Tier 4 ドイツ 重戦車 
スペック 
車体
HP | 380 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 50/50/50 |
最高速度(km/h) | 35 |
重量/最大積載量(t) | 29.88/30.0 |
本体価格(シルバー) | 170,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ 
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | VK 30.01 H (13,600/410,000) | |||||
D.W. 2 (5,020/170,000) | ━ | D.W. II Versuchsturm (1,910/14,070) | ━ | D.W. II L/24 (3,220/19,300) | ┻ | D.W. II L/60 (4,570/29,270) |
詳細 
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Durchbruchswagen 2 | Maybach HL 108 TR R | 7.5 cm KwK 37 L/24 | D.W. | D.W.-Versuchsturm | 380 | 310 | |||||||
250 | AP HEAT HE | 43 87 38 | 110 110 175 | 90 | 30 5G 38 | 13.95 2.29 0.55 | 30 | 50/50/50 | 42 | 330 | |||
D.W.II Versuchsturm | Maybach HL 120 TR R | 7.5 cm KwK 37 L/24 | D.W.2 | D.W.-Versuchsturm | 380 | 415 | |||||||
265 | AP HEAT HE | 43 87 38 | 110 110 175 | 90 | 30 5G 38 | 13.95 2.29 0.55 | 32 | 50/50/50 | 42 | 330 | |||
D.W.II L/24 | Maybach HL 116 | 7.5 cm KwK 37 L/24 | D.W.2 | VK 30.01 (H) O-Series | 440 | 710 | |||||||
300 | AP HEAT HE | 43 87 38 | 110 110 175 | 90 | 30 5G 38 | 14.63 2.29 0.55 | 32 | 50/50/50 | 42 | 330 | |||
D.W.II L/60 | Maybach HL 116 | 5 cm KwK 39 L/60 | D.W.2 | VK 30.01 (H) O-Series | 440 | 710 | |||||||
300 | AP APCR HE | 67 130 25 | 70 70 90 | 120 | 30 5G 18 | 25 2.20 0.38 | 32 | 50/50/50 | 42 | 330 |
外観 
解説 
- 概要
ドイツのTier4重戦車。全てのツリー上で最も低Tierで乗れる重戦車である。
多くの初心者が重戦車の名に騙されて憧れを抱いて乗ってしまうことが多いクセモノ戦車。
Pantherに乗るためには、どうしてもこれに乗らざるを得ないのが悩みどころ。
小隊を組む際通常のTier4戦車と組むと特殊マッチングが無効となり、実質的な格差プラトーン行為になってしまうので注意しよう。
マッチング優遇の代償としてか、性能的には砲や装甲が同格の中戦車と互角かそれ以下で、機動性も旋回速度以外は悪いとお世辞にも使いやすいとは言えない。
イメージ的には重装甲IV号D型(ただし43口径7.5cm砲無し)が一番近い。
掲示板などでは略称のD.W.2から「デスワゴン(Death Wagon)」と言う不名誉な愛称を頂いてしまった。
ちなみに同様の「特殊マッチングの代わりに性能が微妙な戦車」の例としては他にもTier2のPz.Iや各種課金戦車・配布戦車など多数存在するので、性能に不満を感じてもこの戦車だけアンフェアだと愚痴らないようにしよう。
- 火力
- 7.5 cm KwK 37 L/24
IV号A型の最終砲やIV号D型の初期砲としてお馴染みの、短砲身7.5cm戦車砲。
発射速度、貫通力、精度に乏しいが口径が大きいためHEの攻撃力が高く、5cm砲の攻撃力70に対して175と大きく上回る。
よって、大ダメージが期待できるHEをメインに使うことになるだろう。
APは貫通力が低く実用に値しないため使わない方が良い。
ただしHEの非貫通時のダメージはざっくり80以下が殆ど。
まともにダメージの出ないぐらい装甲の厚い相手には履帯切りなどで味方のサポートを行おう。
HEATの貫通力は87mmとそこそこなので同格相手なら一部車両を除いて貫通させる事ができる。
HE主体で運用するにしても、重装甲目標(D.W.2含む)用にHEATを数発積んでおくといいだろう。
ちなみにAPを無くしてHEATとHEだけを積みこむと、HEATが選択された状態でスタートする点には注意。
課金弾の無駄撃ちを防ぐためにも、開始前に弾種をHEに切り替えておこう。
改良砲塔になると、発射速度が向上する。 - 5 cm KwK 39 L/60
同Tierドイツ戦車の多くが装備する砲。他車両よりもわずかに発射速度、精度、照準時間に優れる。
攻撃力がたったの70、しかも貫通力も67mmしか無いため同格にも弾かれる場合があり、この砲ではできるだけ多くの課金弾を携行することを推奨する。
一方で課金弾ならば貫通力が倍近くになり、Tier5HTも正面から貫通させる事ができる。AT 2でも、キューポラ(102mm)を撃てば貫通できる。懐へのダメージは大きいが、発射速度の高さからDPM自体は高く、貫通力不足さえ解消すれば重戦車らしい火力を発揮できるので、勝率を維持したい場合はフル課金弾も検討に値する。
単発威力は70しか無いので連続射撃でなければDPMが発揮できず、格上には少ししかダメージを与えられないことを覚えておこう。
課金弾の金額が厳しい場合は、こちらの砲ではなく7.5cm砲+榴弾の方を使うことをお勧めする。
- 7.5 cm KwK 37 L/24
- 装甲
初心者が最も早く乗れる重戦車の一つであるが、「重戦車」のイメージと異なりその装甲厚は全周50mmとTier4の中では中程度。
側背面も同様に50mmでこれは他戦車よりは厚いが、車体を45度傾けても疑似装甲厚は70mmほどにしかならない。そして同格には例外的な鈍足戦車ではあるがValentine・AMX 40といったこの車両よりも全周で装甲が厚い「軽戦車」すら存在する。
格下であるTier3の軽戦車でも最終砲はAP貫通力が50mmを超えるものが多く、Tier4中戦車以上の敵ともなれば角度を付けなければ被弾即貫通となってしまう。
これはTier4としてはかなりの装甲厚で、ハルダウンを活用して砲塔正面だけ出していればキューポラ以外は低Tier戦車の攻撃を弾くことが期待できる。
これはDPMレースで極めて有利に働くため、ハルダウン・昼飯・豚飯を積極活用して後半戦までHPを温存しておきたい。
- 機動性・無線・視界
こちらはカタログスペック上の最高速度こそ上回るもののトルク不足で加速が鈍く、悪い意味で重戦車らしい機動力である。基本的に敵の砲弾を動いて回避することはできないと思っていい。
特に沼地、湿地のような軟弱地面ではPz.I Cに匹敵するほど接地抵抗が小さく、見た目に反して走破性能はかなり高い。また、砲塔の旋回速度も同格中戦車の多くより早く、履帯の旋回性能も悪くはないため、軽戦車との接近戦における対処能力はかなり高めなのも無視できない強みである。重戦車と見て接近戦を挑んできた相手を、返り討ちにすることもできる。特に、Tier4戦場は軽戦車が多いため、接近戦に強いことは重要である。
- 総論
特殊なマッチングの代償か、Tier4重戦車は同格の軽戦車・中戦車と比べても取り立てて強みの無い性能となってしまっている。数少ない長所としては、重戦車としては旋回速度が高いことがある。
砲性能の低さから相手を撃破するのに時間を要しその分被弾の機会が多く、特に装甲不足が目につくだろう。厚い砲塔正面、そして45度の昼飯や豚飯を活用して少しでも生存性を高めよう。
この先Tigerなどでも重要になるスキルだ。
最も早く登場する重戦車でありながら、ある程度の課金弾と熟練の腕がなければ真価を発揮できない、そしてそれだけの熟練者にはほとんど使用されることがないという、少々不遇な立ち位置に存在する車両である。
史実 
1935年のドイツ陸軍はハインツ・グデーリアン大佐の主導により乗員育成用のPz.Kpfw. I、Pz.Kpfw. IIの両軽戦車に加え、主力の15t級戦車、そして歩兵支援用の18t級戦車といった多岐に渡る各種車両開発の真っ最中であったが、陸軍兵器局長クルト・リーゼ将軍は更に強力な30t級戦車の開発を提案した。
この車両は「攻撃防御戦車」(Offensive Abwehr von Panzerwagen)と呼ばれ、仮想敵国たるフランスが保有するChar2C重戦車の撃破を目的とするものだった。
戦車開発担当の兵器局第六課は1936年中にマイバッハ発動機製作所社長カール・マイバッハと搭載エンジンについて2度に渡り検討会を開き、出力600hpの12気筒ガソリン・エンジンを搭載することになった。
更に同年11月にクルップ社に対して7.5cm砲搭載砲塔の開発を求め、翌年1月にはヘンシェル社に対して車体の開発を要求した。
本車には当初「BW」の秘匿名称が与えられていたが、Pz.Kpfw. IVの試作車にも同じ名称が与えられたため、「IW」(Infanteriewagen:歩兵車)に変更され、さらに最終的には「DW」(Durchbruchwagen:突破車)に再変更された。
1937年10月1日にヘンシェル社はDWの計画書を提出。この計画書によるとクリーブランド式履帯走行装置型のDWと多段階走行装置型のDWを1938年後半までに完成させることになっており、後に前者には「DW1」、後者には「DW2」の名称が付与された。
一方、クルップ社は1937年2月22日に兵器局第六課に砲塔図面を提出した。初期型のPz.Kpfw. IVと同じく24口径7.5cm戦車砲KwK37を装備しており、装甲厚は前/側/後面50mm、上面15mm、防盾部20mmとPz.Kpfw. IVよりはるかに強力であった。ヘンシェル社は1938年8月頃に最初の試作車体であるDW1を完成させた。DW1の車体装甲厚は前/側/後面50mm、上/下面20mmとIV号戦車より格段に強力であった。エンジンについてはマイバッハの新型エンジンが間に合わなかったため、Pz.Kpfw. III、IV用のHL120TR V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力280hp)が搭載された。
DW1は1938年9月9日から走行試験に供されたが完成度が低く、兵器局第六課はDW2製作を求めた。
DW2は基本的なデザインはDW1とさほど変わらなかったが、DW1で圧板技術の低さから前後に分割されていた車体は一体式に改められ、エンジンはマイバッハ社製のHL116 直列6気筒液冷ガソリン・エンジンが搭載された。
その後、兵器局第六課はそれまでヘンシェル社のみで進めていた30t級戦車の開発を「VK30.01」の名称でより本格的に行うよう方針変更し、1939年10月にポルシェ社とダイムラー・ベンツ社にもVK.30.01の開発を要請した。
これに伴いヘンシェル社のDWシリーズはVK 30.01 (H)に名称が変更された。
この30t級戦車の計画は後に36t級戦車計画を経て、45t級戦車の開発計画にまで発展する。
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