MHP3で初登場したティガレックスの素材から作られる太刀。一虎刀と読む。
それ以前の作品にはこれとは別にティガレックスの素材から作られたティガノタチが存在したが、
大幅なモデルチェンジを遂げて新登場を果たした。
下位のティガレックス武器の中では唯一、銘がカタカナではなく漢字表記となっている。
本項ではティガレックス亜種、ティガレックス希少種、
そして二つ名持ちモンスターである荒鉤爪ティガレックスの武器も扱う。
目次
一虎刀
- 独特な形状だったティガノタチとは違い、比較的スタンダードな太刀に近い姿となっている。
刃を挟むように轟竜の牙が立ち並んでおり、主たる刃だけでなく牙が獲物の肉に食い込み、引き切る。
鞘には牙が収まる溝があり、納刀するとしっかりとはまる。
強化すると一虎刀【餓刃】となり、さらに轟刀【餓虎】へと進化する。
- 性能面での特徴としては、同ランクの武器より一段階上の斬れ味ゲージを有しており、
攻撃力が高く、マイナス会心持ち、とおおむねティガノタチと同じである。
MHP3
- 亜種が登場したが、通常種の素材だけで最大まで強化可能。
更にレア素材「轟竜のアギト」なしで作れる。一方亜種武器はなし。- そこそこの青と白10。匠無効
- 攻撃力220と高め(ブーストで235)
- 低めの会心率-20%
- スロット0
MHX
- 続投。最終強化すると一虎刀【餓刃】となる。その性能はと言うと
- 無属性武器としては十分な攻撃力220
- 相変わらず低めの会心率-15%
- 匠無しで白20・青60
- スロット1
期待値は会心率で他の武器と並ぶが、見切りの発動が容易な本作の環境と、
素で白ゲージである事が幸いし、スキルの自由度が高く扱い易い。
無属性太刀として比較すると、まさかのアオアシラの太刀が
匠で白ゲージに攻撃力230、マイナス会心率なしでライバルとなっているが、
こちらは匠が必要無い点で差別化はしっかり出来ている。
手数重視の太刀としては白20は心許ないので、業物か剛刃研磨が欲しいところであるが、
いっそ青ゲージまで使うことを前提に攻撃系スキルを盛ってもいい。
総じて優秀な一振と言えるだろう。
- 二つ名装備と合わせると途端にこの武器が輝く。
というのも二つ名装備はスキル追加がお守り頼みのため、お守りだけでつけられるスキルは必然的に限られてくる。
スロットがない武器ではさらに限られてくるが、ここで生きてくるのがスロット1。
斬れ味はお守りに最大5ポイントつくので、かつスロット3の良お守りを掘り当てれば業物を発動させることが出来る。
これはアオアシラの太刀は勿論、後述の鉤爪刀【荒餓刃】や燼滅刀ゴヴァンダンにもない特徴である。
MHXX
- G級追加に伴いさらなる強化が可能となった。
究極強化で轟刀【餓虎】となる。
その性能は、- 高い攻撃力340
- ティガ武器恒例の会心率-15%
- 斬れ味は紫20に白40(延長不可)
- あって困らないスロット1
白運用ならより強い太刀がいくつもあり、マイナス会心も裏会心を使えるほどではないのでこれを使う意義は薄い。- が、素の期待値はエグリヒキサキマクリとメルセゲルが同率二位であり、四番手、実質三位に陣取っている。
この状態でさらに実用的な白と紫を備えており、スロットも1つ開いているため、使い勝手は上位三位に劣らない。
- この武器を使用する場合、鏖魔一式と組み合わせるとそこそこ相性が良い。
前述の通り効果こそ薄いが一応マイナス会心をフォローできる痛恨会心、
ブレイヴスタイルや狩技:妖刀羅刹と相性の良い逆恨み、
あって損は無いスキルが詰め込まれた真・鏖魔の魂(攻撃力UP【大】・回避性能+2・明鏡止水)と、
この武器、並びに太刀という武器種とよくかみ合ったスキルが発動できる。
明鏡止水でブレイヴゲージや羅刹のゲージも早く溜められるため、悪くない組み合わせと言える。
積極的に羅刹を発動し、今作で流行の超会心運用とは違った高火力を叩きこんでやろう。- 鏖魔一式は匠の発動が困難という欠点も、最初からゲージが端まで振りきっているこの武器なら問題ない。
ただし、業物や研ぎ師等他の斬れ味維持スキルは必要となるか。
明鏡止水と相性の良い絶対回避【臨戦】の採用もありだろう。
- 鏖魔一式は匠の発動が困難という欠点も、最初からゲージが端まで振りきっているこの武器なら問題ない。
- また、MHXXのスキル自由度の関係上、
この程度のマイナス会心であれば会心特化構成に振り切る方向もできないことはない。
見切り+3と弱点特効、連撃の心得を発動させるならば
全部で会心110%の補正をかけることができ、
マイナスを反転させて結果的には95%の会心率まで持っていくことが可能。
見方を変えれば、延ばすのが大変な攻撃力や斬れ味の性能は既に搭載している太刀と言えなくもない。
ベースとなる火力が高く、紫ゲージもある状態でのこの補正は強烈で、
素の期待値ではほぼ変わらなかった無明刀【空諦】の100%超会心運用を
"超会心未搭載であるにもかかわらず"置き去りにする火力を叩き出す。- ちなみにこの構成はこれでも雑な方で、超会心構成で煮詰めていくとさらに伸びていくことになる。
計算上65%を超えた時点で超会心を採用した場合は100%会心の期待値を超えることになる。
会心+30補正と弱点特効を搭載した場合ちょうど65%の補正となるため、
この点をクリアすることはMHXXの環境では容易といえる。
さらに、実用十分の斬れ味を持ち合わせるため、業物一つで臨戦ではなく鏡花の構えが採用できる点でも強力な一本。
鏖魔防具はまだ揃っていない、という場合でも実は十分に使える太刀なのは今作も変わってはいなかった。
- ちなみにこの構成はこれでも雑な方で、超会心構成で煮詰めていくとさらに伸びていくことになる。
MHW:I
- ワールドには欠席だったティガレックスだが、アイスボーンにてついに復活。
それに伴い、この武器も復活することとなった。
一段階強化することで一虎刀改、そこから更に最終強化することで一虎刀【餓刃】となる。
- 気になるその性能は、
- なかなかの高さの攻撃力924
- 攻撃力の割にはかなり痛い会心率-20%
- 覚醒で爆破属性330
- 斬れ味は素で白ゲージ80、匠では白が延長されるのみ
- 防御力ボーナス、スロットは無し
- レア度11なのでカスタム強化は最大で5枠
- 今作のマイナス会心を持つ武器全般に言えるのだが、どういうわけか今作のマイナス会心武器は
武器倍率が妙に低く設定されており、他のマイナス会心を持たない高攻撃力の武器と変わらない。
この武器も例に漏れず、かなり痛いマイナス会心を持つ割に、他の武器と比べて攻撃力がそこまで高くない。
- 無属性太刀として運用する場合、天上天下天地無双刀の存在が非常に厳しい。
攻撃力と斬れ味とレア度及びそこからくるカスタム強化の回数は全く同じでなおかつあちらは会心率が0%、
さらにスロットもレベル4が一つ空いており、ささやかだが防御力ボーナスも付いている。
残念ながら、はっきり言ってしまうと天上天下天地無双刀の完全下位互換である。
- いっそのこと、覚醒を付けて爆破属性太刀として運用してみるというのも手かもしれない。
覚醒で出現する爆破属性値は330と十分であり、斬れ味も爆破太刀の中では魂焔の龍刀・冥灯に次いで優秀。
ただし、爆破の方にも魂焔の龍刀・滅尽という強敵がいる。
この武器に肉薄する攻撃力891で会心率0%、素で白ゲージ50を持ち、匠5で20と短いながら紫も出現する。
こちらと違って会心率が足を引っ張らないために白ゲージの時点でこちらの期待値を上回る。
さらに、スロットはレベル2が2つと強力で、武器にシリーズスキルの加速再生まで付いている。
あちらは属性値が210と使えないわけではない程度でかなり低め、なおかつ斬れ味的にはこちらの方が優勢だが、
こちらは重めの覚醒を付けなければならないということを考えるとやはりこちらでも厳しい戦いを強いられる。
MHRise
- 今作でも登場。基本の鉱石武器から派生する。
当初は一虎刀IIが最大強化だったが、Ver.2.0のアップデートにて強化先が追加、
一虎刀【餓刃】が最終強化となった。
その性能は、- ついに取り戻した高い攻撃力230
- 変わらず低い会心率-20%
- 素で白20、匠による延長はなし
- 無属性、防御力ボーナス、スロットはなし
- 百竜スキルは攻撃力強化II、会心率強化III、痛恨の一撃
- アイスボーンでは攻撃力が控えめだったが、今作では現状トップタイにまで持ち直した。
しかも素で白ゲージを備えており、マイナス会心を考慮に入れてもなお非常に強力である。
ただし、出ている白ゲージは20とかなり短い。
太刀は手数がそこそこ多いので、何かしらのフォローが必要なことには要注意である。
- ちなみに、この武器自体の百竜スキルは上に挙げた通りだが、
鉱石武器からの派生ということであちらの百竜スキルを引き継いでくることが可能。
鉄蟲糸技強化を引き継ぐことで、メインのダメージソースとなる気刃兜割などの
ダメージを大きく上げることもできる。- 今作では斬れ味消費の少ない居合抜刀気刃斬りでオーラを一段階上げられることや、上述の鉄蟲糸技強化も合わさり
あえて斬れ味ケアを圧迫の少ない砥石使用高速化のみに留めて火力スキルを限界まで積み、
さらに使用者がモンスターの動きを熟知していることが前提ではあるが
モンスターの攻撃とすれ違いざまに居合斬りを差し込み、追撃でモンスターがひるんだところに
間髪入れず兜割を叩き込むというロマン・瞬間火力ともに溢れる運用も夢ではない。
何よりこれが決まった瞬間はとても気持ちがいい。
- 今作では斬れ味消費の少ない居合抜刀気刃斬りでオーラを一段階上げられることや、上述の鉄蟲糸技強化も合わさり
- ライバルとなる他の太刀と比べると、こちらは特に瞬間火力において勝る。
一方でライバルはいずれも斬れ味の補強に融通が利きやすく、安定して火力を出しやすい。
自身のプレイスタイルなども考えて使う武器を選んでいくと良いだろう。
- Ver.3.0ではライバルであるナズチ太刀にのみ強化先が増えた為、総合力において一歩譲る形となった。
こちらは匠不要で白ゲージが出せることと、鉄蟲糸技強化により瞬間火力で勝ることが強み。
特に、短期決戦で斬れ味が落ちる前に倒し切るTA勢に好まれている。
MHR:S
- ティガレックスのMR素材を用いて「一虎刀【餓刃】改」、
天鱗とクシャルダオラの素材を用いて「轟刀【餓虎】」、
傀異化した爪と甲殻を用いて「轟刀【餓虎】改」と強化されていく。
- 最終強化の轟刀【餓虎】改の性能は、
- 全太刀1位タイの攻撃力350
- 少しマシになった会心率-15%
- 短いがロマンに拍車を掛ける斬れ味紫20と白20(延長不可)
- 相変わらず通常スロットは無し
- 十分な百竜装飾品スロットLv2
更に、研磨術【鋭】を使って最強の攻撃を放てと言わんばかりの斬れ味を引っ提げてきた。
マイナス会心は相変わらずではあるものの改善され、また会心率を上げる事が容易な環境がそれを後押ししてくれるだろう。
- 攻撃力350を持つ太刀は他にボルボベルグブルグと巨塊刀ゴルティタンが存在する。
両方共に匠が必須であり、更に前者は会心率が-20%、後者は多数のスロットこそあるものの匠でも白止まりで、
そのどちらも匠込みで轟刀【餓虎】改の素の期待値に叶わない。まさに圧倒的。
- 一方で、上位では特権ともいえた鉄蟲糸技強化を没収された事で運用は更にピーキーになったと言える。
匠不要とは言え紫20白20は手数の多い部類の太刀においてはケア必須。
上述の通り研磨術【鋭】への適性が高く、しっかり扱えればとんでもない火力を見せてくれるが
これを使う時点で砥石使用高速化もほぼ必須となるため必然的にスキルが重くなりやすく、
それを負担できるスロットもこの太刀自体が持っていない。
斬れ味系スキルを研磨術【鋭】だけに定めず、剛刃研磨を採用して紫を維持するか
素直に業物を積んで白まで使って戦う選択肢も堅実だろう。
- しかし、それらの問題を乗り越えられれば筆舌に尽くし難いすさまじい物理火力が手に入る。
属性優遇の環境であれど、太刀は物理火力も優遇されているため無属性でもかなりの活躍が見込める。
総じて非常にロマンに満ちた一振りであると言える。
極限まで火力を詰めて、ティガレックスの新技の如く気刃解放斬りを叩き付けてやるのも一興だろう。
- Ver.14で傀異スロットボーナスが実装され、レべル6で攻撃力が+30、斬れ味が+10される。
これにより素の状態でも攻撃力は380、攻撃力強化を最大までつければ圧巻の400に達し、
心許なかった斬れ味も若干ながら補強される。
属性付きだと傀異スロットボーナスの攻撃力は+15になるので物理重視の属性武器に攻撃力で大きく差をつけ、
物理特化太刀としては一歩抜きんでた火力を得たといえる。
Riseとは打って変わって属性寄りの武器が優位である今作であるが、
あえてその流れに立ち向かう無属性武器の底力を思い出したい人にはピッタリの一振りだろう。
- Ver.15では傀異スロットボーナスにレベル7が追加され、攻撃力と斬れ味が更に+10される。
攻撃力強化の拡張は無かったが、これで最大攻撃力は410まで達し、紫ゲージも40とそこそこの長さに。
数値上の攻撃力は最強なのだが、ここで思わぬ対抗馬が現れた。
復活したアマツマガツチの太刀、凶刀【催花雨】である。
こちらと同じ攻撃力350、素では10しかないが延長可能な紫ゲージ、マイナス会心25%、百竜スロットが3と、
こちらに負けず劣らずな物理性能を持つ上、オマケというには少々高い水属性43を持つ。
属性武器故に傀異スロットボーナスの攻撃力の増加量が低く、
傀異錬成込みでの数値上のスペックではこちらに負けているのだが、
特殊効果としてこちらがMRへの強化で失った鉄蟲糸技強化を引っ提げている。
これにより鉄蟲糸技の火力はこちらを上回り、鉄蟲糸技をバンバン撃ちまくるなら非常に強力な一品となっている。
見方を変えれば、鉄蟲糸技を数回挟んでから気刃解放斬りを撃つ立ち回りならこちらに利がある。
その場合は他の物理型属性太刀が一斉にライバル化するわけだが・・・。- 抜群の攻撃力で無属性かつ研磨術【鋭】圏内というと、バルファルク2種に対して強く出られるという利点がある。
どのような状態であれ前脚に水属性がよく通ってしまうものの動き回り狙いが定まらず、
それでいて龍属性やられをばら撒いてくるため、安定してダメージを稼ぎ続ける戦法においては最適解といえる。
- 抜群の攻撃力で無属性かつ研磨術【鋭】圏内というと、バルファルク2種に対して強く出られるという利点がある。
MHST
- 本作ではライダーは太刀が扱えないという仕様上、実際にゲーム中に主人公が手にすることはできないが、
作中の主要登場人物である名うてのハンター、『リヴェルト』の武器として登場している。
ちなみに、彼の装備はオリジナルのデザインだが、細部や色合いはハント一式に似ている。
吼虎刀
MH4
- MH4で遂に黒轟竜の素材を用いて強化された吼虎刀【餓咬】が登場。
4系列で唯一、「吼」の名を持つティガ亜武器でもある。
性能は攻撃力594、マイナス会心が軽減され-5%になり、更に覚醒で爆破属性220が出る。
- 強化に轟竜のアギトは用いず、他のレア素材も使わないため
そこそこ作り易めである。だが…、強化はまだ終わっていなかった。
MHW:I
- ストーリークリア後に出現する隠しモンスターとしてティガレックス亜種が復活したことでこちらも復活。
一虎刀から派生し、歴戦ティガレックス亜種の導きの地限定素材を用いての最終強化で吼虎刀【餓咬】となる。
導きの地に歴戦ティガレックス亜種が出現するのは瘴気の谷のレベル7、つまりMR100以上であり、
ネルギガンテの太刀と並ぶ最も最終強化が遅くなる太刀の一つである。
- 吼虎刀【餓咬】の性能は、
- Ver.10時点で第1位タイの攻撃力957
- さらに厳しくなった会心率-30%
- 覚醒で出る属性は睡眠属性に変更、属性値は390
- 斬れ味は素で白ゲージ30、匠2から紫ゲージが出現
- 防御力ボーナス、スロットは変わらず無し
- レア度12でカスタム強化は最大4枠
- こちらも何とも言えない感じである。
無属性攻撃を付けられる武器としては最強の攻撃力に加えてあまり長くはないが紫ゲージを持つため、
瞬間的な火力なら最強…と行きたいところだが、マイナス30%の会心率がかなり足を引っ張ってしまう。
白ゲージ止まりだが素のゲージが長く、こちらと同じ攻撃力でマイナス会心が無い滅尽の一刀【絶】や
飛竜刀【月】には厳しい戦いを強いられる。
なにせこちらは物凄く頑張って準備を整えることでようやく少しの間最高峰の火力を発揮できるのに、
あちらは普通に火力を盛るだけで特殊な準備など必要とせずに同等以上の火力を出せてしまう。- また、瞬間火力という点ではザルファシミターIIの存在が大きい。
あちらは匠5でようやく紫が10と斬れ味が厳しい一方、こちらと同じ攻撃力で会心率は0%。
紫ゲージ時の期待値はこの武器どころか飛竜刀【月】すら超えて現状の太刀中トップである。
さらに、この武器は覚醒が無ければ無属性なので、無属性強化で補強することが可能。
地味にレベル4スロットも一つ空いており、レア度11なのでカスタム強化の枠も多い。
こちらの方が紫を出すのに必要な匠は軽く済むが、匠3のぶんで会心率30%の差を埋められるかというと…
- また、瞬間火力という点ではザルファシミターIIの存在が大きい。
衝虎刀【餓突】
MH4
- 今度はティガレックス希少種の素材で衝虎刀【餓突】へと強化される。
亜種武器の影が薄くなった? それは言うな。
会心率がプラスに転じて10%に上がり、攻撃力も627に。
また、他のティガ希少種武器と同様に覚醒で爆破属性を帯びる。属性値は280。
- 一方で、斬れ味は匠があっても青ゲージのまま。
しかも素の青ゲージも短いため、匠は必須である。
また、攻撃力627=武器倍率190は高い方ではあるが、
本作にはジゲンや業刀、覇刀など、
攻撃性能で衝虎刀を超える太刀は多いため、お世辞にも目立てているとは言えない。
他のティガ希少種武器のように持続力やスキルの組みやすさで差別化できないのも痛い。- 覚醒させて爆破武器として使おうとすると、今度は速報隊専用剣【空狐】が立ち塞がる。
こちらは覚醒不要で爆破属性330、匠で白ゲージ出現、ついでに防御力ボーナスもあり、使い勝手が良い。
イベントクエストのダウンロード環境が必要だったり、ギルドチケットSや砕竜の剛拳が必要だったりするが、
狂竜化したケチャワチャの複数狩猟と採掘をこなしていれば強化できるため、こちらより手軽である。
一応攻撃力とスロットでは勝っているが、本作では両立が難しい匠と覚醒が必須であることを考えると…。
- 覚醒させて爆破武器として使おうとすると、今度は速報隊専用剣【空狐】が立ち塞がる。
- さらに、肝心のティガレックス希少種はHR解放後でなければ狩猟出来ない上、
強化素材もここにきてアギトが要求され、希少種のレア素材である脈動する爆心も1つ必要になるのもネック。
MH4G
- MH4Gの発売により、残念武器扱いだった衝虎刀が、
G級ティガレックス希少種の素材で絶衝虎刀【餓王】に強化された。その性能がこちら。- 太刀の中では6位の攻撃力957・会心率20%
- デフォルトで白40、匠で紫10
- 覚醒で爆破属性330
- スロット2つ
なんと紫ゲージでの期待値は、全ての太刀の中でトップ。
また、要覚醒であるものの爆破属性も砕光の暁刀の(360)に肉薄する数値であり、
十分実用に耐えるものとなっている。
- 瞬発火力こそ抜群だが、その長さが10しかないので基本的には白ゲージ運用となる。
ここで厄介となるのがライバルの蛇帝刀ネポスマデュラである。- 蛇帝刀は匠でも紫ゲージが出ないが白ゲージが長く、同じ斬れ味では虎刀よりも火力が高い。
瞬発力こそ虎刀の圧勝だが、斬れ味50以上の消費だと総火力で負ける。
更にスロットも3つと此方より多く、防御力+40まで付くなど至れり尽くせり。
覚醒で発現する属性の違いを活かさなければならないだろう。
- 蛇帝刀は匠でも紫ゲージが出ないが白ゲージが長く、同じ斬れ味では虎刀よりも火力が高い。
- 欠点はやはり素材集め。
驚異の大爆心と轟竜の天鱗という2種類のレア素材を要求される。
G級ティガレックス希少種の戦闘力も相まって作成難易度は相応に高い。
- このように、前作と比べれば段違いに強化されてはいるのだが、
ライバルのパワーアップもありそこまで目立っているとは言い難い。
紫ゲージが20あれば、話は変わっていたかもしれないが…
しかし、運用法や装備構成などをしっかり検討すれば第一線で活躍できる武器なのである。
特に、斬れ味レベル+1と覚醒が揃えば今作最強クラスの砕光の暁刀を総合性能で上回るため、
そのポテンシャルは非常に高いと言えるだろう。
ルドラブレイド
MHX
- ティガレックスの二つ名である荒鉤爪の太刀。
素材主の武器である前脚を反映した、澄んだ青色の刀身が映える一振り。
ただし、二つ名武器であるため強化回数が9回と非常に多く、
荒鉤爪自体も強敵である事から完成は困難を極める。
これといったレア素材を求められないのが唯一の救いだろうか。
- そして最終強化、鉤爪刀【荒餓刃】の気になる性能は、
- 通常種武器より低い攻撃力200
- 通常種武器から一転して会心率+10%
- 匠無しで白30・青100
- 二つ名武器共通の狩技ゲージボーナス・スロット無し
太刀専用の狩技はどれも使いやすく、それを高頻度で使えるアドバンテージはかなり大きい。
- 強力なライバルとの競合が心配される荒鉤爪武器だが、太刀に関してはそれなりの立ち位置を確保している。
一言で言えば「長期戦に強い無属性武器」。
瞬発力は攻撃力に優れた通常種武器や爆破属性を持つ燼滅刀ゴヴァンダンに劣るものの、
どちらも業物無しでは斬れ味が心許ないため、青まで含めたゲージが長いこちらの方が使いやすい。- 「白が20あればそれ以上は無くても良い」大剣や
「20も30も殆ど変わらない」手数型とは違って、
太刀は「20と30の差が無視できない」中間型である事から
よりこれらの武器との差別化がしやすくなっている。
業物を付ければこの差はより顕著なものとなるだろう。
素の火力と青ゲージの長さでは鉤爪刀が上回っている。
斬れ味ゲージをどこまで使うかで選ぶと良いだろう。 - 「白が20あればそれ以上は無くても良い」大剣や
MHXX
- 鉤爪刀【荒餓刃】は5段階の強化を経て荒鉤爪刀GULPとなる。
ここにきてまさかのアルファベットである。- GULPとは「(大急ぎで)ごくごくと飲む」「(がつがつと)急いで食べる」という意味と、
「(涙・悲しみなどを)飲み込む」「(怒りを)こらえる」という2つの意味を持つ単語。
どちらの意味も、特に後者は体力が減ってくると怒りやすくなるようになった
本作の荒鉤爪ティガレックスのイメージに合ったネーミングではある。
- GULPとは「(大急ぎで)ごくごくと飲む」「(がつがつと)急いで食べる」という意味と、
- 肝心の性能の方はというと、
- 平均より少し低い攻撃力310
- 会心率+10%は変わらず
- 斬れ味は紫30・白70・延長不可
- 狩技ゲージボーナス・スロット無し
素紫のアドバンテージもそこまで大きくなくなっているのがかなりの痛手となっており、
攻撃力が並程度の二つ名版は通常種武器以上に厳しい立場にある。- 無属性の比較対象を二つ名武器に限定して見た場合、
鎧裂鎌ドヒキサキと渦紋鬼懐刀【下剋上】の壁が非常に高い。
前者は高めの攻撃力330と僅かに響く会心率5%、白120という圧倒的ゲージ量で突き放されている。
しかも素の期待値ではこちらの紫との差は僅か2しかないため、紫を維持しないと負けてしまう。
後者はさらに高い攻撃力340に前者同様ささやかな会心率5%、十分な素白40、匠追加分が全て紫と優秀。
匠無し白でも火力・継戦能力ともにこちらを上回り、匠紫でさらに火力で差をつける大業物。 - 「素で紫ゲージを持つ二つ名武器」という点で絞っても曙光刀【業風】が存在する。
期待値的では僅差でこちらが上回るが、超会心で逆転される上、
斬れ味の長さで差を付けられており、総合的にはあちらに劣りがちである。
- 強化には更に強敵となった荒鉤爪の狩猟に加え、
究極強化では天鱗が2枚必要になるため、強化難易度は前作以上に高い。
通常種の武器以上に苦労する割には名前以外にあまり個性のない微妙な性能となってしまった。
関連項目
モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/ティガレックス希少種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
武器/ティガ武器
武器/ティガノタチ - MHP2G以前のシリーズに登場するティガレックス素材の太刀