アドゥリンの魔境/凶兆か、吉兆か……

Last-modified: 2014-11-11 (火) 01:36:38

・凶兆か、吉兆か……

進行内容
 モリマーたちによると、
 各地で起きている異変は
 三魔君の復活の前兆だという。
 猛毒を纏う「変妖君ドクマク」と
 暴風を纏う「怪霊君アシュラック」について
 早急に調査しなければならない。
 リファーリアへ向かおう。


  1. カミール山でイベント。
     
    Arciela : モリマーさん、ダラクァルンさん!
    Morimar : よう、待ってたぜ。
    Morimar : と、その前に
     まず先に謝らせてくれや。
    Arciela : え?
    Morimar : ハデスのことだよ。
     まさか、あの野郎だったとはな……
     わしも気づかなんだ。
    Morimar : ……すまねぇ。
    Arciela : モリマーさん、
     知っておられるということは……?
    Morimar : ん、ああ。
     知っちまったのよ……。
    Morimar : リファーリアにいたときに、いきなり
     わしらの頭ン中に映像が入ってきやがった。
     ……世界樹の力ってやつかね。
    Morimar : どうりでわしのことを
     知ってたはずだ……くそったれめ。
    Morimar : しばらくは
     頭の中が真っ白になっちまった。
     なにが起きてやがるってな……。
    Morimar : ハーサーカの力は戻り、
     世界樹は復活した……。
     そして、ハデスまでもが……。
    Morimar : どういう理屈か
     いまもってよくわからん……だが、奴は復活した。
     それだけは動かしようのない事実だ。
    Morimar : 問題はそれだけじゃないんだがな、
     わしとダラクァルンがここにきた理由は……
    Arciela : ……三魔君。
    Morimar : 話が早くて助かるね。
     そうだ、ハデスの直属の臣下のことよ。
    Sajj'aka : 森を包む空気が変わった。
     ハデスの復活に呼応して、きゃつらが
     舞い戻ったのだろう……。
    Sajj'aka : 禍々しい鼓動を感じる。
    Sajj'aka : だが、異変はまだ起きていない。
     ハデスも、そして、三魔君も
     完全ではないのかもしれぬ。
     力を溜めている……といったところか。
    Arciela : いいえ、すでに各地では異変が……
    Sajj'aka : 違うのだ、若姫よ。
    Sajj'aka : きゃつらが完全に復活したのなら
     いま程度の異変では、到底収まらぬのだよ……。
     いうなれば、前兆にすぎぬ。
    Morimar : ……だとしてもよ、
     脅威であることはなにも変わらねえ。
    Sajj'aka : そうだな。
    Arciela : そのことについて
     お話したいことと、お聞きしたいことがあって
     わたしたちはここへ来ました。
      
    Darrcuiln : ……。
    Sajj'aka : バラモア……。
     我もモリマーもその名に心当たりはない。
     新たな不死君、か。
    Morimar : そいつは一先ず後回しだな。
    Arciela : 後回しですか?
    Morimar : ああ、聞いた通りなら
     こっちが大きく逸れた行動を取らない限り
     そいつは傍観を決め込む。
    Morimar : わしらの行動、選択が
     なにを生み出すか……それを見て楽しむわけよ。
     新しい不死君とやらは相当歪んでやがる。
    Morimar : ま、手の平の上な気分で
     正直、気持ちいいもんじゃねーが
     いまは余計な相手は少ないほうがいい。
    Morimar : グラン・ギニョール?
     ハッ、そいつがどんな脚本を書いてるのかしらねえが
     最後にまとめてひっくり返してやろうや!
    Morimar : いまの問題は、残りの三魔君だ。
     猛毒を纏うってのは、「変妖君ドクマク」ってやつよ。
    Morimar : そして、残りの
     暴風を纏うってのは、「怪霊君アシュラック」。
     風と雷を自在に操る様は、まさに暴風だ。
    Morimar : お姫さんの話から
     こいつらは、ほぼそのままって感じはするが……
    Morimar : 不死君の例がある。
    Morimar : わしらが知ってる奴らとは
     まるっきり別物になってる可能性もあるってことだが
     一筋縄じゃいかねえ相手なのは確かだな。
    Morimar : ふぅ、わしとしては
     若いもんたちに任せて引退といきたかったんだがな。
     あの野郎が復活したってんなら話は別よ。
    Sajj'aka : 傷は癒えた。我も……
    Morimar : おっと、
     おまえはまだだぜ、ハーサーカ。
    Morimar : 呪いの傷が消えたとはいえ、
     人で言えば病み上がりだ。まだ五分ってとこだろ?
     わしの目はごまかせんぜ?
    Sajj'aka : ……。
    Morimar : ハデスが復活したいま
     おまえの力は必ず必要になる。
     そして、必要なのは「いま」じゃねえ。
    Morimar : あの戦いを経験した仲だ。
     わしが言いたいことはわかるよな?
    Morimar : 三魔君はわしらに任せておけ。
    Sajj'aka : わかった。
     ……すまぬが、頼むぞ。
    Morimar : よし、いくぜ。
     
    なにか言う?
     どこへ?
     え?
     
    「どこへ?」
    Morimar : ああ、言ってなかったな。
     
    「え?」
    Morimar : どうした、歯切れがわりいな。
     ……っと、そういえば場所を言ってなかったな。
     
    Morimar : リファーリアだ。
     森のことなら、森に聞くのが一番よ。

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