MHFに登場するクエスト。
概要
- 「玉のかけら」を指定数納品することで、各種鎧玉を作ることができるクエスト。
正確なクエスト名は「【精製】○鎧玉を作ろう」。
大鎧玉、超鎧玉、極鎧玉の3種類があり、それぞれ10、15、20個のかけらを必要とする。
- 指定地は火山。当然探索する必要はなく、
玉のかけらを10~20個持ち込んで納品すればクリアである。
ギルドか加工屋に郵送されるのだろうが、
わざわざ火山の納品ボックスへ赴く必要があるのかと突っ込んではいけないお約束である。
現在では直接交換できるようになり、あえてこのクエストを受ける必要はなくなった。
鎧玉作成と並行して火山の素材集めにでもどうだろうか。
- 報酬は各種鎧玉が2個確定。
1%の確率でもう2つ手に入るがアテにしないほうがいいだろう。
いずれも報酬ブーストで倍増するので非G級ハンターは交換するよりもお得。
- 一見すると何の変哲もないクエストであるが、
ある事件を皮切りに一躍有名になった。
ノロイダマ
- 第8回狩人祭にて発生した伝説の事件。
狩人祭の入魂祭にて配信される、特定の時間、特定のクエストにおいて
獲得魂にボーナスがかかる「ボーナス試練」、通称シクレ。
そのボーナス試練に、なんと『大鎧玉を作ろう』が選ばれたのである。
- BCで玉のかけらを10個納品するだけの超簡単なお仕事、
これで魂がばんばん稼げるというめちゃくちゃウマいシクレである。
これで1回辺り30魂も稼げるだけでもかなりのウマクエだったのだが、
驚くなかれ、これで99魂である。
モンスターを討伐するでもなく、たった1人で納品するだけで99魂も稼げる。
まさに超絶アホシクレである。
- 狩人祭は他のシリーズにはない要素なのでMHFをプレイしていないとわかりにくいが、
この「魂」という単位が普通のプレイではどのくらいの量になるのか例を挙げてみよう。
例えば、この第8回狩人祭では、
リオレイア希少種1頭の狩猟で6魂、クシャルダオラ1頭の討伐で10魂、
最高のものでも祖龍ミラボレアス1頭の討伐で15魂である。
99魂というのはクシャルダオラやテオ・テスカトルを10頭討伐するのとほぼ同等なのだ。
こう説明すれば如何にトチ狂った獲得魂かがお分かりいただけるだろう。- 気を付けるべき点として、各種ボーナス試練は現実の時間で2時間の間しか適用されないという大きな制約がある。
制限時間を過ぎると何の変哲もないクエストに戻ってしまうので注意が必要。
- 気を付けるべき点として、各種ボーナス試練は現実の時間で2時間の間しか適用されないという大きな制約がある。
- これは狩人祭の伝説の一端に名を刻んだようで、
鎧玉をもじって「ノロイダマ」と呼称されるようになった。
ネ実でも毎回のように、釣りネタでノロイダマ99魂と唱えられる事態にまで発展。
狩人祭界隈を多いに賑わせたシクレとなった。
最高率ボーナス試練の変遷
- その4年後、第60回狩人祭にて、
これに負けず劣らずのアホシクレである下位ゴゴモア狩猟で99魂設定のボーナス試練が配信。
ゴゴモアをカウンターするまでもなく、場合によっては一撃で沈める手法により、
こちらも0ラスタ(=1分以内クリア)で回すことができた。
さすがに納品するだけのノロイダマには時間効率では劣るが、
玉のかけらのストック数に左右される(そしてどうあがいても限界がくる)ノロイダマを、
無制限に魂を得て入魂できるという継続性において抜いてしまい、
実質ノロイダマを抑えて入魂効率歴代1位のアホシクレになった。
伝説となっていたノロイダマを超えたことは、狩人祭界隈やネ実民を大いに驚かせ、
「下位ゴゴモア99魂はアホシクレ覇種」とも呼ばれる始末。
それだけノロイダマが残した影響は大きかったと思われる。
- 第68回狩人祭では、解禁ほやほやで大人気かつG級武具なら十分早く回せる剛種ゼルレウス99魂、
剛種オディバトラス撃退(=帰還時間20秒)99魂などが通常ボーナス試練枠で登場。
特にゼルレウスはトップバッターでの登場となり、
紅竜組と蒼竜組との間でPCサーバーでは1000万魂差、
Xbox360サーバーでも400万魂差をつけるほどの人気だったようだ。
とは言ってもこれらは剛種でありHR100帯のハンターには強敵そのものなので、
難易度面で言えばいわゆる"アホな"シクレではない。
それでも上述した通り効率面でぶっ飛んでいたことからアホシクレとして認知されている。
- そして、"勝ちネコからの挑戦状"である第71回狩人祭では、下位タイクンザムザが99魂で配信。
下位タイクンザムザのHPはわずか2400。
ゴゴモアとは違ってタイクンザムザの初期形態は動きが鈍重、
さらに気短の護符が登場したことにより、下位ゴゴモア99魂を効率面でついに上回った。
勝ちネコからの挑戦状では入魂祭が開幕する前からあらかじめこのボーナス試練が発表されるため、
このボーナス試練を含む8時間での入魂数は群を抜いていたという。
- タイクンザムザの熱気からすぐの第74回狩人祭では先述の下位ゴゴモアが再び99魂で登場。
以前の登場時にはなかった気短の護符により、最高効率ボーナス試練の座をタイクンザムザから奪還した。そしてタイクンザムザはまた洞窟の奥へ引き籠る事に…
- 第89回狩人祭では「鉱脈を呼ぶ秘法?」というチャチャブー1匹討伐クエで99魂。
このクエストはチャチャブー1匹をやるだけでよいのだが、
恐るべきことにベースキャンプとなりのエリアに1匹おり、更にデフォルトで20秒帰還になっているのである。
G9現在最高効率ボーナス試練であることを疑う人はいない程の効率であるのは言うまでもない。
- 先の下位ゴゴモア99魂を始めとするノロイダマ級の下位ボーナス試練は、
日曜の朝6時~8時までの2時間に投入されることが多かった。運営も狙っているのだろうか?
一方でこの認識を逆手に取った回もある。第61回狩人祭でこの立場になった通称「蟹鍋99魂」は月曜朝に配信されており、
また第80回狩人祭では「土曜朝と日曜昼に通常なら日曜朝クラスの99魂を配置し、
日曜朝には糞シクレを投入する」という形でフェイントが仕掛けられていた。
それでもこの最高率アホシクレを求め、狩人祭の週は多数のMHFユーザーが休日の朝にこぞって早起きするのが恒例となっていたのである。
早起きは三文の徳とは確かに言うが…
余談
- これに限らず、手持ちのアイテムをわざわざフィールドに赴いて納品するクエストは、
MHFのシリーズクエストやイベントクエストではほぼ日常茶飯事である。
特に、大量のアイテムを集める長期イベントクエストは全てこの形式である。 - 後にシリーズクエストのアイテム交換としても実装され、MHF-G10でのHR帯クエストの整理に伴い
常設のリストからは削除されたが、ビギナーシリーズでは引き続き登場している。
関連項目
アイテム/鎧玉-このクエストで作れる鎧玉についての記述もあり
狩人祭アホシクレまとめ(ネ実 MHF-G @ wiki) - 歴代のアホシクレについてまとめられている。