アドゥリンの魔境/七番目の守護者

Last-modified: 2014-11-12 (水) 00:51:42

・七番目の守護者

進行内容
 テオドールは、かつて冥王ハデスに仕えていた
 元不死君だった。いま再び、彼の魂に
 「冥王の聖痕」が刻まれているという。
 ハデスを倒すためには、テオドールとハデスの
 間にある「聖痕の繋がり」を断ち切らなくては
 ならない。
 ララ水道の「水園の決闘場」へ向かおう。


  1. 天守へ至る鍵から自動的に進行。
     
    ??? : やあ、[Your Name]。
     そして、アドゥリンの若姫。
     無事逃げ果せたようで、なによりだ。
    Teodor : 待っていたよ。
    Arciela : テオドール……おじさま?
    Teodor : フム……。
     やはり、一人欠けている、か。
    Arciela : どういう意味ですか?
    Arciela : ……まさか!
    Teodor : はは、まあそう
     いきり立たないでおくれ。
    Teodor : 私は君たちの敵ではないよ。
    Darrcuiln : (その点は保証しよう。
     彼は我らの味方だ。)
    Teodor : ……詳しい話は後にしよう。
     こんなところで悠長に話してる場合ではない。
    Teodor : そうだな。
     光の龍が棲まうカミールの山頂で落ち合おう。
    Teodor : では、待っているよ。
    Arciela : え? なに?
     なぜ、テオドールおじさまが……。
    Darrcuiln : (疑問はもっともだがな。
     それよりもいまは、急いで
     この地を離れたほうがよさそうだ。)
     
  2. カミール山でイベント。
     
    Teodor : 待ちかねたよ。
    Teodor : さて、なにから話すべきか。
    Sajj'aka : まずは、その者らが
     気にかけている、モリマーのことであろう。
    Teodor : ふむ、そうだな。
     ならば、順序立てて話すとしようか。
    Teodor : 彼、モリマーのことを語る前に
     君たちは知っておかねばならないことがある。
    Teodor : これから話すことをよく聞いてほしい。
     冥王を倒せぬ理由を、これから説明しよう。
    Teodor : 冥王は自らを護るため
     三魔君の魂それぞれに印を刻み込んだのだ。
     それが、最たる理由の1つ。
    Arciela : 魂に……刻む?
    Teodor : 珍しい技ではない。
    Teodor : アドゥリンの代々の当主が、
     初代王の墓所の鍵を次の当主に引き継がせたのと
     同じやり方だからね。
    Teodor : 若姫よ、
     君は1度、その鍵の譲渡の場面を見ているはずだ。
    Teodor : ユグナスの魂に刻まれた鍵が、
     [Your Name]へと
     一時的に渡されたところをね。
    Arciela : ……あれが、ですか?
    Teodor : そう、そして
     冥王自身が三魔君の魂に刻んだモノは
     「冥王の聖痕」と呼ばれる。
    Arciela : 冥王の……聖痕?
    Teodor : そう、それがある限り、
     彼……冥王を倒すことはできない。
    Arciela : どういうことですか?
    Teodor : 聖痕は繋がれているのだ……
    Teodor : 冥王の魂とね。
    Arciela : え……!
    Teodor : 聖痕は天守へ至る鍵であり
     同時に、冥王の魂を護る鎧のようなものだ。
    Teodor : それを刻まれたモノ……
    Teodor : つまり、三魔君は
     彼への様々な弊害、災厄を肩代わりすることになる。
     
    なにか言う?
     肩代わり?
     つまり攻撃が……
     
    「肩代わり?」「つまり攻撃が……」
    Teodor : そう。
     半ば一方的にね。
    Teodor : とどのつまり
     一切の攻撃行動が無効化されると思っていい。
    Teodor : そして、聖痕は
     絶対的な忠誠の証でもある。
    Teodor : それも当然だ、
     魂に刻まれているのだから……。
    Arciela : ……なぜです。
     なぜ、おじさまはそこまでお詳しいのですか?
    Teodor : ……とうの昔に切ったものを
     捻じ曲げて戻されるとは思わなかった。
    Arciela : 戻される……?
    Arciela : ……まさか!?
    Teodor : そうだよ、若姫。
     それが、私が冥王の下へ行けなかった理由なのだ。
    Teodor : 言っただろう。
     聖痕は、『絶対的な忠誠の証』だ……と。
    Teodor : いま再び……
    Teodor : 私の魂に、
     冥王の聖痕が刻まれている。
    Arciela : ……!?
    Sajj'aka : もうわかったであろう?
    Sajj'aka : 元不死君……。
     いまは七支公がひとり、「不死公」の名を持つもの。
    Sajj'aka : それが、そやつよ。
    Arciela : 不死公……!
     おじさまが、ですか!?
    Teodor : そう。
    Teodor : ここにいる、ハーサーカ……
     そして、モリマーと同じく……初代王の時代より
     共にこのウルブカの地を見守ってきた。
    Teodor : かつて、冥王ハデスに仕え……
     オーグスト王との戦いの末、心を開いたもの。
    Teodor : ……それが、私だ。
    Teodor : そして、彼……モリマーが
     あのような行動を取ったのには理由がある。
    Teodor : それは私のせいだ。
    Arciela : そんな! 一体なぜ!?
    Teodor : 聖痕を刻まれた私では
     できなかったからだよ。
    Arciela : あ……。
    Teodor : だから、私は
     天守へ向かう彼を引き留め、伝えたのだ。
     事の真相を……。
    Teodor : 先に説明したとおり
     聖痕の繋がりを断ち切らない限り、冥王は事実上、
     無敵といっていい。
    Teodor : それはもう端から戦いですらない。
    Teodor : 知らずに戦えば
     一方的に消耗し、いずれは彼の手に落ちるは明白。
    Teodor : その冥王を前にして
     無事に逃げおおせるなど、不可能だろう……。
    Teodor : ……誰かがその場に残り、
     他の者らを逃すための犠牲にならねばならない。
    Teodor : そうだ、私はモリマーに
     死を宣告したのだ。君らのために犠牲になれ、とね。
    Teodor : 彼は言ったよ。
    Teodor : 『ヘッ、上等!
     こんなわしの命で、あいつらを救えるんなら
     安いもんよ! 任せときな!』。
    Teodor : ……とね。
    Darrcuiln : (……主殿。
     ひとりで勝手に格好つけおって……。)
    Arciela : モリマーさん……。
    Teodor : さて……。
     アシュラック、ドクマクらを倒した
     君ならもうわかるだろう。
    Teodor : 聖痕は
     やるといって、やれるモノではない。
     これは、ようするに冥王の掛けた呪いだからね。
    Teodor : [Your Name]……。
     聖痕の力を無効化せねば、冥王には勝てん。
    Teodor : 君の力をすべてぶつけ、
     この私から奪い取りたまえ。
    Teodor : ……そう、かつて
     オーグストがそうしたようにね。
    Teodor : さて、ここから少し遠いが
     戦いにおあつらえ向きの場所がある。
    Teodor : 受け取りたまえ。
    Teodor : ララ水道の
     水園の決闘場で待っている。
    Teodor : それと、若姫よ。
     悪いが此度の戦いからは外れてもらうぞ。
    Teodor : ……私も、
     手を抜けないのでな。
     言わんとすることは、わかるな?
    Arciela : はい。
    Arciela : ……ですが、おじさま。
     その戦い、初代王の血を引く者として
     最後まで見届けさせてください。
    Teodor : ……いいのかね?
     戦いの先には辛い結果が待っているかもしれんぞ。
    Arciela : その覚悟はできています。
    Teodor : よろしい。ではな。
      
    Arciela : なんとなく
     普通の方じゃないな、とは思っていたの。
    Arciela : 初代王の時代の人だなんて、
     さすがに思わなかったけど……。
     
    なにか言う?
     知り合いだったの?
     ただの道楽者だと思ってた……
     
    「知り合いだったの?」
    Arciela : え、うん。
     図書館で、ふさぎ込んでたときにね。
     声をかけてくださって……。
     それから、いろいろ相談に乗ってくれたの。
    Arciela : 開拓者になることを
     勧めてくれたのも、おじさまなのよ。
    Arciela : とても落ち着いていて、
     なにかすべてを受け入れてくれる。
     そんな不思議な感じがする人だなって……。
     
    「ただの道楽者だと思ってた……」
    Arciela : ふふ、ひどい。
    Arciela : でも、MUM.ワークスでよく見かけるって
     開拓者の間でも噂になってたから
     ゲームとかが好きなのは本当かもしれませんね。
    Sajj'aka : フッ、あやつは
     人の世に溶け込み過ぎだ。
    Sajj'aka : 忘れた頃に
     ふらっと訪れては、楽しそうに語りおる。
     本当に、気ままな漢よ。
    Sajj'aka : だがな、[Your Name]よ。
     あやつは強いぞ。不死公の名は伊達ではない。
    Sajj'aka : ……心して挑むのだぞ。
     あやつを倒せぬようでは、
     冥王を倒すなど夢物語に等しい。
     おぬしの全力をもってぶつかるのだ。
    Sajj'aka : テオドールもそれを望んでおる。
     あやつもまた戦士よ、猛き者に惹かれるものだ。
     かつての初代王との戦いのようにな。
    Sajj'aka : あやつに掛けられた
     冥王の呪縛を解いてやってくれ。
    Sajj'aka : 頼んだぞ、
     [Your Name]。
    だいじなもの:ルーンの字刻板を手にいれた!
    ・ルーンの字刻板
テオドールから授かった字刻板。
なにが書かれているかは解読できない。
ララ水道「水園の決闘場」に
入るために必要のようだが……。

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