・七番目の守護者
進行内容
テオドールは、かつて冥王ハデスに仕えていた
元不死君だった。いま再び、彼の魂に
「冥王の聖痕」が刻まれているという。
ハデスを倒すためには、テオドールとハデスの
間にある「聖痕の繋がり」を断ち切らなくては
ならない。
ララ水道の「水園の決闘場」へ向かおう。
- 天守へ至る鍵から自動的に進行。
そして、アドゥリンの若姫。
無事逃げ果せたようで、なによりだ。
Teodor : 待っていたよ。
Arciela : テオドール……おじさま?
Teodor : フム……。
やはり、一人欠けている、か。
Arciela : どういう意味ですか?
Arciela : ……まさか!
Teodor : はは、まあそう
いきり立たないでおくれ。
Teodor : 私は君たちの敵ではないよ。
Darrcuiln : (その点は保証しよう。
彼は我らの味方だ。)
Teodor : ……詳しい話は後にしよう。
こんなところで悠長に話してる場合ではない。
Teodor : そうだな。
光の龍が棲まうカミールの山頂で落ち合おう。
Teodor : では、待っているよ。
Arciela : え? なに?
なぜ、テオドールおじさまが……。
Darrcuiln : (疑問はもっともだがな。
それよりもいまは、急いで
この地を離れたほうがよさそうだ。) - カミール山でイベント。
Teodor : さて、なにから話すべきか。
Sajj'aka : まずは、その者らが
気にかけている、モリマーのことであろう。
Teodor : ふむ、そうだな。
ならば、順序立てて話すとしようか。
Teodor : 彼、モリマーのことを語る前に
君たちは知っておかねばならないことがある。
Teodor : これから話すことをよく聞いてほしい。
冥王を倒せぬ理由を、これから説明しよう。
Teodor : 冥王は自らを護るため
三魔君の魂それぞれに印を刻み込んだのだ。
それが、最たる理由の1つ。
Arciela : 魂に……刻む?
Teodor : 珍しい技ではない。
Teodor : アドゥリンの代々の当主が、
初代王の墓所の鍵を次の当主に引き継がせたのと
同じやり方だからね。
Teodor : 若姫よ、
君は1度、その鍵の譲渡の場面を見ているはずだ。
Teodor : ユグナスの魂に刻まれた鍵が、
[Your Name]へと
一時的に渡されたところをね。
Arciela : ……あれが、ですか?
Teodor : そう、そして
冥王自身が三魔君の魂に刻んだモノは
「冥王の聖痕」と呼ばれる。
Arciela : 冥王の……聖痕?
Teodor : そう、それがある限り、
彼……冥王を倒すことはできない。
Arciela : どういうことですか?
Teodor : 聖痕は繋がれているのだ……
Teodor : 冥王の魂とね。
Arciela : え……!
Teodor : 聖痕は天守へ至る鍵であり
同時に、冥王の魂を護る鎧のようなものだ。
Teodor : それを刻まれたモノ……
Teodor : つまり、三魔君は
彼への様々な弊害、災厄を肩代わりすることになる。
肩代わり?
つまり攻撃が……
Teodor : そう。
半ば一方的にね。
Teodor : とどのつまり
一切の攻撃行動が無効化されると思っていい。
Teodor : そして、聖痕は
絶対的な忠誠の証でもある。
Teodor : それも当然だ、
魂に刻まれているのだから……。
Arciela : ……なぜです。
なぜ、おじさまはそこまでお詳しいのですか?
Teodor : ……とうの昔に切ったものを
捻じ曲げて戻されるとは思わなかった。
Arciela : 戻される……?
Arciela : ……まさか!?
Teodor : そうだよ、若姫。
それが、私が冥王の下へ行けなかった理由なのだ。
Teodor : 言っただろう。
聖痕は、『絶対的な忠誠の証』だ……と。
Teodor : いま再び……
Teodor : 私の魂に、
冥王の聖痕が刻まれている。
Arciela : ……!?
Sajj'aka : もうわかったであろう?
Sajj'aka : 元不死君……。
いまは七支公がひとり、「不死公」の名を持つもの。
Sajj'aka : それが、そやつよ。
Arciela : 不死公……!
おじさまが、ですか!?
Teodor : そう。
Teodor : ここにいる、ハーサーカ……
そして、モリマーと同じく……初代王の時代より
共にこのウルブカの地を見守ってきた。
Teodor : かつて、冥王ハデスに仕え……
オーグスト王との戦いの末、心を開いたもの。
Teodor : ……それが、私だ。
Teodor : そして、彼……モリマーが
あのような行動を取ったのには理由がある。
Teodor : それは私のせいだ。
Arciela : そんな! 一体なぜ!?
Teodor : 聖痕を刻まれた私では
できなかったからだよ。
Arciela : あ……。
Teodor : だから、私は
天守へ向かう彼を引き留め、伝えたのだ。
事の真相を……。
Teodor : 先に説明したとおり
聖痕の繋がりを断ち切らない限り、冥王は事実上、
無敵といっていい。
Teodor : それはもう端から戦いですらない。
Teodor : 知らずに戦えば
一方的に消耗し、いずれは彼の手に落ちるは明白。
Teodor : その冥王を前にして
無事に逃げおおせるなど、不可能だろう……。
Teodor : ……誰かがその場に残り、
他の者らを逃すための犠牲にならねばならない。
Teodor : そうだ、私はモリマーに
死を宣告したのだ。君らのために犠牲になれ、とね。
Teodor : 彼は言ったよ。
Teodor : 『ヘッ、上等!
こんなわしの命で、あいつらを救えるんなら
安いもんよ! 任せときな!』。
Teodor : ……とね。
Darrcuiln : (……主殿。
ひとりで勝手に格好つけおって……。)
Arciela : モリマーさん……。
Teodor : さて……。
アシュラック、ドクマクらを倒した
君ならもうわかるだろう。
Teodor : 聖痕は
やるといって、やれるモノではない。
これは、ようするに冥王の掛けた呪いだからね。
Teodor : [Your Name]……。
聖痕の力を無効化せねば、冥王には勝てん。
Teodor : 君の力をすべてぶつけ、
この私から奪い取りたまえ。
Teodor : ……そう、かつて
オーグストがそうしたようにね。
Teodor : さて、ここから少し遠いが
戦いにおあつらえ向きの場所がある。
Teodor : 受け取りたまえ。
Teodor : ララ水道の
水園の決闘場で待っている。
Teodor : それと、若姫よ。
悪いが此度の戦いからは外れてもらうぞ。
Teodor : ……私も、
手を抜けないのでな。
言わんとすることは、わかるな?
Arciela : はい。
Arciela : ……ですが、おじさま。
その戦い、初代王の血を引く者として
最後まで見届けさせてください。
Teodor : ……いいのかね?
戦いの先には辛い結果が待っているかもしれんぞ。
Arciela : その覚悟はできています。
Teodor : よろしい。ではな。
Arciela : なんとなく
普通の方じゃないな、とは思っていたの。
Arciela : 初代王の時代の人だなんて、
さすがに思わなかったけど……。
知り合いだったの?
ただの道楽者だと思ってた……
Arciela : え、うん。
図書館で、ふさぎ込んでたときにね。
声をかけてくださって……。
それから、いろいろ相談に乗ってくれたの。
Arciela : 開拓者になることを
勧めてくれたのも、おじさまなのよ。
Arciela : とても落ち着いていて、
なにかすべてを受け入れてくれる。
そんな不思議な感じがする人だなって……。
Arciela : ふふ、ひどい。
Arciela : でも、MUM.ワークスでよく見かけるって
開拓者の間でも噂になってたから
ゲームとかが好きなのは本当かもしれませんね。
Sajj'aka : フッ、あやつは
人の世に溶け込み過ぎだ。
Sajj'aka : 忘れた頃に
ふらっと訪れては、楽しそうに語りおる。
本当に、気ままな漢よ。
Sajj'aka : だがな、[Your Name]よ。
あやつは強いぞ。不死公の名は伊達ではない。
Sajj'aka : ……心して挑むのだぞ。
あやつを倒せぬようでは、
冥王を倒すなど夢物語に等しい。
おぬしの全力をもってぶつかるのだ。
Sajj'aka : テオドールもそれを望んでおる。
あやつもまた戦士よ、猛き者に惹かれるものだ。
かつての初代王との戦いのようにな。
Sajj'aka : あやつに掛けられた
冥王の呪縛を解いてやってくれ。
Sajj'aka : 頼んだぞ、
[Your Name]。
だいじなもの:ルーンの字刻板を手にいれた!・ルーンの字刻板
テオドールから授かった字刻板。 なにが書かれているかは解読できない。 ララ水道「水園の決闘場」に 入るために必要のようだが……。