2024年6月21日に発売された新規バイオーム3種が入ったDLC。
新マップ3つ(と各Empty)が選択可能となり、新規で土地を作る場合はデフォルト(亜寒帯)含め4種類のマップを作製可能となる。
Emptyは人口0で何もない状態(税関と送電線のみ)からスタートとなるので、イチから開発したい場合はこちらを。
マップは毎回、新規に始める度にランダムに作成される。
熱帯気候
追加マップ「Asian map」のモデルは東南アジアのジャングル地帯。集落建築済のマップでは教会が仏教寺院となっている。
しかし税関のある町の名前が「Tokyong」(東京と思われる)や「Nyagoe」(名古屋と思われる)、「Asakami」(朝霞と思われる)等、日本の都市名を基にした(であろう)名称である。
森林が豊富だが河川や湖沼が多く税関も少ない為、開発は難しいものの、3つの中では1番簡単と思われる。
理由は、砂漠の取水制限やツンドラの冬将軍は物理的に避けられないが、雨が降るかは運だし、泥道の減速は他のマップでも同じ為。
特徴
- 2月でも30度近くになるため暖房は不要で農業は通年で行えると思われるが、激しい降雨のため泥道では大幅な減速が予想される。
- 熱帯雨林地帯でよくあるラトソル化した赤茶けた土壌が特徴な見た目だが、期待した資源が実際にあるかどうかはマップ次第。
- 植樹の際は熱帯地方の樹木が選択される。
砂漠気候
追加マップ「Arabic map」のモデルはアラビアの砂漠地帯。集落建築済のマップでは教会がイスラム寺院(モスク)となっている。
マップ全域が砂漠地帯であり税関も少ないため、開発は難しい。
特徴
- 2月でも気温が20度を超えるため農業は通年で行えると思われるが、農場や井戸に土地の水分量の項目が発生し、取水と農業は水が供給可能な湿地帯と水源のみと制限がかかる。
- この気候では上記を満たす湿地帯が小マップで表示される。川から取水して遠方の農地へ水を供給するいわゆる灌漑農業は現状不可能。
- 岩石と砂丘で構成され草原が殆ど無いため、マップが全体的に黄色い。
- 降雨はほぼなく降雪もないと思われる為、トラック輸送は比較的容易。
- 植樹の際は乾燥帯地方の樹木が選択される。
- steamの説明によると「砂漠は木材の供給が限られている」との事だが、実際に他のマップと比較した訳じゃないので詳細は不明。
ツンドラ気候
追加マップ「Siberian map」のモデルはシベリアのツンドラ地帯。集落建築済のマップでは教会はキリスト教会。
実際はツンドラではなくちょっと南のタイガ地帯(亜寒帯)なので森林が豊富だが、河川や湖沼が多く税関も少ないため開発は難しい。
また、長期間の積雪のため鉄道なり船舶なりが欲しくなるが、大河がマップを分断しているガチシベリア仕様のため交通網の構築は至難。
特徴
- 約半年にわたる冬季。夏は実質無く、一番暖かいのが6月中旬~7月だがそれでも夜は低温で熱供給工場が稼働する場合がある。冬は言うまでもなく酷寒。
Ver1.0.0.3時点では4月になると急激に気温が上がるがこれはバグ。←1.0.0.5で修正
雪解けは5月。- 5月から種まき可能なのに9月で氷点下の寒さになるため、大規模農地を機械任せでやっては1面ですら収獲が間に合わない。大量の農業機械で細かく分担するか人力の投入が必須。よって農業で食っていくのは無謀。
- 厳寒期はマイナス40度がデフォの世界であり、あまりの寒さに熱供給工場や熱交換所からの温水が(効果範囲)末端まで行くまでに冷えてしまい外周部は完全に温まらない。そのため、そういうところを温めるのなら熱交換所を設置する必要がある。*1もしくは『タフな国民』の出番?
- デフォルトより岩肌の白成分が多い。
- 植樹の際は亜寒帯地方の主に針葉樹が選択される。
マップ移植方法
地形エディタを使えることが前提として解説します。具体的にはMODの『ワークショップの作成』に記載されているハイトマップどうとかの項目を翻訳してでも理解することが前提です。
植林、岩石およびオアシス(水源地)は自力で作成する必要があります。
砂漠気候で作られたマップを別な気候に変更すると小マップに不要なオアシスが表示されてしまうため、プレイすることはできなくはないですがおすすめできません。
『ソビエト革命』マップを熱帯化させる
最初に
まずは(おそらくCドライブにしているだろう『Program Files(それにx86などが追加されている場合もあり))』の『Steam』内の『steamapps』内の『common』を開く。
『SovietRepublic>media_soviet>campaign2』と選択する。これがソビエト革命のマップデータです。
※ここまででついてこれない人は諦めましょう。あと、検証内容が多くてバグが出てても責任がとれませんので、これを行う際は自己責任でお願いします。もし実際に動かして不具合がでたならここで文句をぶちまけるなり修正するなりお願いします。適時修正します。
マップ作製
- 地形を作る作業
ソビエトリパブリックを起動し、地形エディタで『新しいジャングル地形を作成』を選択して起動します。ここまでは砂漠気候もシベリア気候でも読み替えて流用可能なのでそれらは省略します。
『地形』で先の『campaign2』内のハイドマップのDDSに置き換えてかつ、そのファイル内の『script.ini』の「$WORLDPOSITION」のマイナス数値を「地形オフセット」に、「$HEIGHTSCALE」の数値を「地形高度」に入力(ともに小数点以下省略)してまずはセーブし、更新された地形で水面の高さおよび施設が設置できるか道路の交差点ができるかをひとまず確認してから*2ゲームを終了。
入力した高さが間違っていないなら、ここまでで基本的な地形はできているはずです。 - 施設を設置する作業
注:この先は「campaign2」内のファイルを別フォルダにコピーしてそっちを使うことをおすすめします。
生成した地形データが『save_terraineditor』内に出来ているので、それに元データ『campaign2』内の「trees.bin」(=樹木データなのでコピーすると元データの樹木が生える)以外のbinファイルとGIMPファイルをすべてコピーする。
元データの『script.ini』の「$BORDER_POLYGON 219」の数値を該当項目にコピーする。これは国境ラインなので元マップがデフォルトの真四角状態なら作業不要です、 - 動作確認
とりあえず山の岩肌を見てその地域の色になっていればOKです。あとはその土地に合った樹木を植えて岩肌を付けて必要ならオアシス(水源)地帯を塗れば新規マップ完成です。
地形エディタで作ったデータはそのままカスタムマップで使用可能です。
コメント欄
- メニューバーを整理する為に前ページを廃棄してリネームしたページに作り直したい場合でも、変更したのなら責任を持ってコピペなり自分の文章で詳細を書いてください。こちとらちゃんとDLC買って検証した文章を書いているので、勝手にまっさらにされたページに同じ文章を加筆修正なんてやる気が起きないので…… -- 2025-03-13 (木) 18:43:23
- 新規ページに移すことで当ページのバックアップが消えるのを避けるため、メニューバーの表記はそのままにして直接リンクするようにしました。問題ありましたら返信ください。 -- 2025-03-13 (木) 22:12:38