Tier 8 フランス 駆逐戦車
スペック
HP | 1,200 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 150/40/40 |
最高速度(km/h) | 50 |
重量/最大積載量(t) | 49.62/56.9 |
本体価格(シルバー) | 2,570,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Maybach HL 230 | 90 mm AC DCA 45 | AMX AC mle. 48 | AMX AC mle. 48 | 1,000 | SCR 508 | |
575 | 26 / [24.27] | --/--/-- | 400 | ||||
11.56 | 1.4/1.5/2.6 | 26 | 370 | ||||
100 mm AC SA47開発時 | Maybach HL 230 P 45F | 100 mm AC SA47 | AMX AC mle. 48 | AMX AC mle. 48 | 1,000 | SCR 508 | |
750 | 26 / [31.49] | --/--/-- | 400 | ||||
14.99 | 1.4/1.5/2.6 | 26 | 370 | ||||
120 mm AC SA46開発時 | Maybach HL 295 | 120 mm AC SA46 | AMX AC mle. 49 | AMX AC mle. 48 | 1,000 | SCR 528F | |
850 | 28 / [37.81] | --/--/-- | 750 | ||||
16.81 | 1.3/1.4/2.4 | 26 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
90 mm DCA 45 | AP APCR HE | 255 12G 255 | 212 259 45 | 240 240 320 | 9.52 | 2,285 | 1.70 | 0.34 ? 0.71 | 80 | +18 -6 | |
100 mm AC SA47 | AP APCR HE | 1,030 10G 650 | 232 263 50 | 300 300 400 | 7.50 | 2,250 | 2.30 | 0.34 ? 1.06 | 72 | +18 -6 | |
120 mm AC SA46 | AP APCR HE | 1,060 12G 900 | 257 325 65 | 400 400 515 | 4.57 連射[2.73] 弾倉[34.00] | 1,828 | 2.70 | 0.37 ? 1.35 | 66 [3×22] | +18 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
ー遠距離狙撃? 近距離オラオラ?ー
Tier8フランス駆逐戦車。
AMX-50の車体をベースにした対戦車自走砲の1948年案である。
仏TDルートの自動装填装置車輌の始まりであり、これまでのTD運用とはやや趣が異なる。 - 火力
いずれの砲も左右射界は±10°とまずまずだが、俯角が6°と大幅劣化しており前身のようなハルダウンは難しくなってしまった。
120mm砲からオートローダー砲に変わる。120 mm SA46のオートローダー化に伴い、ラマーが搭載できなくなったので注意。
単発砲は両方ともAMX AC Mle. 1946からの引継ぎだがTier8駆逐戦車の主砲としてはやや性能が不足しているので早めに最終砲を開発しよう。ラマーが搭載できなくなったことで以前より乗り出しがやや辛くなった。- 90 mm DCA 45
初期砲。
中間砲と比べると単発とAP貫通力が下がる分、照準時間と発射速度と砲拡散に優れる。
金弾貫通力には大差がないので、金弾メインで使うなら好きな方で決めても良いだろう。 - 100 mm AC SA47
中間砲。
初期砲とは金弾貫通力に大きい差がないので、単発重視やAP弾も使うのならばこっちか。 - 120 mm SA46
1セット3発の120mm自動装填砲。
単発火力400×3を連射間隔2.7秒で発射し、弾倉合計攻撃力は1,200となる。
通常砲時代から精度が大幅に悪化してしまったが、照準時間・砲旋回時の照準拡散・総弾数が強化されている。
優秀な貫通力を持ち、通常弾でもTier9、課金弾ならTier10重戦車に十分に対抗することができる。
オートローダーなのでDPMはそれほど気にならないが、DPM自体は1,827と群を抜いて低く、Tier7TDと比べても底辺レベルである。ダメージチャンスはしっかりと取っていきたい。
この砲はTier10まで使い回すので、今の内から使用感に慣れておくこと。
- 90 mm DCA 45
- 装甲
AMX AC Mle. 1946から車高の低いスリムな形状になり、被弾面積が削減され隠蔽性も改善した。*1
正面装甲は30mm増厚され傾斜角度も増したため、防御面はTier相応に強化されている。
ただし戦闘室上部の巨大な弱点もしっかりと受け継いでおり、やはり互いに見えている状態での撃ち合いは非常に不利である。
耐久力は1,200と低く*2、気を抜くと一瞬で蒸発する羽目になりかねない。- 正面装甲
前述の通りAMX AC mle. 46から強化され150mm+傾斜で270mm相当(APで240mm相当)となっている。
しかしながら車高の低さが仇となり敵車両からの撃ち下ろしで傾斜が相殺され易く、昼飯の角度が難しいことも相まって思っているよりも抜かれやすい。
生かすも殺すも相手から見た傾斜次第であり、大きくない俯角を上手く使い丘の下から相手に打ち上げさせるような形に持っていくことができれば、相手に悪夢を見せることも可能ではある。
正面下部は100mm傾斜装甲で200mm~相当。 - 側背面装甲
側面装甲は55mm垂直であり相変わらず薄いが、自走砲の榴弾が貫通する確率は低減している。
背面は40mm、予備履帯部分は+10mmとなっている。
15榴が垂直に直撃すると一撃死する可能性もあるのでT49やO-Hoには要注意。 - 前部機銃塔
正面は150mmの垂直装甲であり、このTier帯の戦車砲であればほぼ貫通される。
内部に装填手が配置されている。 - 測距儀
機銃塔と同じく正面は150mm厚。
左右に伸びている部分は装甲厚50mmの空間装甲。無痛点で貫通されてもそれだけではダメージは入らないのだが、向かって左側の箇所を貫通されると後ろにある後部砲塔に被弾することになる。*3
こちらには車長が配置されている。 - 後部連装機銃塔
正面は50mm厚。前述の二つの部位に遮られ直接射撃することはほぼ不可能なのだが、上記のとおり測距儀を貫通してきた弾が命中することがある。内部にはご丁寧に砲手が配置されている。
- 正面装甲
- 機動性
相当に優秀であり、中戦車に勝るとも劣らない加速旋回性能を持っている。
戦場の流れに合わせ、常に適切な位置から射撃を行うことができるだろう。 - 総論
Foch系車両全てに言えることだが、硬い前面装甲を持ちながら分かりやすい弱点と低い耐久力を抱えているがために近距離戦には危険が伴う。しかし狙撃にだけ傾倒していると装甲や機動力といった本車ならではの長所を生かすことが出来ず精度もあまり良い方ではない。
交戦距離や地形、敵車両の攻撃性能や位置の把握がきわめて重要である。
自動装填装置により瞬間火力1,200を叩き出すことができる上機動力も併せ持つため、状況によっては積極的にダメージ交換をするなど、ある程度自らダメージチャンスを作り出すことができるのは他の駆逐戦車には無い魅力だ。弾倉交換時間は長いため、隙を突かれないように味方の位置や射撃後の退路はこれまで以上に気を配ろう。
史実
AMX M4 mle. 45の開発が1945年に始まると、それとほぼ同時期に同じ車体を利用した120mm砲を搭載する、近代的な傾斜装甲を採用した軽装甲の34t級駆逐戦車の設計がAMX(イシー・レ・ムリノー設計工廠)内で開始されていました。
1946年から作成され始めた設計案は、「前面装甲および側面装甲を上方へ延長して車体前面に形成された戦闘室」「傾斜した前面装甲」「比較的垂直に近い角度で車体後部との段差を形成する戦闘室後部」と、かなりヤークトパンターに影響された形状であったそうです。
もっとも、本車独自の要素として戦闘室上面に7mm機銃用の機銃塔と観測用の測距儀が並列に配置されており、これによって外見は特徴的なものになっています。
足回りは最初の設計案から一貫して千鳥足式転輪およびトーションバー・サスペンションの組み合わせとなっており、近代的なトーションバーサスペンションの研究の意味合いも含まれていて、AMX M4 mle. 45のサスペンションがこの時点で既にトーションバー式で一本化されていることが見て取れます。
この車両の研究は1947年まで続いたのですが、1947年の終わりごろに車体レイアウトが大きく変更され、IV号駆逐戦車のような段差のない平坦な車体形状へと改められていました。
また、それと前後してベースとなる車両がAMX M4 mle. 45からAMX50へと変更されています。
本設計案の最大の特徴は、車体後部エンジンルーム後上方に連装式の回転銃塔が設置されていることで、前の設計案から引き続き設置されている車体前面の単装銃塔と合わせて、計3門も15~20mm機銃を装備するという重武装ぶりであり、設計案が幾度か改定される中でも(もう一つの特徴である車体上面の測距儀でさえ一度は搭載されない案が出たにもかかわらず)一貫してこの重武装は維持され続けました。
本設計案は1948年から1950年ごろにかけて研究が続けられ、この研究結果を基にAMX50フォッシュ自走砲が製造されました。
コメント
- 120 mm AC SA46は3連射じゃないのかよ!ここまで頑張ったのにあんまりだ! -- 2017-12-15 (金) 10:06:44
- 防御力と足と貫通力、そしてカッコいい見た目で頑張るんだ! -- 2017-12-15 (金) 23:41:52
- オートローダーになっとるやんけ!! -- 2018-08-29 (水) 07:55:12
- やっと時代が追いついたか・・ -- 2018-08-29 (水) 10:06:49
- これほんとに0.36?ってくらいあさっての方向に飛んでいく気がするのは俺だけ?だからついつい前線に行って2弾倉2500ダメくらい取って爆散するのが定番化してしまってる -- 2018-12-02 (日) 10:29:19
- どうせ絞り切る前に撃ってんだろ -- 2018-12-02 (日) 15:46:03
- 拡散が大きい戦車ってゲーム上とサーバー上とで収束具合に想像以上に大きな差がある。だから画面では絞り切れてても実際はまだ拡散がヒドイ状態で撃ってるってのはよくある。特にスタビを装備できない駆逐だとより顕著に出やすくなる。対策は絞り切ってもすぐに撃たず一呼吸おいて撃つこと。遠距離狙撃時はもう少し余裕を持った射撃機会を作ることを心がけよう -- 2018-12-03 (月) 01:34:02
- やっぱり絞りきる前に撃ってしまってるのかな、自分ではそうしてないつもりだったんだけどね。お二人アドバイスありがとう!もっと待って撃ってみるよ -- 2018-12-04 (火) 03:34:52