・凶兆か、吉兆か……
進行内容
モリマーたちによると、
各地で起きている異変は
三魔君の復活の前兆だという。
猛毒を纏う「変妖君ドクマク」と
暴風を纏う「怪霊君アシュラック」について
早急に調査しなければならない。
リファーリアへ向かおう。
- カミール山でイベント。
Morimar : よう、待ってたぜ。
Morimar : と、その前に
まず先に謝らせてくれや。
Arciela : え?
Morimar : ハデスのことだよ。
まさか、あの野郎だったとはな……
わしも気づかなんだ。
Morimar : ……すまねぇ。
Arciela : モリマーさん、
知っておられるということは……?
Morimar : ん、ああ。
知っちまったのよ……。
Morimar : リファーリアにいたときに、いきなり
わしらの頭ン中に映像が入ってきやがった。
……世界樹の力ってやつかね。
Morimar : どうりでわしのことを
知ってたはずだ……くそったれめ。
Morimar : しばらくは
頭の中が真っ白になっちまった。
なにが起きてやがるってな……。
Morimar : ハーサーカの力は戻り、
世界樹は復活した……。
そして、ハデスまでもが……。
Morimar : どういう理屈か
いまもってよくわからん……だが、奴は復活した。
それだけは動かしようのない事実だ。
Morimar : 問題はそれだけじゃないんだがな、
わしとダラクァルンがここにきた理由は……
Arciela : ……三魔君。
Morimar : 話が早くて助かるね。
そうだ、ハデスの直属の臣下のことよ。
Sajj'aka : 森を包む空気が変わった。
ハデスの復活に呼応して、きゃつらが
舞い戻ったのだろう……。
Sajj'aka : 禍々しい鼓動を感じる。
Sajj'aka : だが、異変はまだ起きていない。
ハデスも、そして、三魔君も
完全ではないのかもしれぬ。
力を溜めている……といったところか。
Arciela : いいえ、すでに各地では異変が……
Sajj'aka : 違うのだ、若姫よ。
Sajj'aka : きゃつらが完全に復活したのなら
いま程度の異変では、到底収まらぬのだよ……。
いうなれば、前兆にすぎぬ。
Morimar : ……だとしてもよ、
脅威であることはなにも変わらねえ。
Sajj'aka : そうだな。
Arciela : そのことについて
お話したいことと、お聞きしたいことがあって
わたしたちはここへ来ました。
Darrcuiln : ……。
Sajj'aka : バラモア……。
我もモリマーもその名に心当たりはない。
新たな不死君、か。
Morimar : そいつは一先ず後回しだな。
Arciela : 後回しですか?
Morimar : ああ、聞いた通りなら
こっちが大きく逸れた行動を取らない限り
そいつは傍観を決め込む。
Morimar : わしらの行動、選択が
なにを生み出すか……それを見て楽しむわけよ。
新しい不死君とやらは相当歪んでやがる。
Morimar : ま、手の平の上な気分で
正直、気持ちいいもんじゃねーが
いまは余計な相手は少ないほうがいい。
Morimar : グラン・ギニョール?
ハッ、そいつがどんな脚本を書いてるのかしらねえが
最後にまとめてひっくり返してやろうや!
Morimar : いまの問題は、残りの三魔君だ。
猛毒を纏うってのは、「変妖君ドクマク」ってやつよ。
Morimar : そして、残りの
暴風を纏うってのは、「怪霊君アシュラック」。
風と雷を自在に操る様は、まさに暴風だ。
Morimar : お姫さんの話から
こいつらは、ほぼそのままって感じはするが……
Morimar : 不死君の例がある。
Morimar : わしらが知ってる奴らとは
まるっきり別物になってる可能性もあるってことだが
一筋縄じゃいかねえ相手なのは確かだな。
Morimar : ふぅ、わしとしては
若いもんたちに任せて引退といきたかったんだがな。
あの野郎が復活したってんなら話は別よ。
Sajj'aka : 傷は癒えた。我も……
Morimar : おっと、
おまえはまだだぜ、ハーサーカ。
Morimar : 呪いの傷が消えたとはいえ、
人で言えば病み上がりだ。まだ五分ってとこだろ?
わしの目はごまかせんぜ?
Sajj'aka : ……。
Morimar : ハデスが復活したいま
おまえの力は必ず必要になる。
そして、必要なのは「いま」じゃねえ。
Morimar : あの戦いを経験した仲だ。
わしが言いたいことはわかるよな?
Morimar : 三魔君はわしらに任せておけ。
Sajj'aka : わかった。
……すまぬが、頼むぞ。
Morimar : よし、いくぜ。
どこへ?
え?
Morimar : ああ、言ってなかったな。
Morimar : どうした、歯切れがわりいな。
……っと、そういえば場所を言ってなかったな。
森のことなら、森に聞くのが一番よ。