方で、隙の大きいコンボを中心に繰り出すモンスターというMHX時代の性質は健在。
更にMHXXのG級個体は安地潰しとして翼叩きつけ等の際に足元にも放電が発生していたが、
本作ではそれもオミットされている模様。
- 一方で、隙の大きいコンボを中心に繰り出すモンスターというMHX時代の性質は健在。
- 叩きつけなどで電荷状態の部位を地に打ち付ける攻撃をすると、
その部位から周囲の地面に緑色の電気が迸るという演出が入るようになった。
当たり判定は無いようだが、一見して危機感を覚えるためつい近づくのをためらってしまう。- また、攻撃に使用した部位がその後虹色に煌めくという演出が追加されており、
「振動させて発電している」ことが視覚的にもわかりやすくなった。
- また、攻撃に使用した部位がその後虹色に煌めくという演出が追加されており、
- 再登場に伴って新たな行動もいくつか追加されているが、
特筆すべきは青電主の大技であるライトニングブレードを引っ提げてきたことだろう。
威力に関しては流石に青電主より落ち着いており、被弾しても耐えることは十分可能。
ただし青電主のものと違い、スキルなしではガード不可となっているため注意。- また、直線ブレスは巨大な球形のブレスに変化しており、弾速はやや落ちたものの
当たり判定は見た目通り従来より肥大化している。
左右への蛇行ブレスで退路を絶ってから放つ様はナルハタタヒメの雷球を彷彿とさせる。
外見は青電主が放つ超電磁球に似ているが、ハンターを引き寄せる性質は持っていないので安心しよう。 - 他にも、一吠えした後に飛び上がって、着地と同時に急反転して尻尾で前方を薙ぎ払う「回転尻尾攻撃」も習得。
モーションは紫毒姫リオレイアやヌシ・リオレイアが使う滑空尻尾なぎ払いに少し似ている。
なぎ払いは一瞬であり、範囲もライゼクスの前方180°ほどと広いため、モーションが分かっていないと非常に避けづらい。
尻尾を使う攻撃であるため、電荷状態では雷属性が付与され強化される点は他の技と同様。
- また、直線ブレスは巨大な球形のブレスに変化しており、弾速はやや落ちたものの
- ライゼクスの攻撃の一つでしかなかった大放電はライゼクスの最大技に昇華した。
公式ガイドブックで判明した技名は「飛翔回転ダイブ【帯雷】」。
発動条件も「全部位が電荷状態になると繰り出す」というライゼクス初紹介時に宣伝されていた通りになり、
威力もライトニングブレードを上回る、名実ともに必殺技とも言うべき存在になった。
詳細は、全部位が電荷状態になってどこも解除できずに75秒が経過すると使用してくる。
これまでのように急降下して着地と同時に放電と思いきや、
着地から一拍置いてライゼクスの全長より二周りほど大きいドーム状の電撃を放つようになっており
ライゼクスの翼の下から離れておけば安全とはいかなくなった。全力で逃げるか緊急回避を使おう。
代わりに発動後は全身の電荷状態が解除される。つまりは最近お馴染みの強化状態を解除しつつ放つ大技ポジションである。
攻撃の威力や激しさが落ち着く一方、全体的に肉質が渋くなるため完全なチャンスとは言い難い。
- また、XXまでは吐息の荒らさでしか視覚的に判断できなかった怒り状態だが、
電荷部位が緑の他に黄色く点滅するようになり、視覚的に分かりやすく、
それでいて彼の刺激的なビジュアルをより際立たせるものになっている。
- 上記の高威力な新モーションの他にサンブレイクのライゼクスが手強い要因として、
部位耐久値の大幅強化が上げられる。
今作のMRは、部位耐久値に対するクエスト補正が極めて大きく、
クエストによっては攻撃倍率以上の数値になる。
これにより、肉質の柔らかさに並ぶ弱点だった怯みやすさを克服したライゼクスは、
XXのG級獰猛化すら霞んで見えるほど怯みづらくなり、
部位破壊や電荷状態の解除もそれに比例して難しくなっている。
電荷状態の解除は、上記の最大技を発動させないためにも極めて重要なファクターとなり、
苛烈な猛攻を凌いでこちらも強化された部位に攻撃を叩き込んで怯ませる
という死闘が展開されることになる。- 部位破壊については、
重冠甲と鋏刃尾はそれぞれ頭部(トサカ)の破壊と尻尾剥ぎ取り以外の入手は非現実的であり、
剛翼爪に至っては翼の破壊以外に入手手段が無い。
背中は入手に影響する素材はなく、せいぜい天鱗の期待値を上げられるくらい。
よって背中は放置して翼の破壊を最優先にして、
次点で頭と尻尾の破壊を狙っていくのが最も無駄なく素材を集められる方法と言える。
通常時、すべての部位で弱点特効が通らない。電荷状態でようやく軟化するものの、弱点特効が通るのは頭と尻尾だけ。
動き回る上、部位自体もそれほど大きくなく非常に狙いにくい。大きく狙いやすい翼は弾属性のみ弱点特効が通らない。
なお、剣士は頭が常時柔らかく、加えて電荷した部位は全て弱点特効が適用されるのでガンナーよりはるかにマシ。
とはいえ頭以外の部位は剣士では割と狙いづらいので手放しに戦いやすいといえるような肉質ではないが……。- 非電荷状態では属性も非常に通りにくいため、
構成次第ではあえて電荷状態の誘発を狙ってシビレ罠にかけることも視野に入る。
特に狂化を用いているなら手こずって大技の発動を許しても即死はしないので、
比較的ローリスクで与ダメを増やすことができる。
ただし相手は雷使いということで気絶しやすく、そうなったら狂化は乙一直線なのでその対策は必須。
- 部位破壊については、
- 非常に気付きにくい点だが、力尽きて倒れる際の最後のモーションの当たり判定は健在。
頭と翼の前にいると、バタリと倒れる瞬間に勢いよく突きだされる部位にふっ飛ばされてしまう。
相変わらず剥ぎ取りの際には邪魔されてしまうので、気になる際は注意しよう。
傀異化
- 発売直後は傀異化が実装されていなかったが、
Ver.11アップデートより本種にも傀異化個体が登場。
傀異クエストではEX★5ランクとなっており、傀異討究クエストを進めることで解禁される。
- 傀異核は頭部・翼・脚・尾と通常でも比較的頻繁に狙う部位に出現し、
さらに電荷状態では脚以外は柔らかくなるチャンスがあるので、破壊自体はかなりやりやすい。
攻撃力強化は凄まじいが、体力上限・防御・耐性を十分高めていれば、
仮にLv100/EX5でライトニングブレードを直撃しても即死はしない。
しかし攻撃の激しさに傀異化の攻撃力補正が加わるため、一度被弾すると立て直すのが難しくなるだろう。
- 傀異鈍化すると疲労状態になるのだが、これによって電荷が全て解除されてしまう。
疲労状態では足元にいても被弾するノーモーション突進を多用するなど、
割と暴れてくるタイプのモンスターなので慣れていないと反撃を貰いやすく、
肉質が硬いことも相まって傀異鈍化中に畳みかけて一気に体力を削るということが少々難しかったりする。
基本的には傀異凶化中の激しい攻撃をいなしつつ、
ほぼ全ての攻撃に存在する後隙に着実に攻撃を積み重ねるという基本に忠実な立ち回りが要求される個体と言えるか。- 通常個体と比較すると電荷状態が解除されている時間が比較的長いため、
氷属性の通りがあまりよろしくなく、属性特化よりは物理面を重視した方が鈍化中の削りが行いやすいか。
- 通常個体と比較すると電荷状態が解除されている時間が比較的長いため、
操竜
- 操竜時は素早い攻撃が多く、攻撃範囲も広いため全体的に優秀。
電荷状態になると、電荷部位を用いた攻撃が変化し、威力アップと雷やられの効果がある。
また、↓+A攻撃後など滞空時にも専用技があり、そちらも電荷状態になると技が変化する。
- さらに、特定の部位の攻撃を2回発動する事でなんとその部位が電荷状態に移行する。
弱攻撃1・2が頭、強攻撃1・2と滞空強攻撃1が翼、
強攻撃3・滞空強攻撃2・3が尻尾の電荷としてそれぞれカウントされる。
攻撃後ではなく、攻撃直前に電荷状態が付与されるので、攻撃予備動作中にキャンセルしても問題ない。
こいつもそんな仕様だったらと思うが、そうでなくとも最強クラスなのでやむなしか。- 弱攻撃1(X/↑+X)は素早い頭突き攻撃。
素早く頭突きした後、そのまま角で突き上げる2HIT攻撃。
電荷時は雷の角…通称ビームソードになる為、射程と威力がアップする。 - 弱攻撃2(→+X/↓+X)空中に飛び上がりつつジグザグに動く雷ブレス。
放った雷は向かって左、右、左の順に移動していく為、左側にいる敵に当てやすい。
正面の敵に当てづらいが、上記の頭突きよりも威力が高く、雷やられ効果がある。
電荷時は雷ブレスを左右に2本発射する。単純に範囲とヒット数が倍なのがありがたい。
ただし、1本の雷につき1HITしかしない為、折り返して当ててもダメージ発生は無い。
また、この技を撃った後はしばらく滞空モードへ移行する。
- 強攻撃1(A/↑+A)突進後翼叩きつけ。発生が速い単発の突進攻撃。
威力は低いものの発生が早い為に連発できる。
電荷時は翼叩きつけに雷の衝撃波が発生する為2ヒット化、範囲と威力も高い優秀な技に変化する。 - 強攻撃2(→+A)は翼で地面を薙ぎ払う単発攻撃。
上記の突進よりも発生が遅く、威力も低い。利便性を考えると上記の突進でよさそうだが、
大きく前進しない面で差別化はされている。電荷時は左右2連続で攻撃するため敵の拘束が可能。 - 強攻撃3(↓+A)は滞空したのち尻尾を地面に突き刺し、ドーム状の放電攻撃。
発動がとにかく遅い為、基本的には相手が転倒している時用の攻撃。
地面に尻尾を突き刺す際、申し訳程度のダメージが入るが、攻撃範囲が小さすぎてまず当たらない。
電荷時はなんと放電が2回となる。範囲は狭いが威力は高く、電荷時のダメージは圧巻。
ちなみに、強攻撃3を使用すると尾電荷状態になれる。
攻撃後は飛び上がり状態になる為、滞空攻撃に派生可能。- 滞空時:強攻撃1(A/↑+A)は、空中からの突進及び連続翼叩きつけ。
やたらとバタバタしているが、ダメージの発生は突進部分と連続叩き付け部分で最大2HITのみ。
とはいえ地上の突進攻撃よりも威力が高いので、出来る限りこちらを狙いたい。
電荷時はバタバタ時に雷の衝撃波が発生し、最大で4HITするようになる。全てあてるのは難しいが。 - 滞空時:強攻撃2(→+A)は空中からの尻尾薙ぎ払い攻撃。
旋回してから繰り出す為、ワンテンポずらして攻撃が行えるものの、空中からA突進より
弱いので使いどころが限られる。……というか強攻撃2はどちらも強攻撃1より弱い。
この技だけは電荷時にも変化がなく、威力も変わらない。 - 滞空時:強攻撃3(↓+A)も同様に地面に突き刺しからのドーム状の放電攻撃。
滞空時に出すと溜めが短くなるので、雷ブレス後に打つのもあり。電荷時はしっかり2回放電する。
- 滞空時:強攻撃1(A/↑+A)は、空中からの突進及び連続翼叩きつけ。
- 操竜大技(X+A)は突進からの翼叩きつけ後ライトニングブレード。翼電荷時は翼叩きつけが2ヒットする。
滞空時は技が変化し、尻尾薙ぎ払いからのライトニングブレード。
しかし、尻尾薙ぎ払いの威力は低いので積極的に狙いに行くものではないか。- 全身が電荷時の時はさらに変化し、突進翼叩きつけ後高く飛び上がり、急降下大放電を行う。
突進翼叩きつけで2ヒット、急降下、衝撃波、放電2ヒット合計6ヒットもする。
滞空時は突進翼叩きつけが尻尾薙ぎ払い攻撃に変化するが、
突進の方がダメージが高いので、非電荷時と同じく地上で撃つのをお勧めする。
変幻翔蟲【紅】を持っている時の威力は圧巻。
- 全身が電荷時の時はさらに変化し、突進翼叩きつけ後高く飛び上がり、急降下大放電を行う。
- 弱攻撃1(X/↑+X)は素早い頭突き攻撃。
- ダメージ目当てなら、地上でA攻撃を連打するのが一番堅実な動きになるが、地味な構図になりがち。
転倒状態の敵に大ダメージを狙うなら、↓+Aの地面放電からのAでの空中突進のコンボがいいだろう。
- 全身電荷状態の操竜大技が強力なので、出来るだけ電荷状態が多い時に操竜したい。
電荷状態のライゼクスに操竜蓄積攻撃が狙えないなら、シビレ罠を使うなどで工夫するのも手。
幸い、操竜中に自発的に全身電荷状態に移行できるので、
非荷電状態なら、X攻撃→A攻撃を2回、↓+A攻撃を2回行うと、最短で手早く全身電荷状態に持っていける。
時間が無い時にどうしても全身電荷状態で操竜大技を撃ちたい場合は、技を空撃ちするのもアリ。
攻撃を出し切る必要はなく、攻撃判定が出始めた時点でその部位に電荷は溜まる。回避を上手く利用しよう。
- 突進離脱での壁ぶつけが目当ての場合、降りる前に技を空撃ちして全身電荷状態にしておく小技がある。
ダウン中に電荷状態での柔らかい肉質を攻撃でき、そのまま特殊ダウンも狙えるため覚えておくと良いだろう。
派生作品
MHXR
- なんとMHXRにもVer.6.0アップデートより参戦が決定。
MHX出身モンスターの参戦は初であり、他のメインモンスター3体も後に次々と実装されていった。
まずはトップバッターとして、多くのハンターが狩り慣れた飛竜種であるライゼクスが選ばれたとのこと。
同アップデートから実装となる「覇玉武器」の大剣を装備したハンターと対峙するキービジュアルも公開されている。- なお、表向きには狩り慣れたという理由での選出とされているが、
先に実装されたシャガルマガラの装備*9との兼ね合いもあったと考えられる。
- なお、表向きには狩り慣れたという理由での選出とされているが、
- 実装前にはMHXR独自の完全新規モーションを習得しているとも取れるような紹介があったが、
実際にはセルレギオスなどと同様、既存モーション+追加攻撃エフェクトに留まる。
その追加エフェクトは、全部位電荷時のみ行う急降下放電後の3連続放射状放電。
ライゼクスが着地すると同時に四方八方へと線状の電撃が3連続で発生する。
一応、放電の直前には該当範囲へ弱い電撃が走る(攻撃判定は無い)ため、
それと重ならないように立ち位置を調整すれば回避は可能なのだが、
猶予が短いため気を張っていても当たってしまうことは少なくない。
急降下放電に付随する攻撃であるため、積極的に部位電荷状態を解除し、
全部位電荷を防ぐことができればそれと同時にこの攻撃も防げる。- ちなみにこの急降下放電、実装当初は現在とは比にならない程に高い頻度で連発する仕様であった。
そのため高い攻撃力も相まって壊滅させられるパーティが続出、修正され現在の頻度へと至った。
なお、この仕様については後に公開されたインタビューで
開発陣が動きに慣れていた故に強くしすぎてしまったということが明かされている。
- ちなみにこの急降下放電、実装当初は現在とは比にならない程に高い頻度で連発する仕様であった。
- Ver.8.4より、修練クエストの相手としても登場。
危険度が今までの修練クエストよりもひとつ高い15となっている。
クルペッコからの連戦となるが、ライゼクスと同時にルドロスの群れが出現することがある。
ルドロスはご存知水ブレスでずぶ濡れ状態に陥らせてくるため、
せっかくライゼクスへの対抗スキルを完備してあってもまるまる無効化されかねない。
水ブレスには細心の注意を払うか、真っ先に掃討したいところ。
- Ver.9.0から新環境「禁断の狩場」にも
極地強襲クエストのターゲットとして登場。
修練クエスト以上にステータスがアップしており、極地効果のスリップダメージもあるため
的確に攻撃を回避してダメージを与えていく必要がある。
MHST2
- 同期の四天王の面々と共にストーリーズ2にも登場。
緑豊かな地に現れていた本家シリーズとは異なり、本作では灼熱の火山地帯の周辺で遭遇するが、
二つ名個体の青電主が溶岩島に現れていたことを考えれば、そこまでの違和感を覚えることもないだろうか。
- 敵としては凶光化状態に陥った個体と戦闘を行うことになり、通常状態ではテクニック攻撃を仕掛けてくる。
戦闘が進むと「電荷」という行動で部位電荷状態へ移行し、一転してパワー攻撃で攻めてくるようになり、
更に飛行を始めると今度はスピード攻撃でこちらに襲い掛かるなど、状態によって三種類の攻撃タイプを使い分ける。
ただし本作では敵モンスターの攻撃タイプにランダム性が存在しないため、
ライゼクスの性質と繰り出す攻撃を把握していれば対処自体は容易。
加えて通常状態、部位電荷状態、飛行状態といった現在のライゼクスの各状態も
一目見れば判断可能な程に特徴的で分かりやすい。
戦う際には複数のタイプのオトモンを編成し、状況に合わせてオトモンを入れ替えることで対処するといいだろう。
また、部位電荷状態になっても翼の部位破壊によってダウンを奪いながら解除することが可能。
是非ともダブルアクションを狙って積極的に部位破壊を狙いたい。- ちなみに凶光化しているが図鑑上ではボスモンスター扱いと言う訳ではないらしく、
モンスター図鑑では通常モンスターの枠に登録される。そして次出た時にはLvを上げたライダーに一閃される…- 本作のモンスター図鑑でのボスモンスターは基本的に、ストーリーの山場で戦うことになる、
いわゆる「大ボス」クラスしか登録されないようであるため、
中ボスに過ぎない扱いの凶光化ライゼクスは登録されなかったと言う事だろう。
これは彼の前後にストーリーボスとして戦うウラガンキンやブラキディオスなどにも言えることである。
- 本作のモンスター図鑑でのボスモンスターは基本的に、ストーリーの山場で戦うことになる、
- ちなみに凶光化しているが図鑑上ではボスモンスター扱いと言う訳ではないらしく、
- 中ボス個体の撃破後は討伐サブクエストの受注時に限り、ベルガ火山の麓に通常個体が出現する。
場所はヌア・テ村の崖のすぐ下。フィールド上ではネルスキュラ亜種のすぐ近くにいるが、戦闘は別々で発生する。- 四天王繋がりかガムートの絆技で討伐すると帰巣率がグッとアップする。
ペイントボールを併用することで確定で帰巣する。
ガムートのオトモン入手および育成は大変だが、ライゼクス自身や
強力な雷属性攻撃の遺伝子を求めるならぜひ帰巣を狙いたい。
- 四天王繋がりかガムートの絆技で討伐すると帰巣率がグッとアップする。
オトモン
- 勿論オトモンにすることができる。卵は黒と緑のカラーリングで入手した際にはとても分かりやすい。
その凶暴性や機動力といった要素とは裏腹に、オトモンとしてはテクニック攻撃を得意とする。
もしかしてテクニックが緑色で表現されるのに引っ張られたのでは
スピードが青色で表現されるということは青電主はスピードタイプになるのではと思われたがそんなことはなかった。
ちなみに本作の四天王のオトモンはパワータイプ2種とテクニックタイプ2種で構成され、スピードタイプは存在しない*10。
- フィールド上ではライドアクションとして空中飛行が可能。それ以外には特に能力を持たないが、
広大なフィールドを飛び回るライゼクスの姿は中々に様になる。- ライドしてみると走り方や飛び方に違和感があるかもしれない。
実はライゼクスの移動モーションは他の飛竜型とは異なり、MHWorld以前/以後の特徴を併せ持っている。
走行時にはワールド系列の飛竜と同様に体を左右に大きく揺らしながらペタペタと走る一方、
その場での離陸は過去の飛竜と同様のすこし右を確認してから上を向いて飛び立つモーションとなっている。
助走をつけての離陸はワールド系と似た体をくねらせない飛び立ち方だが、1回しか羽ばたかない固有のもの。
- ライドしてみると走り方や飛び方に違和感があるかもしれない。
- また、飛行能力を持つモンスター同士で戦っている最中に低確率で「飛行対決」
というコマンド入力で相手に競り勝ちダメージを与える事が出来る特殊状況があるのだが、
これをライゼクスを使ってリオレウスに競り勝つとMHXのオープニングムービーの再現になる。
もちろんリオレウスがオトモンなら逆にリオレウスに勝たせる事も可能。
- アクティブスキルは雷ブレス遺伝子【大】の「プラズマブラスター」、
スマッシュ遺伝子【大】の「サンダースマッシュ」、そして背水遺伝子【特大】の「リベンジサンダー」を持つ。
使用できる技に全体攻撃が比較的多いのが特徴で、大型モンスターの取り巻きとして存在する小型モンスターを
まとめて蹴散らすことも可能。特に雷属性が弱点のヤオザミに対しての威力は絶大で、
ダイミョウザザミと共に現れることの多い鬱陶しいヤオザミを一掃できる。
単体攻撃もしっかりと持ち合わせている他、前述した全体攻撃も含め、
使用技の多くに低確率で相手を麻痺状態にする効果を有する。- プラズマブラスターはスピードタイプの全体雷属性中ダメージ攻撃で、低確率で麻痺させる。
ラギアクルス亜種も所持する全体雷ブレス。威力はそこそこで麻痺させることもあるが
会心は発生せず、部位破壊もできない。 - サンダースマッシュはテクニックタイプの全体雷属性中ダメージ攻撃で、こちらも低確率で麻痺させる。
こちらは全体攻撃だが接触技判定であり、ライゼクスの高い会心率を活かしやすい。ただし部位破壊は出来ない。
本種の使用時は専用モーションで、電荷しながら飛行→着地と同時に電撃を直線状に放つ。
モーション上は単体遠隔技に見えるが、ちゃんと全体接触技なのでご安心を。 - リベンジサンダーはテクニックタイプの単体雷属性大ダメージ攻撃で、
確率で麻痺させる上にHPが低いほど攻撃力が上昇する。
ただでさえ威力が高いうえに、HPが減ればさらに高まるという正に「電の反逆者」に相応しい技。
これも本種の使用時は専用モーションとなり、滞空鋏突き出し→捕らえた敵に電流を流し込む。
- プラズマブラスターはスピードタイプの全体雷属性中ダメージ攻撃で、低確率で麻痺させる。
- アクティブスキルに対応したライゼクス特有のギミックがいくつか存在する。
デフォルトで持っている雷属性の攻撃スキルは、ライゼクスが使用する場合のみエフェクトが黄緑色に変化する。
それ以外の攻撃スキルはライゼクスに使用させても青いまま、
逆にライゼクスのスキルを他のオトモンが使用すると青いエフェクトに変化する。- その他、トビカガチとジンオウガから伝承できる「ハイボルテージ」を使用すると、
効果発動中は見た目が部位電荷状態に変化する。気になるプレイヤーは試してみよう。
- その他、トビカガチとジンオウガから伝承できる「ハイボルテージ」を使用すると、
- 単体でテクニックタイプとスピードタイプ両方の攻撃技を持ち、さらにテクニック技は単体・全体双方と対応範囲が広い。
おすすめの伝承技としては、同じベルガ地方に生息するラギアクルス亜種からパワータイプのプラズマプレッシャー。
三すくみ全ての攻撃技を揃えられる上、接触技かつ高会心技であるためライゼクス自身の高い会心率を活かせる。
他にも同地方で採れるタマゴから生まれるジンオウガからも、
接触技かつ強力なスピードタイプ単体攻撃の雷迅掌をぜひ伝承したい。
- 絆技は「ゼクスパルス」。
電光に影だけを映しながら相手を雷球に封じ込め、
部位電荷状態になって目から眩い残光を発し、周囲には蛍光色の稲妻を迸らせながら
雷球と共に敵に向かって勢いよく飛び込んで大爆発を起こすと言う、
ライゼクスのヒール感も良く出たカッコいい絆技となっている。
- 尚、ライバル視されているリオレウスはパワータイプ なのですくみ的にはこちらが不利。
破滅レウスは雷弱点なので属性面では有利……と思いきや、
今作の仕様上、通常のリオレウス等は第一弱点だった龍属性のみが有効なので雷で弱点を突く事もできない。
スピードタイプのプラズマブラスターならパワー技に勝てなくもないがメインがテクニックなので手動じゃないと連発は出来ず、
しかも今作は全体技が使いづらい。- 電の反逆者の肩書きに反して破滅レウス以外のレウス族には属性で弱点を突ける訳でもなく、むしろタイプでは劣勢。
結果としてMHXでの優勢の借りを返される状況になってしまった。
ライバルに対して「MHXでは優勢で、MHST2では劣勢」と言う戦歴と捉えれば、『ライバルを名乗る者らしい』といえばらしい……かも?- 「ライバル片方が有利になりすぎない」という理由以外にも、
メインシリーズでの独特な軌道のブレスや尻尾の麻痺による搦め手をイメージした結果、
ゼクス族はテクニックタイプになったのだろうか。
上述のMHXとXX組のタイプバランスの影響もあるだろう。
- 「ライバル片方が有利になりすぎない」という理由以外にも、
- 電の反逆者の肩書きに反して破滅レウス以外のレウス族には属性で弱点を突ける訳でもなく、むしろタイプでは劣勢。
MHSP
- 狩魂02弾「山神と電影」において、メインモンスターの片割れとして参戦。
幼体はやはりデフォルメ仕様である。
- 狩力は44。メインモンスターらしく高めの数値を誇る。
スペックだけ見るならばブラキディオスやタマミツネと同等である。
- 雷属性は既にキリンにジンオウガがいる超激戦区。
ならライゼクスの差別点はどこにあるか…と言うのは全く考える必要は無かった。
実はこの「山神と電影」では雷属性のモンスターはフルフル亜種を除いて全てリストラされている。
なのでライバルがいない以上差別化する理由が無いのである。まるで無印02弾
ちなみに「山神と電影」の終盤モンスターはディノバルド系統を除いて全て雷属性に弱い。
- 稼働後、なんと相手ライゼクスの翼を破壊できることが判明。
「だから何?」と思ったそこの貴方、この仕様は本作初の出来事である。
本作における翼への攻撃は、部位破壊や転倒が一切発生しない、所謂ハズレだった。
ところがここに来て頭の破壊、尻尾切断と合わせ、最大3か所の部位破壊が可能なモンスターが現れたのである。
全部位の破壊はさすがに現実的ではないものの2か所であれば十分期待でき、
強力なトモの育成のため、一つでも多くの素材を求めるハンターたちが殺到することが予想される。
- 特殊攻撃は「飛翔電流突貫」。
「ん?一つ?」と思ったそこの貴方、間違っていない。ライゼクスの特殊攻撃はこれ一つである。
成体でもLv1なので、キリンやジンオウガの帰還後は特殊攻撃の出しやすさで差別化すると良い。- なおこの技、敵と味方で技の構成が大幅に変わる。
敵対時は雷を纏って突撃し一撃をかますだけだが、味方の時はプチ狩猟挟撃と化す。
- なおこの技、敵と味方で技の構成が大幅に変わる。
武具
- 公式HPでは、ライゼクスの剣士用防具(男女両方)とランス、スラッシュアックスが掲載されている。
また、PV3弾で謎のモンスターと対峙していたガンナーがライゼクスのライトボウガンと防具を装備していた。
MHR:Sでは公式HP及び体験版において、再びスラッシュアックスがライゼクス装備で固められている。
- 防具は「ゼクスシリーズ」。
ライゼクスの持つ刺々しい意匠が散りばめられた騎士の甲冑のようなデザインで、
武器も鋭角的で蛍光グリーンの色合いがアクセントとなり、非常にスタイリッシュな外観をしている。
そして、どちらもライゼクスの翼膜と思われる装飾が施されている。
そのスタイリッシュな外見と特有の昆虫らしい意匠が組み合わされたことで、
一式装備した姿はさながら特撮物に出てくる怪人か、悪役の暗黒騎士という表現がピッタリ。
防具の解説もまるで悪役の心得を説いているかのような個性的な内容となっている。- 翼膜部分は電荷状態の如く光が明滅するギミックとなっているのだが、
更に防具の着色にてこの部分の色を変更することが出来る。
自分の好きなカラーに光らせる、なんていう事が可能で光物好きには嬉しい仕様かもしれない。 - 開発陣曰く、「ライゼクス自体の持つスマートで攻撃的なイメージや、
独特の昆虫っぽい造形の特徴をそのままストレートに装備化した」とのこと。
本当は翼膜部分を透けた表現にしたかったらしいが、技術的に困難だったので断念したらしい。 - 装備にはスキル「連撃」が付随する。
効果はコンボを重ねることで攻撃能力が上昇する*11というもので、
攻撃を重ね発電し、部位電荷状態になって自己強化するライゼクスの特徴を体現したスキルと言える。
- 一方のオトモ用防具は初期の仮面ライダーのような、ハエや蚊を連想させるユーモラスなデザインとなっている。
特徴的な複眼はもとより、耳のディテール、ライダーベルトのような腰周りや
Oシグナルと呼ばれる眉間の小さなポッチ等、
まさに仮面ライダーを彷彿させる意匠が散りばめられているが、
こちらについては「プレイヤーに合わせて格好良い装備にしてしまっても面白くないので、
敵の幹部のそばでいつもウロウロしているマスコットキャラクターという位置づけにした」とのこと。- ゼクスネコマスクの説明文は必見。
地味に全国のチビっ子ハンターたちの夢をブチ壊している。
一応このゲームCERO:Cなんだけどね - このゼクスネコマスク、装着した状態でギルドカードを確認すると、顔がヘンな方向を向く。
他の装備よりも首の曲げ方が極端とでもいうべきか、
大袈裟に天を仰いだり真後ろを向いていたりと何かおかしい。
仕様なのか不具合なのかは未詳だが、3匹揃えて「立ち姿」や「腕組み」にすると無駄に壮観。
システム的に考えるとマスク自体は「首」に固定されており、
分離された頭と異なり上下に動かせないと思われる。
しかしながら流石は電の反逆者。タダで撮られてはくれなかった。 - ちなみに、この装備の時にしゃがむと顔が思いっきり地面にめり込んで土下座している風になってしまう。
- ゼクスネコマスクの説明文は必見。
- 翼膜部分は電荷状態の如く光が明滅するギミックとなっているのだが、
- やはり武器は雷属性を持っており、
剣士武器は他の四天王武器と比較して攻撃力が少し低い代わりに、斬れ味と会心率で優れる。
ガンナー武器は貫通弾・貫通矢の扱いに長けている。- MHXではラギアクルスやジンオウガなどの武器と比較すると、やや属性寄りの性能。
Lv3の段階で一足早く青ゲージが登場し、Lv5でも同様に白ゲージが登場する。
特にラギアクルスに関しては登場時期がほぼ同時期となるため、どちらを作るかは好みが分かれるところか。
微々たる差ではあるが、会心率が向こうより大きいので、属性会心などで差別化するのがいいだろう。
幸いジンオウシリーズなどにより下位の時点で会心撃【属性】が発動できる。 - 特にランスに関してはゼクスネコシリーズの武器が槍で、
MH-Rではライゼクスのライダーであるラマーシュがランスを装備するなどかなり推されている。
リオレウスはレウスネコなど大剣が推されているが、分類こそ違い対照的ではないようだが、
切断属性が共通するとしてランスが推されたのだろうか…?
尚、(流石に本種は武器として使えないが)本人も電竜の棘殻という刺々しい外殻を持っている。
- MHXではラギアクルスやジンオウガなどの武器と比較すると、やや属性寄りの性能。
- MHXの目玉の一つとも言える四大メインモンスター。
彼らの武器は銘や説明文が特徴的であり、中には笑いを誘うようなものも。
一方で、その中の一体に数えられるライゼクスの武器にはそのような点は見られない。
特に新規のハンターであれば何の疑問も抱かずに使える事だろう。
しかし古参のハンターの場合、ライゼクスの武器の銘や説明文をじっくり確認してみると、
妙な既視感を覚える事がある。
実はライゼクスの武器は、その銘や説明文が火竜武器のオマージュになっているのである。
リオレウスやリオレイアの武器は完成させるには苦労するものの優秀な性能を誇る代物が多く、
過去作では散々使い倒したというハンターも多い。
そのため、古参のハンターであればあるほどライゼクスの武器に妙な感覚を覚えるようになっている。
ムービーでの活躍
- MHXの四天王ともどもOPムービー・EDムービーにも出演している他、
単体で生態ムービーもそれぞれ製作されている。
- MHXのエンディングは出演するハンターやNPCはもちろん
モンスターですら大半が半ばギャグ要員というある意味凄まじい内容で、
勿論本作の四代メインモンスターも総出演なのだが、ライゼクスはその場と音楽の空気を読まず、
のんびりと草を食む二頭のアプトノスの間に堂々と着地し驚かすという、割と普通の行動をしている。
奥にいるアプトノスを襲っているように見えるが、画面が切り替わる直前に逃げているのが翼の間から見える。
まあ、着地時に滑空突進や大放電を仕掛けていたらおそらく大惨事になっていたと思われるので、
一切空気を読まなかった奴がいることもあり、彼にしては空気を読んだというべきか。- ちなみに、MHXスタッフロールでも放電でネコ嬢たちが乗る飛行船を威嚇していた。
迷惑というか空気が読めない奴ブレない奴である。
- ちなみに、MHXスタッフロールでも放電でネコ嬢たちが乗る飛行船を威嚇していた。
OPムービー
- ギルド所有の飛行船が航空する中、蒼空を悠々と飛行するリオレウスに奇襲を仕掛けるライゼクス。
雲間を縫ってドッグファイトの如く激しい空中戦が繰り広げられるが、
ライゼクスはリオレウスの反撃の一手たる毒爪強襲を回避しつつ
擦れ違いざまに部位電荷状態となった尾で攻撃を加え、戦いを進める。
逃れようとするリオレウスを執拗に追いかけるライゼクスだが、
ライゼクスの攻撃と同時にリオレウスも反撃し、両者は絡み合いながら森丘のエリア9に墜落。
ライゼクスは翼を、いきなりの不意討ちでマウントポジションをとられたリオレウスも反撃の蹴りで戦い、
画面が暗転して出番終了。
ムービーはディノバルドとハンターたちの戦いに移る。
- このムービーにおいてライゼクスは
不意討ちという手を使っているがリオレウスに対して互角レベルの勝負をしており、
空中戦特化のライゼクスの戦闘能力の高さがうかがえる。- また、旧メインモンスターやハンターの方から宣戦布告されていた他の四天王とは異なり、
ライゼクスはただ空を飛んでいただけのリオレウスに対して
自分から一方的に不意討ちを仕掛け、一方的に追いかけ回していた。
恐らくライゼクスからすれば、自身の縄張りの領空域を飛んでいたリオレウスを
排除しようとしたところなのだろうが、リオレウスは単に飛行能力に優れるだけで無く、
無印や3のOPでも見せ付けた『飛竜の王』たる力強さを携えている事も踏まえれば、
『電の反逆者』たる本種の凶暴且つ好戦的な性質が窺い知れる一幕である。
リオレウスからすれば、ただ飛んでいただけなのにめんどくさい輩に絡まれてとんだ目に遭ったといった所か。- 一見ディアブロス等に似た、類希なる凶暴性や残忍性、
そこから来る外敵に対する攻撃性も(リオレウスに代表される)正統派主人公に
因縁を吹き掛ける「ちょっと悪そうな(?)スピードキャラ」である所以であろうか。
- 一見ディアブロス等に似た、類希なる凶暴性や残忍性、
- なお、散々追い掛け回されたからかは定かではないが、最後の取っ組み合いのシーンでは
リオレウスの口から炎が漏れ出しており、怒り状態となっている描写がある。
もしかしたらこのシーンの後にライゼクスに反撃をしているのかもしれない。
- また、旧メインモンスターやハンターの方から宣戦布告されていた他の四天王とは異なり、
- よく観察すると、ライゼクスとリオレウスの飛行軌道や空中における攻撃方法には細かい違いがあることが分かる。
リオレウスが左右や上下に振れながら飛行しているのに対し、ライゼクスは直線的な軌道で飛行する場面が多い*12。
またリオレウスが強靭な後脚を用いた攻撃を仕掛けているのに対し、
ライゼクスは噛み付きや発達した尾によってリオレウスを攻め立てている。- ライゼクスの後脚は中指以外の爪が非常に短く、
リオスやセルレギオスのような『掴むのに適した形状』にはなっていない。
映像でもリオレウスとは異なり、ライゼクスが後脚を用いて積極的に組み付こうとする様子はない。
一方のリオレウスは二度目の尻尾を避けつつ爪で組み付き、落下直前は巧みな空中制御で上をとっている。
- ライゼクスの後脚は中指以外の爪が非常に短く、
生態ムービー
- 森丘を舞台とした生態ムービー。
電の反逆者たるライゼクスの頭一つ抜けた凶暴性が描かれる。
- 雑木林の中を走る一頭のドスランポス。
そんな彼の前にいきなりランゴスタがボトリと落ちて息絶える。
その異様な死に様に駆け寄って死体を確認するドスランポスだったが、
更に次々とランゴスタの死体が落ちて来る不可解な光景に立ち尽くしてしまう。
その光景を作り出した張本人、それは樹上に居座り、帯電した翼を震わせるライゼクスであった。
ランゴスタはライゼクスが発生させた放電によりショック死していたのである。
ランゴスタを食していたライゼクスの双眼が、今度はドスランポスを捉える。
ライゼクスの雄叫びによって顔を上げるドスランポスであったが、時既に遅し。
次の瞬間ライゼクスが凄まじい勢いで滑空し、自らの縄張りに足を踏み入れた哀れな獲物を殴り殺す。
息絶えたドスランポスの肉を食い千切り、ライゼクスが雄叫びを上げる場面でムービーが終了する。
- ライゼクスはムービー中で2種のモンスターを殺害しているが、
これはなんと大型モンスターでは生態ムービーどころかプリレンダムービー全体でも初の暴挙である。
本種の尋常ならざる攻撃性を如実に表したムービーだと言えるだろう。
尚、四天王の生態ムービーの中でモンスターを殺害しているのもこのライゼクスのみである。- ただし、ムービー全体で見るとMHP2Gにおけるヴォルガノスの登場ムービーなどの先例は存在する。
- ギャラリーの解説文は「突然、目の前にごちそうが現れたら、誰だって喰らいつきたくなるもの。」。
ランゴスタ(ごちそう)が落っこちているのを発見したドスランポスと、
目の前にドスランポス(ごちそう)が現れたのを見たライゼクス、両者の視点を掛けているのだと思われる。- 「獲物を倒す前に自身を誇示する生き物」は現実ではクマが挙げられる。
大きな体で立ちあがり、その威容に一瞬でも気を取られた相手にすぐさま突進、爪と牙で仕留める。
ただし普段からこのような手段を取るのではなく、過去の経験から学習してやってみる程度である。
この行動は威嚇も兼ねているため、上述のライゼクスの雄叫びはこれに近しいものだと考えられる。
- 「獲物を倒す前に自身を誇示する生き物」は現実ではクマが挙げられる。
- 何気にこのドスランポス、ランゴスタの死骸に不思議そうに駆け寄ったり、鼻先でつつく仕草が妙に可愛らしい。
しかし上述の通り最終的にライゼクスに叩き殺されてしまう。なんだか可哀想に思えるかもしれない。
- ちなみにこの「ランゴスタがショック死する」と言う設定は本編でも如何無く発揮されている。
なんとライゼクスが放電する際に、近くにいるランゴスタが言葉通りポトッと落っこち絶命するのだ。
ついでに言うとブナハブラもショック死する。
生態ムービーの描写がゲーム中に反映されている稀有な例である。
ハンターからすれば、狩りの邪魔になる虫を駆除してくれると言う意味で嬉しい点ではあるが
ライゼクスを多く狩っているハンターがなんとなくモンスターリストに目をやると、
ランゴスタらの討伐数が思っていた以上に加算されていた、なんてことも。- ただ、属性耐性的にはランゴスタもブナハブラも雷属性に対しては非常に強いので、違和感が無いでもない。
もしやそのお陰で身体がバラバラにならないのだろうか
ゲーム本編ではドスランポスに急襲するライゼクスの姿は見られないどころか
ライゼクスとドスランポスが同時にフィールドに存在するクエストが一つも無い。
やはりムービーのドスランポスはイレギュラーな不運に見舞われただけで
本来ならばライゼクスの縄張りには近付かないのがドスランポスの生態なのだろう。 - ただ、属性耐性的にはランゴスタもブナハブラも雷属性に対しては非常に強いので、違和感が無いでもない。
余談
- 上記の通り別名は「電竜」なのだが、
「雷竜」「らいりゅう」「いかずちりゅう」などと誤植(読)される場合がある。
これは、かつてモバイル版MHXの公式サイトで電竜を「雷竜」と誤植されたこともあるのだろうが、
それから長らく経った今現在でもたまに間違われることがあるので、単純に紛らわしいのだろう。
なお、モバイル版サイトの修正前の時点では、動画等の各種媒体でもほとんど紹介が行われておらず、
その数少ない情報ではどちらが間違っているのか判じかねたことも併さって、余計混乱を招くこととなった。
もちろん「電」には「ライ」「いかずち」の読みはなく、「電竜(でんりゅう)」が正しい別名である。- また、異名の「電」は「いなずま」と読む点についても、
いなずまの漢字表記は大半が「稲妻」の方であり、変換辞典も「電」と変換してくれる物は少ない。
別名、異名どちらにせよ馴染みの無かった表記だったと言えるか。
- また、異名の「電」は「いなずま」と読む点についても、
- 英語版での名称である「Astalos」の由来は、キリスト教の悪魔である「アスタロト(Astaroth)」と、
英語で(猛禽類等の)鉤爪を意味する「talon」辺りであると思われる。
アスタロトは、キリスト教によって過去の地中海文明で信仰されていた神が悪魔へと貶められたものとされ、
元々が高位の神格であった名残からキリスト教において元は高位の天使、
つまり「堕天使、神への反逆者」とされることが多い存在であり、電の反逆者を意識した命名であろう。
また、アスタロトは「竜の姿」、
もしくは「竜に騎乗した、右手に毒蛇を持った天使のような姿」で描かれることが多い悪魔でもあり、
この点でもライゼクスのイメージと合致する。- なお、同じカプコンのゲームである『魔界村』では、
シリーズ1作目のラスボスにて、後の作品では後半のボスとして登場する恒例のボスキャラとして
「大魔王アスタロト」というキャラが存在する。
海外版MHX、及び日本版MHXXでは『魔界村』とのコラボクエストが存在するが、
MHXXでのクエストの相手はライゼクス…ではなく獰猛化リオレウスである。
おそらく、これまた魔界村シリーズの名物ボス「レッドアリーマー」にちなんだチョイスだろう。
コラボクエストをクリアすると、
コラボオトモ装備の生産に必要な素材として「アーサーの鎧」を入手できる。
説明文には「正義と愛の心に燃える者だけがその身にまとえる騎士の鎧。防御力が上がる…気がする。」
と記されている。
さらに、素材アイテムでは初の装備アイコンとなっており、胴装備の白いアイコンとなっている。 - アスタロトが名前の由来とするモンスターは新大陸にて後輩が出来た。
- なお、同じカプコンのゲームである『魔界村』では、
- 発売前の宣伝等では「全身が電荷状態になると普段は見せない攻撃を行う」などと紹介されていたが、
実際にはそんな攻撃は一切存在しない。
宣伝詐欺もいいところである。- なお特定部位が電荷状態のときにのみ使用してくる攻撃はあるものの、他の部位の状態は影響しない。
- ちなみに、両翼が電荷状態になっている際に繰り出してくる大放電であるが、
発動直後には一時的に全身が電荷状態に変わる演出がなされる。
ただしあくまで演出なのか、
モーションが終わると元々電荷状態になっていない部位はすぐに通常状態に戻る。
もしかしたらこの大放電こそが全身電荷状態時に放つ大技であり、
設定ミスか仕様変更によって没になってしまったのかもしれない。- MHXRでは上記の通り、
この大放電が全身部位電荷状態時のみ繰り出される技となっている。 - サンブレイクのスペシャルプログラムにて復活が報じられた際も
全身が電荷状態になると強力な攻撃を繰り出すと紹介されており、
上記の大放電が全身電荷時に電荷状態を解除しつつ放つ大技となった。
- MHXRでは上記の通り、
- ライゼクスと同じく雷属性を保有する飛竜種としてはフルフルとその亜種、ギギネブラ亜種が存在しており、
MHFまで目を向けるとベルキュロスとディオレックスが実装されている。
フルフルやギギネブラ亜種、ディオレックスはどちらかというと地上などでの立ち回りに特化しており、
純粋に飛翔に特化したワイバーン型骨格の飛竜で雷属性を使えるのはこのライゼクスとベルキュロスのみである。- ベルキュロスとは尻尾から電撃を飛ばしたり、翼を叩き付けるような攻撃を行う、
最大の大技が急降下からの放電という点でも共通している。 - しかし「飛行以外に翼を用いる」点は揃いも揃って共通している
(ゼクスとベルキュロスは歩行目的よりは叩きつけなどの攻撃用だが)。
因みにメインシリーズでは奇怪竜下目以来の雷属性を使う飛竜種でもある。
- ベルキュロスとは尻尾から電撃を飛ばしたり、翼を叩き付けるような攻撃を行う、
- 特殊な状態に陥った個体の個別CGイラストがなぜかよく用意されるモンスターであり、
各作品ごとの通常イラストのほか、獰猛化、凶光化、傀異化した個体のものも存在する。
いずれも赤や黒のオーラを纏う状態なので、
エメラルドグリーンに発光するライゼクスは対比として見栄えがよく抜擢されやすいのかもしれない。
コンセプト・モチーフ
- ゲーム誌「ニンテンドードリーム」2016年1月のインタビュー記事によると、
ライゼクスという名称の由来は「雷(ライ) + インゼクト(ドイツ語:昆虫)」。
詳しくは後述するが、ライゼクスは昆虫がモデルとなっている。
また、ディノバルドの「恐竜」にガムートの「マンモス」に対し、
ライゼクスは「プテラノドン(翼竜)」のイメージで生み出されたようである。
雷のプテラノドンということで特撮に詳しいハンター諸氏はこいつを思い出したかもしれない。
オトモ装備がライダーなのに対してこっちは戦隊だが…
- ライゼクスはもともと翼の折り畳みができる変形的なギミックから発想されていったそうで、
角や足、大きく広がる羽などどこか昆虫を思わせるデザインが、
ライゼクスを凶暴さとクールさの同居した特徴的なモンスターに仕立て上げている。- デザインを担当したスタッフによると実際に虫がモチーフの1つになっているらしく、
翼脚が途中から外骨格に代わっていて先端の形が手に見えない構造になっている点、
細く刺々しい後足、トンボのように細長い尻尾、半透明の翅などにデザインのコンセプトが垣間見える。
特徴的なトサカがある頭部はツノゼミがモデルで、圧電甲を振動させるのはスズムシをイメージしており、
捕食の際に翼爪を啄む動きはカマキリが前脚の手入れをする様子を取り入れ、
各部位に電気を溜めるという表現はクラゲの発光をモデルにしているとのこと。
奇抜な印象を受けるのは、モチーフとなった生物達の珍しさ故であろう。
実際に電竜素材から作られるオトモ防具も虫をモチーフとした様な外見となっている。
- デザインを担当したスタッフによると実際に虫がモチーフの1つになっているらしく、
- 「ニンテンドードリーム」2016年3月号のインタビューページ及びモンハンフェスタ’16で公開された資料の内容から、
イメージコンセプトがリオス種の対極にあたる存在だと公表された。
因みに、他のサイトではリオレウスのライバルと表現している事も。
その生態も、夫婦愛や子育てといった「感情・愛情」的な側面が印象に残るリオス種とは異なり
(現実世界の)爬虫類や昆虫などにもみられる「無機物、無機質な感じの中に見られる生物感」を強調した
本能的なものであるらしい。
本編での異常な攻撃性や生態ムービーでの残酷な捕食シーン*14なども、
そういうゾッとする一瞬を単なる「グロ」ではなく「効果的」にいれることで、
「こいつっぽさ」を演出するためのものであるようだ。
ちなみに、卵を産んでも子育てすることはなく放置し、成長過程で共食いも辞さない事が判明している*15。
- ライゼクスの発電メカニズムであるが、「圧電甲」という名称や、
発電時にその圧電甲を振動させたり打ち鳴らしたりしていることから、
圧電甲は一種の「圧電素子」となっており、それによって発電しているのだと思われる。
そして圧電甲で発生させた電気エネルギーを外殻に貯蓄し電気を制御しているようだ。- 「圧電素子」とは聞き慣れない用語だが、
これは「振動や衝撃を電気に変換する、もしくは逆に電気を流すとそれに応じた振動を起こす」という
性質を持つ物質のことで、水晶やセラミックの一部がこれに該当する。
余り知られていないものの驚くほど現代社会に身近な技術であり、
「振動⇒電気」はガスコンロの着火装置に、
「電気⇒振動」はクォーツ時計やコンピュータ回路などで
電気を規則正しい信号に変換する装置に使われている。
実はモンハン世界でも圧電素子の先駆者がおり、クルペッコ亜種の「電気石」が圧電素子の一種である。
- 「圧電素子」とは聞き慣れない用語だが、
リオレウスとの関係
- ライゼクスは空の王者たるリオレウスのライバルというコンセプトが存在する。
そのため、MHXのOPでリオレウスと空中戦を繰り広げたり、
あのトラウマクエストでリオレウスに代わって登場したりと、
何かとリオレウスに絡む機会が多い。
また、前述したように武器の多くは明らかにリオレウス素材の武器を意識した銘や説明文となっている*16。
もしやキャッチコピーの「電の反逆者」とは飛竜の王にして空の王たるリオレウスへの反逆なのだろうか。- ちなみに、一連の因果も因縁もまったく何の関係も無い状況にありながら、
遺跡平原でのリオレウスの単体狩猟クエストに、
ライゼクスがシレッと乱入して来たりもする(逆もまた然り)。
当然、相対する二体が一つのフィールドにて合流し、双雄二竜が並び立つ光景も見られるが、
OPムービー宜しく、モンハン飛竜界の真の覇者を決するべく決闘に転じる展開になろうハズも無く
二匹して一緒にハンター目掛けてまっしぐらに襲い掛かって来る。
その連携たるや「こいつら、本当は仲が良い親友のダチなんじゃないか?」と思わせるほど
互いの死角や間合いを互いが互換し合う*17、何とも嫌らしい展開となってしまう。
普段はいがみ合う2人(?)が手を組む展開は熱いが、こちらは戦わされる側なのでそうも言っていられない。
ライゼクスの雷撃をレウスに誘って相討ちを狙うのも良いが、ぶっちゃけ面倒臭いだけなので
こやし玉でさっさと分断するより他にハンターが取るべき選択肢は無い。 - MHW以降の近年の作品では「縄張り争い」システムが導入され、
さらにMHR:Sにて再び共演する事となったが、残念ながら両者に縄張り争いは存在しない。
- ちなみに、一連の因果も因縁もまったく何の関係も無い状況にありながら、
- リオレウスのライバルとされる飛竜種には千刃竜セルレギオスが存在するが、
上記の通り、このライゼクスもまたリオスを強烈に意識した飛竜である。
ただ、「飛竜の王=リオレウスへの反逆」とも取れる「電の反逆者」という異名や、
OPムービーの一幕が勝負というよりは一方的な不意打ち襲撃という趣であることを考えると、
ライゼクスはライバルというよりはリオレウスへの「刺客」と表現したほうが近いかもしれない。
ちなみに、MHXにはリオレウス、セルレギオス、ライゼクスが連続で出現するクエスト
「驚天動地のグランドウィング」が存在する。- 他種族でのリオレウスのライバルと言えば海竜ラギアクルスだが、
こちらはライバルであると同時に「互いに対を成す王」というポジションであり、
ライゼクスはもちろんセルレギオスともやや立場が異なる。
- リオレウスとセルレギオスは互いに雷に弱く、
ラギアクルスは火に弱いという形でライバル関係を構築しているのに対し、
ライゼクスは氷弱点(火は普通で雷には強い)と微妙に空気が読めていない*18。
後ろ足ではなく前足(翼)を武器にする点でも異質である。
- 他種族でのリオレウスのライバルと言えば海竜ラギアクルスだが、
- 何かとリオレウスに絡んできた彼だが、あくまで四天王の一体に過ぎないという立ち位置から、
メインモンスターが勢揃いするようなアート等では四天王代表のディノバルドに出番を譲ってしまい、
ライバルたるリオレウス達と並び立てない事も多い。
これは他の四天王や鏖魔にも言えるのでライゼクス自体の問題ではないが、
リオレウスとのライバル関係が大きな魅力であるライゼクスにとっては少々不憫な話である。- また、MHST2では帰巣条件でリオレウスとラギアクルスがライバル関係を築いているが、
ライゼクスは特に関わりがない事や、リオレウスには破滅レウスという特殊な個体が出たが、
ライゼクスには相当する個体がいないなど、リオレウスとの対極関係はそこまで強調されていない。
流石にリオレウスのやる事なす事すべてに対極関係を築くというのも無理があるだろうが、
やはりコンセプト的に割を食いやすい立ち位置のようだ。
- また、MHST2では帰巣条件でリオレウスとラギアクルスがライバル関係を築いているが、
リオレイアとの関係
- MHX(X)集会所★7に存在するライゼクスのクエストが地味に話題を呼んだ。
その名も、「熱愛発覚!? 竜達の密会!」。
最早クエスト名からして突っ込みどころ満載であるが、依頼者の「早とちりな家政婦」によると、
「ライゼクスがリオレイアに言い寄っているところを見たので騒ぎになる前に何とかしてほしい(要約)」
とのこと。- 一応、ゲーム中に登場するライゼクスは全て雄とされてはいる。
しかし現実的に考えれば、動物全般の本能からして密会など起こり得ないので、
依頼主が文字通り早とちりしただけであろう。
むしろレウスのライバル枠の先客の様にライゼクスがリオレイアを襲撃していた、
という解釈の方がよほど可能性があるといえる。
というかもし本当に言い寄っているとしたら、リオス種の対極というコンセプトが台無しである。
- なお、内容的には単なるライゼクスとリオレイアの二頭クエストで、別段特別なギミックはない。
片方を閃光玉で叩き落したり、罠にはめたりしてもお互いに知らん顔であり、
同エリアに駆けつけることもない。
強いて言うなら、こんなのがキークエに指定されているのがおかしいと言えばおかしいが…。
- メタ的には★7では「四天王+α」の二頭同時クエストが例外なくキークエに指定されており、
ライゼクスはこれというだけの話である。
これ以外にも「ライゼクスの雷で究極のアフロを作りたい」「頭の形がかっこいいから研究したい」
と、妙な理由の依頼が結構ある。
- 一応、ゲーム中に登場するライゼクスは全て雄とされてはいる。
- MHXXの時点でライゼクスが出現するフィールドは、全てリオレイアも登場するフィールドだったりする。
ただ単に飛竜の代表格たるリオス種が栄えている為にそうなっているだけだと思われるが、
反逆しているのはむしろ女王に対してなのではと勘繰りたくなる。- 遺跡平原においてリオス夫婦はエリア5に眠るが、ライゼクスはエリア9で休眠を取る。
また夫婦がそろっているような場合のみならず、
リオレウスの単独狩猟にライゼクスが乱入する場合も同等の措置が取られる。
ライゼクスの単独狩猟にリオレウスが乱入して来た時も然り、レウスは5ライゼクスは9で寝る。
…まぁ例のクエストは依頼主の勘違いなのであって寝床が違うのも当然なのだが
- 遺跡平原においてリオス夫婦はエリア5に眠るが、ライゼクスはエリア9で休眠を取る。
- MHR:Sでは、密林においてライゼクスとリオレイアが同時に配置されることがある。
しかしあろうことか、ライゼクスとリオレイアが休憩する場所の一部が被っており、
たまに二体が同じ場所で休憩する事がある。
そして両者共未発見状態の場合、外敵同士にもかかわらず
ライゼクスとリオレイアが隣同士で休憩する姿を目撃することがある。
これは MHW以降の仕様上たまたまこうなるだけなのだが、
後ろから眺めるとライゼクスがリオレイアに言い寄っているように見えてしまう。
もしかしたら、早とちりな家政婦が勘違いした原因はこれなのかもしれない。- 因みにハンターが同じエリアにいると(ゲームの仕様により)本格的に争い始めるので、
何気にこの光景は操竜を発生させる大チャンスだったりする。
前述の通りリオス種との縄張り争いは実現しなかったが、操竜での王族と反逆者の対決は勿論可能である。
- 因みにハンターが同じエリアにいると(ゲームの仕様により)本格的に争い始めるので、
- 当たり前だが、これらのネタは公式の悪ノリもあるとはいえ、
人によっては不快に感じるネタなので、ちゃんとTPOを弁えて発言しよう。
モンスターやキャラクター一体一体にファンがいる事も忘れてはいけないし、
人やキャラクターを傷つけるような言動は決してしてはならない事を意識しよう。
素材
- 電竜の鱗
- ライゼクスの鱗。日光の反射で虹色にも見え、不思議な色合いをしている。
より上質なものは「上鱗」、最上級のものは「厚鱗」と呼ばれ、硬質としなやかさを併せ持つ逸品である。
MHXRの修練クエストに登場する個体からは「電竜の修鱗」が入手できる。
- 電竜の棘殻
- 甲殻のように身を包む、電竜の突起状の外殻。恐ろしく鋭いため、迂闊に触るのは危険。
より上質なものは「堅棘殻」と呼ばれ、堅く鋭く、絶縁性にも優れていることから、
武具の素材としては一級品の価値を持つ。
最も上質で研ぎ澄まされた鋭さを持つものは「重棘殻」と呼ばれる。
- 電竜の帯電膜
- 電流を帯びると眩い程に光り輝くライゼクスの翼膜。透けるほど非常に薄いが丈夫な素材。
より上質なものは「高電膜」と呼ばれ、剥ぎ取った後もうっすらと電流を帯びている。
その中でも最高級のものは「超電膜」と呼ばれる。
- 電竜の翼爪
- ライゼクスの翼爪。普段は黒ずんでいるが、帯電すると美しい緑色になる。
ライゼクスの武器の1つで、戦闘の際にはこれを用いて相手を叩き斬る戦法を得意とする。
反面、他の部位と同様帯電時には軟化するため武器であると同時に弱点にもなってしまい、
過度なダメージを受けると衝撃で転倒、大きな隙を晒してしまう。
より上質なものは「鋭翼爪」と呼ばれ、狙った獲物を一撃で抉り、仕留めるほどの鋭利さを持つ。
一撃で触れただけで獲物が沈黙するほどに強靭なものは「剛翼爪」と呼ばれる。- ちなみに、翼爪系統は剥ぎ取りでは入手できず、部位破壊・捕獲・通常報酬で入手が可能。
だが、入手確率はいずれもそれほど高いわけではなく、
そのくせ武器によっては生産・強化にまとまった量を要求されるため、
一種のストッパー素材となってしまっている。
- ちなみに、翼爪系統は剥ぎ取りでは入手できず、部位破壊・捕獲・通常報酬で入手が可能。
- 電竜の冠甲
- ライゼクスが、威嚇時に打ち鳴らし、戦闘時には高電流を纏い、放つ頭部のトサカから剥ぎ取れる素材。
蓄電しやすい性質を持つ。より上質なものは「堅冠甲」と呼ばれ、極めて上質なものは「重冠甲」と呼ばれる。- ところがこの重冠甲、なんと部位破壊限定素材である。
基本報酬でも捕獲でも入手できない素材なので、翼爪以上に入手難易度が高い*19。 - MHR:Sからは剥ぎ取りでも入手出来る様になった。
- ところがこの重冠甲、なんと部位破壊限定素材である。
- 電竜の鋏尾
- ライゼクスの、鋏のような形状をした尾。
帯電性に優れ、大量の電気を溜められる他、内部器官に麻痺性の毒を有する。
極めて強力な帯電性により危険度が増したものは「鋏刃尾」と呼ばれる。
なお、切断しても鋏の片側が失われるだけであり、尻尾を使った攻撃のリーチは短くならないので
切断したからといって油断は禁物である。
上記のように尻尾を切断しても尻尾攻撃のリーチが短くならないという事例は、
通常の大型モンスターではライゼクスが初である*20。
- 圧電甲
- ライゼクスの体の各部の、発電器官から採れる甲殻。
電竜と呼ばれる所以になった、凄まじい電流を生み出す。特殊な部位故に加工は困難。
より上質なものは「高圧電甲」と呼ばれ、過剰なまでの電流を生み出すことが可能なものは「超高圧電甲」と呼ばれる。
流石に「特別高圧電甲」などという名前になったりはしなかった。
- 電竜の逆鱗
- ライゼクスの体のどこかにあるという逆鱗。
翠色の電光をまとい煌めく、希少な逸品。
- 電竜の雷玉
- 電竜の体内で稀に生成される翠色に輝く玉石。
非常に烈しい電流を帯びている。
- 電竜の天鱗
- 極めて強靭な個体からごく稀に入手できる、幻ともいえる鱗。
武具に用いれば、地を統べ、天を掴むといわれる。
- 電竜の骨
- ライゼクスの骨。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「修骨」が入手できる。
- 電竜の爪
- ライゼクスの爪。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「修爪」が入手できる。
- 電竜の雷鳴玉
- ライゼクスが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「修雷鳴玉」が入手できる。
関連項目
モンスター/青電主ライゼクス
武器/ゼクス武器 - ライゼクス素材を用いた武器へのリンクあり。
防具/ゼクスシリーズ
BGM/ライゼクス戦闘BGM
シリーズ/モンスターハンタークロス - メインモンスターの一体。
シリーズ/モンスターハンターダブルクロス - 上の前作から引き続きメインモンスターの一体として扱われている。
モンハン用語/メインモンスター
ゲーム用語/四天王
システム/雷属性 - 四天王の一体としてライゼクスが担当する属性。
モンスター関連
モンスター/リオレウス - 本種は「リオス種の対極」をコンセプトに作られている。
モンスター/ラギアクルス - 雷属性のメインモンスターの先輩。
モンスター/ジンオウガ - 雷属性のメインモンスターで、独自の形態変化を持つ先輩。
モンスター/セルレギオス - 同じくリオレウスのライバルの飛竜種という立ち位置のモンスター、
モンスター/ベルキュロス - 優れた飛行能力を持ち、雷属性を得意とする飛竜*21。
クエスト関連
クエスト/潜入!飛竜の巣! - ライゼクスと初遭遇するクエスト。
クエスト/宿命の四天王 - 四天王が揃い踏みするクエスト。
クエスト/四天王の凱歌 - 四天王揃い踏みROUND 2。
クエスト/ダブルクロス - 四天王+双璧の片割れが登場するクエスト。
クエスト/四天王と暴喰の王 - 四天王+スペシャルゲストが登場するクエスト。