白銀に煌く天彗龍の大剣。
彗星の如く闇を引き裂き、
安寧を破り終焉へと導く。
(銀翼の大剣)
古文書は記す。「恐れ見よ。
星雲を断ち割る絶望の轟撃を」
銀翼の大剣、最終強化形態。
(龍星大剣ハール)
MHXXで登場した、天彗龍バルファルクの素材で作られた大剣。
目次
概要
- 翼にある龍気の噴出口を模した外観で、大剣の中では比較的スマートな見た目。
MHXX
- 製作時点での性能は攻撃力160、斬れ味白50、龍属性45、スロット1。
やや属性寄りの大剣としては斬れ味が最初から白である分攻撃力も高めで使いやすい。- 上位の間では2段階目の強化「龍星大剣ハール」までである。
攻撃力180、龍属性46。上位完成形としては攻撃力がやや物足りなくなってくる。
- 上位の間では2段階目の強化「龍星大剣ハール」までである。
- 全6段階のうち、3段階目からはG級素材を必要とする。
G級バルファルクはG★4昇格の緊急クエストなのでG級後半まで強化できないが、
最後の古龍の大宝玉以外はバルファルク素材しか使わないので素材は集めやすくはある。
- 究極強化形態は「赫醒大剣バルハーリィ」。
攻撃300、龍属性55、スロット2。属性寄りの大剣としてはアリな数値である。
が、なんと斬れ味は白250。
つまり、250回斬りつけてやっと斬れ味が落ちるのである。
素で斬れ味ゲージMAXなので斬れ味レベル+1で伸ばす事もできない。
伸びても白しか出なかっただろうけど
バルファルク武器の特徴を愚直に反映した結果がコレである。
- が、今作では紫ゲージの補正が1.39倍になって(つまり下方修正されて)いる検証結果が出ており、
白ゲージとの差が縮まっているためチャンスがある…訳がなかった。
というのは、紫ゲージとの差が縮まったことで、
素の武器性能で紫ゲージ武器を超える白ゲージ武器の存在は有り得ないものではない*1が、
それは攻撃力が高いという、一撃重視武器種の大剣とマッチした性能の武器だからの話であり、
攻撃力300と低いこの武器では、分が悪いのに変わりないのである。
- 総じて言ってしまえば「大剣と言う武器種との相性が悪い性能」だったという1点に尽きる。
斬れ味レベル+1や業物などが一切いらないスキル負担の軽さは一応あるが、
大剣という武器種はあまり斬れ味消費が激しくないため、活きにくい個性となっている。- ただし、MHXXの場合はジャンプ斬り前提で手数が大幅に増えるエリアルスタイルなら、
属性値と斬れ味が他スタイルと比べれば有利に働くという点は救いか。
砥石すらも置いていって必要なアイテムを調合素材まで詰め込まなければやっていられない相手に使うなら、
叛断ノ覇刀レギオン同様アリかもしれない。
- ただし、MHXXの場合はジャンプ斬り前提で手数が大幅に増えるエリアルスタイルなら、
- 実際、剣士武器が全て同じ傾向だった為に武器種のニーズと一致しなかった先輩達も同じ目に遭っていた。
一方で、ラスボスの武器は匠業物なしでも大剣なら運用可能な高性能となっており、
新モンスターの武器としてはかなり対照的な結果となった。- 故に、単純な攻撃値だけでなく、属性値も重視されやすい片手剣や双剣ではアトラル武器の評価が低く、
バルク武器の評価が高い例が存在する。
同じラスボスポジションでありながら、ここまで極端な性能差が見られるのも珍しい。
- 故に、単純な攻撃値だけでなく、属性値も重視されやすい片手剣や双剣ではアトラル武器の評価が低く、
赫翼の大剣
燃えるように赫い天彗龍の翼で
造られた大剣。刃からは龍気が
立ち昇り、天をも焦がす。
(赫翼の大剣)
それは天より堕ちた赫き大剣。
龍気を湛えた大翼を広げ、
その身を燃やし天を駆れ。
(龍天大剣クリムゾナル/赫絶の巨翼ジャウザー)
MHRise
- Ver.3.0にて追加されたバルファルクの特殊個体、奇しき赫耀のバルファルクの素材で生産・強化が可能。
特殊個体ということで銘が変化し、生産段階では「赫翼の大剣I」、最終強化で「龍天大剣クリムゾナル」となる。
全体の形状は変化しないが、ほぼ全体が赫く輝くようになっている。
- その性能は、
- 低めの攻撃力180
- かなり高い龍属性45
- 会心率は0%
- 素で白90かつ残りは全て赤ゲージ、匠で延長可
- レベル2スロットが1つ
- 百竜スキルは攻撃力強化III、竜種特効、天彗龍の魂
- 全体的な傾向はXXの時とほぼ同様。
素で出ている白ゲージがかなり長く、一度の戦闘で使い切ることはほぼ不可能に近い。
他の強力な大剣は総じて斬れ味に難があり、スキルによるケアが必要だが
この武器はケアどころか普通に使っても使い切れないので砥石いらずの戦いをすることができる。
或いは、長い斬れ味に背を預けてガードタックル&激昂斬を連発するも良し。
- 百竜スキルの方で目立つのはやはり竜種特効と天彗龍の魂。
- 竜種特効は大剣の中では忍傘しか持っていなかったレアなスキル。
対応範囲がかなり広い上に倍率も1.05倍となかなかなので、火力増強として有用。
本作の龍弱点モンスターは大体対象に含まれるので、ピンポイントに見えて汎用性は高い。- ただ、名前で分かる通り古「龍」は対象外。
もっとも、ドス古龍は本作では第二弱点以下に落ちているし、
古龍で龍弱点なのはイブシマキヒコぐらいなので、そこまで気にする必要はない。
- ただ、名前で分かる通り古「龍」は対象外。
- 天彗龍の魂は龍属性やられ中に龍属性値が1.2倍になるというもので
当然普通の龍属性やられでは龍属性は無効化されるので赫耀シリーズとの組み合わせが前提となる。
元から高かった属性値がかなり上昇し、龍弱点の相手にはかなりの効果を期待できる…
と言いたいのだがやはり大剣と高い属性値は相性がよろしくない。
攻撃力強化IIIと天彗龍の魂とでは火力に大きな差がなく、
常時発動する攻撃力強化IIIの方が安定するというのが現状か。
- 竜種特効は大剣の中では忍傘しか持っていなかったレアなスキル。
MHR:S
- MR70の緊急クエストで強化先が解放され、赫絶の巨翼ジャウザーとなる。
上位では武器種に噛み合わないスペックが見られたが、MRではどうか。
性能は以下の通り。- 十分な基礎攻撃力340
- 微増した龍属性56
- 会心率は0%
- 素で白140かつ残りは全て赤ゲージ、匠で延長可
- スロットは優秀なレベル3×1
- 特効が積める百竜装飾品スロットLv2
- 基礎攻撃力が最下位クラスから上位に食い込めるレベルに改善されたので、やっと大剣として力を発揮できるように。
一撃重視の大剣に斬れ味は過剰すぎるが、あって損はないものである。
- 武器自体は悪くないが、カテゴリーは大剣。
強武器とされる面々に目を向けると斬れ味のフォローがせいぜい匠0~2程度なため、あまり斬れ味からくるメリットがない。
紫ゲージが出ないことも向かい風となり、一撃の火力を重視する限り最前線に立つことは厳しいか。- しかしながらMHR:Sには流斬り連携という新スタイルがあり、こちらでこそ斬れ味の長さが輝く。
斬れ味消費は手数武器よりややマシ程度に悪化するが、この武器なら全く関係ない。
属性ダメージが多少なりとも有効なのも相性がいい。
さすがに現在の強武器とされる面々に匠5や業物を積むといった余裕はないので、競合相手がいないことも追い風。
流斬り連携であっても斬れ味は過剰だが、ガードしても大丈夫だと割り切ろう。
- しかしながらMHR:Sには流斬り連携という新スタイルがあり、こちらでこそ斬れ味の長さが輝く。
余談
- 龍星大剣ハールの銘は、ハレー彗星の捩りと思われる。
古来より多くの文献に名前が登場するので、天文学に詳しくなくても名前は聞いた事があるという方も多いはず。
ハレーはハリーと読む場合もあり、究極強化後の銘はバルファルクとハリーを合わせた造語だろう。- しかしながら究極強化がバルハーリィと中々砕けたネーミングなので、
恐らくは同社で作られている戦国ゲームをやったことがある人はニヤリとした人も居なくは無いはず。
レッツバルハーリィ!
- しかしながら究極強化がバルハーリィと中々砕けたネーミングなので、
- 龍天大剣クリムゾナルの銘は、赤系統の色の名前である「クリムゾン」と通常武器の「ハール」を合わせたものだろう。
一見すると通常武器の銘の面影が消えてしまっているように思えるが、
英語に変換してCrimson+Dragonstar Halと考えると分かりやすい。
関連項目
モンスター/バルファルク
モンスター/奇しき赫耀のバルファルク
武器/バルク武器
武器/真名ネブタジェセル - 対照的な性能のラスボス大剣