2025年5月23日リリース。「1960年よりも前の年代からスタートできる」DLC。
1930年、1940年、1950年代からのスタートが可能となる他、年代による「研究」の制約、蒸気機関車、90種類を超える新しい建物が追加される。2025年12月15日、Horse Updateで1920年スタートが追加された。
モスクワとサンクトペテルブルグ、2枚のマップを新たに追加。ソヴィエトリパブリック史上初めて、バニラでは国単位ではなく都市単位でのマップ追加となる。
このDLCを導入するとWorld Map含めた全てのDLCに収録されたマップで1920年からのスタートが可能となる。
2026年7月22日時点での雑感
1920年代は第一次世界大戦終結から十月革命とロシア内戦を経てソビエト連邦が成立する激動真っ只中な時代。
機械化(自動車化)は第一次大戦中に軍用にようやく発展したこともあり、1920年はロシア内戦でボロボロな時代なことで、かろうじてロシア最初の車両・航空機メーカーであるルッソ・バルト製の自動車があるものの、アプデで導入された馬力による輸送も考える必要が出てくるのかもしれない。
実際に1920年代などでは馬車を使わざるを得ない車種もあるし、現実でもこの時期の民需は馬車輸送が主流であるのだが、当然建設速度は激遅。
そもそも資材運搬用トラックのペイロードが低すぎて建設資材の貯蔵もままならずトラックのみだと税関の大渋滞が必至なので、初期投資はかかるが安い外国人労働者を活用して鉄道輸送で資材を集積することも考慮にいれたい。
アーリースタートの最大の特徴は蒸気機関車であり、石炭と(水道がオンの場合は)水を供給する専用の補給基地が必要となる。石炭動力の蒸気機関ということで頻繁に燃料補給が必要になるので補給基地と列車本数のバランスが重要になる。
なお、補給基地には石炭は自動供給されるが水はされないため水の供給網を設置する必要がある。あと、1955年のAGMu登場までは敷設車両も石炭動力なので鉄道建設事務所も専用の施設が必要。
鉄道に旅客列車を走らせる余裕がそんなにないので路面電車の有難みが身にしみてわかるかもしれないね。
船舶?実質陸軍国でロクな海軍がないソ連に期待するな!(2026年7月22日時点の1920年時点のバニラ環境では東側に船舶が追加されたが種類も性能はまだまだ足りない)
なお、東側のブルドーザーおよびパワーショベルは1920年代後半からしか登場しないので、人力または西側の車両を買ってくる必要がある。
1930年代は戦間期から第二次世界大戦の自動車が普及し始める時代。技術不足のため大型鉄塔など研究制限がある施設が多いうえにプレハブ造りが建築不可なので、レンガ造りの古い外装の建物が多くなる。つまり地震に弱い。
ルッソ・バルトの車両が次々と引退しYagやGazの車両が登場することで最高速度は改善されるが、ペイロードはまだまだ低いので自力建設は相変わらずの激遅で税関渋滞注意。
鉄道には20年代末あたりからBr80などの蒸気機関車に大量の貨車を連結した長編成の軌道敷設車が登場する。まともに活用できれば鉄道建設速度が大幅に改善するが、この系統は大量の資材と人員を絶え間なく動員してようやく輝く代物なので注意。また線路の電化も研究可能になって電気機関車を走らせることが可能になるが、プレハブ製造不可ゆえに枕木が木製のままなのが難点。
船舶も大型船舶が登場し一通りの船種が使えるようになる。
30年代後半になるとラジオ放送が可能となる。
1940年代は核とプロパガンダの時代。少しづつ核開発が可能になり44年で原発が研究可能となる*1。
鉄道もディーゼル機関車が登場するが、まだまだ蒸気機関が主流。なお三つ目の電化専用路線である地下鉄が建設可能になる。
車両は第二次世界大戦の影響か未実装なだけなのか、大戦期は車両開発がほぼ停滞し戦後に一気に登場する。
1940年代後半からテレビ放送開始可能。
1950年代は電化とコンクリートと物流改革の時代。ディーゼル機関車や電気機関車が増え航空機がまともに運用可能になったり近代的な工場や倉庫が建築可能になったりコンテナで運搬可能になったりと生産・物流が改善していき、ようやく蒸気機関車に引導を渡すことができるようになる。
車両は戦後の復興および技術革新により充実の一途。石炭から石油へ、レンガからコンクリートへと移り行く時代背景と合わせ指導者の計画経済が捗るだろう。
ちなみにプレハブ建築が研究可能になるのはなんと1955年*2。
なお、開始年によって初期外貨保有額と、それに合わせて移民の費用(コスト)が、それぞれ減少する。人海戦術が捗る。
1960年スタートに比べ、1930年スタート時は40%、1940年スタート時は60%、1950年スタート時は85%となる。
例:難易度「イージー」で1950年スタートだと、初期外貨保有額が8,500,000R/$1,700,000
移民は(難易度不問)第三世界からの移民10人=$850、ソ連圏からの移民10人=3,400R・・・など
ゲーム開始時の建設時の資源単価は1960年スタート時とほぼ同じと思われるが、車輛の購入価格と外国人労働者の費用が、1930年スタートでは36%、1940年スタートでは54%、1950年スタートでは76.5%程度まで下がる。これに応じて自動建設時の建設費用(=全資源価格と日数費用の総計)も減少している。
新マップ
- モスクワ
ソビエト連邦の首都。
施設が設置されているマップならクレムリンを筆頭にマップ中央部に施設が集約されている。鉄道や大学などの最低限の施設(工科大学除く)も設置されているが、内陸の都市ゆえに陸上の税関は全て東側になっている。北の湖が東側、モスクワ川南部が西側への航路になっているが、これはその先でモスクワ運河と繋がって外洋に出られるため。無理矢理でも救済でもない。
- サンクトペテルブルク
ロマノフ朝ロシア帝国の首都であり旧称レニングラード。
施設ありのマップだとペトロパヴロフスク要塞の他、ロシア正教の中心都市であるため教会の数が多い。バルト海に面した港湾都市ゆえに海上交易は容易。
2026年7月22日アップデート1920年スタート序盤
東西共通
1930年から10年遡っただけだが車種は圧倒的に少ない。収穫機はまだいない。アップデートのウリでもある為か、馬車全盛期。その為、馬車さえいない西側はほぼ何も出来ない。
車両に関しては東西ドイツが分かれる前?の為、生産国が「ドイツ」の車が西側に登場。また1960年では東になっていたポーランド車両が西側に登場する。
東側
馬車とRabult、そしてRasso-Bultという車種が幾つか出ており、一族が最低限の車種を網羅している。これらは1924年~1925年にかけて挙って引退していくが、変わってAMO-15の一族が登場しカバーされる。
石油輸送タンクローリーが馬車含めて何台かいるので、原油リグを建てれば少ないけど運搬可能。1929年にブルドーザー、1924年馬車じゃない種まき機が登場。ダンプが既にいるので西側の掘削機を持ってくれば砂利も掘れる。
馬車以外の建設用機械の登場が遅すぎるので最初は馬車と人のみで頑張るか西から連れてくるしかない。バスも最初から1台出ており、乗客の輸送がいきなり出来る。列車に関しては蒸気機関車2台と、それに連結する客車、そして他に気動車が1台出ている。燃料は石炭と水。
ちなみに自家用車が最初から1種類出ているが、ミスなのかバグなのかまさかの定員6。自家用車は後年になってもその殆どが定員4の為、凄く貴重・・・・なんだけど1924年にひっそりと引退してしまう。
あと、クレーンと車両運搬用無蓋トラックは1930年付近にならないと自動車が登場しないのでそれまでは馬車で頑張るしかない。
西側
ゲームの特性上、西側の車両は圧倒的に少なくアップデートのウリである馬車さえもない。1920年開始時に出ているのは種まき機、掘削機、ブルドーザー、軌道(線路)敷設車、貨車各1種づつの計5台のみ。12月25日のアップデートでバスの登場年が1916年に変更され、路面電車が追加された。
この頃はまだドイツ製車両の生産国が「ドイツ」になってて東西の区別はなく、ポーランド製は西側に登場する。
特筆すべきは種まき機と掘削機で、東側にはまだいない馬車じゃない種まき機が既にいるので農地を作ればいきなり農作業に従事出来る。運搬は東側の有蓋トラックを借りよう。掘削機もいるので東側のダンプで運び出す。掘削機に関しては東側は登場がかなり遅いので最序盤は重宝(アップデートでブルドーザーの登場も遅くなったのでこちらも重宝するだろう)。
鉄道に関しては敷設車が1台既に出てるんで最初に西側からでも線路を延ばせる。車両は東から持ってくれば乗客も運べるしセメント貨車も引ける。1921年に車両の登場はなく、1922年になるとドイツ製の自家用車と警察車両が各1台づつと、1923年には同じくドイツ製のバスが1台登場する(このバスについては1.1.1.5にて登場年が1916年に変更された)。
他にブルドーザーが最初から1種類出ている。東側のブルドーザーと削岩機は1929年に登場。1928~1929年頃になると徐々に車両が増えてくる。
重要な研究制限(括弧内は研究可能年)※2026年4月22日時点の仕様
近代的な送電タワー(1935)
18MWを除く高圧線・中圧線の建設制限が解除される。
それまでは国境の電源トランスの利用可能電力量が合計約16MW(高圧線8MW+地下中圧線1.85MW×4)に制限される。
最大まで使用したい場合は国境の中圧線接続を一旦電源トランスに集約させて高圧線で送電するなどの工夫が必要。
廃棄物の分別(1934)
廃棄物の分別および資源再生関連の施設が建設可能(砂利再生工場は最初から建設可)になるが、鉄くず・アルミくずの再利用は30年代末、分別教育および焼却炉のエネルギー利用は1959年から研究可能。
プレハブ建設(1941)
プレハブを使用する構築物が建設可能になる。
それまではプレハブを使用する構築物は全て建設不可となり最上級構築物はほぼレンガ製となるため、レンガの需要が非常に高くなる。逆に言うとプレハブを生産・輸入しても需要はほぼ無い。
1942年からは鉄道をコンクリート枕木に換装可能。
ただし、プレハブを住居などの建物に利用するためには1955年のブルータリズムの研究まで待つ必要がある。
電気回路(1934)
電子部品工場が建設可能になる。
それまでは輸入で賄う必要があるため、路面電車を使用したい場合は建設費注意。
ガス発電所(1959)
ガス(石油)発電所が建設可能になる。
世の中そんなに甘くはない。
馬産
アーリースタートのウリである馬産および馬車生産について。馬産関連は全て研究が不要。
なお、v1.1.1.9現在の仕様であり、後日のアップデートで修正される可能性があります。
基本仕様
馬車は牽引する馬と牽引される荷台で1セットとして扱われる。
馬車を牽引する馬は、購入時に画面の馬のマークにカーソルを合わせ色が付いている状況でクリックすると頭数を変更できる。
新車の場合は馬を増やすごとに価格が増えるが、これは乗用車としての馬の価格×頭数で加減算される。頭数を増やすごとに最高速度や馬力を増やすことができるが、頭数を増やすたびに費用対効果が低くなるのがリアル。
なお、牽引頭数および馬の種類を決めて馬車を発進させたら特殊な方法でしか頭数を変更できない。
中古車については後述。
種馬牧場
労働者と農作物を使用して乗用車としての馬を生産する。
車両製造工場扱いなので馬のライセンス(種牡馬)を購入してそれを使用しせっせと繁殖させて馬を増やすという理屈。
馬の放牧地
生産等をした馬を置いておく施設。馬専用の車両コンテナ基地扱い。
大工工房
労働者と資材を使用して馬車の荷台を生産する。
車両製造工場扱いなので馬車のライセンスを購入して車両を生産するが、馬が放牧された種馬牧場または放牧地と工場接続させないと馬車として機能しないので注意。
工房に無蓋トラックで乗り付けて移動させようとすると荷台しか持って行かないので注意!荷台が工房から離れてしまうと馬を繋ぐことができなくなるので、必ず馬用倉庫と接続させること。
また、生産した車両は馬の有無にかかわらず荷台分の価値しかないため、外貨獲得手段としては全くの無駄骨となる。
馬の診療所&大工工房
労働者と資材を使用して馬車を修理する。
…となっているが、税関から直接購入した馬は仕様的に摩耗することが少ないため、修理するのは殆どが荷台のみでかつ摩耗度も殆ど回復しないのが殆ど。
馬車の元々の価格もあって、自前で馬車を生産して活用している場合を除き、摩耗が進んだ馬車を修理する必要性はほぼほぼないと思われる。
解体場(廃棄物の解体処理が「有効」の場合限定)
馬車専用の解体施設。労働者を使用し馬車および馬を解体する。
ここに持ち込まれた馬車はまず馬と荷台に分割された後それぞれ解体される。
例えば6頭立ての無蓋トラック(馬車)を送り込むと荷台と馬6頭の計7ユニットが解体場に展開されて処理場が圧迫されるので、できる限り放牧地を併設させたい。
なお、税関から直接購入した馬車を解体場に持っていくと牽引していた馬が新車扱いで分離される。(大工工房で自作して自走させた馬車や中古乗用車として売られていた馬は中古のままになる模様)
つまり、新車扱いの馬を労働者を使用して廃棄物にするくらいなら家畜運搬車で税関に送って売る方が得。
もっと言えば、中古の馬車の市場価格は荷台分だけが評価されるため格安だが馬の頭数を増やしてもその価格が変わらないという仕様を利用し、例えば中古の車両運搬用馬車(Horse vehicle flatbed)を2頭立てから6頭立てに変更して購入し解体場に持っていけばタダ同然で新車の馬を6頭得ることができる。
家畜運搬車に新車で積載できるのは放牧地に移動できた馬のみ(処理場に乗り入れて積載するのは不可能)という制約があるが、うまく活用すれば序盤の小金稼ぎとして使えるかもしれない。
また、分割後に解体場に置かれている荷台をクリックすると馬のアイコンがあるので、それで馬の数を選択して解体場から別な場所へ移動しようとすると馬車が再編成される。
上述の既存馬車の頭数変更をする特別な方法であり、1頭立てで新車を購入or製造して即解体場に送り込んで中古馬車から剥ぎ取った馬を再編成すれば馬の代金を節約して多頭数立てにすることもできる。
特記事項
Ver1.1.1.7現在、Early Startで実装された『クレーン馬車』は「機材はトラックのみで輸送可能です」にチェックが入っていると作業現場に派遣されないという重大なバグ(仕様?)がある。
よってブルドーザー等を運搬するための無蓋トラック(馬車)と同じ建築事務所に配置すると排他関係となるため、同じ事務所には配属しないこと。
コメント欄
- 「現実モード(金額ハード)」の1930年スタートでシベリアマップをプレイしていますが、初期外貨保有額はそれぞれ56万Rと$28万。つまり難易度「イージー」と同様、1960年スタート時の初期外貨保有額140万Rと$70万の40%です。設定ミスではないので本文より赤文字の記述を削除しました。バイオームによる違いも無いと思われます。 -- tosh 2025-06-01 (日) 01:14:22
- まあ1960年の1/3まで下がってても何とかなるからいいというのなら高難度モードで済むけど…… -- 2025-06-01 (日) 06:05:32