システム/剛種

Last-modified: 2019-11-24 (日) 01:11:27

MHF シーズン4.0から実装された変種モンスターの一形態で、
凄腕クエストに登場するモンスターの総称。

目次

概要

  • HR5(旧HR100)に昇格後から受注が可能になるモンスター。
    上述した変種が「凄腕クエスト版の原種(通常種)モンスター」という意味も持つのに対し、
    剛種は純粋にクエストランクを指すものである。
    そのため、亜種や希少種といった"種族"の違いではなく
    (「種」には同類という意味があり、"剛種"の場合はある程度以上の強さのモンスターたちをひっくるめている)、
    変種と違いクエスト受注時にも「○○剛種」とは表示されない。
    また、後述するが所謂「原種(通常種)」が存在せず、剛種から挑めるモンスターも多数存在する。
    • 上述したように剛種は純粋にクエストランクを表すものであるため、
      上位ベルキュロスに対する剛種ベルキュロスという感じで、
      語頭に付属させるのが一般的である。
      一応、凄腕クエスト版の原種(通常種)モンスターは変種と呼ばれるため、
      より厳密に言えば「剛種ベルキュロス変種」という存在なのだが、
      変種自体もクエストランクを定義した用語であり、上記の用法は用いられない。
      (この辺りの事情は変種の記事に詳しい)
  • MHFではこれ以外に遷悠種覇種、G級などの大まかなクエストランク区分があるが、
    純粋に受注可能なランクで見た場合の関係としては、
    下位→上位→変種・奇種・剛種・遷悠種・特異個体→覇種→G級→G級遷悠種→辿異種となる。
    難易度については後述。
  • 登場するモンスターの詳細は後述するが、いずれも変種・遷悠種としては登場しないモンスターである
    (つまり変種の強化版が剛種、という訳ではない)。
    ただし同じ凄腕クエストに属するため、「上位までに登場するモンスターの剛種」
    はそれらの単純強化個体ではなく、変種同様に肉質/耐属性/状態異常耐性/怯み値等が異なる
    モンスターによっては肉質関係が上位までとは極端に異なる場合もある。
  • 剛種の狩猟に成功すると、「○○討伐の証」というアイテムを確定で入手できる
    (一部モンスターは「撃退の証」が入手できるケースもある)。
    この「討伐の証」は、剛種武器剛種防具の生産や天嵐武器への強化に使用する。
    詳しくは上記リンクを参照のこと。
    • 捕獲で狩猟した場合も「討伐の証」となる。
    • ナナ・テスカトリ、ラオシャンロン、シェンガオレンは撃退でも討伐の証が得られる。
      オディバトラスの撃退専用クエストで排出されるのは「弩岩竜撃退の証」となる。
      グァンゾルムのみ非G級では討伐出来ないため、「帝征龍撃退の証」のみ存在する。
  • また、最低狩猟ランクが剛種からのモンスターには、
    撃退しかできないグァンゾルムを除くといずれもモンスター固有の素材が設定されている。
    それ以外のモンスターは変種同様汎用素材となるが、
    アビオルグとクアルセプスから得られる獣竜種/海竜種汎用素材は、
    事実上アビオルグ、クアルセプスの専用素材と考えて差し支えない。*1
    そしてMH2から存在する古龍+ルコディオラ、グァンゾルムの剛種からは「古龍種の汎用素材」が入手できる。
    これは現状変種からは入手することができない。
  • 剛種クエストでは通常の(上位までと)異なる処理がされているものがある。
    具体的にはラオシャンロン、シェンガオレン、ヤマツカミの3体で、
    この3体は登場ムービーがカットされてすぐに戦闘開始できるようになっている上、
    最終エリアに到達する前の道中で討伐することができる
  • ちなみに2012年末の時点で下位・上位に登場するMHFのオリジナルモンスターが20種を超えたこともあり、
    フォワード.5からはそれまで下位や上位にも用意されていた
    「新モンスター」の最低狩猟可能ランクが剛種クエストになるように方針転換。
    以後の新モンスターは「剛種とG級」で登場することが定番になっていた。
    MHF-G10にてHRランクの位置づけ及び内容が刷新されたこともあり、
    MHF-Z後は新規の「剛種」は一切登場していない。
  • なおジンオウガを初めとした、2015年以降にメインシリーズから直接導入されたモンスターについては、
    遷悠種というクエストランクが設定されており、例えば剛種ジンオウガは存在しない。
    遷悠種の詳細については上記リンクを参照のこと。
  • G10ではギルド指定クエスト(俗に言うキークエスト)制が導入されたが、
    HR5のギルド指定クエスト5個は全て剛種モンスターの狩猟クエストである。
    そのため、G級を目指すうえで剛種の狩猟は絶対に避けては通れないものになっている。
    とは言え過去のMHFにおける「剛種」ほど凶悪なものではないため安心されたし。
    具体的には後述。

戦闘能力、難易度について

  • 特にフォワード時代までこの"剛種クエスト"は「MHFにおける高難易度クエストの代名詞」として
    メインのモンスターハンターシリーズのユーザーにまでその名を轟かせるほどのエンドコンテンツであったが、
    2016年2月3日のMHF-G9.1アップデートで、全剛種モンスターの難易度が根本的に調整された
    また、G10アップデートでは下位・上位クエストの難易度が根本的に調整され、
    2017年2月のアップデートでは先述した「ギルド指定クエスト」の対象剛種モンスターの難度が更に緩和された。
    従って以下の解説はその調整結果に基づくものとなっている。
    • 界隈でも非常に有名である、MHF-G9以前の剛種の難易度については後述する。
  • 剛種モンスターはごく一部のモンスターを除き、変種(奇種)以上、遷悠種未満で調整されている。
    当然ながら変種同様、剛種は下位/上位個体に比べ圧倒的に手強くなっている。
    • 例えばグレンゼブルを例に取ると、上位グレンゼブルの攻撃力倍率は0.85、体力が6800なのに対し、
      剛種グレンゼブルの攻撃力倍率は4.4体力17600と超絶的に強化されている。
      ただしこれはG10で上位が大幅弱体化された結果であり、現在の上位→変種の強化具合とほぼ同じである。
      よって、強さ自体は変種モンスターをやや上回る程度になっている。
    • 剛種モンスターは元々(G9.1までの)体力の高いモンスターが割り当てられていることが多く、
      キリン、パリアプリア、オルガロン、ナナ・テスカトリを除くと、
      その体力は上位時点でいずれも1万を超えていた(当時)が、当然剛種はそれより若干体力が上がっており、
      大体10000~20000程度になっている場合が多い。
      これは「最低狩猟ランクが剛種から」の剛種も同様である(ゴウガルフを除く)。
      ちなみに現状最も体力が高いのはラオシャンロンとシェンガオレン(どちらも27000台)である。
      さすがは超大型と言ったところ。
  • 技の威力にもよるので単純比較はできないが、遷悠種は体力16000~20000、
    基本攻撃倍率は剛種よりやや高い4.0~5.9(怒り時最大7.6)となっており、
    更に遷悠種は1日5回限定で被ダメージを大幅軽減する「元気のみなもと」が使えない。
    そのため、一般的な剛種より遷悠種の方がやや手強いという設計になっている。
  • 上位までの個体が存在する剛種モンスターは肉質/耐属性/状態異常耐性/怯み値等が異なると記したが、
    肉質については、基本的には上位個体より硬くなる方向で調整はされている。
    状態異常耐性と怯み値は基本的に上位個体よりUPしており、
    中には元々有効だった閃光玉が無効or有効時間減少しているものや、
    罠の有効時間が減少しているもの、更には麻痺や毒の効果が薄くなっているものも居る。
    その為、上位までの戦法が通じにくくなっているモンスターも少なくない。
    • 耐属性は実装時期によって傾向が異なっている。
      まず1つ目は初期の剛種に見られるもので、
      一部の部位が属性吸収のマイナス耐属性に変質しているというものである。
      一言で説明すれば「武器の属性値が高ければ高いほど物理ダメージまで丸ごと軽減されてしまう」、
      というものだが、特に初期の古龍剛種はマイナス値及びマイナスになっている部位が非常に多い。
      例えば剛種クシャルダオラであれば雷属性や龍属性が、
      "頭・翼・尻尾"と"胴体・脚"で全く逆の効果を示すようになっている。
      逆に頭や尻尾などを狙えることができれば、いつも通り弱点属性のダメージを与えられる。
      つまり弱点属性の武器を運用する場合は、狙いやすいが属性吸収されてしまう部位をうまく避け、
      ピンポイントで攻撃を叩き込んでいくプレイヤースキルが重要となる。
      なおこのマイナス耐属性は変種にも存在するが、マイナス値が変種より大きめに設定されている傾向が強い。
    • そしてもう一つは、デュラガウア以降の剛種で見られる、
      弱点属性などは変わっていないが、純粋に効きづらくなっているというもの。
      次点の弱点属性では5%から10%程度しか効果がないことがほとんどで、
      あまつさえモンスターによっては最大の弱点属性ですら最高10%までしか通らないという場合もある。
      また、剛種ヤマツカミでは弱点属性がからに変わっている、などといった根本的な例もある。
      ちなみにMHF-G2(ゴウガルフ)以降のモンスターは、弱点属性がある程度明瞭になっているものが殆どである。
  • モンスター本体の仕様に関しては、上位個体と明確な違いがあるものがいくつか存在する。
    ラオシャンロンとシェンガオレンは怒り時の歩行スピードが極端に跳ね上がっているため、
    気を抜くとあっという間に拠点までたどり着かれて破壊されてしまう。最早動く的なんて言っていられない。
    オルガロン剛種の単体狩猟クエストは存在せず必ず二頭クエストになり、
    オオナズチ舌攻撃で一度に2個もアイテムを盗み
    ヤマツカミガンナーの弾を反射するオーラを身に纏うようになる。
    アビオルグは獣竜種特有の距離を詰める歩行動作が突進に置き換わっている。
    ナナ・テスカトリは「傲炎妃」という、変化がわかり易い個体が登場する。
  • また、ヤマツカミ以降の剛種モンスターは剛種クエスト以降より用いる専用技が存在する。
    デュラガウアはブレスや竜巻が強化され、打ち上げからの空中追撃で根性スキルを貫通させてくる。
    グレンゼブルは直線ブレスをなぎ払うようになったり、
    尻尾を振り回して避雷針の役割を果たす棘を無数に飛ばすといったことまでしてくる。
    アビオルグに至っては仲間のサポート無しでは激甚ダメージを受ける驚異の3連コンボを用いる。
  • G9.1で調整はされて横並びになってはいるものの、各剛種モンスターごとの強さには若干差がある。
    G9以前でも「挑みやすい」とされた剛種で軒並み顕著になっており、
    怒り状態が無く攻撃力が非常に低いゼルレウス、体力が極端に低いパリアプリアなどは、
    狩猟しやすい剛種に数えられている。
    一方、圧倒的スピードでハンターを翻弄するナナ・テスカトリや、
    対処方法を知らないと攻撃が軒並み弾かれてしまうディオレックス、
    同じく対処方法を知らないと確実にクエスト開始直後に即死する大技を持つガルバダオラなど、
    事前知識なしでは苦戦が否めない剛種モンスターは少なくない。
    G9以前より難易度が緩和されたとは言え、決して舐めてかからないようにしたい。
    • なおこの内ディオレックスについてはギルド指定クエストの対象でもあるため、
      現在では攻撃力と体力がかなり低く、弾かれやすいという点はそのままだが挑みやすくなっている。
      かつては攻撃力が(G9.1で緩和されてなお)非常に高く、HR6への大きな壁となっていた。
  • 特異個体でもやはり特別な扱いを受けており、剛種の特異個体でしか繰り出さない技などもある
    (同じ凄腕ランクでも、変種や奇種では行動パターンの変化はない)。
    事実、公式的な位置づけの上でも、剛種⇒剛種特異個体という序列である。

登場する剛種モンスター

  • 多くの剛種モンスターには、象徴となる単語が存在しており、『剛○』と表現され、
    主要な剛種クエストの冒頭に『剛○!(別名)』といった形で表記される。
    剛種ベルキュロスなら『剛臨!舞雷竜』というクエスト名。
    • ただし、MH2で初登場した五古龍種、
      クシャルダオラ、オオナズチ、テオ・テスカトル、ナナ・テスカトリ、
      ヤマツカミの剛種は『剛○』とは表現されない。
      その代わりに「ごう」と読める別の漢字を用いている(強嵐、劫霞、豪炎、傲炎妃、降岳)。*2
      また、初期の剛種(厳密には特殊古龍)であるキリンと、シーズン5.0のパリアプリアのみ、
      剛○!(別名)ではなく、剛○だけの表記を用いている。
      あと、オルガロンのみ別名として使われるのが「響狼」ではなく「双牙」と専用のものである。
  • 一部例外を除き、剛種クエストは1モンスターにつき1つしかない。
    過去には、複数のフィールドで配信されていた時代もあったが、
    MHF-G10のHR帯クエストリスト刷新に伴いいずれも廃止されている。
  • かつては剛種クエストというクエストカテゴリが存在したが、G10で廃止されているため、
    ハンターズクエスト★5には剛種・変種・奇種の3種が入り混じっている。
    簡単に見分ける方法としては、上述した
    「クエスト受注時にも「○○剛種」とは表示されない」という点を判断基準にする事が挙げられる。
    ハンターズクエスト★5には小型・採取クエスト、そして剛種を除いた全てのクエストで
    「○○(モンスター名)変種」「○○奇種」と記載されるため、
    逆に「変種」でも「奇種」でもない大型モンスターは、剛種であると判別できるのである。
  • なお剥ぎ取りなどで入手できる素材については、
    クアルセプスまでの剛種は全て当該種の汎用素材となる
    (ただしアビオルグとクアルセプスは事実上、剛種専用素材であるが)。
    オディバトラス以後の剛種はほぼ全てモンスターの固有素材が入手できる。
    剛種では撃退しかできないグァンゾルムでは久しぶりに汎用素材が排出された。
    • ちなみにナナ・テスカトリを除く剛種の古龍、及びシェンガオレン、オルガロン、
      ゴゴモア、パリアプリア、タイクンザムザはその剛種からしか入手できない特殊な汎用素材を持つ。
      グレンゼブルとドラギュロス、ベルキュロスとデュラガウアにも特殊な汎用素材がある。
      詳しくはこちらこちらを参照のこと。
  • MH2から存在するモンスターについては剛種実装時期がそれぞれ異なっており、
    クシャルダオラとキリンはシーズン3.5に変種(=特殊古龍)として、
    テオ・テスカトルはシーズン4.0、オオナズチはシーズン5.0、
    シェンガオレンとラオシャンロンはシーズン5.5、
    ナナ・テスカトリはシーズン6.0、ヤマツカミはシーズン7.0に実装された。
    剛種カテゴリで存在していない既存古龍モンスターは、
    ラオシャンロン亜種とミラボレアス種のみとなっている。
    なお、実質的にベルキュロス亜種に相当するドラギュロスの剛種が存在するため、
    「亜種の剛種」も登場する。
    ただし、MHFの亜種モンスターは多くが原種とは別の名前を与えられていることもあって、
    「剛種○○亜種」「剛種○○希少種」という名のモンスターは存在しない。

実装の経緯

  • この剛種クエストと剛種モンスターは、
    起源を遡るとシーズン3.5(2008年)にて登場した旧HR100以上の「特殊古龍クエスト」に登場する古龍である。
    当時はHR100の変種クエストが実質的なエンドコンテンツ*3であり、
    特殊古龍クエストは更なるエンドコンテンツに値する存在として実装されたものと言える。
    • 開発チームの当時の意向は
      「HR100古龍はあくまでも歯応えのあるクエストを楽しみたい方向けのコンテンツとして考えています」
      という杉浦プロデューサー(当時)の発言によく表れているだろう。
  • この「特殊古龍」の強さはいずれも現在の剛種を上回るものだった。
    当時のMHFプレイヤーの装備環境は現在の上位クエスト相当装備に毛が生えた程度のものしかなく、
    メインシリーズで例えてもMH2に毛が生えた程度のものでしかなかった。
    そんな中登場した特殊古龍は文字通り桁違いの戦闘力で多数のハンターを蹂躙することになる。
  • 杉浦プロデューサーはこの史上最難関レベルとも言えるモンスターを
    従来通りの「古龍クエスト」に追加してしまったことが失敗だと語っている。
    その当時のプレイヤーからの反応は「HR100を考慮してもあまりにも強すぎる」という意見と、
    強いモンスターと戦うのが楽しいからこのままでいい」という意見に大きく分かれていた。
    杉浦氏は後者はともかく、前者についてはこれまでと同じクエスト分類に編入したことで、
    従来のモンスターの延長線上の強さや難易度と誤解させてしまったことを反省していた。
    そこで、このような"飛びぬけて強い特殊なモンスター"を当てはめる新ジャンルとして、
    上述した化け物じみた強さのモンスターを若干調整しつつ、
    シーズン4.0にて『剛種クエスト』の分類をゲーム内に確立させたのである。
    またこれに伴い、特殊古龍武器とされていた武器群が「剛種武器」として定義されるようになった。
    ちなみに剛種防具はそれより3年後となる2011年春のフォワード.1アップデートで初実装されている。
    • 強すぎるモンスターの登場は、当然参加プレイヤー層の隔たりをも作りかねないのは現実である。
      HR100の古龍種に、"HR100の古龍種の素材でできた武器の装備を指定する募集"も少なくなかった。
      ではモンスターそのものを弱体化すればよいかと言われると、
      今度は討伐難易度が低くなったモンスターの武器はゲームバランス的にも性能を下方修正する必要がある。
      そのようなジレンマもあり、調整は困難を極めたようだ。
  • シーズン4.0時点では大老殿の「剛種クエスト受付」という専用カウンターで受注を行っていたが、
    ドンドルマがシーズン5.0にて廃止されると同時に、
    期間限定クエストへ編入され、広場にある二つのカウンター、そのどちらからでも受注可能となった。
    ただしこの当時は剛種モンスターは常時配信されてはおらず、
    一定数の剛種がローテーション配信される状況であり、これに対する不満も見受けられた。
  • 剛種クエストに再分類するに辺り「剛種チケット」というチケット制度が導入された。
    MHXの特殊許可クエスト券にイメージとしては近いが、専用の狩猟クエストのクリアで入手する事ができた。
    剛種チケットのシステムを実装した背景には、上述したように
    「普通のクエストとは一線を画す難易度」ということをわかり易く示す他、
    「HR100になった瞬間、剛種に挑んだ結果、当然のように負けて空気が悪くなる」
    という状況を減らすためという意図があるとされている。
    要するにHR以外の部分である程度の実力を証明し、PT募集を円滑にするためのシステムということである。
    だがこのチケット制は救済クエストでもないクエストのものとしては前代未聞であり、
    入手手段なども相まって実装当初は極めて評判が悪かった(後述)。
  • この剛種システムについては強力な剛種武器が作成できるという点はあるものの、
    その難易度設定、システム、コンセプトには批判も多かった。
    • 最たるものとしては上述した剛種チケットシステムの存在が挙げられる。
      当時の剛種武器は「討伐の証」30枚でようやく完成に至る(現在は5枚)仕様であり、
      これはクリア報酬として確定1個(一応1%の確率で増えることはある)排出となっていた。
      つまり基本的には30戦しないと武器1つすら完成に至らないという設定であった訳だが、
      チケットの入手数は1クエスト数枚程度で、その難易度も剛種ほどではないとは言え易しくはなかった。
      また、当初はクエスト失敗だけでなくリタイアでも消費されるシステムだったため、
      剛種クエストにおいては如何なるミスも許されない」という極めて厳しい風潮が生まれてしまう。
    • 剛種モンスターの強さに関しても、上述したようにベースは現在の剛種よりも手強い特殊古龍であり、
      当時の防具では被弾=即死がまず避けられないほどの異常な攻撃力があった。*4
      また、シーズン4.0以降の新モンスターにはいずれも剛種が設定されているのだが、
      その点に不満を述べる人も多かった。
      一応古龍種についてはMH2時代の古参モンスターがアップデートの度に剛種追加がされていたが、
      他のモンスターについては軒並み変種止まりであり、
      新モンスターばかり優遇して昔からのモンスターに目が向けられていない、という指摘があったのである。
    • 剛種武器は当時の基準から見て非常に強力なものが多かったのだが、
      当時のMHFの風潮も相まって多くのクエストで剛種武器指定が行われるようになり、
      エンドコンテンツに位置するはずの武器が、従来の武器バランスを崩してしまっている…
      という指摘も至るところで行われていた。
  • ちなみにMHF-G9.1で緩和されるまでの剛種の強さに関しては下記の折りたたみを参照してほしい。

G9以前の剛種

  • 通常よりも強めの個体が登場するスペシャルクエストなどでも攻撃倍率は3.0前後なのに対し、
    剛種はすべて5.0以上となっている
    (アビオルグ2頭は乱戦前提で4.5、ポボルバルムは旋律前提で4.6となっている)。
    これはMH3Gなどのメインシリーズで言う所の9.0~10.0に相当する数値である。
    これに怒り状態時の補正が加わることにより、生半可な防御力・属性耐性ではほぼ一撃死となるため、
    防御力を格段に高めたり、根性を発動したり、粉塵による相互支援を前提とした募集文も珍しくない。
    • 数値では分かりにくいという人のために、どれほど凄まじいか具体例を上げると、
      以下、怒り時の攻撃を各耐性全て0で被弾と仮定
      クシャルダオラブレス体力150でも防御602(滞空ブレスを至近で食らった場合678)以下では即死
      オオナズチの突進は体力150でも防御563以下では即死
      テオ・テスカトルの粉塵爆発は体力150でも防御532以下では即死
      ブレスは体力150でも防御706以下では即死
      …といった具合である。
      多くの攻略サイトにおいて耐えられるかの基準に「体力150」ということが前提なのが曲者で、
      薬草一個分に相当するような微量の体力量が命運の分かれ目となることが珍しくない
      (例えば、先程挙げた剛種クシャルダオラのブレスは、
      防御603だと残り1という超ギリギリのラインで生き残る=体力140程度では間違いなく即死)。
      なお、具体例のため、有名どころの古龍御三家を挙げたが、無論他の剛種もこれに匹敵するかそれ以上。
      剣士でこれなのだから、ガンナーに至っては…
  • また、多くの剛種が体力も数千単位で強化されている。
    剛種デュラガウアのHP25000などは非常に有名である
    (上位ラオシャンロンがHP26666なのだからそのありえないタフさが一目瞭然だろう)。
  • 剛種モンスターを個々に見ると、ゼルレウスやパリアプリアは変種よりやや強い程度の位置付けであるが、
    遷悠種をも上回る戦闘能力を持つ剛種モンスターも多かった。
    難度の高い剛種として挙げられることが多いのは、
    高火力かつマイナス属性肉質の塊であるクシャルダオラ、テオ・テスカトル、
    攻撃範囲が並大抵ではないグレンゼブル、超体力のデュラガウア、
    元気のみなもと使用時でも激甚ダメージを受ける攻撃を多数持つハルドメルグ、
    分断不可能な2頭同時狩猟の剛種オルガロン、
    超絶的に硬いアーマーと非常に高い攻撃力を併せ持つディオレックス、
    初見では対処が極めて難しい即死攻撃と、結晶化攻撃を多用するガルバダオラ、
    そして並の剛種を凌駕する攻撃性なのに一人で挑まなければならない剛種ナナ・テスカトリなどがある。
    これらは秘伝書習得以降難度が改善される(特異個体化による調整、及びハンター装備の強化)ケースが多いが、
    HRでの討伐は、相応の腕がなければ難しかった。
  • この難易度設定のため、MHF-G9までは遷悠種よりも大抵の剛種の方が強敵であると認識されていた。
    遷悠種は元気のみなもと使用不可という設定ではあるが、
    それを踏まえても剛種が強すぎたのである。

リファインについて

  • 剛種クエストは長らくMHFのエンドコンテンツとして君臨していたことなどもあり、
    実装から1年以上もの間、特にこれと言ったリファインは行われていなかった。
    だが2009年の年末年始クエストを境に、少しずつであるがリファインが進んでいくことになる。
    • 2009年末のシーズン7.0アップデートではMHFの新たなエンドコンテンツとなった大討伐クエストが実装され、
      剛種が最大のエンドコンテンツではなくなったというのが理由として大きいものと思われる。
  • 2009年末の年末年始クエストでは初となる剛種チケットの大量獲得、
    及び古龍種汎用素材の大量獲得クエストが配信された。
    どちらも難易度は現在のものより非常に高かったが、大人気を博することになったのは間違いない。
    この2種のクエストは以後大型連休期間などにちょくちょく配信されるようになる。
  • 2010年のシーズン9.0では、リタイアした場合剛種チケットが手元に戻ってくるようにリファインされた。
    シーズン10では根性スキル、フォワード.2では元気のみなもとが実装され、
    剛種の激甚な攻撃力に対する対処がある程度可能となった。
    フォワード.3ではデイリークエストによる剛種チケットの入手がかなり容易になり、
    フォワード.4では剛種武器生産時の討伐の証の必要数が5個に減った(それまでは10個必要だった)。
  • またこの頃になると剛種武器の種類が増えたこともあり、強さそのものを問題視する声は少なくなっていった。
    シーズン8.0からは特異個体として古参モンスターにもスポットライトが当たるようになり、
    中には剛種を超える戦闘能力を持つ古参モンスター特異個体も存在したことから、
    剛種があるから古参モンスターの扱いが悪い、という声も聞かれなくなっていった。
  • 2012年のフォワード.5では剛種武器の強化先として非常に強力な覇種武器が登場する。
    この覇種武器は古参の剛種武器にも追加されていたため、
    「既存の武器が死んでしまった」という批判は大きくなく、むしろ古参剛種武器の復活に喜ぶ人は少なくなかった。
    なおこのフォワード.5で覇種、次のMHF-G1でG級という剛種以上のクエストランクが登場したため、
    剛種関係は更に緩和が進んでいくことになる。
  • MHF-Gからは期間限定で配信される剛種クエストは「期間限定クエスト」内の剛種クエストに、
    特に救済等の設定されていない、単なる剛種クエストは「オーダークエスト」内の剛種クエストにそれぞれ分割され、
    討伐の証自体が目的であれば、週に関わらず全ての剛種モンスターの受注が可能となるように仕様変更がされた。
    また剛種武器もHR100以上であれば常時作成可能となった*5
  • MHF-G3では報酬ブーストシステムが登場し、非G級ハンターであれば剛種素材を集めやすくなった。
    当初は討伐の証には適用されていなかったのだが、
    2013/12/11のアップデートから、こちらも2倍入手できる(=武具に必要な討伐数が実質半分)ようになった。
    また、G3からは生産時点で真価を発揮する剛種武器が登場している。
    それまでの剛種武器は討伐の証25枚が無いと真価を発揮できなかったが、
    以後は討伐の証5枚で剛種武器として実力を発揮できる武器が登場するようになる。
  • その後は剛種クエスト自体に大きな変化を齎す要素はなく、
    MHFのメインコンテンツがG級へと移行していく過程において、
    剛種クエスト自体の難易度の高さを問題視する(つまりG級昇級前に、剛種でつまづいてしまう)
    声が少しずつ出て来るようになる。
    これは剛種がHR100~999のハンターが挑む最高難度コンテンツとして設計されたままの状態になっており、
    その割に、G級に挑戦するために避けて通ることができない
    (他シリーズのG級序盤を乗り切るのに上位の高性能武具が必要なのと基本的に同じ)とされていたためである。
    ちなみにその上の覇種がMHF-G7で必ずしもG級昇級前時点の攻略が必須ではないと言われるようになり、
    MHF-G8の遷悠種の登場によって、剛種自体も必ずしも攻略が必須ではないと言われるようになった。
    • この時点ではこの難度の高さは当然とする意見もあった。
      その理由についてはこちらも参照いただきたい。
  • MHF-G9.1では遂にその剛種そのものに対するテコ入れが実施された。
    これは2015年のMHFの不振からの再起を図った大規模リファイン計画
    「プロジェクトR」の第一弾として実施されたものである。
    具体的には
    • 剛種チケットシステムの完全撤廃*6
    • 全剛種モンスターの攻撃倍率低下
    • 一部剛種モンスターの体力緩和
    • 部位破壊に必要な怯み値の緩和
    が実施されている。
    実際の攻撃倍率としては上述したとおり「上位個体の延長線上」と言える数値にまで調整されている。
    剛種でつまづいてしまいG級まで行かないHRハンターが少なくない*7ための調整であるとされる。
    また同年3月には、HR帯の武具作製難度緩和が予告されており、
    剛種のレア素材要求が大幅に抑えられるなどのテコ入れが予告されている。
    剛種実装から丸7年にして、大きな転機が訪れることになったと言えるだろう。
    • アップデート後には一部のG級ハンターから
      「攻撃力が下がりすぎて緊張感がなくなった」という指摘もあるが、
      この調整は上述したようにメインコンテンツがG級となった事をより明確に示すものとなった。
    • ちなみに遷悠種と覇種の攻撃力等は調整されていないため、
      剛種と遷悠種の難易度設定が明確になり、覇種の難易度の高さがより際立つようになった。
      遷悠種はともかく覇種についてはかつての剛種同様に
      「通過点としては高すぎる難易度」が問題視されるコンテンツであり、
      今後そちらにも調整が入る可能性はあるだろう。
      G10では覇種自体の難易度調整はされていないが、挑みやすい撃退クエストが新たに追加された。
  • MHF-G10ではハンターズクエストの大規模再編に伴い、
    剛種クエストは全てHR5~のハンターズクエストに統合された。
    これによって同じHR5~の変種クエストと見分けが付きにくくなったが、
    上述したようにハンターズクエスト★5のモンスター名に
    「変種」「奇種」と書かれていないものが剛種であると考えればよい。 なおG10では上位までのクエスト難度の大幅緩和に伴い、
    上位と剛種の難度差は体感的には極めて大きい(これは変種・奇種も同様)ものとなった。
    その剛種がギルド指定クエストに軒並み名を連ねていることもあり、
    それに対抗する装備を整えることの重要性がG9.1以前より強くなったと言える。
    なお剛種自体がG10で再び強化されたわけではないため、変種などと渡り合える装備があれば、
    剛種とも十分拮抗できるようになっている。

余談

  • 勘違いされがちだが、剛種は他シリーズのイベントクエストのように
    通常のモンスターに強力なクエスト補正を加えてこうなっているわけではない。
    いわゆる変種モンスターの一形態であるため
    全ての剛種モンスターは「剛種○○○○」というモンスターとしてデータ的にも独立している。
    つまり、外見が同じように見えても、肉質や耐属性、怯み値、
    状態異常の耐性や効果時間などは剛種専用の数値として作り直しているため、
    中身の扱いは変種と同様、全く別モノなのである。
  • MHFの当初の「剛種」はシリーズ界隈に凄まじいインパクトを残したため、
    メインシリーズにおいて凄まじい難度を有するクエスト(に登場するモンスター)を、
    「剛種」と呼ぶことが一時期あった。
    MH3Gでは、強化クエストとして配信された以下のクエストに登場するモンスターが、
    そのあまりの攻撃力・耐久力から「剛種」と呼ばれることがあった。 無論、これらは通常のG級の個体に非常に高いステータス補正を施したものであり、
    新規のモーションは持っていないし、状態異常や罠などへの耐性も通常の個体と同様である。
    ただし、一部は各種攻撃技を繰り出す条件が変化していたり、怒り値が極端に高いなどの変化はある。
    MH4では、高レベルのギルドクエストが剛種と呼ばれることもあった。
    実際にレベル100近辺では、G級中堅クラスの防御力580程度まで強化した防具でさえ
    ドスランポスの飛び掛かりで満身創痍、シャガルマガラではブレスで即死する程の強化が施されている。
    また、通常の上位個体には無い行動が追加されることもあり、
    MH3Gの強化個体よりも剛種モンスターに近い調整と言えるだろう*8
  • ちなみに剛種は上述したとおりあくまでクエストランクに当たるもので、種そのものを指すものではない。
    そのため、分類上の亜種に相当する剛種が存在するほか、剛種の特異個体も存在している。
    ただし、剛種激個体は存在しない。
    若個体に関しては旧HR100以上で登場するコラボイベントのクエストで登場した例がある。
    下位から挑める関係で両者とも大幅に弱体化されているほか剥ぎ取りも演習扱いになっている。
    • なお、激個体の特徴である「常時怒り状態」を持つ剛種として、
      樹海頂部における荒天状態のクアルセプスが挙げられる。
      荒天状態のクアルセプスは厳密には異なるものの、「剛種の激個体」と呼んで差し支えないかもしれない。
    • 前門の狼、後門の狼』のオルガロンや、『呑竜のなわばり』のパリアプリアなどは、
      受注が旧HR100~なので事実上剛種と言っていい存在であるが、
      内部ステータスは上位に近いか、もしくは上位相当であり、クエスト分類としては剛種クエストではない。
      そのため、剛種チケットを使用しないが、討伐の証を入手することもできない。
      特に前者はむしろ剛種チケットを入手するためのイベントクエストである。

関連項目

システム/凄腕クエスト - 剛種がカテゴライズされているクエストランク
システム/覇種 - HR6から挑める、剛種を超える力を持ったモンスターのランク
武器/剛種武器
防具/剛種防具
システム/特異個体 - 特異個体の剛種も存在する。
アイテム/汎用素材 - 汎用素材を出す剛種と出さない剛種がいる
アイテム/チケット - かつて存在した剛種チケットについて
クエスト/剛種適性試験 - かつて存在した、剛種チケットを入手するためのクエスト


*1 獣竜種汎用素材はアビオルグ、海竜種汎用素材はクアルセプスからしか入手できないため
*2 ただし、オオナズチのみ当初は森丘の『業霧』というクエストが配信されていた。こちらもゴウと読むことには変わりはない。
*3 そのゲームにおける最大最後のやり込み要素として定義されるコンテンツ。2018年現在のMHFではG級大討伐がそれに該当する
*4 根性スキル実装はシーズン10から
*5 それまでは約2週間に1回ペースで訪れる伝説の職人の登場を待たなければならなかった
*6 それまでに集めたチケットは、ギルド貢献ポイント10Pと交換できる
*7 2016年よりMHF運営チームのディレクターとなった今村氏も、MHFの実プレイにおいて「剛種で躓いた」ことを告白している
*8 ただし、通常個体は上位クラスまでなので、高レベルギルドクエスト専用モーションはいわゆる"G級モーション"とみなす意見もある。