MH2で初登場した狩猟地で、「ラティオ活火山」と呼ばれている。
同名のフィールドがいくつか存在しているが、
MHPまでの火山、MH3で登場した火山はそれぞれ別記事で扱う。
英名は"Volcano"。
目次
概要
- MH2で初登場した火山。南北のエルデ地方の境目に位置する。
- 初代で登場した同名のフィールドとはまた別の狩猟地であり、
両者が共演したMHP2Gではあちらが「旧火山」と呼び分けられている。
また、世界観上の名前で言えばこちらが「ラティオ活火山」、
あちらが「北エルデ地方の火山地帯」と呼び分ける事も可能である。- この2つの火山は非常に近い位置に隣り合っており、
二つ併せて一つの巨大な火山地帯と呼んだ方が分かりやすいほどである。
この影響か、この二つの火山は共通する環境が非常に多く、
わけてもキャンプ付近の岩場地帯、マグマが流れる平坦な焦熱地帯などは
一見しただけでは見分けがつかないほどに景観が似通っている。- また、MH4で登場した火山地帯も、地理的には上記二つの火山帯に非常に近い
(というか同じ火山に属する可能性すらある)。
- また、MH4で登場した火山地帯も、地理的には上記二つの火山帯に非常に近い
- この2つの火山は非常に近い位置に隣り合っており、
- ややこしい事に、MH3でも同じく「火山」という名前のフィールドが登場した。
こちらは他の火山フィールドと共演していないためか名前が完全に一緒であり、
更には世界観上の通称も判明していないので呼び分けが難しくなっている。
現状あちらの火山はMH3, MHP3, MH3Gの3作品にしか出ていないため、
どの作品に登場しているかで見わけると良いだろう。
MH2~MHP2G
- 南部の一部の岩場を除き、ほぼ全域が焦熱地帯である。
エリア6とエリア8からは火口を臨めるが、やはりとてつもなく熱い。
旧火山に比べると3連岩が少ないため、バサルモスの擬態を見破りやすくなっている。
また、旧火山とは違いBCから左手側の道を進むことで溶岩地帯へと直接行けるようになっている。
溶岩地帯では地面から可燃ガスが噴出するポイントもあり、無論、当たればダメージを受ける。
しかし、モンスターはガスに当たっても何ともない。*1不公平だ……。
- 夜は火山活動が更に活発になり、多くのエリアで溶岩地帯が増え、移動可能な範囲が狭くなる。
MH2の頃はこの仕様があまりにも凶悪であった。というのもエリア5が3つに分割され、
エリア3、4、6から入ってきたとしても他のエリアに移動することができない。エリア6で力尽きた日には…。
この状態でもエリア5ではグラビモスなどが侵入してくるので……。
あまりにも不評だったのか、MHP2以降はエリア5を介して全ての隣接エリアに移動することが可能になった。
ただし、エリア3、4、7の地形変化はMH2と同じく残り、特にエリア4は非常に行動しにくくなる。
またエリア8は溶岩流によって立ち入ることができなくなり、採掘ができない。
他の同期のフィールドと比べて、夜の狩猟と採集の不便要素は屈指といえよう。
- MH2~MHP2Gまでの間はこのラティオ活火山で休眠するモンスターはほとんどいなかった。
具体的にはエリア6でテオ・テスカトルとナナ・テスカトリが休眠するだけで、
ショウグンギザミやグラビモスといった他のモンスターは一切休眠しないのである。
そのためモンスターを捕獲するため寝るまで待つ…という戦略が不可能だった。
MHX(X)は他のモンスターもきちんと休眠するようになっているため、かなり楽に捕獲できるようになった。
MHX(X)
- 約7年ぶりにシリーズ復活。
他のフィールドと同じく完全に新規で創り直されており、岩盤の質感などが大幅にリアルになっている。
溶岩によって溶け出し艶やかになった地面、尋常ならざる温度を物語る陽炎といった
細かい演出が追加されており、グラフィックの向上も相俟って過去作とは比較にならない臨場感が味わえる。
- 今作では今までで言うところの昼仕様の火山のみ赴くことができる。
エリア4の足場が不自由になったりエリア8に行けないということが無いので、
ホッとしたハンターもいたのではないだろうか?
- 復活に合わせ、かつてラティオ活火山の主とされたヴォルガノスも再登場。
また、時代の経過によって炎戈竜アグナコトル、爆鎚竜ウラガンキン、砕竜ブラキディオス、斬竜ディノバルドといった
強大な大型竜の進出が確認されており、更なる危険度の上昇が危惧される。- なお、MHXではグラビモスとバサルモスは未登場。
過去作のことを思えばやや寂しい光景ではあったものの、MHXXでは無事に親子ともども復活した。
どこかへ出かけていただけの様だ。
- なお、MHXではグラビモスとバサルモスは未登場。
- ちなみに下位の時点ではドラグライト鉱石は火山でしか掘れない。
火山が解禁される頃の装備はとにかくドラグライト鉱石の需要が半端ではなく、
装備完成の為に泣く泣く炭鉱夫と化す火山へ掘りに出かけるハンターも少なくない。- その上入手率もそれほど高くないため、例のセンサーが発動すると全く集まらず、それ以外の鉱石の所持数が凄い事になったり…
まぁ初登場のMH2では下位だとドラグライトは塔でしか出なかったので、
それに比べれば採れるだけマシな気もする。 - 環境があり、かつ主任に強制送還される前提になるが、HR1から潜入できる。
貴重な鉱石や燃石炭でポイントが手に入る事を踏まえれば大した痛手でもない。と思う。
- その上入手率もそれほど高くないため、例のセンサーが発動すると全く集まらず、それ以外の鉱石の所持数が凄い事になったり…
- Xでは旧砂漠と地底火山のモンスターとなったセルレギオスだが、こちらの火山には現れない。
XXで復帰したMH2仕様の砂漠には登場するが、やはりこちらには姿を見せず仕舞いであった。
ターボカニや兄貴がいるからだろうか。
MHF
- MH2とほぼ同じ仕様で登場する。エリア9、10への入り口が岩で塞がれていることが多く、
ヴォルガノスやミドガロンやリオレウス辿異種の狩猟時など、一部のクエストでしか立ち入ることができない。
- MHFでは元々は下位中盤で訪れる事が可能だったが、G10でHR1の時点で赴くことができるように。
ただしエリア9と10は、HR2にならないと入れない。
また、火山で最も狩猟解禁が遅い上位モンスターはヴォルガノス亜種のHR4(旧HR制度下ではHR51)であり、
HR51というのは全体で見ても打ち止めが早い方であった*2。
凄腕においても、決戦場型を除く全フィールドで唯一剛種クエストが存在しない*3。
非G級で最後に解禁されるのは、遷悠種として登場するブラキディオスとウラガンキン。
両者とも戦闘エリアが広い昼の火山での狩猟になるため、足場は制限されにくい。
- G級においては、当初のランク制限下では雪山や塔、峡谷より早いランクでクエストが存在した。
制限が撤廃された後も★7以上のクエストは長らく存在しなかったが、
G8においてヴォルガノスの同時狩猟クエストが★7で登場し、
G9においては★8クエストとなるウラガンキンが、G10においては★7でテオ・テスカトルが登場。
ちなみに、G9で登場したヴォルガノス亜種の同時狩猟クエストも★7である。- ただし、ヴォルガノスは通常種・亜種共に本来は★6である。
そう考えると、★7以上のクエストはウラガンキンとテオ・テスカトルのみ、という事になる。
- ただし、ヴォルガノスは通常種・亜種共に本来は★6である。
- 始種ヴォージャン討伐クエストの名称は「原始の火山を知る者」であるが、
ヴォージャン自体は火山ではなく決戦場で登場する。
決戦場も火山地帯の一部である事に変わりはないので、これ自体が間違った表記という訳ではないが。
- MHF-Zにおいてリオレウス辿異種が登場。
MHP2G、MHXでは火山に登場していたリオレウスだが、MHFでは初めてである。
各エリア解説
ベースキャンプ
- 海辺に建設されたベースキャンプで、火山唯一の水辺フィールドである。
密林と同じく船の上にベッドが置かれている形になっている。
ここから隣にあるエリア4が大型モンスターがよく来るエリアなので、
エリア4で力尽きた場合は戦線復帰がしやすいのは便利である。
エリア1
- 火山の外のクーラードリンクが不要な岩場エリア。
主にケルビやアプケロスが大量にいる安全なエリアで大型モンスターは出現しない。
基本的にはエリア2やヴォルガノスがいるエリア10、エリア9への通り道として使うことになる。
エリア2
- エリア1同様、クーラードリンク不要の岩場エリア。
エリア1と違ってガミザミやブルファンゴがいることが多い。
MHFではエリア9につながる道があるが、ヴォルガノスやミドガロン以外のクエでは封鎖されている。
- 戦闘できるエリアが狭いため出る大型モンスターは小柄なバサルモス、ラージャン、リオレウス位。
MHFではミドガロンもここに訪れる。
エリア3
- 火山の中程にあるエリア。
このエリアにはアプケロスやメラルー、ウロコトルがたむろしていることが多い。
夜になると地形が変化してエリア北側に溶岩が満たされてくるが、
エリア4やエリア7と比べると侵入不可能エリアは少ない。
エリア4
- 火山の入り口ともいえるエリア。
ガミザミとイーオスがいるほか、クエストによってはガブラスもいる。
大半の大型モンスターがここにくるうえ、地形が平坦なのでとても戦いやすい。
一方、夜になると地形が変化してエリアの真ん中まで溶岩が満たされて侵入不可能になり、
エリア移動するためには大回りしなくてはならず移動がかなりめんどくさくなる。
エリア5
- 火山の中程にあるエリア。
エリア西側にイーオスがたむろしている。
上記でも記述されていた通りMH2時代は夜の地形が3分割されて凄まじく戦いにくいエリアだった。
MHP2に移行するにあたって、夜の地形分割がなくなり戦いやすいエリアとなった。
エリア6
- 噴火口の横にあるエリアで、多くのモンスターにとっての巣になっている。
テオ・テスカトルやアグナコトル、ショウグンギザミなど大半のモンスターの休眠地であるほか、
多くのモンスターの初期エリアがこのエリアになっているので、火山屈指の激戦地になることが多い。
夜になると火山活動が活発化するおかげで、昼間は底が見えた噴火口から凄まじいほどの炎が噴き出す光景が見える。
- グラビモスが7から5に移動する際、エリア6において火口の中を移動するグラビモスを確認できる。
ただしエリア移動時のみに見られる現象で、ここで狩猟することはできない。
- このエリアは火口に近いということもあって、貴重な鉱石や錆びた塊が出る。
欲しい場合はピッケルを持っていきたい。
エリア7
- 火山の中程にあるエリア。
MHFではエリア9につながる道があるが、ヴォルガノスやミドガロン以外のクエストでは封鎖されている。
ガミザミやイーオス、ウロコトル、ガブラスが見かけられる。
夜になると地形が変化してエリア西側に溶岩が満たされてしまい、
昼間ではできたエリア6への直行が大回りしないとできなくなりかなり不便である。
- この溶岩が満たされた地形の形は旧火山のエリア7に似ているとよく言われるがオマージュだろうか…
流石に旧火山と違って中央でリオレウスが眠るようなことはない。
エリア8
- 火山の最奥エリアで山頂となっている。
大量のガブラスがいる他、テオ・テスカトルとナナ・テスカトリの初期エリアになっている。
ここはかなり狭く、突進でハメ殺されることもあって狩りには不向き。
- MHX以降はラングロトラの休眠エリアにもなっているが、
ラングロトラは足引きずりの速度が遅いので大抵は巣に戻る前に倒せてしまう。
そのため、わざわざ見ようと思わないとラングロトラの休眠は見れないだろう。
逆に見れた人はラッキーである。
- エリア6同様に貴重な鉱石や錆びた塊がでるので、
大体はエリア6をあらかた採取した後にこのエリアでもピッケルを振るうことになるだろう。
- 夜になると火山活動が活発化するせいで、このエリアへの侵入は不可能になる。
エリア9
- MHFから追加されたフィールド。
MHFでは簡素な作りになっているが、MHP2Gに登場するにあたって全体的に作り直され地形やオブジェクトが豪華になっている。
ヴォルガノス、リオレウスと戦う場合のメイン主戦場になる二つ目のエリア。
MHFではミドガロンの初期エリアにもなっている。
- ここにいる小型モンスターはガミザミ、アプケロス、ランゴスタ位。
なので、ガミザミ討伐以外では侵入する用はないだろう。
エリア10
- MHFから追加されたフィールド。
MHFでは簡素な作りになっているが、MHP2Gに登場するにあたって全体的に作り直され地形やオブジェクトが豪華になっている。
- 溶岩の海をヴォルガノスが泳ぎ回っているほか、リオレウスもこのエリアで戦うことになる。
ヴォルガノスが瀕死時に休眠するエリアになっている。
…が流石にヴォルガノスも溶岩内で眠るのはきついようで、陸上に上がって休眠を取る。
- 登場する小型モンスターはエリア9と同じ。
ただMHP2Gでは貴重な虫網ポイントがあるので、虫素材が欲しい場合はこのエリアに入ることになるだろう。
MHX以降は虫素材の採取箇所が増えたため、このエリアにこだわる必要はない。
秘境エリア
- 秘境エリアは、何も障害物がなく採取ポイントがあるだけである。
錆びた塊やお守り、貴重な各種鉱石が出やすいので、秘境探索術を発動させたらピッケルは忘れずに持っていきたい。
エリア6に通じる高所の筈なのだが、何故かクーラードリンクが無くても暑くない。
登場モンスター
MH2~MHP2G, MHF
- 大型モンスター
- ショウグンギザミ(通常種/亜種)
ラージャン
ミドガロン
ドスイーオス
バサルモス
グラビモス(通常種/亜種)
リオレウス
ヴォルガノス(通常種/亜種)
ウラガンキン
ブラキディオス
テオ・テスカトル
ナナ・テスカトリ
MHX(X)
- 大型モンスター
- ショウグンギザミ(通常種/鎧裂)
ラージャン
ラングロトラ
ドスイーオス
リオレウス(通常種/黒炎王)
バサルモス
グラビモス
ヴォルガノス
アグナコトル
ウラガンキン(通常種/宝纏)
イビルジョー(通常種/特殊個体)
ブラキディオス
ディノバルド(通常種/燼滅刃)
テオ・テスカトル
余談
- MHP2G以前は小型モンスターも平然とマグマの中を移動できていた。
重厚な防具を身に着けたハンターでも近付くだけで体力が削られるマグマの中に、
全く熱対策をしているように見えない小型モンスターが平気な顔をしてホイホイ入る様子は、
非常に納得がいかない。
アイルーに至っては、爆弾を抱えたままマグマの中を歩み寄ってくる事もある。- その後、開発側でもおかしいと判断されたのか、
MH3以降ではマグマの中には大型モンスター以外入れないように調整され、
マグマの中を潜行できるのはある特殊な小型モンスターのみとなった。
- その後、開発側でもおかしいと判断されたのか、
- モンハン以外でもゲーム作品などでは頻繁に見られる火山ステージだが、
たとえ身近に活火山があっても、素人が絶対に足を踏み入れてはならない。
まあ噴火している火山には入山規制がかけられていて、入ることはおろか、近付くことすら禁止されているが…*4- いくら超人のハンターでもマグマに一歩足を踏み入れたら即死…
なのだが、その後普通にベースキャンプにI`ll be backcome backするのはさすがというべきか。
「でもゲームの仕様なんでしょ?」と言いたいところだが、漫画や小説でも火山に赴くことはままあり、
甚だしいときはランサーの盾一枚でグラビームを凌いでいるので本当に耐える可能性も捨てきれない。
- いくら超人のハンターでもマグマに一歩足を踏み入れたら即死…
- そんな危険極まりない火山ではあるが、特有の鉱物や極限地帯に適応した生命が多数存在するのも事実であり、
地元の住人でも(勿論近寄れる範囲で)良質な硫黄や宝石等を採取して生活の糧にしている者もいるほどである。- 勿論そうした人々はともかく、あくまで研究や観光の為となれば相応の認可や準備が必須なのは言うまでもない。
現実の危険地帯もモンハン同様、たとえ素材ツアーといえど素人はお断りなのである。
- 勿論そうした人々はともかく、あくまで研究や観光の為となれば相応の認可や準備が必須なのは言うまでもない。
関連項目
BGM/火山戦闘BGM
フィールド/溶岩
フィールド/火山ガス
アイテム/クーラードリンク
灼熱地・火山環境のフィールド一覧
※注釈は初登場作品
フィールド/旧火山 - MH
フィールド/決戦場 - MHG
フィールド/火山 - MH2
フィールド/火山(MH3) - MH3
フィールド/神域 - MH3
フィールド/溶岩峡谷 - MHP3
フィールド/地底火山 - MH4
フィールド/溶岩島 - MH4
フィールド/龍結晶の地 - MHWorld
フィールド/溶岩洞 - MHRise
フィールド/油涌き谷 - MHWilds
フィールド/火口深部 - MHF-G
フィールド/ドヴァン火山 - MHST