目次
概要 
- 前脚があるモンスターに共通して見られる攻撃技(一部例外を除く)。
前脚で前方を引っ掻くように薙ぐ。
相手によっては引っ掻きの慣性で振られる尻尾にも判定があり、
こちらは接触すると尻餅をついてしまい引っ掻きと同程度のダメージを受ける。
モーションは小さいが攻撃範囲も狭いため、落ち付いていれば十分対処可能。
- 主に古龍種(特にドス古龍)の前脚を使った引っ掻きに対する呼称として用いられることが多い。
強大なイメージを持つ古龍には似合わない呼び方だが、そう見えてしまうので仕方ない。
しかし食らった時のダメージはやはり古龍の一撃である。
MHP2Gまでの作品では龍属性が含まれているため、龍耐性が低い防具だとこれだけでも脅威。
- 有名なのはやはり大型古龍種らのネコパンチ。前方を薙ぎ払うように引っ掻いてくる。
テオ・テスカトル/(MHF) 
- 怒り状態のG級テオ・テスカトルは前脚に炎を纏わせて攻撃してくる。
MH4以降に登場するテオ・テスカトルは、炎の代わりに爆破属性の粉塵を散布するようになった。
この粉塵は数秒間留まり続けるため、
引っ掻き自体に当たらなくても爆破やられになってしまうこともあり、危険度が上昇した。
また、高レベルギルドクエストやG級の個体は引っ掻きの粉塵を当てた後に即爆破してくる。
粉塵に触れた時点で致命傷がほぼ確定する危険な技なので、いつも以上に警戒が必要。
- MHR:SのMRに登場する個体は左右で1回ずつネコパンチ→〆に回転攻撃の三連撃を持っている。
龍炎纏い状態だと付近に火炎が付随し、粉塵纏い状態だと少し離れた地点に間を置いて爆発が発生する。
双方異なる種類の嫌らしさを持つので、今どちらを纏っているかは気にかけておきたい。
- MHFの特異個体は既存の行動(突進や飛びかかり等)にはほぼ全て粉塵爆発を複数伴わせており、
引っ掻きもこれに漏れない。その速さと攻撃範囲、威力はもはや引っ掻きではない。
ミラボレアス、ミラバルカン、ミラルーツ 
- 紅龍や祖龍が行う引っ掻き攻撃もネコパンチと呼ばれている。
攻撃範囲はそこまで広くは無いが、予備動作は短く、咄嗟に対処する事が難しい。
そしてミラ系の攻撃に漏れずとんでもない威力を誇り、
防御力や属性によっては一撃死するほどの致命的なダメージが入る場合も。
咆哮等で動きが取れなくなった時に此方を向かれた場合は絶望的。
そのまま可愛らしいネコパンチでBCにぶち込まれることになる。
ただし、引っ掻きの時は顔が足踏みより下に来るので、太刀などで顔に斬り付けるチャンスでもある。- 紅龍は右手で繰り出すが、祖龍は両手を用いてくる。
多少攻撃範囲が異なっているので、巻き込まれないように。
なお、祖龍の真正面にいてなおかつ距離が近いと、いつもと違う足踏み(腕を揺すってノシノシと歩く)
を行うことがあるが、この場合はほぼネコパンチに派生する。
- 紅龍は右手で繰り出すが、祖龍は両手を用いてくる。
- MH4に登場するミラボレアスもネコパンチ、もとい引っ掻きを習得。
祖龍と同じくどちらの腕でも繰り出してくるだけに留まらず、
地面を抉り取るエフェクトが追加されているなど、どうみても亜種より派手。
威力も十分高いが、行動スピードから起き上がりにブレスを重ねられる可能性が高いので注意。
また、ミラバルカンは威力もさることながら、引っ掻きと同時に爆発性の粉塵を撒き散らしてくる。
引っ掻き本体にも粉塵の判定があるのか、引っ掻きに命中した場合も爆破やられになる。
ここに倒れ込みを重ねられたりすると目も当てられない。
両方当たった場合、防御が600あろうと乙が確定するのである。
また、MHFの極限征伐戦に登場するミラボレアスは、
覚醒状態のネコパンチに蒼白のビームが付随している。
さながらビームサーベルが如き光景であり、初見では度肝を抜かれること必至。
アルバトリオン 
- アルバトリオンはクシャ系古龍と違って振り向きつつ引っ掻くというスタイルになっている。
なお、引っかき時に振られる尻尾に当たると吹っ飛ばされてしまう。 - アルバトリオンのそれは赤黒モード時は龍属性を帯びており、さらに龍属性やられの追加効果を持つ。
威力も結構なものな上、振り向き攻撃なため頭狙いのハンマーや大剣にとっては脅威となりうる。
また、ハンターが離れた位置にいる場合、そのまま2回目を繰り出してくる。
引っ掻き終わったからと言って安易に近づかないように。
バルファルク 
- MHXXのメインモンスター、バルファルクもこの攻撃を使い、そこから別の攻撃に派生する。
その上形態によって派生する攻撃が異なる。
具体的には、彗龍形態では引っ掻きの後に翼爪をパイルバンカーの如く地面に突き立て、
一方の龍気形態では翼を一杯に広げて叩きつけてくる。
古龍の攻撃とあってダメージは比較的大きく、意外と捕捉性能も高いので、
引っ掻きを前転回避で躱そうものなら追撃でほぼ間違いなく被弾する。
最初の引っ掻きに当たればどちらも当たらないという重大な欠陥があるのだが。- なお、ネコパンチそのもののモーションも他の古龍種とは若干異なり、
横に薙ぐのではなく叩き付けるようなモーションになっている。
どちらかといえばこちらの系譜といえるかもしれない。
- なお、ネコパンチそのもののモーションも他の古龍種とは若干異なり、
ロアルドロス 
- ロアルドロスもこの技を使うが所詮はロアルドロス。
古龍種のネコパンチなんかとは比べ物にならない程弱い。
しかしロアルドロス亜種のパンチには毒の追加効果がある。…それを除けばやっぱり弱いが。
また、ロアルドロスと同様の骨格を持つポカラドンもこの技を繰り出してくる。
こちらも他の攻撃と比べると威力は比較的低め。
ババコンガ、ドドブランゴ、ケチャワチャ 
- ババコンガ、ドドブランゴ、ケチャワチャといった霊長類型の牙獣種モンスターも
前足で前方を引っ掻く攻撃モーションを使ってくる。
…が、見た目が見た目だけに、こちらは「ネコパンチ」と呼ばれることは少ない。言うなればサルパンチか。- ドドブランゴはモデルの1つが獅子、すなわちネコ科の動物であるのだが、
やはりあまりそういうイメージがない人が多いのかも知れない。
- ドドブランゴはモデルの1つが獅子、すなわちネコ科の動物であるのだが、
両生種 
- 両生種のモンスターたちもこのタイプの攻撃を使う。
カエルパンチ…と言うとボクシングの技になってしまうらしい。
妙に範囲が広く判定時間も長めなため、迂闊に前方に立つとかなりひっかけられやすい。
威力自体は小技なのでそれほどでもないが地味に削られる要素とはなりやすく、
なによりこの攻撃でこかした後に突進など重い一撃を入れてくる傾向があるので十分に注意したい。- ザボアザギルが氷の鎧をまとった際はこの攻撃も強化され、
ヒレ状部位にまとった氷の刃で撫で切るようなモーションに変化し、
ダメージリアクションが吹き飛ばしに強化され、氷属性が付加される。
この攻撃に被弾すると、吹き飛ばしから復帰まで時間がかかることを知っているかの如く溜め動作に移行。
起き上がり際に突進やブレスでの追撃を狙ってくるという結構危険な攻撃になっている。
ただし若干溜めるような動作が入るため、咄嗟に繰り出される通常バージョンよりは見切りやすい面もあり、
慣れてくるとこちらのほうが脅威度が低く感じる場合も。耐久値が低いので氷の刃はすぐに壊せちゃうし。
- ザボアザギルが氷の鎧をまとった際はこの攻撃も強化され、
- ヨツミワドウも似たようなパンチ攻撃をしてくるが、こちらは左右1回ずつのワンツーコンボとなっている。
なお、腹を膨らませて二足で立ち上がった状態では使ってこなくなる。
オドガロン、トビカガチ 
- 片腕を目一杯伸ばして前方を素早く引っ掻く。
見た目的にはネコパンチならぬイヌパンチ…だが、所謂お手とは違うモーションとなっている。
オドガロンの使うものは裂傷状態を引き起こすため、何度も喰らっていると
体力が削られ続け確実に追い込まれてしまう。
- トビカガチはMHRiseにてオドガロンのモーションを逆輸入する形で取得。
やはり出は速いが、あちらと違って特に状態異常は付いていない。
ティガレックス、ベリオロス 
- ネコ科動物をモチーフとするティガレックスとベリオロスが初登場から長い時を経て新たに習得。
地面を引っ掻きながら薙ぎ払う、というもので
威力こそ低いものの被弾したハンターを吹っ飛ばす、牽制技の様な性質を持ったネコパンチとなっている。
ベリオロスのものは引っ掻きながら前脚を軸に回り込む性質を持ち、
不意に攻め込んだハンターを追撃し返すものとなっている。
クシャルダオラ(MHF) 
- MHFの特異個体は引っ掻き時に小規模の竜巻を3つ発生させる。うっかりしていると巻き込まれやすい。
ガルバダオラ 
- ガルバダオラも引っ掻きを行うが、
特異個体のテオ・テスカトルやクシャルダオラのような追加効果がある訳ではない。
しかし、この引っ掻きの真の目的は、
ハンターを防護フィールド外へ吹き飛ばして即死確定の烈光攻撃を浴びせることである。
トア・テスカトラ 
- トア・テスカトラは引っ掻きと同時に氷の粉塵が前方に散布され、
少し間を置いてその場所に氷の棘が発生する。
ルコディオラ 
- ルコディオラは3回、怒り時には5回連続でハンターを追って前進しながら引っ掻いてくる。
というと、ルコディオラと戦ったことがない人は「何だ、それだけか」と思うかもしれないが、
怒り時の引っ掻きは磁力でハンターが前脚(厳密には胴体)へと引き寄せられるだけでなく、
上位以上では周囲を回転する岩が高速化して吹き飛ばし効果を持つ上に、
剛種に至っては岩が2個も回転しているため、実際に戦ってみるとかなりの脅威。
引き寄せられて引っ掻き食らうから回転回避の準備…
と思ったら横からいきなり岩が飛んできましたなんてザラである。
運よく前脚をすり抜けたとしても、今度は引っ掻きの慣性で振り回される尻尾がビンタしてくる。
そして尻尾を避けることに気を取られていると、
磁力によって振り下ろされ続ける前脚のところまで再び引き戻される。
また、ルコディオラの着地際などにはハンターは引き離されてしまうため、
離されたところにやはり横から岩が飛んでくる。
ちなみに磁力は彼らから発せられる鱗粉を浴びると影響が出始めるため、
金属ではない防具とかを着ても関係が無い。- レビディオラもこれと同様の攻撃を使用するが、岩が無い分ルコディオラよりは対処しやすい。
ディスフィロア 
- ディスフィロアはクシャ系古龍と違って振り向きつつ引っ掻くというスタイルになっている。
なお、引っかき時に振られる尻尾に当たると吹っ飛ばされてしまう。 - ディスフィロアのそれは、引っかき前方に怯み判定の氷を発生させ、
更に時間差で周囲に氷塊を発生させる。
中距離にいても氷塊に接触する場合があるので注意が必要。
また、アルバトリオンと異なり確定で2回連続で繰り出す。
オルガロン、ミドガロン 
- ドス古龍の骨格がベースとなっているオルガロンとミドガロンもこれを使う。
言うなればイヌパンチ...てかお手である。
あくまで前方を引っ掻くだけで威力も低く、ハンターが喰らっても尻餅を付くだけだが、
疲労状態のミドガロンを除き、2回繰り出してくる上に個体によっては別の技に派生させてくるため、
追撃を貰いやすい。
グァンゾルム 
- グァンゾルムもクシャ系古龍と違って振り向きつつ引っ掻くというスタイルになっている。
なお、引っかき時に振られる尻尾に当たると吹っ飛ばされてしまう。 - グァンゾルムのそれは、これといった特殊効果などは無い。
ただし、ディスフィロアと同じく2回続けて繰り出してくる。
ドゥレムディラ 
- 古龍種のドゥレムディラは、疲労時ミドガロンと同タイプの単発ネコパンチのほかに、
一部行動を除いた軸あわせ行動そのものがネコパンチになっている。
絶対的な威力自体は小さいが、特殊個体の「極み傲るドゥレムディラ」など高難易度クエストの場合は
天廊クエストのシステムもあり、討伐のために火事場力+2を発動させて対峙することも多いので、
人によっては即死ダメージの高速振り向き攻撃という印象もあったかもしれない。
余談 
- オトモアイルーのトレーニングで「ネコ拳闘」を選ぶと、
二本足で立つネコの文字通り腰の入ったネコパンチを見ることができる。
さらにMHXのニャンターモードでアクション「シャドウ」を使用すると、
このネコ拳闘と同じモーションでシャドウを行う。
これにより、プレイヤー側で本物のネコパンチを繰り出せるようになった。- MHWorld以降は、ハンターがジェスチャーの「シャドーボクシング」を行うと、
オトモアイルーも一緒になってネコパンチをする。
MHXX以前のネコ拳闘とは別のモーションに差し変わっており、
ゆっくりと構えを取ってから、駄々っ子のようにやたらめったらにパンチを繰り出すものになっている。かわいい
例によってささやかな攻撃判定が付与されているが、パンチの間隔がとても短いため、
ハンターのシャドーボクシングよりDPSが高いという謎の利点が存在している。
- MHWorld以降は、ハンターがジェスチャーの「シャドーボクシング」を行うと、
- また、オトモアイルーが持っている肉球型の棍棒と同じ形状の片手剣として、ねこ?ぱんちという武器が存在している。
ちなみにオトモアイルーの装備はにゃんにゃんぼう、野生のメラルーの使うものはメラルーツールであり、
ねこ?ぱんちは地味にハンター専用の装備品だったりする。