罪に囚われし咎人の魂は、
この刃により遂に解き放たれる。
(滅尽の一刀)
「罪深きを知れ、頭を垂れよ」
誅戮の刃が咎人の罪を切り裂く。
(滅尽の一刀【絶】)
目次
概要
- MHWorldに登場する、ネルギガンテ素材を使用した太刀。
高い攻撃力、ほぼ唯一の龍封力:大、限界まで伸びた斬れ味が特徴的。
- 初期段階であるネルガルリーヴェの時点では派生元の鉄刀を補強したようなデザイン。
刺々しいネルギガンテ素材のイメージは十分に出ているが、まだおとなしい方である。
- これをさらに強化すると「滅尽の一刀」が完成。
突如として鉄刀の面影は皆無になり、ゴツくて太い刀身にモデルチェンジ。
鞘も合わせるとなんだか不気味さすら感じる見た目に生まれ変わる。
- MHW:Iでは特殊個体の素材を用いて最終強化を行うことで、「滅尽の一刀【絶】」となる。
基本的な部分は形状こそそのままだが全体的に色が黒っぽくなり、
さらに刀身のデザインが骨っぽいものから金属っぽく、より刀らしい形状に変化する。
無骨といった感じだった強化前と比べて、より洗練された印象を受ける。
性能
MHWorld
- 今作のネルギガンテ武器は火力に優れており、どの武器種でもトップクラスに。
それはこの太刀でも例外ではない。のだが……
- 派生段階で並の太刀の最終強化と同等の攻撃力に突き当たりまでぶつかった斬れ味が目につく。
少なくとも鉄刀をそのまま強化するよりかなり強いと言える性能であり、派生させて損はない。
その後に続く古龍戦において役立つ龍封力も大であり、非常に頼もしい相棒となるだろう。
- ラスボス素材や宝玉を投入することで先述の滅尽の一刀に強化される。
この時点での性能を見ていくと- 太刀ではトップクラスの攻撃力693
- はっきり言ってオマケ程度の龍属性120
- 古龍の能力抑制に役立つ龍封力:大
- 斬れ味レベルMAXで長い青、ただしそれが災いして白は出ない
- 見た目に反して会心率も0%
- Lv1スロット×1
- 防御力ボーナスはなし、レア度8なのでカスタム強化は一回のみ
スペックを見るだけでも間違いなく最強の一端を担える太刀に思えるだろう。
事実、古龍に対しては能力を封じつつ高火力で一気に押し込むという最高の形が取れる。
属性値が高くないので龍属性が弱点の相手にはそこまで強みではないが、そもそもの物理火力で圧倒できる。
まさに最強太刀と言っていいだろう。と思われたが……
- しかし、この武器には最大のライバルがいる。かの名刀、天上天下無双刀である。
あちらは攻撃力こそ同値だが、匠で白ゲージが出せるのが特徴。
さらに、そのままでは無属性なので無属性強化のスキルが使える。
今作では匠がそこまで重くないことから、最終的にあちらの方が物理火力は高めになる。
他のネルギガンテ武器は物理性能の高さから汎用性を持っているが、こちらの出番は対古龍主体になるか。
向こうが大きいスロットや防御ボーナスを持っていることも大きい。- とはいえ龍封力があるので対古龍戦では譲らない……と思ったらそうもいかない。
というのも、天上天下無双刀が属性解放スキルで発現するのは龍属性。
しかも龍封力はなんと大となり、スキルLv3での属性値もこちらより上の150。
ネルギガンテ武器以外で龍封力が大というのは天上天下無双刀と後述のカラミティペインのみ。
龍封力だけ欲しいならLv1でもいいため、無撃珠と装飾品を入れ替えれば簡単に発動。
あるいは護石だけでLv2を発動させると龍属性値は100とこちらと大差ない。
対古龍でも迫られているという点でもこの武器が一強とは断言出来ないのである。 - 幸い、龍属性運用に関しては匠と属性解放でさすがにスキルが重くなる。
さらに、無属性強化についても装飾品が入手できるまでは実用的ではない。
運用性に関してはこちらに軍配があがるため、一概に無双刀への繋ぎとも言えないのである。
生産難易度もあちらは闘技場のコインが必要だが、こちらの宝玉は金の竜人手形で交換可能。
決して弱いわけでもなく、ただ最強とは言いにくいだけで十分トップクラスである。
あちらは攻撃力759に龍属性210、龍封力【大】とほぼすべての性能で上回られており、
しかもカスタム枠も2つであるため龍属性太刀の勢力図は一気に変わってしまった。
一応、滅刃の一刀も匠不要という特徴はあるのだが
カラミティペインは匠で長い白ゲージが出るのでむしろ青ゲージは欠点と見られがち。
攻略用の武器というポジションでも、あちらは古龍の血が入手できる段階、
つまりこちらの初期段階であるネルガルリーヴェの強化解禁と同時に最終強化が可能になるため、
斬れ味の長さと会心率を活かさなければかなり喰われ気味の関係となっている。 - とはいえ龍封力があるので対古龍戦では譲らない……と思ったらそうもいかない。
MHW:I
- マスターランク登場と共に、この武器もさらなる強化が可能に。
今作ではMR99以上からまともに戦える悉くを殲ぼすネルギガンテの素材を
用いて強化することで、滅尽の一刀【絶】と銘を変える。
そのため吼虎刀【餓咬】、魂焔の龍刀・滅尽、大鬼薙刀、狼牙刀【悪獄】と並んでトップクラスに強化が可能になるのが遅い。
- その性能は、
- 変わらずトップクラスの攻撃力957
- 多少は強化されたがそれでもやはりオマケ程度の龍属性180
- 変わらず古龍に対して強い龍封力:大
- 最初から斬れ味レベルMAXで長い白、紫は出ない
- 変わらない会心率0%
- 防御力ボーナスはなし、スロットもそのまま
- レア度12であり、カスタム強化は最大で6枠
滅尽の一刀の性能を、そのままグレードアップしたといった感じになっている。
- 製作時期の遅さに見合う、Ver.10時点の太刀の中でも最強候補の一角と言える非常に高い性能を持つ。
非常に高い攻撃力に加えて非常に長い白ゲージを持ち、さらにスロットもレベル1が一つ空いたことで、
本作の太刀の中では最高クラスに自由なスキル構成が可能であり、非常に汎用性が高い。
もちろん、強化前から持っていた高い龍封力も健在。
- 物理火力に優れる、汎用性の高い太刀としてのライバルは飛竜刀【月】と天上天下天地無双刀だろう。
- 飛竜刀【月】はこちらと同じ攻撃力に加えて素で会心率10%を持ち、スロットもこちらと同じ。
それに加えて相手を選ばない、安定したダメージソースとなる毒属性420を持つ。
しかし、素で出ている白ゲージはこちらの半分ほど。 - 天天天は素の攻撃力こそこちらより少々低いが、無属性強化を付けることで攻撃力がこちらを上回る。
さらにスロットはレベル4のものを一つ持ち、レア度が11であるためカスタム強化の幅が広い。
しかし、やはり素の斬れ味はこちらの半分よりちょっと多い程度で、こちらが勝っている。
斬れ味フォローの手段を抑えるどころか外してしまえるほどの白ゲージと最強クラスの攻撃力により、
高い火力を維持したまま非常に様々なスキル構成を可能とする。
また前述の通り、龍封力が大と強力であるため、対古龍戦が得意。
特に、この武器と同時期にカスタム強化の素材を手に入れられる歴戦の古龍たちが解禁される。
この武器を作っておけば、強敵である歴戦の古龍たちに対する心強い味方となってくれるだろう。 - 飛竜刀【月】はこちらと同じ攻撃力に加えて素で会心率10%を持ち、スロットもこちらと同じ。
- 当時としては最高峰ではあったが、度重なるアップデートの影響により現在は最終候補とはならなくなっている。
まず、覚醒武器に多少攻撃力を盛れば容易く基本性能を越えられてしまう。
龍封力により対古龍で差別化しようにも、赤龍ノ閃ク刃・龍に龍封珠一個積めば模倣される。
次にMRのマム・タロトの実装により、ガイラソード・火をMR素材で強化すればゲージの長さを除いた物理性能で同等、
無属性強化の対応やスロット枠などで上回られる。- そして最終アップデートにて到来した、限界強化した覚醒武器すら上回る黒龍派生により
上記含めた物理寄りの太刀は悉く型落ちと化した。
特に本武器とは高い攻撃力・龍封力【大】・申し訳程度の龍属性…と、立場がモロ被りしてしまっており、
理論上はMR100到達前に手に入る黒龍派生と比べ、入手時期があまりに遅いのがかなり痛い。
見た目が気に入っているのであれば、せめてもの供養として重ね着で再現してあげよう。
- そして最終アップデートにて到来した、限界強化した覚醒武器すら上回る黒龍派生により
余談
- ネルギガンテ武器の命名法則に漏れずこの武器の最終強化にも「滅」の字が入るが、
なんとこの武器は唯一、素材元と同じ滅尽の名を授かっている。
だからといって優遇されているといったようなことは一切ないのだが。- 「滅尽」は読んで時のごとく、滅ぼし尽くすという意味。
- 強化前である「ネルガルリーヴェ」の由来は、英語の"rive"か。
発音は異なるが、「引き裂く、むしり取る」といった意味の動詞である。- 発音で似たような語では、フランス語で"river"というものがある。
こちらは「打ち曲げる、釘付けにする」という意味。
- 発音で似たような語では、フランス語で"river"というものがある。