武器/エンプレスソード

Last-modified: 2024-03-18 (月) 08:45:33

目次

概要

  • MHWorldに登場する、ナナ・テスカトリ素材の太刀。
    炎妃龍素材の太刀といえば軍刀があったが、それとは別物。爆破属性になっている。
    • 初期段階の生産にいきなり宝玉を使うため、生産の難易度は結構高め。調査団チケットも必要。
      Ver.5アップデートにて炎妃龍の宝玉もアイテム錬金のラインナップに加わった。
      強敵であるナナ・テスカトリのレア素材目当ての連戦を避けられるとあってだいぶ楽になるだろう。
  • 基礎となるエンプレスソードに各種古龍素材を使って炎妃・滅尽・冥灯の3種類に派生強化できる。
    • それら3種はなんと武器自体にそれぞれ特定のシリーズスキルが付いており、
      武器としてはかなり特異なものとなっている。
  • エンプレス武器に共通して外見は汎用デザインのアレンジになっており、
    エンプレスソードはクルルヤックの太刀などに見られる『柳葉型【鉄】』を美しい青色に染め上げ、
    黄金の装飾を施した幅広の大刀となっている。
    色合いこそ同じだが、軍刀の細い刀身とは少し違う印象を受けることだろう。
    のちに『柳葉型【炎妃】』として武器の重ね着にも対応した。
    • 名前から分かる通り、デザイン自体は中国の刀剣「柳葉刀」がモチーフである。
      なお、現実の柳葉刀はモンハンでいう片手剣くらいの大きさであり、
      太刀のサイズだと本来のそれよりかなり巨大化していることになる。
    • 洋風のデザインアレンジが施されたこともあり、「カットラス(ないしカトラス)」という曲刀の一種も彷彿とさせる。
      中南米の鉈をベースとする小型の剣であり、こちらも本来は片手剣サイズ。
      船上など狭い場所での取り回しに優れていたとされ、船乗りや海賊が愛用していたという。
      武器としてのみでなく、ロープ切断などの工具としても扱われたとか。
      あるいは「シミター」にも似ているため、そちらがモデルである可能性もある。
      ちなみに、カットラス・フィッシュというと「タチウオ」を指す。

性能

MHWorld

  • 今作の炎妃龍武器はベースを生産してから炎妃、滅尽、冥灯の3種の派生に分かれることになる。
    それぞれ派生しても強化巻き戻しは可能だが、カスタム強化を施すと巻き戻せなくなるので注意。
    派生ごとの性能は以下の通り。
    名前攻撃力会心率斬れ味(匠LV5)属性スロット装備スキル
    エンプレスソード・炎妃59420%白30(白80)爆破180Lv2×1、Lv1×1根性
    エンプレスソード・滅尽6270%爆破150Lv2×2加速再生
    エンプレスソード・冥灯59410%爆破240Lv3×2業物/(弾丸節約)
    どの武器も初期段階で白ゲ―ジ30、匠を加算すると長大な白ゲージが確保できる。
    それ故に低レベルの匠、あるいは剛刃などでもそこそこ十分な継戦能力を持つのが強み。
    既存の素白武器よりも攻撃力が高いのも魅力である。

エンプレスソード・炎妃

  • ナナ素材、テオ素材、バゼル素材でエンプレスソードを強化した派生。唯一見た目が変わらない。
    3種のうちで最も高い会心率と中間の爆破属性、装備スキルの根性が特徴。
    • 根性のシリーズスキルがバゼルシリーズに付いているからか、強化にはバゼルギウスの宝玉を使用する。
  • 中間とは言うが爆破180は正直心もとない。物理重視の爆鱗刀バゼルバルガーにも劣る。
    爆破はおまけと捉えて武器スキルの根性や会心率、斬れ味を活かせるかどうかが炎妃派生採用のポイントだろう。
    • 根性の発動手段はバゼルシリーズだが、太刀の場合声がかかるのは耳栓が付く頭と腰くらいで、
      大体1部位足りず発動してないことが多い。
      見切り斬りだけでは防御面に不安が残るため、相手の攻撃力が高い場合はあって損することはないだろう。
  • 会心率は上々の20%。
    これより上の会心率である30%の太刀は攻撃力がエンプレスソードを下回るものばかり。
    唯一ガイラソード・飛雷は同等の攻撃力に雷属性も持つが斬れ味が当然これに劣る。
    とにかく、太刀において会心率を主体に装備を組む場合はなかなか優秀な太刀である。

エンプレスソード・滅尽

  • ベースにネルギガンテの素材を加えて強化したエンプレスソード。ネルガルリーヴェと同様の装飾が施されている。
    特筆すべきは一歩上の攻撃力とスキルの加速再生。強化には宝玉を含めたネルギガンテ素材を使用する。
  • 加速再生はなかなか太刀とも相性がいい。
    手数が結構あるにもかかわらず、通常時の回復量は中間程度の10。そこそこの回復効果は期待できる。
  • カスタム強化回復能力付与を付けると更に盤石になる。
    ここにウルズ装備で回復量アップや回復速度などと超回復力を追加すると、もはやゾンビの如き不死身になれる。
    フルチャージとの相性は当然最高で、
    Lv3だと無属性強化の付いていない天上天下無双刀に匹敵する火力を出すことも可能。
  • 武器スロットがLv2×2とこちらも良好。
    太刀の場合必須のスキルは少なく、渾身や弱点特効による火力補強にも、
    回避性能・距離による防御面のカバーにも幅広く使える。

エンプレスソード・冥灯

  • ベースにゼノ・ジーヴァの素材を加えて強化したエンプレスソード。ゼノ=サイファと同じ形状の装飾。
    強化には宝玉を含めたゼノ・ジーヴァの素材を使用する。
    物理攻撃力は炎妃派生と同じだが。属性値に秀でている。
    最大の強みはなんといっても武器スキルの業物
    自動的に斬れ味が倍化する訳なので圧倒的な継戦能力を誇る。
  • 他の2種同様白ゲージが30付いているが、業物によって最初から白60相当の斬れ味
    匠5でなんと白160相当という物凄い斬れ味になる。
    • 正直そんなには要らないという場合も多いので匠はある程度に抑え、その分他のスキルを盛れるのが強み。
      フルチャージ、弱点特効や攻撃などの火力スキルと古龍用の対策スキルなど、
      今までトレードオフだったスキルを両立できることも。
  • 武器スロットがなんとLv3×2という超破格の大盤振る舞い。
    マルチ用にひるみ軽減1を付けたいときなどでも安心。痒い所を全自動で掻いてくれるようなスロット数。
  • 爆破の値が3種で最も高い……のだが、帝王刀の300には大きく劣る上、バゼルバルガーの30上程度。
    攻撃力も劣るので、斬れ味の持ちやスロットをとにかく生かしていくしかない。
  • 優秀な斬れ味を持ち、スキル自由度の高い太刀としてはネルギガンテの太刀「滅尽の一刀」が対抗馬となるか。
    スロットや属性の汎用性の高さではこちらの方が上だが、あちらは素の青ゲージが80とこちらより長く、
    非常に高い攻撃力によって青ゲージでありながらこちらの白ゲージの期待値を上回る。
    最低限の火力を保ちたい場合や古龍戦で龍封力が欲しい場合にはあちらに分があるが、
    拡張性及び汎用性はこちらの方が上。防具の見た目の自由度も高いので、色々な防具を試してみるのも手。

MHW:I

  • この武器もアイスボーンにてマスターランクに対応、武器名が「魂焔の龍刀・〇〇(派生先)」となる。
    性能は以下の通り。
    名前攻撃力会心率斬れ味(匠LV5)属性スロット装備スキル
    魂焔の龍刀・炎妃82520%白50(白80紫20)爆破270Lv2×1、Lv1×1根性
    魂焔の龍刀・滅尽8910%爆破210Lv2×2加速再生
    魂焔の龍刀・冥灯82510%爆破330Lv3×2業物/(弾丸節約)
    初期段階での白ゲ―ジが50にアップ、匠を付けると主に白ゲージが伸び、匠4から紫ゲージが出る。
    今回は攻撃力はそこそこに収まっている。
    紫ゲージは最大でも20と短い。冥灯以外は主に白ゲージを生かすスタイルになるだろう。

魂焔の龍刀・炎妃

  • 今回の強化に必要なのは古龍の大宝玉以外はナナ素材のみとなった。
    バゼル素材も要求されないが、根性のシリーズスキルはそのままなので安心。
  • 爆破属性も270に強化された。爆破太刀全体で見ると低めだが、それでも実用レベルにはなったと言える。
    根性による保険も相変わらずだが、上位までと比べると信頼性は少々落ちているので注意。
    スリップダメージ持ちや小技で削ってくる相手が増えたことで耐えても乙る機会が増えたのに加えて、
    マスターランクのモンスターは上位までと比べて根本的な攻撃力が桁違いに高いため、
    一撃で根性ラインより下まで削られてそのまま追撃で死ぬ…ということも珍しくない。
  • 会心率は変わらず高いのだが、今回は攻撃力が他の属性太刀と同程度に収まっており、あまり期待値が高くない。
    紫ゲージまで出せば爆破太刀中三位の期待値が出るのだが、その紫ゲージも20と短い。
    会心率を生かして達人芸を狙ってみるのもアリだろう。
    普通の武器では死にスキルになりやすいEXカイザーシリーズの爆破属性強化も、爆破属性のこの武器ならば活かせる。

魂焔の龍刀・滅尽

  • 本作における最後の隠しボスといえる、悉くを殲ぼすネルギガンテの素材を用いて強化する。
    他の二振りの攻撃力が落ち込んだ中、こちらはなかなか悪くない攻撃力を保持している。
    具体的には上位の頃は二振りとの武器倍率の差が10だったが、今回は20の差を付けている。
    このおかげか、なんと爆破太刀中最も期待値が高い。
    爆破属性210と相変わらず爆破武器中最低だが、それでも強化前と比べれば実用的。
  • 加速再生も変わらず便利。
    カスタム強化で回復を付けてさらに回復力を高めるのももちろん強いが、今作のレア度12はカスタム強化が窮屈なため、
    あえて回復を付けずに会心を付けて回復と火力を両立するのも手。レア度12でも会心率強化は2つ付けることができる。
  • 今作の爆破太刀の中では最高峰といってもいい性能を持ち、爆破属性故に汎用性も高い。
    …が、汎用性の高い太刀という枠は強敵揃い。
    特に良好な斬れ味に加えて最高峰の物理性能を持ち、カスタム強化の幅も広い天上天下天地無双刀や、
    こちらも良好な斬れ味に加えて最強の火力に高い毒属性を兼ね備えた汎用性の鬼である飛竜刀【月】
    圧倒的なスキル自由度と最強クラスの火力を兼ね備え、龍封力により古龍にも強い滅尽の一刀【絶】は、
    太刀全体で最強争いをするほどに強力。
    こちらは低いとはいえ、それでも使えないという程に酷くはない爆破属性を上手く活かそう。
    複数体の大連続狩猟のような、一体毎の体力が低い相手ならば上記の業物達にも劣らない活躍ができるだろう。

魂焔の龍刀・冥灯

  • マスターランクにはゼノ・ジーヴァが登場せず防具も存在しない*1が、
    この冥灯派生はナナ素材に加えて導きの地の素材を用いることで強化が可能。
    攻撃力と属性値の傾向、武器スキルの業物は同じ。
  • 素の白ゲージが50まで上がったことで、最初から白100相当の斬れ味を持つ。
    匠5まで上げることで紫が20出るため、実質紫40、白160となる。
    ゲージの保ちはかなりのものだが、素の攻撃力の低さ故に期待値が低い。
    具体的に言うと、紫ゲージでようやく上記の魂焔の龍刀・滅尽の白ゲージと同じ期待値しか出ない。
  • 斬れ味は変わらず優秀で、なおかつ爆破属性値も十分、スロットもレベル3が二つと強力
    …なのだが、素の物理火力がとても低いのがネック。
    素の白ゲージの時点で期待値が紫ゲージを出したこちらと並ぶ、あるいは上回るものも少なくない。
    これとどう向き合っていくかが課題となるだろう。

関連項目

モンスター/ナナ・テスカトリ
武器/テスカト武器
モンスター/ネルギガンテ
モンスター/ゼノ・ジーヴァ
システム/シリーズスキル - 武器自体にシリーズスキルが付与されている。
武器/軍刀 - MHP2G以前の炎妃龍太刀


*1 武器は成体であるムフェト・ジーヴァの素材でMR強化が可能。